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minus, -
説明
例
配列 A
を作成し、配列からスカラー値を減算します。
A = [2 1; 3 5]; C = A - 2
C = 2×2
0 -1
1 3
A
の各要素からスカラーが減算されます。
2 つの配列 A
および B
を作成し、最初の配列 A
から 2 番目の配列 B
を減算します。
A = [1 0; 2 4]; B = [5 9; 2 1]; C = A - B
C = 2×2
-4 -9
0 3
B
の要素は A
の対応する要素から減算されます。
C
の要素の符号を切り替えるには、構文 -C
を使用します。
-C
ans = 2×2
4 9
0 -3
1 行 2 列の行ベクトルと 3 行 1 列の列ベクトルを作成し、減算を行います。
a = 1:2; b = (1:3)'; a - b
ans = 3×2
0 1
-1 0
-2 -1
結果は、3 行 2 列の行列になります。ここで、行列の各 (i,j) 要素は (j) - b(i)
と等しくなります。
行列 A
を作成します。平均値を減算することにより各列の要素をスケーリングします。
A = [1 9 3; 2 7 8]
A = 2×3
1 9 3
2 7 8
A - mean(A)
ans = 2×3
-0.5000 1.0000 -2.5000
0.5000 -1.0000 2.5000
R2023a 以降
2 つの table を作成し、一方をもう一方から減算します。行名 (両方に存在している場合) および変数名は同じでなければなりませんが、同じ順序である必要はありません。出力の行および変数は、最初の入力と同じ順序になります。
A = table([1;2],[3;4],VariableNames=["V1","V2"],RowNames=["R1","R2"])
A=2×2 table
V1 V2
__ __
R1 1 3
R2 2 4
B = table([4;2],[3;1],VariableNames=["V2","V1"],RowNames=["R2","R1"])
B=2×2 table
V2 V1
__ __
R2 4 3
R1 2 1
C = A - B
C=2×2 table
V1 V2
__ __
R1 0 1
R2 -1 0
入力引数
オペランド。スカラー、ベクトル、行列、多次元配列、table、または timetable として指定します。入力 A
と B
は、同じサイズであるか、互換性のあるサイズでなければなりません (たとえば、A
が M
行 N
列の行列で、B
がスカラーまたは 1
行 N
列の行ベクトル)。詳細については、基本的な演算で互換性のある配列サイズを参照してください。
整数データ型のオペランドは、複素数にできません。
一方の入力が
datetime
配列、duration
配列またはcalendarDuration
配列の場合、もう一方の入力の数値は、1 日を 24 時間とする日数として扱われます。
table または timetable である入力は次の条件を満たさなければなりません。 (R2023a 以降)
入力が table または timetable の場合、すべての変数のデータ型で演算がサポートされている必要があります。
一方の入力だけが table または timetable の場合、もう一方の入力は数値または logical 配列でなければなりません。
両方の入力が table または timetable の場合、以下のとおりです。
両方の入力のサイズが同じであるか、一方が 1 行の table でなければなりません。
両方の入力に同じ名前をもつ変数が含まれている必要があります。ただし、各入力の変数の順序は異なっていてもかまいません。
両方の入力が table で、両方とも行名をもつ場合、行名は同じでなければなりません。ただし、各入力の行名の順序は異なっていてもかまいません。
両方の入力が timetable の場合、行時間が同じでなければなりません。ただし、各入力の行時間の順序は異なっていてもかまいません。
データ型: single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
| logical
| char
| datetime
| duration
| calendarDuration
| table
| timetable
複素数のサポート: あり
拡張機能
minus
関数は tall 配列を完全にサポートしています。詳細については、tall 配列を参照してください。
使用上の注意および制限:
single 型オペランドと double 型オペランドで
minus
を使用する場合、生成されたコードでは MATLAB® と同じ結果が得られない可能性があります。single 型と double 型のオペランドをもつ要素単位の二項演算 (MATLAB Coder)を参照してください。
使用上の注意および制限:
single 型オペランドと double 型オペランドで
minus
を使用する場合、生成されたコードでは MATLAB と同じ結果が得られない可能性があります。single 型と double 型のオペランドをもつ要素単位の二項演算 (MATLAB Coder)を参照してください。
この関数はスレッドベースの環境を完全にサポートしています。詳細については、スレッドベースの環境での MATLAB 関数の実行を参照してください。
minus
関数は、GPU 配列を完全にサポートします。GPU 上で関数を実行するには、入力データを gpuArray
(Parallel Computing Toolbox) として指定します。詳細については、GPU での MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
この関数は分散配列を完全にサポートしています。詳細については、分散配列を使用した MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
バージョン履歴
R2006a より前に導入minus
オペレーターでは、変数にアクセスするためにインデックス付けを行うことなく、table および timetable に対して直接演算を行うことがサポートされます。すべての変数のデータ型で演算がサポートされている必要があります。詳細については、table および timetable での直接計算を参照してください。
R2020b 以降、引数が calendarDuration
配列、datetime
配列、または duration
配列である場合に、minus
は暗黙的な拡張をサポートします。R2020a から R2016b においては、暗黙的な拡張は数値データ型に対してのみサポートされていました。
R2016b から暗黙的な拡張が追加されたことにより、それまで基本演算でエラーを返していた一部の引数の組み合わせで、結果が出力されるようになりました。たとえば、以前は行ベクトルと列ベクトルを加算できませんでしたが、それらのオペランドは現在、加算で有効になっています。つまり、[1 2] + [1; 2]
のような式は、以前はサイズの不一致エラーを返していましたが、実行されるようになりました。
コードで要素単位の演算子を使用し、以前 MATLAB の返していたサイズの不一致エラーに依存している場合 (特に try
/catch
ブロック内)、コードは今後、これらのエラーをキャッチしなくなることがあります。
基本的な配列演算に必要な入力サイズの詳細については、基本的な演算で互換性のある配列サイズを参照してください。
MATLAB Command
You clicked a link that corresponds to this MATLAB command:
Run the command by entering it in the MATLAB Command Window. Web browsers do not support MATLAB commands.
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