Bias
入力にバイアスを追加

ライブラリ:
Simulink /
Math Operations
HDL Coder /
HDL Floating Point Operations
HDL Coder /
Math Operations
説明
Bias ブロックは次の式に従って入力信号にバイアスすなわちオフセットを追加します。
Y = U + bias
ここで、U はブロック入力、Y は出力です。
例
モデルのソルバー ヤコビ行列構造の探索
この例では、Simulink® を使用してソルバーのヤコビ スパース パターンと、ソルバーのヤコビ スパース パターンおよび物理システムのコンポーネント間の依存関係の間のつながりを探索する方法を示します。自由移動ベースに配置された 3 つのメトロノームの同期をモデル化する Simulink モデルが使用されます。
端子
入力
出力信号を作成するためにバイアスが追加される入力信号。
データ型: half
| single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
| fixed point
出力
バイアスを入力信号に追加した結果の出力信号。
データ型: half
| single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
| fixed point
パラメーター
入力信号に加えるオフセットの値を指定します。Bias ブロックは、入力信号に暗黙的に Bias
を加えます。信号から Bias
を除去するには、負の値を格納できるデータ型の負の値を指定します。
プログラムでの使用
ブロック パラメーター: Bias |
型: 文字ベクトル |
値: 実数、有限 |
既定の設定: '0.0' |
オーバーフローで飽和するかラップするかを指定します。
on
— オーバーフローは、データ型が表現できる最小値または最大値のいずれかに飽和します。off
— オーバーフローは、データ型によって表現される適切な値にラップされます。
たとえば、符号付き 8 ビット整数 int8
で表現できる最大値は 127 です。この最大値を超えるブロックの演算結果により 8 ビット整数のオーバーフローが発生します。
このパラメーターがオンになっていると、ブロック出力は 127 で飽和します。同様に、ブロック出力は最小出力値である -128 で飽和します。
このパラメーターをオフにすると、オーバーフローを引き起こした値は
int8
として解釈され、意図しない結果が引き起こされる可能性があります。たとえば、int8
として表されるブロック結果 130 (バイナリで 1000 0010) は -126 です。
ヒント
モデルでオーバーフローが発生する可能性があり、生成コードに飽和保護を明示的に組み込む必要があるときには、このパラメーターをオンにすることを検討してください。
生成コードの効率を最適化する場合には、このパラメーターをオフにすることを検討してください。このパラメーターをオフにすると、ブロックが範囲外の信号を処理する方法を指定しすぎないようにする点でも役立ちます。詳細については、信号範囲のエラーのトラブルシューティングを参照してください。
このパラメーターをオンにすると、飽和は出力や結果だけでなく、このブロックの内部演算すべてに適用されます。
通常、オーバーフローが可能ではない場合は、コード生成プロセスで検出されます。この場合、コード ジェネレーターでは飽和コードは生成されません。
プログラムでの使用
ブロック パラメーターの値をプログラムで設定するには、関数 set_param
を使用します。
パラメーター: | SaturateOnIntegerOverflow |
値: | 'off' (既定値) | 'on' |
ブロックの特性
データ型 |
|
直達 |
|
多次元信号 |
|
可変サイズの信号 |
|
ゼロクロッシング検出 |
|
詳細
Simulink® Coverage™ ライセンスがある場合、整数オーバーフローで飽和カバレッジを有効にすると、Bias ブロックは整数オーバーフローで飽和カバレッジの対象になります。整数オーバーフローで飽和カバレッジを有効にするには、[コンフィギュレーション パラメーター] ダイアログ ボックスの [カバレッジ] ペインで [整数オーバーフローで飽和] (Simulink Coverage) パラメーターを選択します。詳細については、整数オーバーフローで飽和カバレッジ (Simulink Coverage)を参照してください。
拡張機能
C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。
HDL Coder™ には、HDL の実装および合成されたロジックに影響する追加のコンフィギュレーション オプションがあります。
このブロックには 1 つの既定の HDL アーキテクチャがあります。
ConstrainedOutputPipeline | 既存の遅延を設計内で移動することによって出力に配置するレジスタの数。分散型パイプラインではこれらのレジスタは再分散されません。既定の設定は |
InputPipeline | 生成されたコードに挿入する入力パイプライン ステージ数。分散型パイプラインと制約付き出力パイプラインでは、これらのレジスタを移動できます。既定の設定は |
OutputPipeline | 生成されたコードに挿入する出力パイプライン ステージ数。分散型パイプラインと制約付き出力パイプラインでは、これらのレジスタを移動できます。既定の設定は |
PLC コード生成
Simulink® PLC Coder™ を使用して構造化テキスト コードを生成します。
固定小数点の変換
Fixed-Point Designer™ を使用して固定小数点システムの設計とシミュレーションを行います。
バージョン履歴
R2006a より前に導入
MATLAB Command
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