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Math Function
数学関数を実行
ライブラリ:
Simulink /
Math Operations
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Math Operations
説明
Math Function ブロックは、一般的な各種の数学関数を実行します。
Math Function ブロックで、[関数] パラメーター リストから次のいずれかの関数を選択できます。
関数 | 説明 | 数式 | MATLAB® 等価 |
---|---|---|---|
exp | 指数 |
| exp |
log | 自然対数 |
| log |
2^u | 基数 2 のべき乗 |
|
|
10^u | 基数 10 のべき乗 |
|
|
log10 | 常用対数 (基底 10) |
| log10 |
magnitude^2 | 複素絶対値の二乗 |
| |
square | 二乗 |
|
|
pow | べき乗 |
| power |
conj | 複素共役 |
| conj |
Exact メソッドを使用する reciprocal | 逆数 |
|
|
ニュートン・ラフソン法を使用する reciprocal | 逆数 | ニュートン・ラフソンの逆数アルゴリズム メソッドを参照してください。 | なし |
hypot | 平方和の平方根 |
| hypot |
rem | 除算後の剰余 | — | rem |
mod | 除算後のモジュラス | — | mod |
transpose | 転置 |
|
|
hermitian | 複素共役転置 |
|
|
ヒント
平方根の計算を行うには、Sqrt ブロックを使用します。
このブロックは、単一または複数の入力に選択された関数演算を実行した結果を出力します。関数はこれらの種類の演算をサポートします。
関数 | スカラー演算 | 要素単位のベクトル演算と行列演算 | ベクトル演算と行列演算 |
---|---|---|---|
exp | あり | あり | なし |
log | あり | あり | なし |
2^u | あり | あり | なし |
10^u | あり | あり | なし |
log10 | あり | あり | なし |
magnitude^2 | あり | あり | なし |
square | あり | あり | なし |
pow | あり | あり | なし |
conj | あり | あり | なし |
Exact メソッドを使用する reciprocal | あり | あり | なし |
ニュートン・ラフソン法を使用する reciprocal | あり | あり | なし |
hypot | 2 つの入力において、あり | 2 つの入力 (同じサイズの 2 つのベクトルまたは 2 つの行列、スカラーとベクトル、またはスカラーと行列) において、あり | — |
rem | 2 つの入力において、あり | 2 つの入力 (同じサイズの 2 つのベクトルまたは 2 つの行列、スカラーとベクトル、またはスカラーと行列) において、あり | なし |
mod | 2 つの入力において、あり | 2 つの入力 (同じサイズの 2 つのベクトルまたは 2 つの行列、スカラーとベクトル、またはスカラーと行列) において、あり | なし |
transpose | あり | — | あり |
hermitian | あり | — | あり |
関数の名前と適切な数の入力端子はブロックに表示されます。
ヒント
ベクトルまたは行列出力を使用する場合は Math Function ブロックを使用します。
ニュートン・ラフソンの逆数アルゴリズム メソッド
ニュートン・ラフソンのアルゴリズム メソッドを使用する関数 reciprocal
は、ニュートン・ラフソンの近似法を使用して逆数を計算します。この関数は再帰的近似を使用して、実数値関数のルートにより近い近似値を検出します。
実数 の逆数は、関数のゼロとして定義されます。
これは関数の収束の領域であるため、Simulink® は の範囲で初期推定値を選択します。
引き続き関数のルートを計算するには、[反復回数] パラメーターを指定します。プロセスは次のように繰り返されます。
は関数 の導関数です。
サポートするデータ型
この表は、ブロックの各関数がサポートできる入力データ型の一覧です。
関数 | single | double | half* | boolean | 組み込み整数 | 固定小数点 |
---|---|---|---|---|---|---|
| あり | あり | あり | — | — | — |
| あり | あり | あり | — | — | — |
| あり | あり | あり | — | — | — |
| あり | あり | あり | — | — | — |
| あり | あり | あり | — | — | — |
| あり | あり | あり | — | あり | あり |
| あり | あり | あり | — | あり | あり |
| あり | あり | あり | — | — | — |
| あり | あり | あり | — | あり | あり |
Exact メソッドを使用する | あり | あり | あり | — | あり | あり |
ニュートン・ラフソン法を使用する | あり | あり | — | — | あり | あり |
| あり | あり | あり | — | — | — |
| あり | あり | あり | — | あり | — |
| あり | あり | あり | — | あり | — |
| あり | あり | あり | あり | あり | あり |
| あり | あり | あり | — | あり | あり |
半精度算術演算の詳細については、Simulink の半精度データ型 (Fixed-Point Designer)を参照してください。
例
端子
入力
出力
パラメーター
ブロックの特性
データ型 |
|
直達 |
|
多次元信号 |
|
可変サイズの信号 |
|
ゼロクロッシング検出 |
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