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ellipsis, ...

構文

説明

省略記号 (...) は、次の行で現在のコマンドを続行します。行の末尾の前に 3 つ以上のピリオドがある場合、MATLAB® はその行の残りの部分を無視し、次の行に進みます。この動作により、現在の行で 3 つのピリオド以降にあるすべての内容が、実質的にコメントとして扱われます。

MATLAB は省略記号をスペース文字として解釈します。このため、複数行のコマンドは、省略記号をスペース文字に置き換えたときに 1 行のコマンドとして有効でなければなりません。

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次の行で関数呼び出しを続行します。

vname = "Var1";
value = 10;
sprintf(["The current value " + ...
    "of %s is %d"],vname,value)
ans = 
"The current value of Var1 is 10"

文字ベクトルを複数行に分割し、それらの行を連結します。

S = ['If three or more periods occur before the ' ...
    'end of a line, then the rest of that line is ' ...
    'ignored and MATLAB continues to the next line'];

複数行コマンド内の 1 行をコメント アウトするには、行の先頭に ... を使用して、コマンド全体が有効な状態を保つようにします。% を使用して行をコメント アウトすると、コマンドでエラーが発生します。

y = 1 + ...
    2 + ...
  % 3 + ...
    4

しかし、このコードは正しく実行されます。これは、3 行目がコマンド内にギャップを生じさせないためです。

y = 1 + ...
    2 + ...
... 3 +
    4
y = 
7

バージョン履歴

R2006a より前に導入