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MATLAB の演算子と特殊文字

このページには、MATLAB® のすべての演算子、記号、特殊文字の包括的なリストが含まれています。

算術演算子

記号役割
+

加算

+A

単項プラス

-

減算

-A

単項マイナス

.*

要素単位の乗算

*

行列乗算

./

要素単位の右除算

/

行列の右除算

.\

要素単位の左除算

\

行列の左除算

(別称 "バックスラッシュ")

.^

要素単位のべき乗

^

行列のべき乗

.'

転置

'

複素共役転置

関係演算子

記号役割
==

等しい

= 文字は代入用、== 文字は 2 つの配列内の要素の比較用です。

~=

等しくない

>

より大きい

>=

以上

<

より小さい

<=

以下

論理演算子

記号役割
&

論理 AND を求める

|

論理 OR を求める

&&

論理 AND を求める (ショートサーキットを使用)

||

論理 OR を求める (ショートサーキットを使用)

~

論理 NOT を求める

特殊文字

記号役割
@

無名関数と関数ハンドルの作成、スーパークラス メソッドの呼び出し

.

小数点、要素単位の演算、インデックス付け

...

行継続

,

配列内の行要素、配列の添字、関数の入出力引数、同じ行に入力されたコマンドを区切る

:

ベクトルの作成、for ループの反復、インデックス付け

;

配列作成コマンドで行を区切る、コード行の出力の抑制

( )

演算子の優先順位、関数の引数を囲む、インデックス付け

[ ]

配列の作成と連結、空の行列の作成、要素の削除、複数の出力引数の割り当て

{ }

cell 配列の作成、インデックス付け

%

コード コメント、変換指定子

{% %}

1 行を超えるコメント ブロック

!

オペレーティング システム コマンドの発行

?

クラス名のメタクラス情報の取得

''

文字配列の作成

""

string の作成

~

論理否定を表す、特定の入力または出力引数を抑制する

=

変数の作成とインデックスの割り当て

= 文字は代入用、== 文字は 2 つの配列内の要素の比較用です。

< &

1 つ以上のスーパークラスをクラス定義内で指定する

.?

名前と値の構造体のフィールドを、クラスの書き込み可能なすべてのプロパティの名前として指定する

string と文字の書式設定

特殊文字の中には、文字ベクトルまたは string のテキストでのみ使用可能なものがあります。これらの特殊文字を使用すると、改行やキャリッジ リターンの挿入、フォルダー パスの指定などができます。

次の表の特殊文字を使用して、文字ベクトルまたは string を使用するフォルダー パスを指定します。

/

\

名前: スラッシュとバックスラッシュ

使用: ファイルまたはフォルダー パスの区切り

説明: 数学演算子としての用途に加えて、スラッシュとバックスラッシュの文字は、パスまたはフォルダーの要素の区切りとしても使用できます。Microsoft® Windows® ベースのシステムでは、スラッシュとバックスラッシュは同じ効果をもちます。UNIX® ベースのシステムでは、スラッシュのみを使用しなければなりません。

Windows システムでは、バックスラッシュまたはスラッシュのいずれかを使用することができます。

dir([matlabroot '\toolbox\matlab\elmat\shiftdim.m'])
dir([matlabroot '/toolbox/matlab/elmat/shiftdim.m'])

UNIX システムでは、スラッシュのみを使用してください。

dir([matlabroot '/toolbox/matlab/elmat/shiftdim.m'])

..

名前: 2 つのドット

使用: 親フォルダー

説明: 連続した 2 つのドットは、現在のフォルダーの親を指します。この文字を使用して、現在のフォルダーとの相対的なフォルダー パスを指定します。

フォルダー ツリーで 2 つ上のレベルに上がり、test フォルダーに移動するには、次を使用します。

cd ..\..\test

詳細

*

名前: アスタリスク

使用: ワイルドカード文字

説明: 行列乗算の記号であるだけでなく、アスタリスク * はワイルドカード文字としても使用されます。

一般的にワイルドカードは、複数のファイルやフォルダーを処理するファイル操作で使用されます。MATLAB は名前内のすべての文字を正確に一致させますが、例外として、ワイルドカード文字 * は 1 つ以上の任意の文字と一致することができます。

名前が january_ で始まり、ファイル拡張子が .mat であるファイルをすべて検出します。

dir('january_*.mat')

@

名前: アット記号

使用: クラス フォルダーのインジケーター

説明: @ 記号はクラス フォルダーの名前を示します。

クラス フォルダーを参照します。

\@myClass\get.m

詳細

+

名前: プラス

使用: 名前空間ディレクトリのインジケーター

説明: + 記号は名前空間フォルダーの名前を示します。

名前空間フォルダーは常に + 文字で始まります。

+myfolder
+myfolder/pkfcn.m  % a namespace function
+myfolder/@myClass % class folder in a namespace

詳細

通常のテキストとして入力できない特殊文字があります。代わりに、それらを表す一意の文字列を使用しなければなりません。次の表の記号を使用して、string や文字ベクトルを単独で、または composesprintferror などの書式設定関数と組み合わせて書式設定します。詳細については、テキストの書式設定を参照してください。

記号テキスト上の効果
''

一重引用符

%%

単一のパーセント記号

\\

単一のバックスラッシュ

\a

アラーム

\b

バックスペース

\f

フォーム フィード

\n

改行

\r

キャリッジ リターン

\t

水平タブ

\v

垂直タブ

\xN

16 進数 N

\N

8 進数、N

参考

トピック