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Bias

入力にバイアスを追加

  • Bias block

ライブラリ:
Simulink / Math Operations
HDL Coder / HDL Floating Point Operations
HDL Coder / Math Operations

説明

Bias ブロックは次の式に従って入力信号にバイアスすなわちオフセットを追加します。

Y = U + bias

ここで、U はブロック入力、Y は出力です。

端子

入力

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出力信号を作成するためにバイアスが追加される入力信号。

データ型: half | single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | fixed point

出力

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バイアスを入力信号に追加した結果の出力信号。

データ型: half | single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | fixed point

パラメーター

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入力信号に加えるオフセットの値を指定します。Bias ブロックは、入力信号に暗黙的に Bias を加えます。信号から Bias を除去するには、負の値を格納できるデータ型の負の値を指定します。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: Bias
型: 文字ベクトル
値: 実数、有限
既定の設定: '0.0'

オーバーフローで飽和するかラップするかを指定します。

  • on — オーバーフローは、データ型が表現できる最小値または最大値のいずれかに飽和します。

  • off — オーバーフローは、データ型によって表現される適切な値にラップされます。

たとえば、符号付き 8 ビット整数 int8 で表現できる最大値は 127 です。この最大値を超えるブロックの演算結果により 8 ビット整数のオーバーフローが発生します。

  • このパラメーターがオンになっていると、ブロック出力は 127 で飽和します。同様に、ブロック出力は最小出力値である -128 で飽和します。

  • このパラメーターをオフにすると、オーバーフローを引き起こした値は int8 として解釈され、意図しない結果が引き起こされる可能性があります。たとえば、int8 として表されるブロック結果 130 (バイナリで 1000 0010) は -126 です。

ヒント

  • モデルでオーバーフローが発生する可能性があり、生成コードに飽和保護を明示的に組み込む必要があるときには、このパラメーターをオンにすることを検討してください。

  • 生成コードの効率を最適化する場合には、このパラメーターをオフにすることを検討してください。このパラメーターをオフにすると、ブロックが範囲外の信号を処理する方法を指定しすぎないようにする点でも役立ちます。詳細については、信号範囲のエラーのトラブルシューティングを参照してください。

  • このパラメーターをオンにすると、飽和は出力や結果だけでなく、このブロックの内部演算すべてに適用されます。

  • 通常、オーバーフローが可能ではない場合は、コード生成プロセスで検出されます。この場合、コード ジェネレーターでは飽和コードは生成されません。

プログラムでの使用

ブロック パラメーターの値をプログラムで設定するには、関数 set_param を使用します。

パラメーター: SaturateOnIntegerOverflow
値: 'off' (既定値) | 'on'

ブロックの特性

データ型

double | fixed point | half | integer | single

直達

はい

多次元信号

いいえ

可変サイズの信号

はい

ゼロクロッシング検出

いいえ

詳細

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拡張機能

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C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

PLC コード生成
Simulink® PLC Coder™ を使用して構造化テキスト コードを生成します。

固定小数点の変換
Fixed-Point Designer™ を使用して固定小数点システムの設計とシミュレーションを行います。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

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