Enabled Subsystem
外部入力によって実行がイネーブルになるサブシステム

ライブラリ:
Simulink /
Ports & Subsystems
HDL Coder /
Ports & Subsystems
説明
Enabled Subsystem ブロックは、制御信号に正の値が含まれている場合に実行されるサブシステムを作成するときの開始点として事前構成されている Subsystem ブロックです。
Enabled Subsystem ブロックを使用して以下をモデル化します。
Discontinuities
オプション機能
代替機能
Enabled Subsystem ブロック パラメーターの説明については、Subsystem を参照してください。
例
端子
入力
In — Subsystem ブロックへの信号入力
スカラー | ベクトル | 行列
Subsystem ブロックへの信号入力。スカラー、ベクトルまたは行列として指定します。Inport ブロックをサブシステム内に配置することで、Subsystem ブロックへの外部入力端子が追加されます。端子ラベルは Inport ブロックの名前と一致します。
ローカル環境から信号を受信するには、Inport ブロックを使用します。
データ型: half
| single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
| Boolean
| fixed point
| enumerated
| bus
| image
Enable — Subsystem ブロックへの信号入力の制御
スカラー | ベクトル | 行列
サブシステム内の Enable ブロックは、Subsystem ブロックに外部入力端子を追加し、ブロックを Enabled Subsystem ブロックにします。
データ型: single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
| Boolean
| fixed point
出力
Out — Subsystem ブロックからの信号出力
スカラー | ベクトル | 行列
Subsystem ブロックからの信号出力。スカラー、ベクトルまたは行列として返されます。Outport ブロックをサブシステム内に配置することで、Subsystem ブロックへの外部出力端子が追加されます。端子ラベルは Outport ブロックの名前と一致します。
信号をローカル環境に送信するには、Outport ブロックを使用します。
データ型: half
| single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
| Boolean
| fixed point
| enumerated
| bus
| image
ブロックの特性
拡張機能
C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。
実際のコード生成のサポートは、ブロックの実装に依存します。
HDL コード生成
HDL Coder™ を使用して FPGA 設計および ASIC 設計のための Verilog および VHDL のコードを生成します。
HDL Coder™ には、HDL の実装および合成されたロジックに影響する追加のコンフィギュレーション オプションがあります。
HDL コード生成をターゲットとするモデルで Enabled Subsystem を使用する場合、以下を検討することをお勧めします。
合成結果が Simulink® の結果と一致するためには、イネーブル端子が FPGA で登録されたロジックによって (同期クロックを使用して) 駆動されなければなりません。
Enabled Subsystem 出力信号に単位遅延を含めます。こうすることで、コード ジェネレーターによって余分なバイパス レジスタが HDL コード内に挿入されることを回避できます。
Enabled Subsystem は以下の方法で合成結果に影響する可能性があります。
システム クロックの速度がわずかに低下する場合がある。
Enabled Subsystem インスタンスの数とサブシステムあたりの出力端子の数に対応して、生成コードでより多くのリソースが使用される。
アーキテクチャ | 説明 |
---|---|
Module (既定値) | サブシステムとそのサブシステム内のブロックのコードを生成します。 |
BlackBox | ブラック ボックス インターフェイスを生成します。生成された HDL コードには、サブシステムの入力/出力端子定義のみ含まれます。したがって、モデル内のサブシステムを使用して、手動作成された既存の HDL コードへのインターフェイスを生成できます。 サブシステムのブラックボックス インターフェイスの生成は、クロック信号を使用しない Model ブロック インターフェイスの生成と似ています。 |
| 生成されたコードからサブシステムを削除します。シミュレーションでサブシステムを使用できますが、HDL コード内では "ノーオペレーション" として扱います。 |
一般 | |
---|---|
AdaptivePipelining | 合成ツール、ターゲット周波数、乗算器の語長に基づくパイプラインの自動挿入。既定の設定は |
BalanceDelays | あるパスに新しい遅延が導入されたことを検出し、それに一致する遅延を他のパスに挿入します。既定の設定は |
ClockRatePipelining | パイプライン レジスタを低速のデータ レートではなく高速のクロック レートで挿入します。既定の設定は |
ConstrainedOutputPipeline | 既存の遅延を設計内で移動することによって出力に配置するレジスタの数。分散型パイプラインではこれらのレジスタは再分散されません。既定の設定は |
DistributedPipelining | パイプライン レジスタの分散、またはレジスタのリタイミング。既定の設定は |
DSPStyle | 乗算器のマッピングの合成属性。既定の設定は |
FlattenHierarchy | 生成された HDL コードからサブシステム階層を削除します。既定の設定は |
InputPipeline | 生成されたコードに挿入する入力パイプライン ステージ数。分散型パイプラインと制約付き出力パイプラインでは、これらのレジスタを移動できます。既定の設定は |
OutputPipeline | 生成されたコードに挿入する出力パイプライン ステージ数。分散型パイプラインと制約付き出力パイプラインでは、これらのレジスタを移動できます。既定の設定は |
SharingFactor | 単一の共有リソースにマッピングされる、機能的に等価なリソースの数。既定の設定は 0 です。リソース共有 (HDL Coder)も参照してください。 |
StreamingFactor | 時間多重化されてシリアルのスカラー データ パスに変換される、パラレル データ パスの数、またはベクトルの数。既定値は 0 であり、パラレル データ パスがそのまま実装されます。ストリーミング (HDL Coder)も参照してください。 |
ターゲット仕様
このブロックは DUT にできないため、[ターゲット仕様] タブのブロック プロパティ設定は無視されます。
HDL Coder は、次の条件を満たす Enabled Subsystem の HDL コード生成をサポートします。
Enabled Subsystem は DUT でない。
サブシステムのトリガー "および" 有効化が "どちらも" 行われていない。
イネーブル信号はスカラーである。
イネーブル信号の入力データ型は boolean である。
サブシステムの出力がバスの場合、出力端子の [初期条件] は 0 にする必要があります。
Enabled Subsystem のすべての入力および出力 (イネーブル信号も含め) が同じレートで実行される。
Enable ブロックの [出力端子の表示] パラメーターが
[オフ]
に設定されている。Enable ブロックの [イネーブル時の状態] パラメーターが
[保持]
に設定されている (つまり、イネーブル時に Enable ブロックは状態をリセットしない)。Enabled Subsystem の出力端子の [ディセーブル時の出力] パラメーターが
[保持]
に設定されている (つまり、ディセーブル時に Enabled Subsystem は出力値をリセットしない)。DUT に以下のブロックが含まれている場合、
RAMArchitecture
がWithClockEnable
に設定されている。Dual Port RAM
Simple Dual Port RAM
Single Port RAM
Enabled Subsystem に以下のブロックが含まれていない。
CIC Decimation
CIC Interpolation
FIR Decimation
FIR Interpolation
Downsample
Upsample
HDL FIFO
HDL Cosimulation ブロック (HDL Verifier™)
Rate Transition
NR Polar Encoder および NR Polar Decoder (Wireless HDL Toolbox™)
Automatic Gain Controller の例では、HDL コード生成で Enabled Subsystem を使用する方法を示します。例を開くには、次のように入力します。
hdlcoder_agc
PLC コード生成
Simulink® PLC Coder™ を使用して構造化テキスト コードを生成します。
固定小数点の変換
Fixed-Point Designer™ を使用して固定小数点システムの設計とシミュレーションを行います。
実際のデータ型のサポートは、ブロックの実装に依存します。
バージョン履歴
R2006a より前に導入
MATLAB コマンド
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コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
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