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範囲解析でサポートされる Simulink ブロック

R2025b

Simulink ブロック サポートの概要

次の表に Simulink® ブロックに対する範囲解析のサポートの概要を示します。各表にすべてのブロックを Simulink ライブラリ別に掲載し、そのブロックに対するサポート情報を説明しています。ブロックがサポートされない場合、可能であれば、自動スタブでは、サポートされないブロックの動作ではなくインターフェイスを解析中に考慮します。ただし、サポートされないブロックのいずれかがシミュレーション結果に影響する場合は、解析では一部の結果しか得られない可能性があります。解析で、ブロックに自動スタブを使用できない場合は、そのブロックに "スタブ不可" とマークします。詳細は、自動スタブを参照してください。

範囲解析でサポートされるすべてのブロックが固定小数点変換でサポートされるわけではありません。ブロックが固定小数点データ型をサポートするかどうかをチェックする方法については、固定小数点データ型をサポートしないブロックを参照してください。

Additional Math and Discrete ライブラリのすべてのブロックがサポートされます。

Commonly Used Blocks ライブラリには他のライブラリのブロックが含まれます。これらのブロックは、それぞれのライブラリの下に一覧表示されます。

ブロックサポート メモ
Derivativeサポートなし
Integratorサポートなし
Integrator Limitedサポートなし
PID Controllerサポートなし
PID Controller (2DOF)サポートなし
Second-Order Integratorサポートなし
Second-Order Integrator Limitedサポートなし
State-Spaceサポートなし
Transfer Fcnサポートなし
Transport Delayサポートなし
Variable Time Delayサポートなし
Variable Transport Delayサポートなし
Zero-Poleサポートなし

Discontinuities ライブラリのすべてのブロックがサポートされます。

ブロックサポート メモ
Delayサポートあり
Differenceサポートあり
Discrete Derivativeサポートあり
Discrete Filterフィルターを使用して解析を実行します。フィルターの範囲情報は派生しません。
Discrete FIR Filterサポートあり
離散 PID コントローラーサポートあり
離散 PID コントローラー (2 DOF)サポートあり
Discrete State-Spaceサポートなし
Discrete-Time Integratorサポートあり
Discrete Transfer Fcnサポートあり
Discrete Zero-Poleサポートなし
Memoryサポートあり
Tapped Delayサポートあり
Transfer Fcn First Orderサポートあり
Transfer Fcn Lead or Lagサポートあり
Transfer Fcn Real Zeroサポートあり
Unit Delayサポートあり
Zero-Order Holdサポートあり

Logic and Bit Operations ライブラリのすべてのブロックがサポートされます。

ブロックサポート メモ
Cosineサポートあり
Direct Lookup Table (n-D)サポートあり
Interpolation Using Prelookupサポートあり
1-D Lookup Table

[内挿法] または [外挿法] パラメーターが [Akima スプライン] に設定されている場合はサポートされません。

2-D Lookup Table

[内挿法] または [外挿法] パラメーターが [Akima スプライン] に設定されている場合はサポートされません。

n-D Lookup Table

[内挿法] または [外挿法] パラメーターが [Akima スプライン] に設定されている場合はサポートされません。

Lookup Table Dynamicサポートあり
Prelookupサポートあり
Sineサポートあり
ブロックサポート メモ
Absサポートあり
Addサポートあり
Algebraic Constraintサポートあり
Assignmentサポートあり
Biasサポートあり
Complex to Magnitude-Angleサポートあり
Complex to Real-Imagサポートあり
Divideサポートあり
Dot Productサポートあり
Find Nonzero Elementsサポートなし
Gainサポートあり
Magnitude-Angle to Complexサポートあり
Math Functionサポートあり
Matrix Concatenateサポートあり
MinMaxサポートあり
MinMax Running Resettableサポートあり
Permute Dimensionsサポートあり
Polynomialサポートあり
Productサポートあり
Product of Elementsサポートあり
Real-Imag to Complexサポートあり
Reciprocal Sqrtサポートあり
Reshapeサポートあり
Rounding Functionサポートあり
Signサポートあり
Signed Sqrtサポートあり
Sine Wave Functionサポートあり
Slider Gainサポートあり
Sqrtサポートあり
Squeezeサポートあり
Subtractサポートあり
Sumサポートあり
Sum of Elementsサポートあり
Trigonometric Functionサポートあり
Unary Minusサポートあり
Vector Concatenateサポートあり
Weighted Sample Time Mathサポートあり

Model Verification ライブラリのすべてのブロックがサポートされます。

ブロックサポート メモ
Block Support Tableサポートあり
DocBlockサポートあり
Model Infoサポートあり
Timed-Based Linearizationサポートなし
Trigger-Based Linearizationサポートなし
ブロックサポート メモ
Subsystem, Atomic Subsystem, CodeReuse Subsystemサポートあり
Enableサポートあり
Enabled Subsystem

範囲解析では、サブシステムの出力端子に接続されたブロックに指定された設計の最小値と最大値を考慮しません。

Enabled and Triggered Subsystem

トリガー制御信号が固定小数点データ型を指定している場合はサポートされません。

範囲解析では、サブシステムの出力端子に接続されたブロックに指定された設計の最小値と最大値を考慮しません。

For Each

以下の制限付きでサポート:

  • For Each Subsystem に別の For Each Subsystem が含まれている場合はサポートされません。

  • For Each Subsystem に 1 つ以上の Simulink Design Verifier™ Test Condition (Simulink Design Verifier)、Test Objective (Simulink Design Verifier)、Proof Assumption (Simulink Design Verifier) または Proof Objective (Simulink Design Verifier) ブロックが含まれている場合はサポートされません。

For Each Subsystem

以下の制限付きでサポート:

  • For Each Subsystem に別の For Each Subsystem が含まれている場合はサポートされません。

  • For Each Subsystem に 1 つ以上の Simulink Design Verifier Test Condition (Simulink Design Verifier)、Test Objective (Simulink Design Verifier)、Proof Assumption (Simulink Design Verifier) または Proof Objective (Simulink Design Verifier) ブロックが含まれている場合はサポートされません。

For Iterator Subsystemサポートあり
Function-Call Feedback Latchサポートあり
Function-Call Generatorサポートあり
Function-Call Splitサポートあり
Function-Call Subsystem

範囲解析では、サブシステムの出力端子に接続されたブロックに指定された設計の最小値と最大値を考慮しません。

Ifサポートあり
If Action Subsystemサポートあり
Inport—
ModelModel ブロックのサポートの制限事項で説明される制限を除き、サポートされます。
Outportサポートあり
Switch Caseサポートあり
Switch Case Action Subsystemサポートあり
Triggerサポートあり
Triggered Subsystem

トリガー制御信号が固定小数点データ型を指定している場合はサポートされません。

範囲解析では、サブシステムの出力端子に接続されたブロックに指定された設計の最小値と最大値を考慮しません。

Variant Subsystem, Variant Model, Variant Assembly Subsystemサポートあり
While Iterator Subsystemサポートあり

Signal Attributes ライブラリのすべてのブロックがサポートされます。

ブロックサポート メモ
Bus Assignmentサポートあり
Bus Creatorサポートあり
Bus Selectorサポートあり
Data Store Memory
  • Data Store Memory 変数が調整可能な場合、範囲解析ではブロックで指定された設計範囲を考慮し、ローカル モデルの書き込みを無視します。

  • Data Store Memory 変数が調整可能でないか、Auto である場合、解析ではローカル モデルの書き込みのみが考慮されます。派生範囲は、変数に対する最後の書き込みの範囲です。

  • Data Store Memory 変数が解析されたシステムの外部で定義されている場合、範囲解析は設計範囲を使用します。

Data Store Readサポートあり
Data Store Writeサポートあり
Demuxサポートあり
Environment Controllerサポートあり
Fromサポートあり
Gotoサポートあり
Goto Tag Visibilityサポートあり
Index Vectorサポートあり
Manual Switch

Manual Switch ブロックはこのソフトウェアに対応していますが、モデル解析ではこのブロックを無視します。

Mergeサポートあり
Multiport Switchサポートあり
Muxサポートあり
Selectorサポートあり
Switchサポートあり
Vector Concatenateサポートあり
ブロックサポート メモ
Displayサポートあり
Floating Scopeサポートあり
Outport (Out1) サポートあり
Out Bus Elementサポートあり
Scopeサポートあり
Stop Simulationサポートなし
Terminatorサポートあり
To Fileサポートあり
To Workspaceサポートあり
ブロックサポート メモ
Band-Limited White Noiseサポートなし
Chirp Signalサポートあり
Clockサポートあり
Constant[定数値] が inf または nan の場合はサポートされません。
Counter Free-Runningサポートあり
Counter Limitedサポートあり
Digital Clockサポートあり
Enumerated Constantサポートあり
From FileMAT ファイル データが MATLAB® timeseries 形式で保存されるときは、サポートされません。
From Workspaceサポートあり
Groundサポートあり
Inport (In1)サポートあり
In Bus ElementSimulink.Bus 型が In Bus Element で定義されている場合はサポートされます。
Pulse Generatorサポートあり
Rampサポートあり
Random Numberサポートなし
Repeating Sequenceサポートあり
Repeating Sequence Interpolatedサポートあり
Repeating Sequence Stairサポートあり
Signal Editorサポートなし
Signal Generator波形が random の場合はサポートされません。
Sine Waveサポートあり
Stepサポートあり
Uniform Random Numberサポートなし
ブロックサポート メモ
Interpreted MATLAB Functionサポートなし
MATLAB Function

入力端子と出力端子に対応する変数のインスタンスには、指定された設計の最小値と最大値および返された派生最小値と派生最大値が使用されます。これらの変数の中間インスタンスは考慮されません。たとえば、次のコードを含む MATLAB Function ブロックについて考えてみます。

function y = fcn(u,v)
%#codegen
y = 2*u;
y = y + v;

範囲解析では、y = y + v; の y のインスタンスに対して、u および v に指定された設計範囲を考慮します。これが、ブロックの出力端子に関連付けられている y のインスタンスだからです。

一方、y = 2*u; の y のインスタンスの設計範囲は考慮しません。このインスタンスは中間インスタンスだからです。

Level-2 MATLAB S-Functionサポートなし
S-Functionサポートなし
S-Function Builderサポートなし
Simulink Function複素数型の出力引数をもつ Simulink 関数はサポートされません。

Model ブロックのサポートの制限事項

範囲解析は Model ブロックをサポートしますが、次の制限があります。以下の場合、1 つ以上の Model ブロックが含まれるモデルは解析できません。

  • 参照モデルが保護されている。保護された参照モデルはエンコードされているため、コンテンツが見えません。これにより、モデルを構成する知的所有権を表示せずに、サードパーティが参照モデルを使用できます。

    詳細は、サードパーティからの保護モデルの参照を参照してください。

  • [コンフィギュレーション パラメーター] 、 [診断] 、 [接続性] 、 [要素名の不一致] パラメーターを [エラー] に設定すると、親モデルまたは参照モデルのいずれかでエラーが返されます。

    モデルが一部のブロックに対するバス要素の名前付け要件を満たすように、バス オブジェクトと共に [要素名の不一致] 診断を使用できます。

  • Model ブロックで非同期関数呼び出し入力を使用する。

  • モデル参照階層のいずれかの Model ブロックで疑似代数ループを作成する。これが発生する場合は、以下の手順を実行します。

    1. Simulink から代数ループ エラーが報告されるように、[コンフィギュレーション パラメーター] ダイアログ ボックスの [診断] ペインで、[代数ループの最小化] パラメーターを [エラー] に設定します。

    2. [コンフィギュレーション パラメーター] ダイアログ ボックスの [モデル参照] ペインで [代数ループの発生の最小化] パラメーターを選択します。

      Simulink はシミュレーション中、疑似代数ループを消去しようとします。

    3. モデルのシミュレーションを実行します。

    4. 可能な場合、Simulink は、代数ループを削除します。Simulink が疑似代数ループを削除できない場合、[モデル化] タブを開き、[コンパイル] セクションで [モデルの更新] をクリックして代数ループの位置を強調表示します。

    5. ソフトウェアがモデルを解析できるように、疑似代数ループを消去します。実行順序が予測できるように、Unit Delay ブロックのループを切断します。

    メモ

    詳細については、代数ループの概念を参照してください。

  • 親モデルと参照されたモデルのデータ型オーバーライドの設定が一致しません。親モデルのデータ型オーバーライドの設定が [ローカル設定を使用] である場合を除いて、親モデルとその参照モデルすべてでデータ型オーバーライドの設定が同じでなければなりません。データ型オーバーライド設定を構成し、固定小数点データ型を指定するモデルのシミュレーションが行えます。この設定を使用して、シミュレーション中はデータ型が浮動小数点データ型で一時的にオーバーライドされます。

    set_param('MyModel','DataTypeOverride','Double')
    詳細については、set_paramを参照してください。

    モデルの真の動作を観察するには、データ型オーバーライド パラメーターを UseLocalSettings または Off に設定します。

    set_param('MyModel','DataTypeOverride','Off')
    

  • 参照モデルは入力端子にバーチャル バスがある Model ブロックです。コンパイル時においてバス内のすべての信号のサンプル時間は同じにはなりません。モデルに Simulink Design Verifier の解析との互換性をもたせるには、バーチャル バスを非バーチャル バスに変換するか、端子のサンプル時間を明示的に指定します。

  • Model ブロックで解析を実行した場合、最上位モデルとして生成されたコードはサポートされません。

  • 参照モデルが参照モードで、モデル ブロックの周期イベント端子が有効になっている。詳細については、次を使用してレートをスケジュールを参照してください。