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分散配列を使用した MATLAB 関数の実行

MATLAB® および他のツールボックスの数百もの関数は分散配列を扱えるように強化されています。

D = distributed(gallery("lehmer",n));
e = eig(D);

これらの分散に対応する関数の入力引数のいずれかが分散配列である場合、その出力配列は分散されます。ただし、MATLAB データを返すことが適切である場合 (numel など) を除きます。

分散配列は大規模な数学的計算、たとえば大規模な線形代数の問題などによく適しています。ビッグ データの処理にも分散配列を使用できます。配列の分散の詳細については、並列ワーカーへの配列の分散を参照してください。

関数での分散配列サポートの確認

MATLAB 関数が分散配列をサポートしている場合は、その関数のページで分散配列の使用に関する追加情報を参照できます。関数ページの最後にある「拡張機能」節の「分散配列」を参照してください。

ヒント

分散配列をサポートするすべての MATLAB 関数のフィルター処理されたリストについては、関数リスト (分散配列) を参照してください。

次のリンクで、すべての MathWorks® 製品から、分散配列をサポートする関数を閲覧できます。すべての関数リスト (分散配列)。あるいは、製品別にフィルター処理できます。[ヘルプ] バーで [関数] をクリックします。関数リストの左ペインを参照し、MATLAB などの製品を選択します。左ペイン下部で [分散配列] を選択します。分散対応関数のない製品を選択した場合、[分散配列] フィルターは使用できません。

個々の分散対応関数の更新の詳細については、リリース ノートを参照してください。

スパース分散配列のサポートについて確認するには、この後のセクションを参照してください。

スパース分散配列のサポート

次のリストに、スパース分散配列の処理に役立つ関数を示します。このリストに加えて、MATLAB のほとんどの要素単位の関数も分散配列に対して機能します。