A(I)
は、添字ベクトル I
によって指定された A
の要素から形成された配列です。結果の配列は I
と同じサイズになります。ただし、A
と I
のどちらもベクトルという特殊なケースを除きます。その場合、A(I)
の要素数は I
と同じになりますが、A
の方向をもちます。
A(I,J)
は A
の長方サブ行列の要素から形成される配列です。添字ベクトル I
および J
によって指定されます。結果の配列は length(I)
行 length(J)
列となります。添字として使用されているコロンは、その次元のすべての要素を示します。たとえば、A(I,:)
はベクトル I
で指定された行のすべての列を意味します。同様に、A(:,J)
は、J
で指定された列のすべての行を意味します。
A(I,J,K,...)
は添字によって指定された配列です。結果は、length(I)
x length(J)
x length(K)...
となります。
A{I}
(A
は cell 配列、I
はスカラー) は、指定された A
の cell の配列のコピーを形成します。I
が複数の要素をもつ場合、この式はコンマ区切りリストとなります。A{3,4}
のように、スカラー要素を指定する複数の添字を使用することもできます。
A(I).field
(A
は構造体配列、I
はスカラー) は、field
という名前のフィールド内の配列のコピーを形成します。I
が複数の要素をもつ場合、この式はコンマ区切りリストとなります。A
が 1 行 1 列の構造体配列の場合、添字を省略できます。この場合、A.field
は A(1).field
と同じになります。