Main Content

このページの内容は最新ではありません。最新版の英語を参照するには、ここをクリックします。

Out Bus Element

外部端子の出力を指定する

  • Out Bus Element block

ライブラリ:
Simulink / Ports & Subsystems
Simulink / Sinks
HDL Coder / Ports & Subsystems
HDL Coder / Sinks

Out Bus Element ブロックの代替構成:
Bus Element Out

説明

Out Bus Element ブロックは、外部端子の出力としてバス、信号、またはメッセージを提供します。

複数のバス、信号、またはメッセージを 1 つの出力バスにグループ化するには、同じ端子に対応する複数の Out Bus Element ブロックを使用します。Out Bus Element ブロックは、Bus Creator ブロックと Outport ブロックの機能を組み合わせたものです。同じ端子に対応するすべての Out Bus Element ブロックは、ダイアログ ボックスを共有します。

多くのバス要素で構成されるバスを含むインターフェイスに対し、Out Bus Element ブロックは次を行います。

  • ブロック線図における信号線の複雑さと煩雑さを低減する。

  • インターフェイスに対する段階的な変更を容易にする。

  • 使用ポイントに近いバス要素へのアクセスを許可して、Bus Creator および From ブロック構成の使用を回避する。

Out Bus Element ブロックを使用するようにインターフェイスを変換するには、バス要素端子を使用したサブシステム インターフェイスとモデル インターフェイスの簡略化を参照してください。

Out Bus Element ブロックではメッセージと信号の要素を入力として混在させることはサポートされません。

出力データをワークスペースまたはファイルに保存すると、ルートレベルの Out Bus Element ブロックのグループによって定義されるバス データはルートレベルの Outport ブロック データと共にログに記録されます。

すべて展開する

モデル コンポーネントでは、各出力バス要素端子は 1 つ以上の Out Bus Element ブロックで表されます。

CreateOutputBusElementPort という名前のモデル例を開きます。

入力バス要素端子を追加する方法は、モデル コンポーネントとその親のいずれで作業しているのかによって異なります。

現在開いているサブシステムまたはモデルに出力バス要素端子を追加するには、モデルの最上位レベルに Out Bus Element 端子を追加します。たとえば、キャンバスをダブルクリックし、ブロック名の入力を開始します。その後、Out Bus Element ブロックを選択します。

現在のコンポーネント内の Subsystem ブロックまたは Model ブロックに出力バス要素端子を追加するには、ブロックの端をクリックして [出力バス端子の作成] を選択します。たとえば、出力バス要素端子を Subsystem ブロックに追加します。

サブシステムを開くには、Subsystem ブロックをダブルクリックします。

サブシステムには、Subsystem ブロック上に作成した出力端子に対応する既定の Out Bus Element ブロックが含まれています。ブロック ラベルでは、端子名 (OutBus) とバス要素 (signal1) の 2 つの対話型のテキスト フィールドに既定値が使用されます。

モデル コンポーネント内から別の出力バス要素端子を作成するには、"Ctrl" キーを押したまま既存の Out Bus Element ブロックを新しい場所にドラッグします。ポインターを放したら [新規端子の作成] をクリックします。

一意の端子名をもつ Out Bus Element ブロックが表示されます。

この例では、新しい端子の名前は OutBus1 です。

端子名を編集するには、ブロック ラベルの端子名をクリックします。次に、新しい名前を入力します。

あるいは、[端子名] ブロック パラメーターを端子の目的の名前に設定します。

複数のブロックが同じ端子に関連付けられている場合、その端子の名前を変更すると、その端子を共有するすべてのブロックが新しい端子の名前を反映するように更新されます。

端子に対して Out Bus Element ブロックが 1 つしかない場合は、バス内で入れ子にすることなくブロック入力を出力端子に渡すことができます。

SignalOutputBusPort という名前のモデル例を開いてコンパイルします。モデルをコンパイルするには、Simulink ツールストリップの [モデル化] タブで、[モデルの更新] または [実行] をクリックします。モデルをコンパイルするとライン スタイルが更新されます。このライン スタイルは、バスを視覚的に識別するのに使用できます。

Subsystem ブロックには、バスを Scope ブロックに渡す出力端子があります。

出力端子に対応している Out Bus Element ブロックを表示するには、サブシステムを開きます。

サブシステムで、Sine Wave ブロックは Out Bus Element ブロックに接続されます。ブロック ラベル OutBus.signal1 に基づいて、端子の出力は signal1 という名前の要素を含むバスです。ブロック ラベル内のドットはバス階層を示します。

バス内で入れ子にすることなく、信号を出力端子に渡すには、ブロック ラベルから 2 番目のテキスト フィールドを削除します。たとえば、signal1 をクリックしてテキスト フィールドを編集します。

次に、signal1 を削除します。変更をコミットするために、キャンバス上の他の場所をクリックします。

ブロックに関連付けられた端子の名前を変更するには、ブロック ラベルの最初のテキスト フィールドを編集します。たとえば、OutBus をクリックしてテキスト フィールドを編集します。

次に、OutBus を削除し、「SineWave」と入力します。要素名を入力できる場所を示すプレースホルダー テキストは無視します。

あるいは、[端子名] ブロック パラメーターを端子の目的の名前に設定します。

親モデルまで移動し、再コンパイルします。

Subsystem ブロックの出力端子がバスではなく信号を Scope ブロックに渡すようになりました。

出力端子に対して複数の要素を指定するには、出力に含める要素ごとに Out Bus Element ブロックを使用します。同じ出力端子に関連付けられたすべての要素名は一意でなければなりません。同じ端子へのオーバーラップする書き込みはサポートされません。

SpecifyOutputElements という名前のモデル例を開きます。

Out Bus Element ブロックは、OutBus という名前の端子の signal1 という名前の要素に書き込みます。

要素の名前を変更するには、ブロック ラベルの 2 番目のテキスト フィールドを編集します。たとえば、signal1 をダブルクリックして「constant*5」と入力します。

プロパティ インスペクターを開きます。その後、Out Bus Element ブロックを選択します。あるいは、ブロックをダブルクリックしてダイアログ ボックスを開きます。

ブロックで選択されている信号が強調表示されます。

端子に別の要素を追加するには、[新規信号を追加します] をクリックします。

OutBus.signal1 というラベルが付いた Out Bus Element ブロックがブロック線図に表示されます。

プロパティ インスペクターまたはダイアログ ボックスで、名前 signal1 をダブルクリックして「sine+chirp」と入力します。

対応するブロック ラベルが更新されます。

新しい Out Bus Element ブロックを Sum ブロックの未接続の端子に接続します。

既定の Out Bus Element ブロックは、出力要素をバス内で入れ子にします。出力端子に多数の要素がある場合は、出力バス内の入れ子にされたバスで要素を整理します。

3 つの Out Bus Element ブロックを含む OutputBusPortHierarchy という名前のモデル例を開きます。

Out Bus Element ブロック ラベル内の各ドットは新しいレベルの階層を示します。出力バス内の別のバスの下に要素を入れ子にするには、対応するブロック ラベルの 2 番目のテキスト フィールドを編集し、階層内の入れ子にされた各バスの後にドットを追加します。

たとえば、constant*5 をクリックします。次に、これを NestedBus.constant*5 に変更します。

このラベルにより、constant*5 を含む NestedBus という名前の中間バスが作成されます。

要素を新しいバスに追加するには、同様に他のブロック ラベルを編集します。あるいは、Out Bus Element ブロックをダブルクリックするか、プロパティ インスペクターを開いて Out Bus Element ブロックを選択します。

出力バス内で要素を移動するには、移動する要素を選択して新しい場所にドラッグします。たとえば、sine+chirp という名前の信号を入れ子にされたバスにドラッグします。

ブロック ラベルが更新され、新しい階層が示されます。

入れ子にされたバスとリーフ要素を対応する Out Bus Element ブロックと共に出力バスに追加するには、[新規サブバスを追加します] をクリックします。

入れ子にされたバスと要素では既定の名前が使用されます。

コンパクトなラベルとブロックの色を使用して、In Bus Element ブロックと Out Bus Element ブロックの外観をカスタマイズします。

BusElementPortBlocks という名前のモデル例を開きます。

このモデルには次が含まれます。

  • Inbuspulse という名前の 2 つの一意のバス要素端子を表す In Bus Element ブロック

  • OutBus という名前のバス要素端子を表す Out Bus Element ブロック

ブロック ラベルのサイズを小さくするには、リーフ要素名のみを表示します。In Bus Element ブロックまたは Out Bus Element ブロックを選択し、省略記号をポイントして、操作バーで [コンパクトな表記法] をクリックします。

ブロック線図内のすべての In Bus Element ブロックと Out Bus Element ブロックに、リーフ要素名のみを使用する短縮ブロック ラベルが表示されます。

完全なブロック ラベルを表示するには、操作バーで [展開された表記法] をクリックします。この例では、コンパクトなブロック ラベルのままにします。

ブロックの色は、ブロック ラベルがコンパクトな場合に一意の端子を区別するのに役立ちます。

プロパティ インスペクターを開きます。その後、InBus という名前の端子に対応する In Bus Element ブロックを選択します。たとえば、constant というラベルが付いたブロックを選択します。あるいは、ブロックをダブルクリックしてダイアログ ボックスを開きます。

プロパティ インスペクターまたはダイアログ ボックスで、InBus を選択します。次に、[色の設定] をクリックしてメニューから色を選択します。

端子に関連するブロックで選択した色が使用されます。

nonconstant という名前の入れ子にされたバスまたはその要素を選択しているブロックを特定するには、nonconstant を選択します。次に、[色の設定] をクリックしてメニューから別の色を選択します。

入れ子にされたバスに関連するブロックで選択した色が使用されます。

端子

入力

すべて展開する

親サブシステムまたはモデルの対応する外部入力端子に渡すバス、信号またはメッセージを接続します。

複数の Out Bus Element ブロックが同一の外部端子に関連付けられている場合、このブロックへの入力は出力端子のバスの 1 要素になります。要素名はブロック ラベルの 2 番目のテキスト フィールドで指定されます。

1 つの Out Bus Element ブロックが外部端子に関連付けられている場合、このブロックへの入力は出力端子に直接受け渡されるか、出力端子においてバス内で入れ子にされます。バス内で入れ子にすることなく、ブロックの入力を出力端子に受け渡すには、ブロック ラベルの 2 番目のテキスト フィールドからテキストを削除します。

データ型: single | double | half | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | string | Boolean | fixed point | enumerated | bus
複素数のサポート: あり

パラメーター

すべて展開する

ブロック、対応する端子、および端子の要素のパラメーターを対話的に編集するには、ブロックをダブルクリックするか、プロパティ インスペクターを開いてブロックを選択します。

他のブロックまたは端子でまだ使用されていない端子名を指定します。名前は親 Subsystem ブロックまたは Model ブロックに表示されます。名前は、ブロックの横にも表示されます。複数のブロックが同じ端子にアクセスできます。

プログラムでの使用

要素の属性値をプログラムで設定するには、関数 set_param を使用して、要素を要素のラベルが付いたモデル コンポーネントのブロック パスとして指定します。

パラメーター: PortName
値: 'OutBus' (既定値) | port name in quotes
データ型: char | string

例: set_param('mymodel/Subsystem1/PortBlock','PortName','myBus')

ブロックに対応する端子が親 Subsystem または Model ブロックに現れる順序を指定します。

  • 別の端子を作成するブロックを追加する場合、端子番号は次に利用可能な番号になります。

  • ある端子に関連付けられているすべてのブロックを削除すると、その端子が削除されます。どの番号も省略されることなく連番になるように、その他の端子の番号を付け直します。

  • 端子の数を超える端子番号を指定すると、その番号の端子と、その番号まで連番になる他の端子が作成されます。

プログラムでの使用

ブロック パラメーターの値をプログラムで設定するには、関数 set_param を使用します。

パラメーター: Port
値: '1' (既定値) | real integer in quotes
データ型: char | string

例: set_param('mymodel/Subsystem1/PortBlock','Port','5')

ブロックの背景色を指定します。これを指定すると、選択した要素に関連付けられているブロック、または要素を選択していない場合は、端子に関連付けられているすべてのブロックの色が設定されます。

プログラムでの使用

ブロック パラメーターの値をプログラムで設定するには、関数 set_param を使用します。

パラメーター: BackgroundColor
値: 'black' (既定値) | 'white | 'red' | 'green' | 'blue' | 'cyan' | 'magenta' | 'yellow' | 'gray' | 'lightBlue' | 'orange' | 'darkGreen' | '[r,g,b]' where r, g, and b, are the red, green, blue values of the color in the range 0.0 to 1.0

例: set_param('mymodel/Subsystem1/PortBlock','BackgroundColor','magenta')

バス要素の長いリストをフィルター処理するために使用する検索用語を指定します。検索用語は引用符で囲まないでください。フィルターは部分的な文字列検索を行い、正規表現をサポートします。正規表現文字をリテラルとして使用するには、エスケープ文字 (\) を含めます。たとえば、疑問符を使用するには、sig\?1 と入力します。

属性

データ型などの属性を指定するには、バス、信号またはメッセージの名前で一時停止します。次に、表示される鉛筆ボタン をクリックします。

Pencil button next to bus name

これらは、属性を指定するとバス、信号またはメッセージの名前の横に表示されます。属性の概要をクリックして、バス、信号またはメッセージの属性を編集します。

Attribute summaries next to bus and bus element names

バス、信号、またはメッセージのデータ型は継承されるか、直接指定されるか、Simulink.NumericType オブジェクトなどのデータ型オブジェクトとして表現されます。

次のいずれかのオプションを指定できます。

  • 継承したデータ型

  • 組み込みの Simulink® データ型 — たとえば、[single][uint8] を指定します。Simulink でサポートされているデータ型を参照してください。

  • 固定小数点データ型 — 関数 fixdt を使用します。たとえば、[fixdt(1,16,0)] を指定します。

  • 列挙データ型 — Enum: が前に付いた型名を使用します。たとえば、[Enum: myEnumType] を指定します。

  • バス データ型 — Bus: が前に付いた Simulink.Bus オブジェクトの名前を使用します。たとえば、[Bus: myBusObject] を指定します。

  • 値の型 — ValueType: が前に付いた Simulink.ValueType オブジェクトの名前を使用します。たとえば、[ValueType: windVelocity] を指定します。

  • カスタムのデータ型 — 型を指定する MATLAB 式を使用します。たとえば、DataTypeMode プロパティが 'Fixed-point: unspecified scaling' 以外の値に設定されている Simulink.NumericType オブジェクトを指定できます。

Simulink.ValueType オブジェクトをデータ型として指定する場合、要素の一部のパラメーターは無視されます。たとえば、[最小値][最大値]、および [単位] のパラメーターは無視されます。Simulink.ValueType オブジェクトの対応するプロパティが使用されます。たとえば、要素の [単位]ft/s に設定したとします。要素の [データ型]ValueType オブジェクトが指定されており、その要素の単位として m/s が使用されている場合、要素は ft/s ではなく m/s を使用します。

Simulink.Bus オブジェクトをデータ型として指定する場合、要素の一部のパラメーターは既定値にリセットされます。たとえば、[最小値][最大値]、および [単位] のパラメーターはリセットされます。代わりに、Simulink.Bus オブジェクトの Simulink.BusElement オブジェクトの対応するプロパティが使用されます。

ヒント

Simulink.Bus オブジェクトまたは Simulink.Bus オブジェクト データ型をもつ Simulink.ValueType オブジェクトを使用してバスを指定すると、プロパティ インスペクターとブロック ダイアログ ボックスには、対応する Simulink.BusElement オブジェクトで定義された要素が表示されます。

プログラムでの使用

要素の属性値をプログラムで設定するには、関数 set_param を使用して、要素を要素のラベルが付いたモデル コンポーネントのブロック パスとして指定します。

パラメーター: OutDataTypeStr
値: 'Inherit: auto' (既定値) | 'double' | 'single' | 'half' | 'int8' | 'uint8' | 'int16' | 'uint16' | 'int32' | 'uint32' | 'int64' | 'uint64' | 'boolean' | 'fixdt(1,16)' | 'fixdt(1,16,0)' | 'fixdt(1,16,2^0,0)' | 'string' | 'Enum: <class name>' | 'Bus: <object name>' | 'ValueType: <object name>' | '<data type expression>'

例: set_param('mymodel/Subsystem1/myBus.signal1','OutDataTypeStr','int32')

出力要素のデータ モードを指定します。

  • 継承 — 出力要素はデータ モードを継承します。

  • 信号 — 出力要素は信号、または信号を含むバスでなければなりません。

  • メッセージ — 出力要素はメッセージ、またはメッセージを含むバスでなければなりません。

依存関係

このパラメーターを有効にするには、ブロックがモデルの最上位レベルでなければなりません。

プログラムでの使用

要素の属性値をプログラムで設定するには、関数 set_param を使用して、要素を要素のラベルが付いたモデル コンポーネントのブロック パスとして指定します。

パラメーター: DataMode
値: 'inherit' (既定値) | 'signal' | 'message'

例: set_param('mymodel/OutBus','DataMode','signal')

バスの仮想性を継承するか、バスをバーチャルまたは非バーチャルとして定義するかを指定します。詳細については、合成インターフェイスのガイドラインを参照してください。

このパラメーターは、ブロックがバスの仮想性を継承または定義するかを決定します。ブロックがバスの仮想性を定義し、入力バスの仮想性が一致しない場合、モデルをコンパイルするとエラーが発生します。

依存関係

このパラメーターを有効にするには、[データ型]Simulink.Bus オブジェクトに関連付けられなければなりません。たとえば、[データ型]Simulink.Bus オブジェクトや Simulink.Bus オブジェクトがデータ型として指定された Simulink.ValueType オブジェクトに設定します。

プログラムでの使用

要素の属性値をプログラムで設定するには、関数 set_param を使用して、要素を要素のラベルが付いたモデル コンポーネントのブロック パスとして指定します。

パラメーター: BusVirtuality
値: 'inherit' (既定値) | 'virtual' | 'nonvirtual'

例: set_param('mymodel/Subsystem1/myBus.nestedBus','BusVirtuality','nonvirtual')

信号の次元を指定します。

  • -1 — 信号はどのような次元ももつことができます。

  • N — 信号はサイズ N のベクトルでなければなりません。

  • [R C] — この信号は、RC 列の行列でなければなりません。

依存関係

  • [データ型]Simulink.Bus オブジェクトが指定されている場合、このパラメーターは 1 に設定されます。Simulink.Bus オブジェクトの Simulink.BusElement オブジェクトで指定されている次元が使用されます。

  • [データ型]Simulink.ValueType オブジェクトが指定されている場合、このパラメーターの値は無視されます。代わりに、Simulink.ValueType オブジェクトで指定されている次元が使用されます。

プログラムでの使用

要素の属性値をプログラムで設定するには、関数 set_param を使用して、要素を要素のラベルが付いたモデル コンポーネントのブロック パスとして指定します。

パラメーター: PortDimensions
値: '-1' (既定値) | integer in quotes | 1-by-2 vector of integers in quotes
データ型: char | string

例: set_param('mymodel/Subsystem1/myBus.signal1','PortDimensions','[1 3]')

許可される信号の型を指定します。

  • 継承 — 可変サイズの信号と固定サイズの信号が許可されます。

  • 可変 — 可変サイズの信号のみが許可されます。

  • 固定 — 固定サイズの信号のみが許可されます。可変サイズの信号は許可されません。

この信号が可変サイズの場合、[次元] パラメーターは信号の最大次元を指定します。

依存関係

  • [データ型]Simulink.Bus オブジェクトが指定されている場合、このパラメーターは [継承] に設定されます。Simulink.Bus オブジェクトの Simulink.BusElement オブジェクトで指定されている次元モードが使用されます。

  • [データ型]Simulink.ValueType オブジェクトが指定されている場合、このパラメーターの値は無視されます。代わりに、Simulink.ValueType オブジェクトで指定されている次元モードが使用されます。

プログラムでの使用

要素の属性値をプログラムで設定するには、関数 set_param を使用して、要素を要素のラベルが付いたモデル コンポーネントのブロック パスとして指定します。

パラメーター: VarSizeSig
値: 'Inherit' (既定値) | 'No' | 'Yes'

例: set_param('mymodel/Subsystem1/myBus.signal1','VarSizeSig','No')

信号の物理単位を指定します。サポートされている単位のリストについては、MATLAB コマンド ウィンドウで「showunitslist」と入力します。

依存関係

  • [データ型]Simulink.Bus オブジェクトが指定されている場合、このパラメーターは [継承] に設定されます。Simulink.Bus オブジェクトの Simulink.BusElement オブジェクトで指定されている単位が使用されます。

  • [データ型]Simulink.ValueType オブジェクトが指定されている場合、このパラメーターの値は無視されます。代わりに、Simulink.ValueType オブジェクトで指定されている単位が使用されます。

プログラムでの使用

要素の属性値をプログラムで設定するには、関数 set_param を使用して、要素を要素のラベルが付いたモデル コンポーネントのブロック パスとして指定します。

パラメーター: Unit
値: 'inherit' (既定値) | unit supported by Simulink software in quotes
データ型: char | string

例: set_param('mymodel/Subsystem1/myBus.signal1','Unit','m/s')

信号の数値型を指定します。信号の数値型を選択するには [自動] を選択します。それ以外の場合は、実数または複素信号型を選択します。

依存関係

  • [データ型]Simulink.Bus オブジェクトが指定されている場合、このパラメーターは [自動] に設定されます。Simulink.Bus オブジェクトの Simulink.BusElement オブジェクトで指定されている実数/複素数が使用されます。

  • [データ型]Simulink.ValueType オブジェクトが指定されている場合、このパラメーターの値は無視されます。代わりに、Simulink.ValueType オブジェクトで指定されている実数/複素数が使用されます。

プログラムでの使用

要素の属性値をプログラムで設定するには、関数 set_param を使用して、要素を要素のラベルが付いたモデル コンポーネントのブロック パスとして指定します。

パラメーター: SignalType
値: 'auto' (既定値) | 'real' | 'complex'

例: set_param('mymodel/Subsystem1/myBus.signal1','SignalType','real')

ソフトウェアでチェックする範囲の下限値。

この数値は有限の実数で double のスカラー値でなければなりません。

ソフトウェアは、以下を行う際にこの値を使用します。

  • シミュレーション範囲のチェック。詳細については、信号範囲の指定を参照してください。

  • 固定小数点データ型の自動スケーリング

  • モデルから生成するコードの最適化。この最適化により、アルゴリズム コードが削除され、SIL やエクスターナル モードなどの一部のシミュレーション モードの結果に影響を与えることがあります。詳細については、Optimize using the specified minimum and maximum values (Embedded Coder)を参照してください。

依存関係

  • [データ型]Simulink.Bus オブジェクトが指定されている場合、このパラメーターは [] に設定されます。Simulink.Bus オブジェクトの Simulink.BusElement オブジェクトで指定されている最小値が使用されます。

  • [データ型]Simulink.ValueType オブジェクトが指定されている場合、このパラメーターの値は無視されます。代わりに、Simulink.ValueType オブジェクトで指定されている最小値が使用されます。

プログラムでの使用

要素の属性値をプログラムで設定するには、関数 set_param を使用して、要素を要素のラベルが付いたモデル コンポーネントのブロック パスとして指定します。

パラメーター: OutMin
値: '[]' (既定値) | scalar in quotes
データ型: char | string

例: set_param('mymodel/Subsystem1/myBus.signal1','OutMin','0')

ソフトウェアでチェックする範囲の上限値。

この数値は有限の実数で double のスカラー値でなければなりません。

ソフトウェアは、以下を行う際にこの値を使用します。

  • シミュレーション範囲のチェック。詳細については、信号範囲の指定を参照してください。

  • 固定小数点データ型の自動スケーリング

  • モデルから生成するコードの最適化。この最適化により、アルゴリズム コードが削除され、SIL やエクスターナル モードなどの一部のシミュレーション モードの結果に影響を与えることがあります。詳細については、Optimize using the specified minimum and maximum values (Embedded Coder)を参照してください。

依存関係

  • [データ型]Simulink.Bus オブジェクトが指定されている場合、このパラメーターは [] に設定されます。Simulink.Bus オブジェクトの Simulink.BusElement オブジェクトで指定されている最大値が使用されます。

  • [データ型]Simulink.ValueType オブジェクトが指定されている場合、このパラメーターの値は無視されます。代わりに、Simulink.ValueType オブジェクトで指定されている最大値が使用されます。

プログラムでの使用

要素の属性値をプログラムで設定するには、関数 set_param を使用して、要素を要素のラベルが付いたモデル コンポーネントのブロック パスとして指定します。

パラメーター: OutMax
値: '[]' (既定値) | scalar in quotes
データ型: char | string

例: set_param('mymodel/Subsystem1/myBus.signal1','OutMax','2')

この説明を使用して、バス、信号、またはメッセージに関する情報 (使用場所など) を記述します。この情報は、処理に影響を与えません。

依存関係

  • [データ型]Simulink.Bus オブジェクトが指定されている場合、このパラメーターは '' (空) に設定されます。Simulink.Bus オブジェクトで指定されている説明が使用されます。

  • [データ型]Simulink.ValueType オブジェクトが指定されている場合、このパラメーターの値は無視されます。代わりに、Simulink.ValueType オブジェクトで指定されている説明が使用されます。

プログラムでの使用

要素の属性値をプログラムで設定するには、関数 set_param を使用して、要素を要素のラベルが付いたモデル コンポーネントのブロック パスとして指定します。

パラメーター: Description
値: '' (既定値) | description in quotes
データ型: char | string

例: set_param('mymodel/Subsystem1/myBus.signal1','Description','This signal is used by...')

R2023a 以降

親サブシステムまたはモデル内の出力バス、信号またはメッセージの名前を指定します。名前は線上のラベルとして表示されます。

モデル内の個々の線またはすべての線に対して伝播されたラベルを表示するには、伝播信号ラベルの表示を参照してください。

依存関係

  • このパラメーターは次の場合に有効になります。

    • ブロックがモデルの最上位レベルでなければなりません。

    • 要素が最上位バス、信号、またはメッセージでなければなりません。

  • [データ型]Simulink.Bus オブジェクトが指定されている場合、このパラメーターは "" (空) に設定されます。

プログラムでの使用

要素の属性値をプログラムで設定するには、関数 set_param を使用して、要素を要素のラベルが付いたモデル コンポーネントのブロック パスとして指定します。

パラメーター: OutputName
値: "" (既定値) | output name in quotes
データ型: char | string

例: set_param('mymodel/OutBus','OutputName','model-output')

実行の属性

サンプル時間などの実行の属性を指定するには、バス、信号またはメッセージの名前でポイントします。次に、[実行属性の指定] をクリックします。

Mouse pointer paused on Specify execution attributes button next to bus name.

サンプル時間のヒット間の離散間隔を指定するか、連続 (0) や継承 (-1) など、別のタイプのサンプル時間を指定します。その他のオプションについては、サンプル時間のタイプを参照してください。

既定では、信号はサンプル時間を継承します。

プログラムでの使用

要素の属性値をプログラムで設定するには、関数 set_param を使用して、要素を要素のラベルが付いたモデル コンポーネントのブロック パスとして指定します。

パラメーター: SampleTime
値: '-1' (既定値) | scalar in quotes
データ型: char | string

例: set_param('mymodel/Subsystem1/myBus.signal1','SampleTime','0.01')

ブロックの特性

データ型

Boolean | bus | double | enumerated | fixed point | half | integer | single | string

直達

いいえ

多次元信号

はい

可変サイズの信号

はい

ゼロクロッシング検出

いいえ

代替構成

すべて展開する

Bus Element Out ブロックは Out Bus Element ブロックと名前のみ異なります。

ライブラリ:
Simulink / Signal Routing
HDL Coder / Signal Routing

拡張機能

C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

固定小数点の変換
Fixed-Point Designer™ を使用して固定小数点システムの設計とシミュレーションを行います。

バージョン履歴

R2017a で導入

すべて展開する