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ピリオド (.)

小数点、要素単位の演算、インデックス付け

構文

説明

ピリオド記号 (.) は、数値の整数部と小数部を区切り、要素単位の演算を表し、さらにテーブル変数、構造体フィールド、およびオブジェクトのプロパティやメソッドをインデックス付けします。たとえば、要素単位の演算 A.*B は、A の各要素と対応する B の要素を乗算します。

すべて展開する

行列を作成し、.^ を使用して、各要素を二乗します。A.^2A^2 の演算は、A がスカラーでない場合に異なります。

A = [2 1 3
     3 2 1
     1 3 2];
A.^2
ans = 3×3

     4     1     9
     9     4     1
     1     9     4

ドット インデックス付けを使用して、table、構造体、およびオブジェクト内のデータにアクセスします。

2 つの変数をもつ table を作成し、既定の変数名 Var2 を使用して 2 番目の変数にインデックスを付けます。

T = table((1:4)',5*ones(4,1));
T.Var2
ans = 4×1

     5
     5
     5
     5

1 つのフィールドをもつ構造体を作成して、そのフィールド値をクエリします。

S = struct("field",1);
S.field
ans = 
1

オブジェクトに対してドット インデックス付けを使用し、プロパティ値を設定したり、プロパティ値をクエリしたり、メソッドを呼び出したりすることもできます。

myObj.property = 1;
val = myObj.property
myObj.method(arg1,arg2,..)

ヒント

  • S.(expr) という形式のコマンドを使用して、式で構造体フィールドにインデックスを付けることができます。小かっこ内の変数または式は、string スカラーに評価される必要があります。詳細については、変数からフィールド名を生成を参照してください。

バージョン履歴

R2006a より前に導入