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hypot
二乗和の平方根 (斜辺)
説明
例
斜辺の計算
オーバーフローとアンダーフローの動作
hypot
を使用する場合と、基本的な hypot
の方程式を M コードでコーディングする場合との差異を調べます。
hypot
と根本的には同じ基本関数を実行する無名関数を作成します。
myhypot = @(a,b)sqrt(abs(a).^2+abs(b).^2);
myhypot
では、hypot
と同じアンダーフロー動作とオーバーフロー動作についての検討はなされません。
myhypot
が有用な値を返す上限を求めます。このテスト関数は約 1e154
で最大に達し、そこで無限値の結果が返されることがわかります。
myhypot(1e153,1e153)
ans = 1.4142e+153
myhypot(1e154,1e154)
ans = Inf
関数 hypot
を使用して同様に実行すると、関数 hypot
が最大でおよそ 1e308
の値まで機能することを確認できます。この値は、使用しているコンピューターの realmax
の値 (表現可能な最大の倍精度浮動小数点数) とほぼ同じです。
hypot(1e308,1e308)
ans = 1.4142e+308
hypot(1e309,1e309)
ans = Inf
入力引数
A,B
— 入力配列
スカラー | ベクトル | 行列 | 多次元配列
入力配列。スカラー、ベクトル、行列または多次元配列として指定します。入力 A
と B
は、同じサイズであるか、互換性のあるサイズでなければなりません (たとえば、A
が M
行 N
列の行列で、B
がスカラーまたは 1
行 N
列の行ベクトル)。詳細については、基本的な演算で互換性のある配列サイズを参照してください。
一方または両方の入力が NaN
である場合、hypot
は NaN
を返します。
データ型: single
| double
複素数のサポート: あり
詳細
IEEE 準拠
実数入力の場合、hypot
の動作の一部が IEEE®-754 Standard で推奨されている動作とは異なります。
MATLAB® | IEEE | |
---|---|---|
|
|
|
|
|
|
hypot(Inf,NaN) |
|
|
hypot(-Inf,NaN) |
|
|
拡張機能
tall 配列
メモリの許容量を超えるような多数の行を含む配列を計算します。
この関数は tall 配列を完全にサポートしています。詳細については、tall 配列を参照してください。
C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。
使用上の注意事項および制限事項:
single 型オペランドと double 型オペランドで
hypot
を使用する場合、生成されたコードでは MATLAB と同じ結果が得られない可能性があります。single 型と double 型のオペランドをもつ要素単位の二項演算 (MATLAB Coder)を参照してください。
GPU コード生成
GPU Coder™ を使用して NVIDIA® GPU のための CUDA® コードを生成します。
スレッドベースの環境
MATLAB® の backgroundPool
を使用してバックグラウンドでコードを実行するか、Parallel Computing Toolbox™ の ThreadPool
を使用してコードを高速化します。
この関数はスレッドベースの環境を完全にサポートしています。詳細については、スレッドベースの環境での MATLAB 関数の実行を参照してください。
GPU 配列
Parallel Computing Toolbox™ を使用してグラフィックス処理装置 (GPU) 上で実行することにより、コードを高速化します。
この関数は GPU 配列を完全にサポートしています。詳細については、GPU での MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
分散配列
Parallel Computing Toolbox™ を使用して、クラスターの結合メモリ上で大きなアレイを分割します。
この関数は分散配列を完全にサポートしています。詳細については、分散配列を使用した MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
バージョン履歴
R2006a より前に導入
MATLAB コマンド
次の MATLAB コマンドに対応するリンクがクリックされました。
コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
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