flip
要素の順序の反転
説明
B = flip(
は、A
)A
と同じサイズの配列 B
を返しますが、要素の順序は逆です。B
で並べ替えられる次元は、A
の形状によって異なります。
A
がベクトルの場合、flip(A)
は、ベクトルの長さに沿って要素の順序を逆にします。A
が行列の場合、flip(A)
は、各列の要素を反転させます。A
が N 次元配列の場合、flip(A)
は、サイズの値が1
でないA
の最初の次元に対して演算を行います。
例
文字ベクトルの反転
列ベクトルの反転
行列の反転
対角行列 A
を作成します。
A = diag([100 200 300])
A = 3×3
100 0 0
0 200 0
0 0 300
dim
引数を指定せずに A
を反転させます。
B = flip(A)
B = 3×3
0 0 300
0 200 0
100 0 0
次に、2 番目の次元に沿って A
を反転させます。
B = flip(A,2)
B = 3×3
0 0 100
0 200 0
300 0 0
N 次元配列の反転
1×3×2 の配列を作成します。
A = zeros(1,3,2); A(:,:,1) = [1 2 3]; A(:,:,2) = [4 5 6]; A
A = A(:,:,1) = 1 2 3 A(:,:,2) = 4 5 6
dim
引数を指定せずに A
を反転させます。
B = flip(A)
B = B(:,:,1) = 3 2 1 B(:,:,2) = 6 5 4
次に、3 番目の次元に沿って A
を反転させます。
B = flip(A,3)
B = B(:,:,1) = 4 5 6 B(:,:,2) = 1 2 3
cell 配列の反転
3 行 2 列の cell 配列を作成します。
A = {'foo',1000; 999,true; 'aaa','bbb'}
A=3×2 cell array
{'foo'} {[1000]}
{[999]} {[ 1]}
{'aaa'} {'bbb' }
dim
引数を指定せずに A
を反転させます。
B = flip(A)
B=3×2 cell array
{'aaa'} {'bbb' }
{[999]} {[ 1]}
{'foo'} {[1000]}
次に、2 番目の次元に沿って A
を反転させます。
B = flip(A,2)
B=3×2 cell array
{[1000]} {'foo'}
{[ 1]} {[999]}
{'bbb' } {'aaa'}
入力引数
A
— 入力配列
ベクトル | 行列 | 多次元配列 | table | timetable
入力配列。ベクトル、行列、多次元配列、table または timetable として指定します。
データ型: double
| single
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
| logical
| char
| string
| struct
| cell
| table
| timetable
| categorical
| datetime
| duration
| calendarDuration
例: [1 2 3 4]
例: ['abcde']
例: [1 2; 3 4]
例: {'abcde',[1 2 3]}
例: table(rand(1,5),rand(1,5))
dim
— 演算の対象の次元
正の整数スカラー
演算の対象の次元。正の整数のスカラーとして指定します。次元を指定しない場合、既定値はサイズが 1 でない最初の配列次元です。
m
行 n
列の入力行列 A
を考えます。
flip(A,1)
は、A
の各列における要素の順序を逆にして、m
行n
列の行列を返します。flip(A,2)
は、A
の各行における要素の順序を逆にして、m
行n
列の行列を返します。
拡張機能
tall 配列
メモリの許容量を超えるような多数の行を含む配列を計算します。
flip
関数は tall 配列をサポートしていますが、以下の使用上の注意および制限があります。
指定されている場合、
dim
引数は1
より大きくなければなりません。
詳細については、tall 配列を参照してください。
C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。
使用上の注意および制限:
最初の引数では cell 配列をサポートしません。
スレッドベースの環境
MATLAB® の backgroundPool
を使用してバックグラウンドでコードを実行するか、Parallel Computing Toolbox™ の ThreadPool
を使用してコードを高速化します。
この関数はスレッドベースの環境を完全にサポートしています。詳細については、スレッドベースの環境での MATLAB 関数の実行を参照してください。
GPU 配列
Parallel Computing Toolbox™ を使用してグラフィックス処理装置 (GPU) 上で実行することにより、コードを高速化します。
flip
関数は、GPU 配列を完全にサポートします。GPU 上で関数を実行するには、入力データを gpuArray
(Parallel Computing Toolbox) として指定します。詳細については、GPU での MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
分散配列
Parallel Computing Toolbox™ を使用して、クラスターの結合メモリ上で大きなアレイを分割します。
この関数は分散配列を完全にサポートしています。詳細については、分散配列を使用した MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
バージョン履歴
R2013b で導入
MATLAB Command
You clicked a link that corresponds to this MATLAB command:
Run the command by entering it in the MATLAB Command Window. Web browsers do not support MATLAB commands.
Web サイトの選択
Web サイトを選択すると、翻訳されたコンテンツにアクセスし、地域のイベントやサービスを確認できます。現在の位置情報に基づき、次のサイトの選択を推奨します: United States
また、以下のリストから Web サイトを選択することもできます。
最適なサイトパフォーマンスの取得方法
中国のサイト (中国語または英語) を選択することで、最適なサイトパフォーマンスが得られます。その他の国の MathWorks のサイトは、お客様の地域からのアクセスが最適化されていません。
南北アメリカ
- América Latina (Español)
- Canada (English)
- United States (English)
ヨーロッパ
- Belgium (English)
- Denmark (English)
- Deutschland (Deutsch)
- España (Español)
- Finland (English)
- France (Français)
- Ireland (English)
- Italia (Italiano)
- Luxembourg (English)
- Netherlands (English)
- Norway (English)
- Österreich (Deutsch)
- Portugal (English)
- Sweden (English)
- Switzerland
- United Kingdom (English)
アジア太平洋地域
- Australia (English)
- India (English)
- New Zealand (English)
- 中国
- 日本Japanese (日本語)
- 한국Korean (한국어)