sprintf
データの文字列または文字ベクトルへの書式設定
構文
説明
は、str = sprintf(formatSpec,A1,...,An)formatSpec で指定された書式演算子を使用して、配列 A1,...,An のデータを書式設定し、結果のテキストを str に返します。関数 sprintf は A1,...,An の値を列の順序で書式設定します。formatSpec が string の場合、出力 str も string となります。それ以外の場合、str は文字ベクトルです。
書式設定された複数のテキストを string 配列または文字ベクトルの cell 配列として返すには、関数 compose を使用します。
演算に失敗した場合、[ はエラー メッセージを文字ベクトルとして返します。それ以外の場合、str,errmsg] = sprintf(formatSpec,A1,...,An)errmsg は空です。
は str = sprintf(literalText)literalText 内の \n や \t などのエスケープ文字シーケンスを変換します。その他すべての文字を変更せずに返します。literalText に書式演算子 (%f など) が含まれる場合、str はそれ以降のすべての文字を破棄します。
例
入力引数
出力引数
ヒント
関数
sprintfはfprintfと似ていますが、fprintfの場合はファイルに出力したりあるいはコマンド ウィンドウに表示したりします。関数
sscanfおよびfscanfの読み取りに対する書式指定子は、関数sprintfおよびfprintfの書き込み用の形式とは異なります。読み取り関数は精度フィールドをサポートしません。幅フィールドは、書き込み用には最小値を、読み取り用には最大値を指定します。無効な書式演算子または特殊文字を指定すると、
sprintfはその無効な演算子または文字までのすべてのテキストを出力し、残りを破棄します。例:
formatSpecが'value = %z'の場合、%zは書式演算子ではないため、sprintfは'value ='を出力します。例:
formatSpecが'character \x99999 = %s'の場合、\x99999は有効な特殊文字ではないため、sprintfは'character'を出力します。
参照
[1] Kernighan, B. W., and D. M. Ritchie, The C Programming Language, Second Edition, Prentice-Hall, Inc., 1988.
[2] ANSI specification X3.159-1989: “Programming Language C,” ANSI, 1430 Broadway, New York, NY 10018.
拡張機能
バージョン履歴
R2006a より前に導入
