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Stateflow API のオブジェクトとプロパティの概要

Stateflow® API オブジェクトには、Stateflow エディターで設定した値に対応するプロパティがあります。たとえば、エディターを使用してステートの位置を変更するには、ステートをクリックしてドラッグします。Stateflow API を使用してステートの位置を変更するには、対応する Stateflow.State オブジェクトの Position プロパティを変更します。

st.Position = [10 20 100 80];
詳細については、Stateflow オブジェクトのプロパティの変更と関数の呼び出しを参照してください。

以降の Stateflow API プロパティのリファレンス表は次の列で構成されています。

  • プロパティ名 — プロパティの名前。プロパティの値にアクセスしたり設定したりするには、その名前をドット表記で Stateflow オブジェクトと組み合わせて使用します。

  • アクセス — プロパティのアクセス タイプ。

    • RW (読み取り/書き込み): これらのプロパティは、Stateflow API を使用してアクセスと値の設定が可能です。

    • RO (読み取り専用): これらのプロパティは、Stateflow ソフトウェアで設定されます。

  • 説明 — プロパティの説明。

Stateflow.Annotation

Stateflow.Annotation オブジェクトは、チャートに説明のコメントを含めるために使用します。注釈には、次のものを任意に組み合わせて含めることができます。

  • テキスト

  • イメージ

  • TeX コマンドを使用した方程式

  • Web サイトを開くか MATLAB® 関数を実行するハイパーリンク

詳細については、チャート内への説明コメントの追加を参照してください。

プロパティ名アクセス説明
AlignmentRW

注釈テキストの配置。"LEFT""CENTER"、または "RIGHT" として指定します。

AutoBackgroundColorRW

既定の背景色を使用するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

  • true — 注釈を含むチャートの ChartColor プロパティで指定された既定の色を使用します。

  • false — 注釈の BackgroundColor プロパティで指定された色を使用します。

AutoForegroundColorRW

既定の前景色を使用するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

  • true — 注釈を含むチャートの StateLabelColor プロパティで指定された既定の色を使用します。

  • false — 注釈の ForegroundColor プロパティで指定された色を使用します。

BackgroundColorRW

注釈の背景色。赤、緑、青の値を指定する [red green blue] 形式の 3 要素数値ベクトルとして指定します。各要素は 0 ~ 1 の範囲とする必要があります。このプロパティは、AutoBackgroundColor プロパティが false である場合にのみ適用されます。

ChartRO

注釈を含むチャート。Stateflow.Chart オブジェクトとして指定します。

ClickFcnRW

クリック時のコールバック。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このコールバックには、注釈をクリックしたときに実行する MATLAB コードが含まれます。

DeleteFcnRW

削除時のコールバック。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このコールバックには、注釈を削除する前に実行する MATLAB コードが含まれます。

DescriptionRW

注釈の説明。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

DocumentRW

注釈のドキュメント リンク。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

DropShadowRW

注釈ボックスの周りに影を表示するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

FixedHeightRW

注釈ボックスの高さを固定するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

  • true — 注釈ボックスの高さを固定し、ボックスより長い内容は非表示にします。

  • false — 内容の追加に合わせて注釈ボックスを縦方向にサイズ変更します。

FixedWidthRW

注釈ボックスの幅を固定するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

  • true — 注釈ボックスの幅を固定し、ボックスより長いテキストは折り返します。

  • false — 内容の追加に合わせて注釈ボックスを横方向にサイズ変更します。

FontRW

注釈テキストのフォント。次のプロパティをもつ Stateflow.NoteFont オブジェクトとして指定します。

  • Name — フォント名。文字ベクトルとして指定します。このプロパティは読み取り専用です。このプロパティの値は、注釈を含むチャートの StateFont.Name プロパティで設定されます。

  • Angle — フォントの角度。"NORMAL" または "ITALIC" として指定します。

  • Weight — フォントの太さ。"NORMAL" または "BOLD" として指定します。

  • Size — フォント サイズ。スカラーとして指定します。

ForegroundColorRW

注釈の前景色。赤、緑、青の値を指定する [red green blue] 形式の 3 要素数値ベクトルとして指定します。各要素は 0 ~ 1 の範囲とする必要があります。このプロパティは、AutoForegroundColor プロパティが false である場合にのみ適用されます。

IdRO

一意の識別子。整数スカラーとして指定します。このプロパティを使用して、注釈をモデル内の他のオブジェクトと区別します。このプロパティの値は、新しい MATLAB セッションを開始するたびに再割り当てされ、オブジェクトが削除されるとリサイクルされる場合があります。

InternalMarginsRW

テキストと注釈ボックスの境界の間のスペース。[left top right bottom] 形式の 4 要素数値ベクトルとして指定します。

InterpretationRW

注釈テキストの形式。"OFF""RICH"、または "TEX" として指定します。

IsImageRO

注釈にイメージを含めるかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

LoadFcnRW

モデル読み込み時のコールバック。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このコールバックには、注釈を含むモデルを読み込むときに実行する MATLAB コードが含まれます。

MachineRO

注釈を含むマシン。Stateflow.Machine オブジェクトとして指定します。

PathRO

モデルの階層構造における注釈の親の場所。文字ベクトルとして指定します。

PlainTextRO

書式なしの注釈テキスト。文字ベクトルとして指定します。

PositionRW

注釈ボックスの位置とサイズ。[left top width height] 形式の 4 要素数値ベクトルとして指定します。

SubviewerRO

注釈のサブビューアー。Stateflow.ChartStateflow.StateStateflow.BoxStateflow.Function のいずれかのオブジェクトとして指定します。サブビューアーは、注釈をグラフィカルに表示できるチャートまたはサブチャートです。

TagRW

注釈のユーザー定義のタグ。任意の型のデータとして指定します。

TextRW

注釈のテキスト。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

UseDisplayTextAsClickCallbackRW

注釈テキストをコールバックとして使用するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティが有効な場合、注釈をクリックしたときに Text プロパティの内容がコールバックとして使用されます。

Stateflow.AtomicBox

Stateflow.AtomicBox オブジェクトは、グラフィカル関数、真理値表関数、MATLAB 関数、および Simulink® 関数を個別の名前空間にカプセル化するために使用します。Atomic ボックスでは以下のことが可能です。

  • 多くのステートまたは階層レベルをもつチャート内の関数に小さい変更を加えた後のシミュレーションが高速化する

  • 同じ関数を複数のチャートやモデルで再利用する

  • 同じチャートの異なる部分で作業するチームでの開発がしやすくなる

  • チャート内の特定の関数で生成されたコードを手動で検査できる

詳細については、Atomic ボックスを使用した関数の再利用を参照してください。

プロパティ名アクセス説明
BadIntersectionRO

Atomic ボックスがボックス、ステート、または関数とグラフィカルに交差するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

ChartRO

Atomic ボックスを含むチャート。Stateflow.Chart オブジェクトとして指定します。

CommentTextRW

Atomic ボックスのコメント テキスト。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、IsExplicitlyCommented プロパティが true である場合にのみ適用されます。Stateflow エディターで、Atomic ボックス上のコメント バッジ をポイントすると、テキストがツールヒントとして表示されます。IsExplicitlyCommented プロパティを false に設定すると、CommentText の値は "" に戻ります。

ContentPreviewEnabledRW

Atomic ボックスの内容のプレビューを表示するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

DescriptionRW

Atomic ボックスの説明。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

DocumentRW

Atomic ボックスのドキュメント リンク。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

FontSizeRW

Atomic ボックス ラベルのフォント サイズ。スカラーとして指定します。Atomic ボックスを含むチャートの StateFont.Size プロパティが、このプロパティの初期値を設定します。

IdRO

一意の識別子。整数スカラーとして指定します。SSIdNumber とは異なり、このプロパティの値は新しい MATLAB セッションを開始するたびに再割り当てされ、オブジェクトが削除されるとリサイクルされる場合があります。

IsCommentedRO

Atomic ボックスをコメントアウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。IsExplicitlyCommented または IsImplicitlyCommentedtrue の場合、このプロパティは true になります。

IsExplicitlyCommentedRW

Atomic ボックスをコメントアウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティを true に設定することは、Atomic ボックスを右クリックして [コメント アウト] を選択することと等価です。詳細については、Stateflow チャート内のオブジェクトのコメントアウトを参照してください。

IsImplicitlyCommentedRO

Atomic ボックスを暗黙的にコメントアウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。Atomic ボックスを含むオブジェクトを明示的にコメントアウトすると、その Atomic ボックスは暗黙的にコメントアウトされます。Atomic ボックスが Atomic サブチャートまたは別の Atomic ボックスに含まれている場合、明示的にコメント化されたオブジェクトもその Atomic サブチャートまたは Atomic ボックスに含まれていない限り、このプロパティは false になります。

IsLinkRO

Atomic ボックスがライブラリ リンクであるかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

LabelStringRW

Atomic ボックスのラベル。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

MachineRO

Atomic ボックスを含むマシン。Stateflow.Machine オブジェクトとして指定します。

NameRW

Atomic ボックスの名前。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

PathRO

モデルの階層構造における Atomic ボックスの親の場所。文字ベクトルとして指定します。

PositionRW

Atomic ボックスの位置とサイズ。[left top width height] 形式の 4 要素数値ベクトルとして指定します。

SSIdNumberRO

セッションに依存しない識別子。整数スカラーとして指定します。このプロパティを使用して、Atomic ボックスをモデル内の他のオブジェクトと区別します。

SubchartRO

Atomic ボックスの内容。Stateflow.Chart オブジェクトとして指定します。このオブジェクトを使用して、ステートや遷移などの子を Atomic ボックスに追加します。

SubviewerRO

Atomic ボックスのサブビューアー。Stateflow.ChartStateflow.StateStateflow.BoxStateflow.Function のいずれかのオブジェクトとして指定します。サブビューアーは、Atomic ボックスをグラフィカルに表示できるチャートまたはサブチャートです。

TagRW

Atomic ボックスのユーザー定義のタグ。任意の型のデータとして指定します。

Stateflow.AtomicSubchart

Stateflow.AtomicSubchart オブジェクトは、Stateflow チャートで独立したサブコンポーネントを作成するために使用します。Atomic サブチャートには以下のことが可能です。

  • 同じステートまたはサブチャートを複数のチャートやモデルで再利用する

  • 多くのステートまたは階層レベルをもつチャートに小さい変更を加えた後のシミュレーションが高速化する

  • 複数の人が同じチャートの異なる部分で作業する場合にチームでの開発がしやすくなる

  • チャート内の特定のステートまたはサブチャートで生成されたコードを手動で検査できる

詳細については、Atomic サブチャート使用した再利用可能なサブコンポーネントの作成を参照してください。

プロパティ名アクセス説明
ArrowSizeRW

入力遷移の矢印のサイズ。スカラーとして指定します。

BadIntersectionRO

Atomic サブチャートがボックス、ステート、または関数とグラフィカルに交差するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

ChartRO

Atomic サブチャートを含むチャート。Stateflow.Chart オブジェクトとして指定します。

CommentTextRW

Atomic サブチャートのコメント テキスト。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、IsExplicitlyCommented プロパティが true である場合にのみ適用されます。Stateflow エディターで、Atomic サブチャート上のコメント バッジ をポイントすると、テキストがツールヒントとして表示されます。IsExplicitlyCommented プロパティを false に設定すると、CommentText の値は "" に戻ります。

ContentPreviewEnabledRW

Atomic サブチャートの内容のプレビューを表示するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

DebugRW

ステート、Atomic サブチャート、または Simulink ベースのステートに対するデバッガーのプロパティ。次のプロパティをもつ Stateflow.StateDebug オブジェクトとして指定します。

  • OnEntryOn State Entry ブレークポイントを設定するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

  • OnDuringDuring State ブレークポイントを設定するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

  • OnExitOn State Exit ブレークポイントを設定するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

詳細については、チャートのデバッグのためのブレークポイントの設定を参照してください。

DescriptionRW

Atomic サブチャートの説明。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

DocumentRW

Atomic サブチャートのドキュメント リンク。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

ExecutionOrderRW

パラレル (AND) 構造内の Atomic サブチャートの実行順序。整数スカラーとして指定します。このプロパティは、次の両方の条件が満たされている場合にのみ適用されます。

  • Atomic サブチャートの Type プロパティが "AND" である。

  • Atomic サブチャートを含むチャートの UserSpecifiedStateTransitionExecutionOrder プロパティが true である。

FontSizeRW

Atomic サブチャート ラベルのフォント サイズ。スカラーとして指定します。Atomic サブチャートを含むチャートの StateFont.Size プロパティが、このプロパティの初期値を設定します。

HasOutputDataRW

Atomic サブチャートのアクティブ ステート データの出力端子を作成するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。詳細については、アクティブ ステート データによるステート アクティビティの監視を参照してください。

IdRO

一意の識別子。整数スカラーとして指定します。SSIdNumber とは異なり、このプロパティの値は新しい MATLAB セッションを開始するたびに再割り当てされ、オブジェクトが削除されるとリサイクルされる場合があります。

IsCommentedRO

Atomic サブチャートをコメントアウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。IsExplicitlyCommented または IsImplicitlyCommentedtrue の場合、このプロパティは true になります。

IsExplicitlyCommentedRW

Atomic サブチャートをコメントアウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティを true に設定することは、Atomic サブチャートを右クリックして [コメント アウト] を選択することと等価です。詳細については、Stateflow チャート内のオブジェクトのコメントアウトを参照してください。

IsImplicitlyCommentedRO

Atomic サブチャートを暗黙的にコメントアウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。Atomic サブチャートを含むオブジェクトを明示的にコメントアウトすると、その Atomic サブチャートは暗黙的にコメントアウトされます。Atomic サブチャートが別の Atomic サブチャートに含まれている場合、明示的にコメント化されたオブジェクトもその Atomic サブチャートに含まれていない限り、このプロパティは false になります。

IsLinkRO

Atomic サブチャートがライブラリ リンクであるかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

LabelStringRW

Atomic サブチャートのラベル。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

LoggingInfoRW

Atomic サブチャートに対する信号のログのプロパティ。次のプロパティをもつ Stateflow.SigLoggingInfo オブジェクトとして指定します。

  • DataLogging — 信号のログを有効にするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

  • DecimateData — ログ データの量を制限するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

  • Decimation — 間引き間隔。整数スカラーとして指定します。このプロパティは、DecimateData プロパティが true である場合にのみ適用されます。

  • LimitDataPoints — ログに記録するデータ点の数を制限するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

  • MaxPoints — ログに記録するデータ点の最大数。整数スカラーとして指定します。このプロパティは、LimitDataPoints プロパティが true である場合にのみ適用されます。

  • NameMode — 信号名のソース。"SignalName" または "Custom" として指定します。

  • LoggingName — カスタム信号名。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、NameMode プロパティが "Custom" である場合にのみ適用されます。

信号のログでは、シミュレーション中に Atomic サブチャートの自己アクティビティが MATLAB ワークスペースに保存されます。詳細については、ステートとデータのシミュレーション出力のログを参照してください。

MachineRO

Atomic サブチャートを含むマシン。Stateflow.Machine オブジェクトとして指定します。

NameRW

Atomic サブチャートの名前。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

OutputDataRO

Atomic サブチャートのアクティブ ステート データ オブジェクト。Stateflow.Data オブジェクトとして指定します。このプロパティは、Atomic サブチャートの HasOutputData プロパティが true である場合にのみ適用されます。

OutputMonitoringModeRW

アクティブ ステートの出力データに対する監視モード。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。Atomic サブチャートの場合、"SelfActivity" が唯一のオプションです。

OutputPortNameRW

Atomic サブチャートのアクティブ ステート データ オブジェクトの名前。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、Atomic サブチャートの HasOutputData プロパティが true である場合にのみ適用されます。

PathRO

モデルの階層構造における Atomic サブチャートの親の場所。文字ベクトルとして指定します。

PositionRW

Atomic サブチャートの位置とサイズ。[left top width height] 形式の 4 要素数値ベクトルとして指定します。

SSIdNumberRO

セッションに依存しない識別子。整数スカラーとして指定します。このプロパティを使用して、Atomic サブチャートをモデル内の他のオブジェクトと区別します。

SubchartRO

Atomic サブチャートの内容。Stateflow.Chart オブジェクトとして指定します。このオブジェクトを使用して、ステートや遷移などの子を Atomic サブチャートに追加します。詳細については、Atomic サブチャートへの exit 端子および exit ジャンクションの追加を参照してください。

SubviewerRO

Atomic サブチャートのサブビューアー。Stateflow.ChartStateflow.StateStateflow.Box のいずれかのオブジェクトとして指定します。サブビューアーは、Atomic サブチャートをグラフィカルに表示できるチャートまたはサブチャートです。

TagRW

Atomic サブチャートのユーザー定義のタグ。任意の型のデータとして指定します。

TestPointRW

Atomic サブチャートをテスト ポイントとして設定するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。シミュレーション時にテストポイントをフローティング スコープで監視できます。テスト ポイントの値を MATLAB ワークスペースにログ記録することも可能です。詳細については、Stateflow チャートのテスト ポイントの監視を参照してください。

TypeRO

兄弟ステートの構造。'AND' または 'OR' として指定します。Atomic サブチャートは、親であるステートまたはチャートの Decomposition プロパティからこのプロパティを継承します。

Stateflow.Box

Stateflow.Box オブジェクトは、関数やステートなど、チャート内のオブジェクトを整理するために使用します。ボックスを使用すると、ステートや関数を別個の名前空間にカプセル化することもできます。詳細については、ボックスを使用したチャート オブジェクトのグループ化を参照してください。

プロパティ名アクセス説明
BadIntersectionRO

ボックスが、ボックス、ステート、または関数とグラフィカルに交差するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

ChartRO

ボックスを含むチャート。Stateflow.Chart オブジェクトとして指定します。

CommentTextRW

ボックスのコメント テキスト。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、IsExplicitlyCommented プロパティが true である場合にのみ適用されます。Stateflow エディターで、ボックス上のコメント バッジ をポイントすると、テキストがツールヒントとして表示されます。IsExplicitlyCommented プロパティを false に設定すると、CommentText の値は "" に戻ります。

ContentPreviewEnabledRW

ボックスの内容のプレビューを表示するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティは、IsSubchart プロパティが true である場合にのみ適用されます。

DescriptionRW

ボックスの説明。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

DocumentRW

ボックスのドキュメント リンク。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

ExecutionOrderRW

パラレル (AND) 構造内のボックスのサブステートの実行順序。整数スカラーとして指定します。このプロパティは、次の両方の条件が満たされている場合にのみ適用されます。

  • 親のステートまたはチャートの Decomposition プロパティが "PARALLEL_AND" である。

  • ボックスを含むチャートの UserSpecifiedStateTransitionExecutionOrder プロパティが true である。

FontSizeRW

ボックス ラベルのフォント サイズ。スカラーとして指定します。ボックスを含むチャートの StateFont.Size プロパティが、このプロパティの初期値を設定します。

IdRO

一意の識別子。整数スカラーとして指定します。このプロパティを使用して、ボックスをモデル内の他のオブジェクトと区別します。このプロパティの値は、新しい MATLAB セッションを開始するたびに再割り当てされ、オブジェクトが削除されるとリサイクルされる場合があります。

IsCommentedRO

ボックスをコメントアウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。IsExplicitlyCommented または IsImplicitlyCommentedtrue の場合、このプロパティは true になります。

IsExplicitlyCommentedRW

ボックスをコメント アウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティを true に設定することは、ボックスを右クリックして [コメント アウト] を選択することと等価です。詳細については、Stateflow チャート内のオブジェクトのコメントアウトを参照してください。

IsGroupedRW

ボックスがグループ化されたボックスであるかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。グループ化されたボックスをコピーして貼り付けると、ボックスだけでなく、その内容もすべてコピーされます。詳細については、グループ化によるコピーと貼り付けを参照してください。

IsImplicitlyCommentedRO

ボックスを暗黙的にコメント アウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。ボックスを含むオブジェクトを明示的にコメントアウトすると、そのボックスは暗黙的にコメントアウトされます。ボックスが Atomic サブチャートまたは Atomic ボックスに含まれている場合、明示的にコメント化されたオブジェクトもその Atomic サブチャートまたは Atomic ボックスに含まれていない限り、このプロパティは false になります。

IsSubchartRW

ボックスがサブチャートであるかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

LabelStringRW

ボックスのラベル。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

MachineRO

ボックスを含むマシン。Stateflow.Machine オブジェクトとして指定します。

NameRW

ボックスの名前。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

PathRO

モデルの階層構造におけるボックスの親の場所。文字ベクトルとして指定します。

PositionRW

ボックスの位置とサイズ。[left top width height] 形式の 4 要素数値ベクトルとして指定します。

SubviewerRO

ボックスのサブビューアー。Stateflow.ChartStateflow.StateStateflow.BoxStateflow.Function のいずれかのオブジェクトとして指定します。サブビューアーは、ボックスをグラフィカルに表示できるチャートまたはサブチャートです。

TagRW

ボックスのユーザー定義のタグ。任意の型のデータとして指定します。

Stateflow.Chart

Stateflow.Chart オブジェクトは、有限ステート マシンの状態遷移図に基づくグラフィカル表現を作成するために使用します。Chart ブロックでは、ステートと遷移によって順序論理システムの基本構成ブロックが形成されます。ステートは動作モードに対応し、遷移はステート間の経路を表します。詳細については、Stateflow チャートを使用した有限ステート マシンのモデル化およびStateflow API を使用したチャートの作成を参照してください。

プロパティ名アクセス説明
ActionLanguageRW

チャートのプログラミングに使用されるアクション言語。"MATLAB" または "C" として指定します。詳細については、アクション言語構文としての MATLAB と C の相違点を参照してください。

AllowGlobalAccessToExportedFunctionsRW

チャートからエクスポートされる関数が Simulink モデル内でグローバルに可視であるかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティが有効な場合、モデル全体のブロックで、チャートからエクスポートされる関数を修飾表記を使用せずに呼び出すことができます。このプロパティは、チャートの ExportChartFunctions プロパティが true である場合にのみ適用されます。

ChartColorRW

チャートの背景色。赤、緑、青の値を指定する [red green blue] 形式の 3 要素数値ベクトルとして指定します。各要素は 0 ~ 1 の範囲とする必要があります。

ChartUpdateRW

チャートのアクティブ化方法。"CONTINUOUS""DISCRETE"、または "INHERITED" として指定します。詳細については、更新方法を参照してください。

DebugRW

チャートに対するデバッガーのプロパティ。次のプロパティをもつ Stateflow.ChartDebug オブジェクトとして指定します。

  • Breakpoints.OnEntryOn Chart Entry ブレークポイントを設定するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

詳細については、チャートのデバッグのためのブレークポイントの設定を参照してください。

DecompositionRW

チャート内の包含の最上位にあるサブステートの構造。"EXCLUSIVE_OR" または "PARALLEL_AND" として指定します。詳細については、ステート構造を使用した排他的モードとパラレル モードの定義を参照してください。

DescriptionRW

チャートの説明。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

DirtyRW

チャートが開かれた、または保存された後に変更されたかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

DoNotAutogenerateEnumRW

アクティブ ステート データの出力の列挙データ型を手動で定義するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。詳細については、ステート アクティビティの列挙型の定義を参照してください。

DocumentRW

チャートのドキュメント リンク。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

EditorRO

チャートのエディター。Stateflow.Editor オブジェクトとして指定します。このオブジェクトを使用すると、Stateflow エディター ウィンドウの位置、サイズ、倍率レベルを制御できます。

EmlDefaultFimathRW

チャートの既定の fimath プロパティ。次のいずれかの値として指定します。

  • "Same as MATLAB Default" — 現在の既定の fimath オブジェクトと同じ fimath プロパティを使用します。

  • "Other:UserSpecified"InputFimath プロパティを使用して既定の fimath オブジェクトを指定します。

このプロパティは、チャートの ActionLanguage プロパティが "MATLAB" である場合にのみ適用されます。

EnableBitOpsRW

チャート内のステート アクションおよび遷移アクションでビット演算を使用するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティは、C をアクション言語として使用するチャートにのみ適用されます。詳細については、C 言語のビット演算が可能を参照してください。

EnableNonTerminalStatesRW

チャートのスーパー ステップのセマンティクスを有効にするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。詳細については、スーパー ステップのセマンティクスを参照してください。

EnableZeroCrossingsRW

チャート内のステート遷移でゼロクロッシング検出を有効にするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティは、チャートの ChartUpdate プロパティが "CONTINUOUS" に設定されている場合にのみ適用されます。詳細については、ゼロクロッシング検出の無効化を参照してください。

EnumTypeNameRW

チャートのアクティブ ステート データ オブジェクトの列挙データ型の名前。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。詳細については、Enum 名を参照してください。

ExecuteAtInitializationRW

最初の入力イベントに際してではなく、時間 0 でチャートのステート構成を初期化するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。詳細については、チャートの初期化実行を参照してください。

ExportChartFunctionsRW

チャートレベルの関数を Simulink モデル内の他のブロックにエクスポートするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。詳細については、再利用のための Stateflow 関数のエクスポートを参照してください。

GeneratePreprocessorConditionalsRW

チャート内のバリアント条件のプリプロセッサ条件付きステートメントが、生成コードに含まれるかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティは、Embedded Coder® でコードを生成する場合にのみ適用されます。詳細については、バリアント条件を使用したインジケーター ランプ調光器の制御を参照してください。

HasOutputDataRW

チャートのアクティブ ステート データの出力端子を作成するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。詳細については、アクティブ ステート データによるステート アクティビティの監視を参照してください。

IcedRO

チャートがロックされているかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティはプロパティ Locked と等価ですが、シミュレーション中のチャートの変更を防止するために内部で使用されます。

IdRO

一意の識別子。整数スカラーとして指定します。このプロパティを使用して、チャートをモデル内の他のオブジェクトと区別します。このプロパティの値は、新しい MATLAB セッションを開始するたびに再割り当てされ、オブジェクトが削除されるとリサイクルされる場合があります。

InitializeOutputRW

チャートが起動するたびに出力データを初期化するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。詳細については、チャート実行ごとに出力を初期化を参照してください。

InputFimathRW

既定の fimath オブジェクト。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。チャートの EmlDefaultFimath プロパティが "Other:UserSpecified" である場合、このプロパティを使用して次のことが可能です。

  • fimath オブジェクトを構成する式を入力。

  • fimath オブジェクトの変数名を MATLAB またはモデル ワークスペースに入力。

このプロパティは、MATLAB をアクション言語として使用するチャートにのみ適用されます。

JunctionColorRW

チャート内のジャンクションの色。赤、緑、青の値を指定する [red green blue] 形式の 3 要素数値ベクトルとして指定します。各要素は 0 ~ 1 の範囲とする必要があります。

LockedRW

チャートがロックされているかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。チャート内の変更を防止するには、このプロパティを有効にします。

MachineRO

チャートを含むマシン。Stateflow.Machine オブジェクトとして指定します。

NameRW

チャートの名前。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

NonTerminalMaxCountsRW

チャートが 1 つのスーパー ステップで実行できる遷移の最大回数。整数スカラーとして指定します。このプロパティは、チャートの EnableNonTerminalStates プロパティが true である場合にのみ適用されます。

NonTerminalUnstableBehaviorRW

安定したステートに到達する前に、NonTerminalMaxCounts プロパティで指定した遷移の最大回数をチャートのスーパー ステップが超過した場合の動作。次のいずれかの値として指定します。

  • "Proceed" — チャートは最後のアクティブ ステート構成でスリープします。

  • "Throw Error" — チャートはエラーを生成します。

このプロパティは、チャートの EnableNonTerminalStates プロパティが true である場合にのみ適用されます。

OutputDataRO

チャートのアクティブ ステート データ オブジェクト。Stateflow.Data オブジェクトとして指定します。このプロパティは、チャートの HasOutputData プロパティが true である場合にのみ適用されます。

OutputMonitoringModeRW

アクティブ ステートの出力データに対する監視モード。"ChildActivity" または "LeafStateActivity" として指定します。

OutputPortNameRW

チャートのアクティブ ステート データ オブジェクトの名前。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、チャートの HasOutputData プロパティが true である場合にのみ適用されます。

PathRO

モデルの階層構造におけるチャートの場所。文字ベクトルとして指定します。

SampleTimeRW

チャートのアクティブ化のサンプル時間。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、チャートの ChartUpdate プロパティが "DISCRETE" である場合にのみ適用されます。

SaturateOnIntegerOverflowRW

チャート内のデータが整数オーバーフローで飽和するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティが無効な場合、チャート内のデータは整数オーバーフローでラップします。詳細については、チャート データの整数オーバーフローの処理を参照してください。

StateColorRW

チャート内のボックス、関数、ステートの色。赤、緑、青の値を指定する [red green blue] 形式の 3 要素数値ベクトルとして指定します。各要素は 0 ~ 1 の範囲とする必要があります。

StateFontRW

チャート内のボックス、関数、ステートのラベルに用いるフォント。次のプロパティをもつ Stateflow.StateFont オブジェクトとして指定します。

  • Name — フォント名。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、チャート内の注釈のフォントも決定します。

  • Angle — フォントの角度。"NORMAL" または "ITALIC" として指定します。

  • Weight — フォントの太さ。"NORMAL" または "BOLD" として指定します。

  • Size — 新しいボックス、関数、ステートに用いる既定のフォント サイズ。スカラーとして指定します。このプロパティは、チャート内における新しい注釈の既定のフォント サイズも決定します。

StateLabelColorRW

チャート内のボックス、関数、ステートのラベルに用いる色。赤、緑、青の値を指定する [red green blue] 形式の 3 要素数値ベクトルとして指定します。各要素は 0 ~ 1 の範囲とする必要があります。

StateMachineTypeRW

チャートによって実装されるステート マシンのセマンティクス。"Classic""Mealy"、または "Moore" として指定します。詳細については、Mealy マシンと Moore マシンの概要を参照してください。

StatesWhenEnablingRW

関数呼び出し入力イベントがチャートを再び有効にするときのステートの動作。次のいずれかの値として指定します。

  • "" — チャートに関数呼び出し入力イベントが含まれていません。

  • "held" — チャートはステートの最新の値を保持します。

  • "reset" — チャートはステートの初期状態に戻ります。

詳細については、関数呼び出し入力イベントによって有効になったチャートでのステートの制御を参照してください。

SupportVariableSizingRW

チャートが可変サイズ データをサポートするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。詳細については、Stateflow チャートでの可変サイズ データの宣言を参照してください。

TagRW

チャートのユーザー定義のタグ。任意の型のデータとして指定します。

TransitionColorRW

チャート内の遷移の色。赤、緑、青の値を指定する [red green blue] 形式の 3 要素数値ベクトルとして指定します。各要素は 0 ~ 1 の範囲とする必要があります。

TransitionFontRW

チャート内の遷移ラベルのフォント。次のプロパティをもつ Stateflow.TransFont オブジェクトとして指定します。

  • Name — フォント名。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

  • Angle — フォントの角度。"NORMAL" または "ITALIC" として指定します。

  • Weight — フォントの太さ。"NORMAL" または "BOLD" として指定します。

  • Size — 新しい遷移に用いる既定のフォント サイズ。スカラーとして指定します。

TransitionLabelColorRW

チャート内の遷移ラベルの色。赤、緑、青の値を指定する [red green blue] 形式の 3 要素数値ベクトルとして指定します。各要素は 0 ~ 1 の範囲とする必要があります。

TreatAsFiRW

Fixed-Point Designer™ fi オブジェクトとして扱う、継承された Simulink 信号。次のいずれかの値として指定します。

  • "Fixed-point" — チャートはすべての固定小数点入力を fi オブジェクトとして扱います。

  • "Fixed-point & Integer" — チャートはすべての固定小数点および整数の入力を fi オブジェクトとして扱います。

このプロパティは、MATLAB をアクション言語として使用するチャートにのみ適用されます。

TreatDimensionOfLengthOneAsFixedSizeRW

少なくとも長さ 1 の 1 つの次元をもつチャートの出力データが固定サイズかどうか。数値あるいは logical の 0 (false) または 1 (true) として指定します。このプロパティが true の場合、オブジェクトは、次元が 1 であるチャート内の可変サイズのデータを固定サイズに設定します。このプロパティが false の場合、[可変サイズ] プロパティが有効になっているチャート内のデータは常に可変サイズです。R2023a より前では、オブジェクトは、少なくとも長さ 1 の 1 つの次元をもつデータを固定サイズとして扱います。

このプロパティは、[可変サイズ] プロパティが有効になっている出力データにのみ影響します。可変サイズ (Simulink)を参照してください。

UserSpecifiedStateTransitionExecutionOrderRW

パラレル ステートおよび遷移の明示的な順序付けを使用するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティは、C をアクション言語として使用するチャートにのみ適用されます。詳細については、ユーザー指定のステート/遷移実行順序を参照してください。

VisibleRW

Stateflow エディター ウィンドウにチャートを表示するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

Stateflow.Clipboard

Stateflow.Clipboard オブジェクトを使用して、同じチャート内、同じ Simulink モデル内のチャート間、または異なるモデル内のチャート間で、グラフィカル オブジェクトや非グラフィカル オブジェクトをコピーし、貼り付けます。

Stateflow.Clipboard オブジェクトにはプロパティはありません。

Stateflow.Data

Stateflow.Data オブジェクトは、Stateflow 階層の特定レベルで表示される値を保存するために使用します。詳細については、Stateflow データの追加およびデータ プロパティの設定を参照してください。

プロパティ名アクセス説明
CompiledSizeRO

コンパイラによって決定されるデータ サイズ。文字ベクトルとして指定します。

CompiledTypeRO

コンパイラによって決定されるデータ型。文字ベクトルとして指定します。

DataTypeRW

データ オブジェクトの型。データ オブジェクトの Props.Type.Method プロパティに依存する string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

  • データ オブジェクトの Props.Type.Method プロパティが "Inherit" である場合、このプロパティの値は、ローカル データに対しては "Inherit: From definition in chart"、入力データ、出力データ、パラメーター データに対しては "Inherit: Same as Simulink" です。

  • データ オブジェクトの Props.Type.Method プロパティが "Built-in" である場合、このプロパティは次のいずれかのオプションを使って指定できます。

    • "double"

    • "single"

    • "int8"

    • "int16"

    • "int32"

    • "int64"

    • "uint8"

    • "uint16"

    • "uint32"

    • "uint64"

    • "boolean"

    • "string"

    • "ml" (C をアクション言語として使用するチャートでのみサポート)

  • それ以外の場合は、データ オブジェクトの Props.Type プロパティが、このプロパティの値を決定します。

詳細については、Stateflow API を使用したチャートの作成データの追加セクションを参照してください。

DebugRW

データ オブジェクトに対するデバッガーのプロパティ。次のプロパティをもつ Stateflow.DataDebug オブジェクトとして指定します。

DescriptionRW

データ オブジェクトの説明。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

DocumentRW

データ オブジェクトのドキュメント リンク。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

IdRO

一意の識別子。整数スカラーとして指定します。SSIdNumber とは異なり、このプロパティの値は新しい MATLAB セッションを開始するたびに再割り当てされ、オブジェクトが削除されるとリサイクルされる場合があります。

InitializeMethodRW

データ オブジェクトの値を初期化する方法。データのスコープに依存する string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

  • ローカル データおよび出力データの場合は、"Expression" または "Parameter" を使用。

  • 定数データの場合は、"Expression" を使用。

  • 入力データ、パラメーター、データ ストア メモリの場合は、"Not Needed" を使用。

データ オブジェクトの初期値を指定するには、Props.InitialValue プロパティを使用します。

このプロパティは、モデル エクスプローラーおよび [データ プロパティ] ダイアログ ボックスの [初期値] ドロップダウン リストと等価です。詳細については、初期値を参照してください。

LoggingInfoRW

データ オブジェクトに対する信号のログのプロパティ。次のプロパティをもつ Stateflow.SigLoggingInfo オブジェクトとして指定します。

  • DataLogging — 信号のログを有効にするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

  • DecimateData — ログ データの量を制限するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

  • Decimation — 間引き間隔。整数スカラーとして指定します。このプロパティは、DecimateData プロパティが true である場合にのみ適用されます。

  • LimitDataPoints — ログに記録するデータ点の数を制限するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

  • MaxPoints — ログに記録するデータ点の最大数。整数スカラーとして指定します。このプロパティは、LimitDataPoints プロパティが true である場合にのみ適用されます。

  • NameMode — 信号名のソース。"SignalName" または "Custom" として指定します。

  • LoggingName — カスタム信号名。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、NameMode プロパティが "Custom" である場合にのみ適用されます。

信号のログでは、シミュレーション中にデータ オブジェクトの値が MATLAB ワークスペースに保存されます。詳細については、ステートとデータのシミュレーション出力のログを参照してください。

MachineRO

データ オブジェクトを含むマシン。Stateflow.Machine オブジェクトとして指定します。

NameRW

データ オブジェクトの名前。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

OutputStateRO

データ オブジェクトによって監視されるステートまたはチャート。空の配列、あるいは Stateflow.AtomicSubchartStateflow.ChartStateflow.SimulinkBasedStateStateflow.StateStateflow.StateTransitionTableChart のいずれかのオブジェクトとして指定します。詳細については、アクティブ ステート データによるステート アクティビティの監視を参照してください。

PathRO

モデルの階層構造におけるデータ オブジェクトの親の場所。文字ベクトルとして指定します。

PortRW

データ オブジェクトの端子インデックス。整数スカラーとして指定します。このプロパティは、入出力データに対してのみ適用されます。詳細については、端子を参照してください。

PropsRW

データ仕様のプロパティ。以下のプロパティをもつ Stateflow.DataProps オブジェクトとして指定します。

  • Type.Method — データ オブジェクトの型を設定する方法。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

    • ローカル データ、入力データ、出力データ、またはパラメーター データの場合は、"Inherited""Built-in""Bus Object""Enumerated""Expression"、または "Fixed point" を使用。

    • 定数データの場合は、"Built-in""Expression"、または "Fixed point" を使用。

    • データ ストア メモリのデータの場合は、"Inherited" を使用。

    このプロパティは、モデル エクスプローラーのデータ型アシスタントおよび [データ プロパティ] ダイアログ ボックスにおける [モード] フィールドと等価です。詳細については、Stateflow データの型の指定を参照してください。

  • Type.BusObject — データ オブジェクトを定義する Simulink.Bus オブジェクトの名前。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、データ オブジェクトの Type.Method プロパティが "Bus Object" である場合にのみ適用されます。詳細については、Stateflow 構造体を介したバス信号へのアクセスを参照してください。

  • Type.EnumType — データ オブジェクトを定義する列挙型の名前。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、データ オブジェクトの Type.Method プロパティが "Enumerated" である場合にのみ適用されます。詳細については、列挙データを使用した名前による値の参照を参照してください。

  • Type.Expression — データ オブジェクトのデータ型として評価される式。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、データ オブジェクトの Type.Method プロパティが "Expression" である場合にのみ適用されます。詳細については、MATLAB 式を使用したデータ プロパティの指定を参照してください。

  • Type.Signed — 符号属性。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティは、データ オブジェクトの Type.Method プロパティが "Fixed point" である場合にのみ適用されます。詳細については、Stateflow チャートの固定小数点データを参照してください。

  • Type.WordLength — 語長 (ビット単位)。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、データ オブジェクトの Type.Method プロパティが "Fixed point" である場合にのみ適用されます。詳細については、Stateflow チャートの固定小数点データを参照してください。

  • Type.Fixpt.ScalingMode — 固定小数点データ オブジェクトのスケーリング方法。"Binary point""Slope and bias"、または "None" として指定します。このプロパティは、データ オブジェクトの Type.Method プロパティが "Fixed point" である場合にのみ適用されます。詳細については、Stateflow チャートの固定小数点データを参照してください。

  • Type.Fixpt.FractionLength — 小数部の長さ (ビット単位)。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、Type.Method プロパティが "Fixed point" であり、Type.Fixpt.ScalingMode プロパティが "Binary point" である場合にのみ適用されます。

  • Type.Fixpt.Slope — 勾配。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、Type.Method プロパティが "Fixed point" であり、Type.Fixpt.ScalingMode プロパティが "Slope and bias" である場合にのみ適用されます。

  • Type.Fixpt.Bias — バイアス。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、Type.Method プロパティが "Fixed point" であり、Type.Fixpt.ScalingMode プロパティが "Slope and bias" である場合にのみ適用されます。

  • Type.Fixpt.Lock固定小数点ツール (Fixed-Point Designer)で選択されているオートスケールされた型によって固定小数点型が置き換えられるのを防止するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティは、データ オブジェクトの Type.Method プロパティが "Fixed point" である場合にのみ適用されます。

  • Array.Size — データ オブジェクトのサイズ。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。詳細については、Stateflow データのサイズの指定を参照してください。

  • Array.IsDynamic — データ オブジェクトが可変サイズかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティは、[プロパティ インスペクター]、モデル エクスプローラー、または [データ プロパティ] ダイアログ ボックスの [可変サイズ] チェック ボックスと等価です。詳細については、Stateflow チャートでの可変サイズ データの宣言を参照してください。

  • Array.FirstIndex — 配列データ オブジェクトの最初の要素のインデックス。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、C をアクション言語として使用するチャート内の配列データにのみ適用されます。詳細については、最終値をベース ワークスペースへ保存を参照してください。

  • Complexity — データ オブジェクトが複素数値を受け入れるかどうか。"On" または "Off" として指定します。詳細については、Stateflow チャートの複素数データを参照してください。

  • InitialValue — 初期値。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。詳細については、初期値を参照してください。

  • Range.Minimum — 最小値。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。詳細については、制限範囲を参照してください。

  • Range.Maximum — 最大値。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。詳細については、制限範囲を参照してください。

  • ResolveToSignalObject — データ オブジェクトが、モデルまたはベース ワークスペースで定義される Simulink.Signal オブジェクトに解決されるかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。詳細については、Simulink の信号オブジェクトからのデータ プロパティの解決を参照してください。

  • Unit.Name — 測定単位。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、入出力データに対してのみ適用されます。詳細については、Stateflow データの単位の指定を参照してください。

SSIdNumberRO

セッションに依存しない識別子。整数スカラーとして指定します。このプロパティは、データ オブジェクトをモデル内の他のオブジェクトと区別するために使用します。

SaveToWorkspaceRW

シミュレーションの最後にデータ オブジェクトの値を MATLAB ベース ワークスペースの同名の変数に保存するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティは、C をアクション言語として使用するチャート内のデータにのみ適用されます。詳細については、最終値をベース ワークスペースへ保存を参照してください。

ScopeRW

データ オブジェクトのスコープ。次のいずれかの値として指定します。

  • "Local"

  • "Input"

  • "Output"

  • "Constant"

  • "Parameter"

  • "Data Store Memory"

  • "Temporary"

  • "Imported"

  • "Exported"

詳細については、スコープを参照してください。

TagRW

データ オブジェクトのユーザー定義のタグ。任意の型のデータとして指定します。

TestPointRW

データ オブジェクトをテスト ポイントとして設定するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。シミュレーション時にテストポイントをフローティング スコープで監視できます。テスト ポイントの値を MATLAB ワークスペースにログ記録することも可能です。詳細については、Stateflow チャートのテスト ポイントの監視を参照してください。

TunableRW

データ オブジェクトが調整可能なパラメーターかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。調整可能なパラメーターのみが、シミュレーション中に変更可能です。このプロパティは、パラメーター データに対してのみ適用されます。

UpdateMethodRW

データ オブジェクトを更新する方法。"Discrete" または "Continuous" として指定します。このプロパティは、データを含むチャートの ChartUpdate プロパティが "CONTINUOUS" である場合にのみ適用されます。詳細については、Stateflow の連続時間モデルを参照してください。

Stateflow.EMChart

Stateflow.EMChart オブジェクトは、Stateflow のプログラムによるインターフェイスを使用して MATLAB Function (Simulink) ブロックを構成するために使用します。

MATLAB Function ブロックは、Simulink モデルにおけるカスタム機能を定義します。これらのブロックは次のような場合に使用します。

  • カスタム機能をモデル化する既存の MATLAB 関数がある場合。または、こうした関数を容易に作成できる場合。

  • Simulink グラフィカル言語では取得されない、または取得できないカスタム機能がモデルに必要な場合。

  • Simulink ブロック線図を使うより MATLAB 関数を使う方がカスタム機能のモデル化が容易な場合。

  • モデル化するカスタム機能に連続状態または離散ダイナミクス状態が含まれない場合。動的状態をモデル化するには、S-Function を使用する。MATLAB S-Function の作成と構成 (Simulink)を参照してください。

詳細については、Simulink での MATLAB Function ブロックを使用した MATLAB 関数の実装 (Simulink)を参照してください。

ヒント

MATLAB Function ブロックのプロパティは、MATLABFunctionConfiguration (Simulink) オブジェクトを使用してプログラムで構成することもできます。このオブジェクトは MATLAB Function ブロックのプロパティへの直接のインターフェイスを提供します。詳細については、プログラムによる MATLAB Function ブロックの設定 (Simulink)を参照してください。

プロパティ名アクセス説明
AllowDirectFeedthroughRW

MATLAB Function ブロックが直達セマンティクスをサポートするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。詳細については、直達を許可 (Simulink)を参照してください。

ChartUpdateRW

MATLAB Function ブロックのアクティブ化方法。"CONTINUOUS""DISCRETE"、または "INHERITED" として指定します。詳細については、更新方法 (Simulink)を参照してください。

DescriptionRW

MATLAB Function ブロックの説明。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

DirtyRW

MATLAB Function ブロックが開かれたか保存された後に変更されたかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

DocumentRW

MATLAB Function ブロックのドキュメント リンク。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

EmlDefaultFimathRW

MATLAB Function ブロックの既定の fimath プロパティ。次のいずれかの値として指定します。

  • "Same as MATLAB Default" — 現在の既定の fimath オブジェクトと同じ fimath プロパティを使用します。

  • "Other:UserSpecified"InputFimath プロパティを使用して既定の fimath オブジェクトを指定します。

IcedRO

MATLAB Function ブロックがロックされているかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティはプロパティ Locked と等価ですが、シミュレーション中の MATLAB Function ブロックの変更を防止するために内部で使用されます。

IdRO

一意の識別子。整数スカラーとして指定します。このプロパティを使用して、MATLAB Function ブロックをモデル内の他のオブジェクトと区別します。このプロパティの値は、新しい MATLAB セッションを開始するたびに再割り当てされ、オブジェクトが削除されるとリサイクルされる場合があります。

InputFimathRW

既定の fimath オブジェクト。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。MATLAB Function ブロックの EmlDefaultFimath プロパティが "Other:UserSpecified" である場合、このプロパティを使用して次のことが可能です。

  • fimath オブジェクトを構成する式を入力。

  • fimath オブジェクトの変数名を MATLAB またはモデル ワークスペースに入力。

InputsRO

MATLAB Function ブロックの入力引数。Stateflow.Data オブジェクトの配列として指定します。このプロパティの値は、ブロックの Script プロパティで定義される入力に依存します。

LockedRW

MATLAB Function ブロックがロックされているかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。MATLAB Function ブロック内の変更を防止するには、このプロパティを有効にします。

MachineRO

MATLAB Function ブロックを含むマシン。Stateflow.Machine オブジェクトとして指定します。

NameRW

MATLAB Function ブロックの名前。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

OutputsRO

MATLAB Function ブロックの出力引数。Stateflow.Data オブジェクトの配列として指定します。このプロパティの値は、ブロックの Script プロパティで定義される出力に依存します。

PathRO

モデルの階層構造における MATLAB Function ブロックの場所。文字ベクトルとして指定します。

SampleTimeRW

MATLAB Function ブロックのアクティブ化のサンプル時間。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、MATLAB 関数の ChartUpdate プロパティが "DISCRETE" である場合にのみ適用されます。

SaturateOnIntegerOverflowRW

MATLAB Function ブロック内のデータが整数オーバーフローで飽和するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティが無効な場合、関数内のデータは整数オーバーフローでラップします。詳細については、整数オーバーフローで飽和 (Simulink)を参照してください。

ScriptRW

MATLAB Function ブロックのコード。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。複数行のコードの入力には次を使用できます。

  • MATLAB 関数 sprintf を呼び出し、\n を使用して改行文字を挿入する。

    str = sprintf("function y=f(x)\ny=x+1;\nend");
    block.Script = str;
  • 関数 newline を使用して改行文字を作成する、連結されたテキスト表現を入力する。

    str = "function y=f(x)" + newline + ...
        "y=x+1;" + newline + ...
        "end";
    block.Script = str;

SupportVariableSizingRW

MATLAB Function ブロックが可変サイズ データをサポートするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。詳細については、可変サイズの MATLAB Function ブロック変数の宣言 (Simulink)を参照してください。

TagRW

MATLAB Function ブロックのユーザー定義のタグ。任意の型のデータとして指定します。

TreatAsFiRW

Fixed-Point Designer fi オブジェクトとして扱う、継承された Simulink 信号。次のいずれかの値として指定します。

  • "Fixed-point"MATLAB Function ブロックはすべての固定小数点入力を fi オブジェクトとして扱います。

  • "Fixed-point & Integer"MATLAB Function ブロックはすべての固定小数点および整数の入力を fi オブジェクトとして扱います。

TreatDimensionOfLengthOneAsFixedSizeRW

少なくとも長さ 1 の 1 つの次元をもつ MATLAB Function ブロックの出力変数が固定サイズかどうか。数値あるいは logical の 0 (false) または 1 (true) として指定します。このプロパティが true の場合、オブジェクトは、次元が 1 であるブロック内の可変サイズの変数を固定サイズに設定します。このプロパティが false の場合、[可変サイズ] プロパティが有効になっているブロック内の変数は常に可変サイズです。R2023a より前では、オブジェクトは、少なくとも長さ 1 の 1 つの次元をもつ変数を固定サイズとして扱います。

このプロパティは、[可変サイズ] プロパティが有効になっている出力変数にのみ影響します。可変サイズ (Simulink)を参照してください。

VectorOutputs1DRW

MATLAB Function ブロックが列ベクトルを 1 次元データとして出力するかどうか。数値あるいは logical の 0 (false) または 1 (true) として指定します。詳細については、出力列ベクトルを 1 次元データとして解釈 (Simulink)を参照してください。

Stateflow.EMFunction

Stateflow.EMFunction オブジェクトは、グラフィカルな Stateflow 構造よりも MATLAB コードを使った方が簡単に記述できるアルゴリズムのコード作成用に MATLAB 関数を作成するために使用します。代表的な使用例は、以下のとおりです。

  • 行列指向型の計算

  • データの解析と視覚化

MATLAB 関数は、ステートと遷移のアクションで呼び出すことができます。詳細については、MATLAB 関数の定義による MATLAB コードの再利用を参照してください。

プロパティ名アクセス説明
BadIntersectionRO

MATLAB 関数がボックス、ステート、または関数とグラフィカルに交差するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

ChartRO

MATLAB 関数を含むチャート。Stateflow.Chart オブジェクトとして指定します。

CommentTextRW

MATLAB 関数のコメント テキスト。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、IsExplicitlyCommented プロパティが true である場合にのみ適用されます。Stateflow エディターで、MATLAB 関数上のコメント バッジ をポイントすると、テキストがツールヒントとして表示されます。IsExplicitlyCommented プロパティを false に設定すると、CommentText の値は "" に戻ります。

DescriptionRW

MATLAB 関数の説明。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

DocumentRW

MATLAB 関数のドキュメント リンク。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

EmlDefaultFimathRW

MATLAB 関数の既定の fimath プロパティ。次のいずれかの値として指定します。

  • "Same as MATLAB Default" — 現在の既定の fimath オブジェクトと同じ fimath プロパティを使用します。

  • "Other:UserSpecified"InputFimath プロパティを使用して既定の fimath オブジェクトを指定します。

このプロパティは、関数を含むチャートの ActionLanguage "C" である場合にのみ適用されます。それ以外の場合、データの動作はチャートの EmlDefaultFimath プロパティの値に依存します。

FontSizeRW

MATLAB 関数ラベルのフォント サイズ。スカラーとして指定します。グラフィカル関数を含むチャートの StateFont.Size プロパティが、このプロパティの初期値を設定します。

IdRO

一意の識別子。整数スカラーとして指定します。SSIdNumber とは異なり、このプロパティの値は新しい MATLAB セッションを開始するたびに再割り当てされ、オブジェクトが削除されるとリサイクルされる場合があります。

InlineOptionRW

生成コード内での MATLAB 関数の外観。次のいずれかの値として指定します。

  • "Auto" — 内部計算により、生成コード内の関数の外観が決まります。

  • "Function" — 関数は別個の C 関数として実装されます。

  • "Inline" — 関数に対する呼び出しがコードで置き換えられます。ただし、関数が再帰の一部でない場合に限ります。

詳細については、ステート関数の生成コード内インライン化 (Simulink Coder)を参照してください。

InputFimathRW

既定の fimath オブジェクト。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。MATLAB 関数の EmlDefaultFimath プロパティが "Other:UserSpecified" である場合、このプロパティを使用して次のことが可能です。

  • fimath オブジェクトを構成する式を入力。

  • fimath オブジェクトの変数名を MATLAB またはモデル ワークスペースに入力。

このプロパティは、関数を含むチャートの ActionLanguage "C" である場合にのみ適用されます。それ以外の場合、データの動作はチャートの InputFimath プロパティの値に依存します。

IsCommentedRO

MATLAB 関数をコメントアウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。IsExplicitlyCommented または IsImplicitlyCommentedtrue の場合、このプロパティは true になります。

IsExplicitlyCommentedRW

MATLAB 関数をコメントアウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティを true に設定することは、MATLAB 関数を右クリックして [コメント アウト] を選択することと等価です。詳細については、Stateflow チャート内のオブジェクトのコメントアウトを参照してください。

IsImplicitlyCommentedRO

MATLAB 関数を暗黙的にコメントアウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。MATLAB 関数を含むオブジェクトを明示的にコメントアウトすると、その関数は暗黙的にコメントアウトされます。MATLAB 関数が Atomic サブチャートまたは Atomic ボックスに含まれている場合、明示的にコメント化されたオブジェクトもその Atomic サブチャートまたは Atomic ボックスに含まれていない限り、このプロパティは false になります。

LabelStringRW

MATLAB 関数のラベル。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

MachineRO

MATLAB 関数を含むマシン。Stateflow.Machine オブジェクトとして指定します。

NameRW

MATLAB 関数の名前。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

PathRO

モデルの階層構造における MATLAB 関数の親の場所。文字ベクトルとして指定します。

PositionRW

MATLAB 関数の位置とサイズ。[left top width height] 形式の 4 要素数値ベクトルとして指定します。

SSIdNumberRO

セッションに依存しない識別子。整数スカラーとして指定します。このプロパティを使用して、MATLAB 関数をモデル内の他のオブジェクトと区別します。

SaturateOnIntegerOverflowRW

MATLAB 関数内のデータが整数オーバーフローで飽和するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティが無効な場合、関数内のデータは整数オーバーフローでラップします。詳細については、チャート データの整数オーバーフローの処理を参照してください。

このプロパティは、関数を含むチャートの ActionLanguage "C" である場合にのみ適用されます。それ以外の場合、データの動作はチャートの SaturateOnIntegerOverflow プロパティの値に依存します。

ScriptRW

MATLAB 関数のコード。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。複数行のコードの入力には次を使用できます。

  • MATLAB 関数 sprintf を呼び出し、エスケープ シーケンス \n を使用して改行文字を挿入する。

    str = sprintf("function y=f(x)\ny=x+1;\nend");
    function.Script = str;
  • 関数 newline を使用して改行文字を作成する、連結されたテキスト表現を入力する。

    str = "function y=f(x)" + newline + ...
        "y=x+1;" + newline + ...
        "end";
    function.Script = str;

SubviewerRO

MATLAB 関数のサブビューアー。Stateflow.ChartStateflow.StateStateflow.BoxStateflow.Function のいずれかのオブジェクトとして指定します。サブビューアーは、MATLAB 関数をグラフィカルに表示できるチャートまたはサブチャートです。

TagRW

MATLAB 関数のユーザー定義のタグ。任意の型のデータとして指定します。

Stateflow.Editor

Stateflow.Editor オブジェクトは、Stateflow のチャートまたは状態遷移表のグラフィカル要素にアクセスするために使用します。Stateflow.Editor オブジェクトを使用すると、Stateflow エディター ウィンドウの位置、サイズ、倍率レベルを制御できます。

プロパティ名アクセス説明
WindowPositionRW

Stateflow エディター ウィンドウの位置とサイズ。[left top width height] 形式の 4 要素数値ベクトルとして指定します。

ZoomFactorRW

エディターでのチャートまたは状態遷移表の倍率レベル。0.510 のスカラー値として指定します。値 1 は 100% の倍率に対応します。

Stateflow.Event

Stateflow.Event オブジェクトは、以下のいずれかのオブジェクトでアクションをトリガーするために使用します。

  • Stateflow チャート内のパラレル ステート

  • 別の Stateflow チャート

  • Simulink の Triggered Subsystem または Function-Call Subsystem

詳細については、イベントのブロードキャストによるモデル コンポーネントの同期を参照してください。

プロパティ名アクセス説明
DebugRW

イベントに対するデバッガーのプロパティ。次のプロパティをもつ Stateflow.EventDebug オブジェクトとして指定します。

  • Breakpoints.StartBroadcastStart of Broadcast ブレークポイントを設定するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

  • Breakpoints.EndBroadcastEnd of Broadcast ブレークポイントを設定するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

詳細については、チャートのデバッグのためのブレークポイントの設定を参照してください。

DescriptionRW

イベントの説明。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

DocumentRW

イベントのドキュメント リンク。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

IdRO

一意の識別子。整数スカラーとして指定します。このプロパティを使用して、イベントをモデル内の他のオブジェクトと区別します。このプロパティの値は、新しい MATLAB セッションを開始するたびに再割り当てされ、オブジェクトが削除されるとリサイクルされる場合があります。

MachineRO

イベントを含むマシン。Stateflow.Machine オブジェクトとして指定します。

NameRW

イベントの名前。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

PathRO

モデルの階層構造におけるイベントの親の場所。文字ベクトルとして指定します。

PortRW

イベントの端子インデックス。整数スカラーとして指定します。このプロパティは、入出力イベントに対してのみ適用されます。詳細については、端子を参照してください。

ScopeRW

イベントのスコープ。"Local""Input"、または "Output" として指定します。詳細については、スコープを参照してください。

TagRW

イベントのユーザー定義のタグ。任意の型のデータとして指定します。

TriggerRW

イベントに関連付けられているトリガーのタイプ。データのスコープに依存する string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

  • 入力イベントの場合は、"Function call""Rising""Falling"、または "Either" を使用します。

  • 出力イベントの場合は、"Function call" または "Either" を使用します。

このプロパティはローカル イベントには適用されません。詳細については、トリガーを参照してください。

Stateflow.Function

Stateflow.Function オブジェクトは、制御フロー ロジックと反復ループを含むグラフィカル関数を作成するために使用します。グラフィカル関数は、コネクティブ ジャンクションと遷移を使用するフロー チャートで作成します。グラフィカル関数は、ステートと遷移のアクションで呼び出すことができます。詳細については、グラフィカル関数の定義によるロジック パターンの再利用を参照してください。

プロパティ名アクセス説明
BadIntersectionRO

グラフィカル関数がボックス、ステート、または関数とグラフィカルに交差するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

ChartRO

グラフィカル関数を含むチャート。Stateflow.Chart オブジェクトとして指定します。

CommentTextRW

グラフィカル関数のコメント テキスト。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、IsExplicitlyCommented プロパティが true である場合にのみ適用されます。Stateflow エディターで、グラフィカル関数上のコメント バッジ をポイントすると、テキストがツールヒントとして表示されます。IsExplicitlyCommented プロパティを false に設定すると、CommentText の値は "" に戻ります。

ContentPreviewEnabledRW

グラフィカル関数の内容のプレビューを表示するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティは、IsSubchart プロパティが true である場合にのみ適用されます。

DebugRW

グラフィカル関数に対するデバッガーのプロパティ。次のプロパティをもつ Stateflow.FunctionDebug オブジェクトとして指定します。

  • Breakpoints.OnDuringDuring Function Call ブレークポイントを設定するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

詳細については、チャートのデバッグのためのブレークポイントの設定を参照してください。

DescriptionRW

グラフィカル関数の説明。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

DocumentRW

グラフィカル関数のドキュメント リンク。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

FontSizeRW

グラフィカル関数ラベルのフォント サイズ。スカラーとして指定します。グラフィカル関数を含むチャートの StateFont.Size プロパティが、このプロパティの初期値を設定します。

IdRO

一意の識別子。整数スカラーとして指定します。SSIdNumber とは異なり、このプロパティの値は新しい MATLAB セッションを開始するたびに再割り当てされ、オブジェクトが削除されるとリサイクルされる場合があります。

InlineOptionRW

生成コード内でのグラフィカル関数の外観。次のいずれかの値として指定します。

  • "Auto" — 内部計算により、生成コード内の関数の外観が決まります。

  • "Function" — 関数は別個の C 関数として実装されます。

  • "Inline" — 関数に対する呼び出しがコードで置き換えられます。ただし、関数が再帰の一部でない場合に限ります。

詳細については、ステート関数の生成コード内インライン化 (Simulink Coder)を参照してください。

IsCommentedRO

グラフィカル関数をコメントアウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。IsExplicitlyCommented または IsImplicitlyCommentedtrue の場合、このプロパティは true になります。

IsExplicitlyCommentedRW

グラフィカル関数をコメント アウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティを true に設定することは、グラフィカル関数を右クリックして [コメント アウト] を選択することと等価です。詳細については、Stateflow チャート内のオブジェクトのコメントアウトを参照してください。

IsGroupedRW

関数がグループ化された関数かどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。グループ化された関数をコピーして貼り付けると、関数だけでなく、その内容もすべてコピーされます。詳細については、グループ化によるコピーと貼り付けを参照してください。

IsImplicitlyCommentedRO

グラフィカル関数を暗黙的にコメント アウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。グラフィカル関数を含むオブジェクトを明示的にコメントアウトすると、その関数は暗黙的にコメントアウトされます。グラフィカル関数が Atomic サブチャートまたは Atomic ボックスに含まれている場合、明示的にコメント化されたオブジェクトもその Atomic サブチャートまたは Atomic ボックスに含まれていない限り、このプロパティは false になります。

IsSubchartRW

関数がサブチャートかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

LabelStringRW

グラフィカル関数のラベル。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

MachineRO

グラフィカル関数を含むマシン。Stateflow.Machine オブジェクトとして指定します。

NameRW

グラフィカル関数の名前。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

PathRO

モデルの階層構造におけるグラフィカル関数の親の場所。文字ベクトルとして指定します。

PositionRW

グラフィカル関数の位置とサイズ。[left top width height] 形式の 4 要素数値ベクトルとして指定します。

SSIdNumberRO

セッションに依存しない識別子。整数スカラーとして指定します。このプロパティを使用して、グラフィカル関数をモデル内の他のオブジェクトと区別します。

SubviewerRO

グラフィカル関数のサブビューアー。Stateflow.ChartStateflow.StateStateflow.BoxStateflow.Function のいずれかのオブジェクトとして指定します。サブビューアーは、グラフィカル関数をグラフィカルに表示できるチャートまたはサブチャートです。

TagRW

グラフィカル関数のユーザー定義のタグ。任意の型のデータとして指定します。

Stateflow.Junction

Stateflow.Junction オブジェクトは、次のようなジャンクションを作成するために使用します。

  • 遷移パスでの判定点を表す

  • スーパーステート内のサブステートのアクティビティを記録する

詳細については、遷移とジャンクションを結合して分岐パスを作成およびヒストリ ジャンクションを使用した前のサブステート アクティビティの再開を参照してください。

プロパティ名アクセス説明
ArrowSizeRW

入力遷移の矢印のサイズ。スカラーとして指定します。

ChartRO

ジャンクションを含むチャート。Stateflow.Chart オブジェクトとして指定します。

CommentTextRW

ジャンクションに追加するコメント テキスト。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、IsExplicitlyCommented プロパティが true である場合にのみ適用されます。Stateflow エディターで、ジャンクション上のコメント バッジ をポイントすると、テキストがツールヒントとして表示されます。IsExplicitlyCommented プロパティを false に設定すると、CommentText の値は "" に戻ります。

DescriptionRW

ジャンクションの説明。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

DocumentRW

ジャンクションのドキュメント リンク。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

IdRO

一意の識別子。整数スカラーとして指定します。SSIdNumber とは異なり、このプロパティの値は新しい MATLAB セッションを開始するたびに再割り当てされ、オブジェクトが削除されるとリサイクルされる場合があります。

IsCommentedRO

ジャンクションをコメントアウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。IsExplicitlyCommented または IsImplicitlyCommentedtrue の場合、このプロパティは true になります。

IsExplicitlyCommentedRW

ジャンクションをコメント アウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティを true に設定することは、ジャンクションを右クリックして [コメント アウト] を選択することと等価です。詳細については、Stateflow チャート内のオブジェクトのコメントアウトを参照してください。

IsImplicitlyCommentedRO

ジャンクションを暗黙的にコメント アウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。ジャンクションを含むオブジェクトを明示的にコメントアウトすると、そのジャンクションは暗黙的にコメントアウトされます。ジャンクションが Atomic サブチャートまたは Atomic ボックスに含まれている場合、明示的にコメント化されたオブジェクトもその Atomic サブチャートまたは Atomic ボックスに含まれていない限り、このプロパティは false になります。

MachineRO

ジャンクションを含むマシン。Stateflow.Machine オブジェクトとして指定します。

PathRO

モデルの階層構造におけるジャンクションの親の場所。文字ベクトルとして指定します。

PositionRW

ジャンクションの位置とサイズ。次のプロパティをもつ Stateflow.JunctionPosition オブジェクトとして指定します。

  • Center — ジャンクションの中心の位置。チャートの左上隅を基準とする座標からなる 2 要素数値ベクトル [x y] として指定します。

  • Radius — ジャンクションの半径。スカラーとして指定します。

SSIdNumberRO

セッションに依存しない識別子。整数スカラーとして指定します。このプロパティを使用して、ジャンクションをモデル内の他のオブジェクトと区別します。

SubviewerRO

ジャンクションのサブビューアー。Stateflow.ChartStateflow.StateStateflow.BoxStateflow.Function のいずれかのオブジェクトとして指定します。サブビューアーは、ジャンクションをグラフィカルに表示できるチャートまたはサブチャートです。

TagRW

ジャンクションのユーザー定義のタグ。任意の型のデータとして指定します。

TypeRW

ジャンクションのタイプ。次のいずれかの値として指定します。

  • "CONNECTIVE" — 遷移パスでの判定点を表すコネクティブ ジャンクション

  • "HISTORY" — スーパーステート内のサブステートのアクティビティを記録するヒストリ ジャンクション

Stateflow.Machine

Stateflow の視点からは、Stateflow.Machine オブジェクトは Simulink モデルと等価です。Stateflow.Machine オブジェクトには、Simulink モデル内の Stateflow チャート、State Transition Table ブロック、Truth Table ブロック、MATLAB Function ブロックを表す Stateflow.ChartStateflow.StateTransitionTableChartStateflow.TruthTableChartStateflow.EMChart の各オブジェクトが含まれています。詳細については、Stateflow API の概要を参照してください。

プロパティ名アクセス説明
CreatedRO

マシンの作成日。文字ベクトルとして指定します。

CreatorRW

マシンの作成者。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

DebugRW

マシンのチャートに対するデバッガーのプロパティ。次のプロパティをもつ Stateflow.MachineDebug オブジェクトとして指定します。

  • Animation.Enabled — シミュレーション時にマシンのチャートをアニメーション化するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティを無効にすることは、[デバッグ] タブの [アニメーション速度] ドロップダウン リストで [なし] を選択することと等価です。

  • Animation.Delay — マシンの各遷移セグメントを強調表示するためにチャートのアニメーションで使用する遅延。スカラーとして指定します。これらの値は [デバッグ] タブの [アニメーション速度] ドロップダウン リストの設定と対応します。

    遅延の値アニメーション速度
    0.5低速
    0.2中速
    0高速
    -1超高速

  • Animation.MaintainHighlighting — シミュレーションの終了後にマシンのアクティブ ステートの強調表示を維持するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

DescriptionRW

マシンの説明。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

DirtyRW

マシンの Simulink モデルが開かれたか保存された後に変更されたかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

DocumentRW

マシンのドキュメント リンク。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

FullFileNameRO

マシンの Simulink モデルの絶対ファイル パス。文字ベクトルとして指定します。

IcedRO

マシンがロックされているかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティはプロパティ Locked と等価ですが、シミュレーション中のマシンの変更を防止するために内部で使用されます。

IdRO

一意の識別子。整数スカラーとして指定します。このプロパティを使用して、マシンをモデル内の他のオブジェクトと区別します。このプロパティの値は、新しい MATLAB セッションを開始するたびに再割り当てされ、オブジェクトが削除されるとリサイクルされる場合があります。

IsLibraryRO

マシンの Simulink モデルでアプリケーションではなくライブラリをビルドするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

LockedRW

マシンがロックされているかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このマシン内の Stateflow チャート、状態遷移表、および Truth Table ブロックの変更を防止するには、このプロパティを有効にします。

ModifiedRW

マシンに対する変更の記録。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

NameRO

マシンの Simulink モデルの名前。文字ベクトルとして指定します。

PathRO

モデルの階層構造におけるマシンの場所。文字ベクトルとして指定します。

TagRW

マシンのユーザー定義のタグ。任意の型のデータとして指定します。

VersionRW

マシンのバージョン。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

Stateflow.Message

Stateflow.Message オブジェクトは、ローカルで、または Simulink モデルの Stateflow チャート間でデータをやり取りするために使用します。詳細については、メッセージ送信による Stateflow チャートとの通信を参照してください。

プロパティ名アクセス説明
CompiledSizeRO

コンパイラによって決定されるメッセージ データ サイズ。文字ベクトルとして指定します。

CompiledTypeRO

コンパイラによって決定されるデータ型。文字ベクトルとして指定します。

DataTypeRW

メッセージのデータ型。メッセージの Props.Type.Method プロパティに依存する string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

  • メッセージの Props.Type.Method プロパティが "Inherit" である場合、このプロパティの値は "Inherit: Same as Simulink" です。

  • メッセージの Props.Type.Method プロパティが "Built-in" である場合、このプロパティは次のいずれかのオプションを使って指定できます。

    • "double"

    • "single"

    • "int8"

    • "int16"

    • "int32"

    • "int64"

    • "uint8"

    • "uint16"

    • "uint32"

    • "uint64"

    • "boolean"

    • "string"

    • "ml" (C をアクション言語として使用するチャートでのみサポート)

  • それ以外の場合は、メッセージの Props.Type プロパティがこのプロパティの値を決定します。

詳細については、Stateflow API を使用したチャートの作成データの追加セクションを参照してください。

DescriptionRW

メッセージの説明。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

DocumentRW

メッセージのドキュメント リンク。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

IdRO

一意の識別子。整数スカラーとして指定します。SSIdNumber とは異なり、このプロパティの値は新しい MATLAB セッションを開始するたびに再割り当てされ、オブジェクトが削除されるとリサイクルされる場合があります。

InitializeMethodRW

メッセージ データの値を初期化する方法。メッセージのスコープに依存する string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

  • ローカル メッセージおよび出力メッセージの場合は、"Expression" または "Parameter" を使用。

  • 入力メッセージの場合は、"Not Needed" を使用。

メッセージ データの初期値を指定するには、Props.InitialValue プロパティを使用します。

詳細については、初期値を参照してください。

MachineRO

メッセージを含むマシン。Stateflow.Machine オブジェクトとして指定します。

MessagePriorityOrderRW

メッセージの優先順位キューのタイプ。次のいずれかの値として指定します。

  • "Ascending" — メッセージはメッセージ データ値の昇順で受信されます。

  • "Descending" — メッセージはメッセージ データ値の降順で受信されます。

このプロパティは、メッセージの QueueType プロパティが "Priority" である場合にのみ適用されます。詳細については、キュー タイプを参照してください。

NameRW

メッセージの名前。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

PathRO

モデルの階層構造におけるメッセージの親の場所。文字ベクトルとして指定します。

PortRW

メッセージの端子インデックス。整数スカラーとして指定します。このプロパティは、入出力メッセージに対してのみ適用されます。詳細については、端子を参照してください。

PriorityRW

メッセージの優先順位。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。2 つの異なるメッセージが同時に発生した場合、このプロパティによって、どちらのメッセージを先に処理するかが決定されます。数値が小さいほど、高い優先順位を示します。このプロパティは、離散イベント チャートのローカル メッセージおよび出力メッセージに対してのみ適用されます。詳細については、Create Custom Queuing Systems Using Discrete-Event Stateflow Charts (SimEvents)を参照してください。

PropsRW

データ仕様のプロパティ。以下のプロパティをもつ Stateflow.DataProps オブジェクトとして指定します。

  • Type.Method — メッセージのデータ型を設定する方法。"Inherited""Built-in""Bus Object""Enumerated""Expression"、または "Fixed point" として指定します。このプロパティは、モデル エクスプローラーのデータ型アシスタントおよび [データ プロパティ] ダイアログ ボックスにおける [モード] フィールドと等価です。詳細については、Stateflow データの型の指定を参照してください。

  • Type.BusObject — メッセージのデータを定義する Simulink.Bus オブジェクトの名前。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、データ オブジェクトの Type.Method プロパティが "Bus Object" である場合にのみ適用されます。詳細については、Stateflow 構造体を介したバス信号へのアクセスを参照してください。

  • Type.EnumType — メッセージのデータを定義する列挙型の名前。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、データ オブジェクトの Type.Method プロパティが "Enumerated" である場合にのみ適用されます。詳細については、列挙データを使用した名前による値の参照を参照してください。

  • Type.Expression — メッセージのデータのデータ型として評価される式。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、データ オブジェクトの Type.Method プロパティが "Expression" である場合にのみ適用されます。詳細については、MATLAB 式を使用したデータ プロパティの指定を参照してください。

  • Type.Signed — 符号属性。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティは、データ オブジェクトの Type.Method プロパティが "Fixed point" である場合にのみ適用されます。詳細については、Stateflow チャートの固定小数点データを参照してください。

  • Type.WordLength — 語長 (ビット単位)。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、データ オブジェクトの Type.Method プロパティが "Fixed point" である場合にのみ適用されます。詳細については、Stateflow チャートの固定小数点データを参照してください。

  • Type.Fixpt.ScalingMode — メッセージの固定小数点データのスケーリング方法。"Binary point""Slope and bias"、または "None" として指定します。このプロパティは、データ オブジェクトの Type.Method プロパティが "Fixed point" である場合にのみ適用されます。詳細については、Stateflow チャートの固定小数点データを参照してください。

  • Type.Fixpt.FractionLength — 小数部の長さ (ビット単位)。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、Type.Method プロパティが "Fixed point" であり、Type.Fixpt.ScalingMode プロパティが "Binary point" である場合にのみ適用されます。

  • Type.Fixpt.Slope — 勾配。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、Type.Method プロパティが "Fixed point" であり、Type.Fixpt.ScalingMode プロパティが "Slope and bias" である場合にのみ適用されます。

  • Type.Fixpt.Bias — バイアス。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、Type.Method プロパティが "Fixed point" であり、Type.Fixpt.ScalingMode プロパティが "Slope and bias" である場合にのみ適用されます。

  • Type.Fixpt.Lock固定小数点ツール (Fixed-Point Designer)で選択されているオートスケールされた型によって固定小数点型が置き換えられるのを防止するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティは、データ オブジェクトの Type.Method プロパティが "Fixed point" である場合にのみ適用されます。

  • Array.Size — メッセージのデータのサイズ。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。詳細については、Stateflow データのサイズの指定を参照してください。

  • Complexity — メッセージが複素数値を受け入れるかどうか。"On" または "Off" として指定します。詳細については、Stateflow チャートの複素数データを参照してください。

  • InitialValue — 初期値。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

QueueCapacityRW

メッセージの内部キューの長さ。整数スカラーとして指定します。このプロパティは、ローカル メッセージ、および UseInternalQueuetrue に設定されている入力メッセージに対してのみ適用されます。詳細については、キューの容量を参照してください。

QueueOverflowDiagnosticRW

受信メッセージの数がメッセージのキューの容量を超えたときの診断アクションのレベル。"Error""Warning"、または "None" として指定します。このプロパティは、ローカル メッセージ、および UseInternalQueuetrue に設定されている入力メッセージに対してのみ適用されます。詳細については、キュー オーバーフローの診断を参照してください。

QueueTypeRW

メッセージが受信側キューから削除される順序。次のいずれかの値として指定します。

  • "FIFO" — 先入れ先出し法。

  • "LIFO" — 後入れ先出し法。

  • "Priority" — データ フィールド内の値に従ってメッセージを削除します。順序を指定するには、メッセージの MessagePriorityOrder プロパティを使用します。

このプロパティは、ローカル メッセージ、および UseInternalQueuetrue に設定されている入力メッセージに対してのみ適用されます。詳細については、キュー タイプを参照してください。

SSIdNumberRO

セッションに依存しない識別子。整数スカラーとして指定します。このプロパティを使用して、メッセージをモデル内の他のオブジェクトと区別します。

ScopeRW

メッセージのスコープ。"Local""Input"、または "Output" として指定します。詳細については、スコープを参照してください。

TagRW

メッセージのユーザー定義のタグ。任意の型のデータとして指定します。

UseInternalQueueRW

Stateflow チャートが入力メッセージ用に内部の受信側キューを保持するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティは、入力メッセージに対してのみ適用されます。詳細については、内部キューの使用を参照してください。

Stateflow.Port

Stateflow.Port オブジェクトは、Stateflow の階層内の境界を越える入口と出口の接続を提供する端子とジャンクションを作成するために使用します。entry 端子と exit 端子により、ステートに出入りする遷移ロジックが分離されてコンポーネント化が改善されます。スーパートランジションとは異なり、Atomic サブチャートで使用できます。詳細については、ステートの境界を越える入口および出口接続の作成を参照してください。

entry 端子と exit 端子は、ステートまたは Atomic サブチャートの境界上に配置されます。各端子には、ステートまたは Atomic サブチャート内の入口または出口の位置をマークする対応するジャンクションがあります。端子とジャンクションは別々の Stateflow.Port オブジェクトで表されます。

プロパティ名アクセス説明
ArrowSizeRW

入力遷移の矢印のサイズ。スカラーとして指定します。

ChartRO

端子またはジャンクションを含むチャート。Stateflow.Chart オブジェクトとして指定します。

CommentTextRW

entry ジャンクションまたは exit ジャンクションに追加するコメント テキスト。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、IsExplicitlyCommented プロパティが true である場合に entry ジャンクションと exit ジャンクションに対してのみ適用されます。Stateflow エディターで、ジャンクション上のコメント バッジ をポイントすると、テキストがツールヒントとして表示されます。IsExplicitlyCommented プロパティを false に設定すると、CommentText の値は "" に戻ります。

DescriptionRW

端子またはジャンクションの説明。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

DocumentRW

端子またはジャンクションのドキュメント リンク。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

HomeRO

所属先のステートまたはサブチャート。Stateflow.State または Stateflow.AtomicSubchart のいずれかのオブジェクトとして指定します。entry 端子または exit 端子の所属先は、その端子を境界上に含むステートまたはサブチャートです。このプロパティは、entry 端子と exit 端子に対してのみ適用されます。

IdRO

一意の識別子。整数スカラーとして指定します。SSIdNumber とは異なり、このプロパティの値は新しい MATLAB セッションを開始するたびに再割り当てされ、オブジェクトが削除されるとリサイクルされる場合があります。

IsCommentedRO

端子またはジャンクションをコメントアウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。IsExplicitlyCommented または IsImplicitlyCommentedtrue の場合、このプロパティは true になります。

IsExplicitlyCommentedRW

ジャンクションと端子のペアをコメントアウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティを true に設定することは、entry ジャンクションまたは exit ジャンクションを右クリックして [コメント アウト] を選択することと等価です。このプロパティは、entry ジャンクションと exit ジャンクションに対してのみ適用されます。このプロパティを entry 端子または exit 端子に対して設定しようとするとエラーになります。詳細については、Stateflow チャート内のオブジェクトのコメントアウトを参照してください。

IsImplicitlyCommentedRO

端子またはジャンクションを暗黙的にコメントアウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。端子またはジャンクションを含むオブジェクトを明示的にコメントアウトすると、その端子またはジャンクションは暗黙的にコメントアウトされます。さらに、entry 端子または exit 端子は、対応する entry ジャンクションまたは exit ジャンクションを明示的にコメントアウトすると暗黙的にコメントアウトされます。端子またはジャンクションが Atomic サブチャートまたは Atomic ボックスに含まれている場合、明示的にコメント化されたオブジェクトもその Atomic サブチャートまたは Atomic ボックスに含まれていない限り、このプロパティは false になります。

LabelPositionRW

端子またはジャンクションのラベルの位置とサイズ。[left top width height] 形式の 4 要素数値ベクトルとして指定します。

LabelStringRW

端子またはジャンクションのラベル。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティを変更すると、対応する Stateflow.Port オブジェクトの LabelString プロパティが自動的に同じ値に設定されます。

LinkedRO

端子またはジャンクションに対応するジャンクションまたは端子があるかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティはチャート内部の矛盾を検出するために使用されます。

MachineRO

端子またはジャンクションを含むマシン。Stateflow.Machine オブジェクトとして指定します。

PathRO

モデルの階層構造における端子またはジャンクションの親の場所。文字ベクトルとして指定します。

PortTypeRO

端子またはジャンクションのタイプ。次のいずれかの値として指定します。

  • 'EntryJunction' — ステートまたは Atomic サブチャート内の entry ジャンクション

  • 'EntryPort' — ステートまたは Atomic サブチャートの境界上の entry 端子

  • 'ExitJunction' — ステートまたは Atomic サブチャート内の exit ジャンクション

  • 'ExitPort' — ステートまたは Atomic サブチャートの境界上の exit 端子

PositionRW

端子またはジャンクションの位置とサイズ。次のプロパティをもつ Stateflow.PortPosition オブジェクトとして指定します。

  • Center — 端子またはジャンクションの中心の位置。チャートの左上隅を基準とする座標からなる 2 要素数値ベクトル [x y] として指定します。

  • Radius — 端子またはジャンクションの半径。スカラーとして指定します。

SSIdNumberRO

セッションに依存しない識別子。整数スカラーとして指定します。このプロパティを使用して、端子またはジャンクションをモデル内の他のオブジェクトと区別します。

SubviewerRO

端子またはジャンクションのサブビューアー。Stateflow.ChartStateflow.StateStateflow.Box、 のいずれかのオブジェクトとして指定します。サブビューアーは、端子をグラフィカルに表示できるチャートまたはサブチャートです。

TagRW

端子またはジャンクションのユーザー定義のタグ。任意の型のデータとして指定します。

Stateflow.SLFunction オブジェクトは、ステートと遷移のアクションにおいて Simulink サブシステムの呼び出しを可能にする Simulink 関数を作成するために使用します。代表的な使用例は、以下のとおりです。

  • Simulink ブロックを必要とする関数の定義

  • 複数コントローラーの実行のスケジュール

詳細については、Stateflow チャートでの Simulink 関数の再利用を参照してください。

プロパティ名アクセス説明
BadIntersectionRO

Simulink 関数がボックス、ステート、または関数とグラフィカルに交差するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

ChartRO

Simulink 関数を含むチャート。Stateflow.Chart オブジェクトとして指定します。

CommentTextRW

Simulink 関数に追加するコメント テキスト。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、IsExplicitlyCommented プロパティが true である場合にのみ適用されます。Stateflow エディターで、Simulink 関数上のコメント バッジ をポイントすると、テキストがツールヒントとして表示されます。IsExplicitlyCommented プロパティを false に設定すると、CommentText の値は "" に戻ります。

ContentPreviewEnabledRW

Simulink 関数の内容のプレビューを表示するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

DescriptionRW

Simulink 関数の説明。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

DocumentRW

Simulink 関数のドキュメント リンク。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

FontSizeRW

Simulink 関数ラベルのフォント サイズ。スカラーとして指定します。Simulink 関数を含むチャートの StateFont.Size プロパティが、このプロパティの初期値を設定します。

IdRO

一意の識別子。整数スカラーとして指定します。SSIdNumber とは異なり、このプロパティの値は新しい MATLAB セッションを開始するたびに再割り当てされ、オブジェクトが削除されるとリサイクルされる場合があります。

IsCommentedRO

Simulink 関数をコメントアウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。IsExplicitlyCommented または IsImplicitlyCommentedtrue の場合、このプロパティは true になります。

IsExplicitlyCommentedRW

Simulink 関数をコメント アウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティを true に設定することは、Simulink 関数を右クリックして [コメント アウト] を選択することと等価です。詳細については、Stateflow チャート内のオブジェクトのコメントアウトを参照してください。

IsImplicitlyCommentedRO

Simulink 関数を暗黙的にコメント アウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。Simulink 関数を含むオブジェクトを明示的にコメントアウトすると、その関数は暗黙的にコメントアウトされます。Simulink 関数が Atomic サブチャートまたは Atomic ボックスに含まれている場合、明示的にコメント化されたオブジェクトもその Atomic サブチャートまたは Atomic ボックスに含まれていない限り、このプロパティは false になります。

LabelStringRW

Simulink 関数のラベル。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

MachineRO

Simulink 関数を含むマシン。Stateflow.Machine オブジェクトとして指定します。

NameRW

Simulink 関数の名前。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

PathRO

モデルの階層構造における Simulink 関数の親の場所。文字ベクトルとして指定します。

PositionRW

Simulink 関数の位置とサイズ。[left top width height] 形式の 4 要素数値ベクトルとして指定します。

SSIdNumberRO

セッションに依存しない識別子。整数スカラーとして指定します。このプロパティを使用して、Simulink 関数をモデル内の他のオブジェクトと区別します。

SubviewerRO

Simulink 関数のサブビューアー。Stateflow.ChartStateflow.StateStateflow.BoxStateflow.Function のいずれかのオブジェクトとして指定します。サブビューアーは、Simulink 関数をグラフィカルに表示できるチャートまたはサブチャートです。

TagRW

Simulink 関数のユーザー定義のタグ。任意の型のデータとして指定します。

Stateflow.SimulinkBasedState オブジェクトは、Stateflow ステート内に Simulink サブシステムを作成するために使用します。Simulink ベースのステートにより、ハイブリッド動的システム、つまり周期的ダイナミクスと連続時間ダイナミクスの間で切り替わるシステムをモデル化できます。詳細については、ステートとしての Simulink サブシステムを参照してください。

プロパティ名アクセス説明
ArrowSizeRW

入力遷移の矢印のサイズ。スカラーとして指定します。

BadIntersectionRO

Simulink ベースのステートがボックス、ステート、または関数とグラフィカルに交差するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

ChartRO

Simulink ベースのステートを含むチャート。Stateflow.Chart オブジェクトとして指定します。

CommentTextRW

Simulink ベースのステートに追加するコメント テキスト。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、IsExplicitlyCommented プロパティが true である場合にのみ適用されます。Stateflow エディターで、Simulink ベースのステート上のコメント バッジ をポイントすると、テキストがツールヒントとして表示されます。IsExplicitlyCommented プロパティを false に設定すると、CommentText の値は "" に戻ります。

ContentPreviewEnabledRW

Simulink ベースのステートの内容のプレビューを表示するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

DebugRW

Simulink ベースのステートに対するデバッガーのプロパティ。次のプロパティをもつ Stateflow.StateDebug オブジェクトとして指定します。

  • OnEntryOn State Entry ブレークポイントを設定するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

  • OnDuringDuring State ブレークポイントを設定するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

  • OnExitOn State Exit ブレークポイントを設定するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

詳細については、チャートのデバッグのためのブレークポイントの設定を参照してください。

DescriptionRW

Simulink ベースのステートの説明。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

DocumentRW

Simulink ベースのステートのドキュメント リンク。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

ExecutionOrderRW

パラレル (AND) 構造内の Simulink ベースのステートの実行順序。整数スカラーとして指定します。このプロパティは、次の両方の条件が満たされている場合にのみ適用されます。

  • Simulink ベースのステートの Type プロパティが "AND" である。

  • Simulink ベースのステートを含むチャートの UserSpecifiedStateTransitionExecutionOrder プロパティが true である。

FontSizeRW

Simulink ベースのステートのラベルのフォント サイズ。スカラーとして指定します。Simulink ベースのステートを含むチャートの StateFont.Size プロパティが、このプロパティの初期値を設定します。

HasOutputDataRW

Simulink ベースのステートのアクティブ ステート データの出力端子を作成するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。詳細については、アクティブ ステート データによるステート アクティビティの監視を参照してください。

IdRO

一意の識別子。整数スカラーとして指定します。SSIdNumber とは異なり、このプロパティの値は新しい MATLAB セッションを開始するたびに再割り当てされ、オブジェクトが削除されるとリサイクルされる場合があります。

IsCommentedRO

Simulink ベースのステートをコメントアウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。IsExplicitlyCommented または IsImplicitlyCommentedtrue の場合、このプロパティは true になります。

IsExplicitlyCommentedRW

Simulink ベースのステートをコメントアウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティを true に設定することは、Simulink ベースのステートを右クリックして [コメント アウト] を選択することと等価です。詳細については、Stateflow チャート内のオブジェクトのコメントアウトを参照してください。

IsImplicitlyCommentedRO

Simulink ベースのステートを暗黙的にコメントアウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。Simulink ベースのステートを含むオブジェクトを明示的にコメントアウトすると、そのステートは暗黙的にコメントアウトされます。Simulink ベースのステートが Atomic サブチャートに含まれている場合、明示的にコメント化されたオブジェクトもその Atomic サブチャートに含まれていない限り、このプロパティは false になります。

LoggingInfoRW

Simulink ベースのステートに対する信号のログのプロパティ。次のプロパティをもつ Stateflow.SigLoggingInfo オブジェクトとして指定します。

  • DataLogging — 信号のログを有効にするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

  • DecimateData — ログ データの量を制限するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

  • Decimation — 間引き間隔。整数スカラーとして指定します。このプロパティは、DecimateData プロパティが true である場合にのみ適用されます。

  • LimitDataPoints — ログに記録するデータ点の数を制限するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

  • MaxPoints — ログに記録するデータ点の最大数。整数スカラーとして指定します。このプロパティは、LimitDataPoints プロパティが true である場合にのみ適用されます。

  • NameMode — 信号名のソース。"SignalName" または "Custom" として指定します。

  • LoggingName — カスタム信号名。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、NameMode プロパティが "Custom" である場合にのみ適用されます。

信号のログでは、シミュレーション中に Simulink ベースのステートの自己アクティビティが MATLAB ワークスペースに保存されます。詳細については、ステートとデータのシミュレーション出力のログを参照してください。

MachineRO

Simulink ベースのステートを含むマシン。Stateflow.Machine オブジェクトとして指定します。

NameRW

Simulink ベースのステートの名前。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

OutputDataRO

Simulink ベースのステートのアクティブ ステート データ オブジェクト。Stateflow.Data オブジェクトとして指定します。このプロパティは、Simulink ベースのステートの HasOutputData プロパティが true である場合にのみ適用されます。

OutputMonitoringModeRW

アクティブ ステートの出力データに対する監視モード。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。Simulink ベースのステートの場合、"SelfActivity" が唯一のオプションです。

OutputPortNameRW

Simulink ベースのステートのアクティブ ステート データ オブジェクトの名前。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、Simulink ベースのステートの HasOutputData プロパティが true である場合にのみ適用されます。

PathRO

モデルの階層構造における Simulink ベースのステートの親の場所。文字ベクトルとして指定します。

PositionRW

Simulink ベースのステートの位置とサイズ。[left top width height] 形式の 4 要素数値ベクトルとして指定します。

SSIdNumberRO

セッションに依存しない識別子。整数スカラーとして指定します。このプロパティを使用して、Simulink ベースのステートをモデル内の他のオブジェクトと区別します。

SubviewerRO

Simulink ベースのステートのサブビューアー。Stateflow.ChartStateflow.StateStateflow.Box のいずれかのオブジェクトとして指定します。サブビューアーは、Simulink ベースのステートをグラフィカルに表示できるチャートまたはサブチャートです。

TagRW

Simulink ベースのステートのユーザー定義のタグ。任意の型のデータとして指定します。

TestPointRW

Simulink ベースのステートをテスト ポイントとして設定するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。シミュレーション時にテストポイントをフローティング スコープで監視できます。テスト ポイントの値を MATLAB ワークスペースにログ記録することも可能です。詳細については、Stateflow チャートのテスト ポイントの監視を参照してください。

TypeRO

兄弟ステートの構造。'AND' または 'OR' として指定します。Simulink ベースのステートは、親であるステートまたはチャートの Decomposition プロパティからこのプロパティを継承します。

Stateflow.State

Stateflow.State オブジェクトは、リアクティブ システムの動作モードを記述するために使用します。詳細については、ステートを使用した動作モードの表現を参照してください。

プロパティ名アクセス説明
ArrowSizeRW

入力遷移の矢印のサイズ。スカラーとして指定します。

BadIntersectionRO

ステートがボックス、ステート、または関数とグラフィカルに交差するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

ChartRO

ステートを含むチャート。Stateflow.Chart オブジェクトとして指定します。

CommentTextRW

ステートに追加するコメント テキスト。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、IsExplicitlyCommented プロパティが true である場合にのみ適用されます。Stateflow エディターで、ステート上のコメント バッジ をポイントすると、テキストがツールヒントとして表示されます。IsExplicitlyCommented プロパティを false に設定すると、CommentText の値は "" に戻ります。

ContentPreviewEnabledRW

ステートの内容のプレビューを表示するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティは、IsSubchart プロパティが true である場合にのみ適用されます。

DebugRW

ステートに対するデバッガーのプロパティ。次のプロパティをもつ Stateflow.StateDebug オブジェクトとして指定します。

  • OnEntryOn State Entry ブレークポイントを設定するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

  • OnDuringDuring State ブレークポイントを設定するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

  • OnExitOn State Exit ブレークポイントを設定するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

詳細については、チャートのデバッグのためのブレークポイントの設定を参照してください。

DecompositionRW

ステート内の包含の最上位にあるサブステートの構造。"EXCLUSIVE_OR" または "PARALLEL_AND" として指定します。詳細については、サブステート構造の指定を参照してください。

DescriptionRW

ステートの説明。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

DoNotAutogenerateEnumRW

アクティブ ステート データの出力の列挙データ型を手動で定義するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティは、ステートの OutputMonitoringMode プロパティが "ChildActivity" または "LeafStateActivity" である場合にのみ適用されます。詳細については、ステート アクティビティの列挙型の定義を参照してください。

DocumentRW

ステートのドキュメント リンク。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

DuringActionRO

ステートの during アクション。文字ベクトルとして指定します。このプロパティの値は、ステートの LabelString プロパティによって異なります。詳細については、ステートと遷移のラベルのプログラムによる指定を参照してください。このプロパティは、Moore チャートではサポートされていません。

EntryActionRO

ステートの entry アクション。文字ベクトルとして指定します。このプロパティの値は、ステートの LabelString プロパティによって異なります。詳細については、ステートと遷移のラベルのプログラムによる指定を参照してください。このプロパティは、Moore チャートではサポートされていません。

EnumTypeNameRW

ステートのアクティブ ステート データ オブジェクトの列挙データ型の名前。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、ステートの OutputMonitoringMode プロパティが "ChildActivity" または "LeafStateActivity" である場合にのみ適用されます。詳細については、Enum 名を参照してください。

ExecutionOrderRW

パラレル (AND) 構造内のステートの実行順序。整数スカラーとして指定します。このプロパティは、次の両方の条件が満たされている場合にのみ適用されます。

  • ステートの Type プロパティが "AND" である。

  • ステートを含むチャートの UserSpecifiedStateTransitionExecutionOrder プロパティが true である。

ExitActionRO

ステートの exit アクション。文字ベクトルとして指定します。このプロパティの値は、ステートの LabelString プロパティによって異なります。詳細については、ステートと遷移のラベルのプログラムによる指定を参照してください。このプロパティは、Moore チャートではサポートされていません。

FontSizeRW

ステート ラベルのフォント サイズ。スカラーとして指定します。ステートを含むチャートの StateFont.Size プロパティが、このプロパティの初期値を設定します。

HasOutputDataRW

ステートのアクティブ ステート データの出力端子を作成するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。詳細については、アクティブ ステート データによるステート アクティビティの監視を参照してください。

IdRO

一意の識別子。整数スカラーとして指定します。SSIdNumber とは異なり、このプロパティの値は新しい MATLAB セッションを開始するたびに再割り当てされ、オブジェクトが削除されるとリサイクルされる場合があります。

InlineOptionRW

生成コード内でのステート関数の外観。次のいずれかの値として指定します。

  • "Auto" — 内部計算により、生成コード内のステート関数の外観が決まります。

  • "Function" — ステート関数は別個の静的関数として実装されます。

  • "Inline" — ステート関数に対する呼び出しがコードで置き換えられます。ただし、関数が再帰の一部でない場合に限ります。

詳細については、ステート関数の生成コード内インライン化 (Simulink Coder)を参照してください。

IsCommentedRO

ステートをコメントアウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。IsExplicitlyCommented または IsImplicitlyCommentedtrue の場合、このプロパティは true になります。

IsExplicitlyCommentedRW

ステートをコメント アウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティを true に設定することは、ステートを右クリックして [コメント アウト] を選択することと等価です。詳細については、Stateflow チャート内のオブジェクトのコメントアウトを参照してください。

IsGroupedRW

ステートがグループ化されたステートかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。グループ化されたステートをコピーして貼り付けると、ステートだけでなく、その内容もすべてコピーされます。詳細については、グループ化によるコピーと貼り付けを参照してください。

IsImplicitlyCommentedRO

ステートを暗黙的にコメント アウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。ステートを含むオブジェクトを明示的にコメントアウトすると、そのステートは暗黙的にコメントアウトされます。ステートが Atomic サブチャートに含まれている場合、明示的にコメント化されたオブジェクトもその Atomic サブチャートに含まれていない限り、このプロパティは false になります。

IsSubchartRW

ステートがサブチャートかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

LabelStringRW

ステートのラベル。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。詳細については、ステートと遷移のラベルのプログラムによる指定を参照してください。

LoggingInfoRW

ステートに対する信号のログのプロパティ。次のプロパティをもつ Stateflow.SigLoggingInfo オブジェクトとして指定します。

  • DataLogging — 信号のログを有効にするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

  • DecimateData — ログ データの量を制限するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

  • Decimation — 間引き間隔。整数スカラーとして指定します。このプロパティは、DecimateData プロパティが true である場合にのみ適用されます。

  • LimitDataPoints — ログに記録するデータ点の数を制限するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

  • MaxPoints — ログに記録するデータ点の最大数。整数スカラーとして指定します。このプロパティは、LimitDataPoints プロパティが true である場合にのみ適用されます。

  • NameMode — 信号名のソース。"SignalName" または "Custom" として指定します。

  • LoggingName — カスタム信号名。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、NameMode プロパティが "Custom" である場合にのみ適用されます。

信号のログでは、シミュレーション中にステートの自己アクティビティが MATLAB ワークスペースに保存されます。詳細については、ステートとデータのシミュレーション出力のログを参照してください。

MachineRO

ステートを含むマシン。Stateflow.Machine オブジェクトとして指定します。

MooreActionRO

Moore チャートでのステート アクション。文字ベクトルとして指定します。このプロパティの値は、ステートの LabelString プロパティによって異なります。詳細については、ステートと遷移のラベルのプログラムによる指定を参照してください。このプロパティは Moore チャートでのみサポートされています。詳細については、Moore チャートの設計ガイドラインを参照してください。

NameRW

ステートの名前。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

OnActionRO

ステートの on アクション。文字ベクトルの cell 配列として、次の形式で指定します。

{'trigger1','action1',...,'triggerN','actionN'}

このプロパティの値は、ステートの LabelString プロパティによって異なります。詳細については、ステートと遷移のラベルのプログラムによる指定を参照してください。このプロパティは、Moore チャートではサポートされていません。

OutputDataRO

ステートのアクティブ ステート データ オブジェクト。Stateflow.Data オブジェクトとして指定します。このプロパティは、ステートの HasOutputData プロパティが true である場合にのみ適用されます。

OutputMonitoringModeRW

アクティブ ステートの出力データに対する監視モード。"SelfActivity""ChildActivity"、または "LeafStateActivity" として指定します。

OutputPortNameRW

ステートのアクティブ ステート データ オブジェクトの名前。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、ステートの HasOutputData プロパティが true である場合にのみ適用されます。

PathRO

モデルの階層構造におけるステートの親の場所。文字ベクトルとして指定します。

PositionRW

ステートの位置とサイズ。[left top width height] 形式の 4 要素数値ベクトルとして指定します。

SSIdNumberRO

セッションに依存しない識別子。整数スカラーとして指定します。このプロパティを使用して、ステートをモデル内の他のオブジェクトと区別します。

SubviewerRO

ステートのサブビューアー。Stateflow.ChartStateflow.StateStateflow.Box のいずれかのオブジェクトとして指定します。サブビューアーは、ステートをグラフィカルに表示できるチャートまたはサブチャートです。

TagRW

ステートのユーザー定義のタグ。任意の型のデータとして指定します。

TestPointRW

ステートをテスト ポイントとして設定するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。シミュレーション時にテストポイントをフローティング スコープで監視できます。テスト ポイントの値を MATLAB ワークスペースにログ記録することも可能です。詳細については、Stateflow チャートのテスト ポイントの監視を参照してください。

TypeRO

兄弟ステートの構造。'AND' または 'OR' として指定します。ステートは、親であるステートまたはチャートの Decomposition プロパティからこのプロパティを継承します。

Stateflow.StateTransitionTableChart

順序モーダル ロジック用の有限ステート マシンを表形式で表現するには、Stateflow.StateTransitionTableChart オブジェクトを使用します。状態と遷移を Stateflow チャートで描画する代わりに、State Transition Table ブロックを使用して、グラフィカル オブジェクトのメンテナンスが必要最小限で済む簡潔でコンパクトな形式でステート マシンをモデル化できます。詳細については、状態遷移表を使用した順序論理の表形式での表現を参照してください。

プロパティ名アクセス説明
ActionLanguageRW

状態遷移表のプログラミングに使用されるアクション言語。"MATLAB" または "C" として指定します。詳細については、アクション言語構文としての MATLAB と C の相違点を参照してください。

ChartColorRW

状態遷移表用に自動生成されるチャートの背景色。赤、緑、青の値を指定する [red green blue] 形式の 3 要素数値ベクトルとして指定します。各要素は 0 ~ 1 の範囲とする必要があります。

ChartUpdateRW

状態遷移表のアクティブ化方法。"CONTINUOUS""DISCRETE"、または "INHERITED" として指定します。詳細については、更新方法を参照してください。

DebugRW

状態遷移表に対するデバッガーのプロパティ。次のプロパティをもつ Stateflow.ChartDebug オブジェクトとして指定します。

  • Breakpoints.OnEntryOn Chart Entry ブレークポイントを設定するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

詳細については、チャートのデバッグのためのブレークポイントの設定を参照してください。

DescriptionRW

状態遷移表の説明。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

DirtyRW

状態遷移表が開かれたか保存された後に変更されたかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

DoNotAutogenerateEnumRW

アクティブ ステート データの出力の列挙データ型を手動で定義するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。詳細については、ステート アクティビティの列挙型の定義を参照してください。

DocumentRW

状態遷移表のドキュメント リンク。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

EditorRO

状態遷移表のエディター。Stateflow.Editor オブジェクトとして指定します。このオブジェクトを使用すると、Stateflow エディター ウィンドウの位置、サイズ、倍率レベルを制御できます。

EmlDefaultFimathRW

状態遷移表の既定の fimath プロパティ。次のいずれかの値として指定します。

  • "Same as MATLAB Default" — 現在の既定の fimath オブジェクトと同じ fimath プロパティを使用します。

  • "Other:UserSpecified"InputFimath プロパティを使用して既定の fimath オブジェクトを指定します。

このプロパティは、状態遷移表の ActionLanguage プロパティが "MATLAB" である場合にのみ適用されます。

EnableBitOpsRW

状態遷移表内のステート アクションおよび遷移アクションでビット演算を使用するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティは、C をアクション言語として使用する状態遷移表にのみ適用されます。詳細については、C 言語のビット演算が可能を参照してください。

EnableNonTerminalStatesRW

状態遷移表のスーパー ステップのセマンティクスを有効にするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。詳細については、スーパー ステップのセマンティクスを参照してください。

EnableZeroCrossingsRW

状態遷移表内のステート遷移でゼロクロッシング検出を有効にするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティは、状態遷移表の ChartUpdate プロパティが "CONTINUOUS" に設定されている場合にのみ適用されます。詳細については、ゼロクロッシング検出の無効化を参照してください。

EnumTypeNameRW

状態遷移表のアクティブ ステート データ オブジェクトの列挙データ型の名前。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。詳細については、Enum 名を参照してください。

ExecuteAtInitializationRW

最初の入力イベントに際してではなく、時間 0 で状態遷移表のステート構成を初期化するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。詳細については、チャートの初期化実行を参照してください。

HasOutputDataRW

状態遷移表のアクティブ ステート データの出力端子を作成するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。詳細については、アクティブ ステート データによるステート アクティビティの監視を参照してください。

IcedRO

状態遷移表がロックされているかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティはプロパティ Locked と等価ですが、シミュレーション中の状態遷移表の変更を防止するために内部で使用されます。

IdRO

一意の識別子。整数スカラーとして指定します。このプロパティを使用して、状態遷移表をモデル内の他のオブジェクトと区別します。このプロパティの値は、新しい MATLAB セッションを開始するたびに再割り当てされ、オブジェクトが削除されるとリサイクルされる場合があります。

InitializeOutputRW

状態遷移表が起動するたびに出力データを初期化するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。詳細については、チャート実行ごとに出力を初期化を参照してください。

InputFimathRW

既定の fimath オブジェクト。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。状態遷移表の EmlDefaultFimath プロパティが "Other:UserSpecified" である場合、このプロパティを使用して次のことが可能です。

  • fimath オブジェクトを構成する式を入力。

  • fimath オブジェクトの変数名を MATLAB またはモデル ワークスペースに入力。

このプロパティは、状態遷移表の ActionLanguage プロパティが "MATLAB" である場合にのみ適用されます。

JunctionColorRW

状態遷移表用に自動生成されるチャート内のジャンクションの色。赤、緑、青の値を指定する [red green blue] 形式の 3 要素数値ベクトルとして指定します。各要素は 0 ~ 1 の範囲とする必要があります。

LockedRW

状態遷移表がロックされているかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。状態遷移表内の変更を防止するには、このプロパティを有効にします。

MachineRO

状態遷移表を含むマシン。Stateflow.Machine オブジェクトとして指定します。

NameRW

状態遷移表の名前。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

NonTerminalMaxCountsRW

状態遷移表が 1 つのスーパー ステップで実行できる遷移の最大回数。整数スカラーとして指定します。このプロパティは、状態遷移表の EnableNonTerminalStates プロパティが true である場合にのみ適用されます。

NonTerminalUnstableBehaviorRW

安定したステートに到達する前に、NonTerminalMaxCounts プロパティで指定した遷移の最大回数を状態遷移表のスーパー ステップが超過した場合の動作。次のいずれかの値として指定します。

  • "Proceed" — 状態遷移表は最後のアクティブ ステート構成でスリープします。

  • "Throw Error" — 状態遷移表はエラーを生成します。

このプロパティは、状態遷移表の EnableNonTerminalStates プロパティが true である場合にのみ適用されます。

OutputDataRO

状態遷移表のアクティブ ステート データ オブジェクト。Stateflow.Data オブジェクトとして指定します。このプロパティは、状態遷移表の HasOutputData プロパティが true である場合にのみ適用されます。

OutputMonitoringModeRW

アクティブ ステートの出力データに対する監視モード。"ChildActivity" または "LeafStateActivity" として指定します。

OutputPortNameRW

状態遷移表のアクティブ ステート データ オブジェクトの名前。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、状態遷移表の HasOutputData プロパティが true である場合にのみ適用されます。

PathRO

モデルの階層構造における状態遷移表の場所。文字ベクトルとして指定します。

SampleTimeRW

状態遷移表のアクティブ化のサンプル時間。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、状態遷移表の ChartUpdate プロパティが "DISCRETE" である場合にのみ適用されます。

SaturateOnIntegerOverflowRW

状態遷移表内のデータが整数オーバーフローで飽和するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティが無効な場合、状態遷移表内のデータは整数オーバーフローでラップします。詳細については、チャート データの整数オーバーフローの処理を参照してください。

StateColorRW

状態遷移表用に自動生成されるチャート内のステートの色。赤、緑、青の値を指定する [red green blue] 形式の 3 要素数値ベクトルとして指定します。各要素は 0 ~ 1 の範囲とする必要があります。

StateFontRW

状態遷移表用に自動生成されるチャート内のステート ラベルに用いるフォント。次のプロパティをもつ Stateflow.STTStateFont オブジェクトとして指定します。

  • Name — フォント名。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

  • Angle — フォントの角度。"NORMAL" または "ITALIC" として指定します。

  • Weight — フォントの太さ。"NORMAL" または "BOLD" として指定します。

  • Size — 新しいステートに用いる既定のフォント サイズ。スカラーとして指定します。

StateLabelColorRW

状態遷移表用に自動生成されるチャート内のステート ラベルの色。赤、緑、青の値を指定する [red green blue] 形式の 3 要素数値ベクトルとして指定します。各要素は 0 ~ 1 の範囲とする必要があります。

StateMachineTypeRW

状態遷移表によって実装されるステート マシンのセマンティクス。"Classic""Mealy"、または "Moore" として指定します。詳細については、Mealy マシンと Moore マシンの概要を参照してください。

StatesWhenEnablingRW

関数呼び出し入力イベントが状態遷移表を再び有効にするときのステートの動作。次のいずれかの値として指定します。

  • "" — 状態遷移表に関数呼び出し入力イベントが含まれていません。

  • "held" — 状態遷移表はステートの最新の値を保持します。

  • "reset" — 状態遷移表はステートの初期状態に戻ります。

詳細については、関数呼び出し入力イベントによって有効になったチャートでのステートの制御を参照してください。

SupportVariableSizingRW

状態遷移表が可変サイズ データをサポートするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。詳細については、Stateflow チャートでの可変サイズ データの宣言を参照してください。

TagRW

状態遷移表のユーザー定義のタグ。任意の型のデータとして指定します。

TransitionColorRW

状態遷移表用に自動生成されるチャート内の遷移の色。赤、緑、青の値を指定する [red green blue] 形式の 3 要素数値ベクトルとして指定します。各要素は 0 ~ 1 の範囲とする必要があります。

TransitionFontRW

状態遷移表用に自動生成されるチャート内の遷移ラベルに用いるフォント。次のプロパティをもつ Stateflow.STTTransFont オブジェクトとして指定します。

  • Name — フォント名。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

  • Angle — フォントの角度。"NORMAL" または "ITALIC" として指定します。

  • Weight — フォントの太さ。"NORMAL" または "BOLD" として指定します。

  • Size — 新しい遷移に用いる既定のフォント サイズ。スカラーとして指定します。

TransitionLabelColorRW

状態遷移表用に自動生成されるチャート内の遷移ラベルの色。赤、緑、青の値を指定する [red green blue] 形式の 3 要素数値ベクトルとして指定します。各要素は 0 ~ 1 の範囲とする必要があります。

TreatAsFiRW

Fixed-Point Designer fi オブジェクトとして扱う、継承された Simulink 信号。次のいずれかの値として指定します。

  • "Fixed-point" — 状態遷移表はすべての固定小数点入力を fi オブジェクトとして扱います。

  • "Fixed-point & Integer" — 状態遷移表はすべての固定小数点および整数の入力を fi オブジェクトとして扱います。

このプロパティは、状態遷移表の ActionLanguage プロパティが "MATLAB" である場合にのみ適用されます。

VisibleRW

Stateflow エディター ウィンドウに状態遷移表を表示するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

Stateflow.Transition

Stateflow.Transition オブジェクトは、動作モード間の遷移を作成するために使用します。詳細については、動作モード間の遷移を参照してください。

プロパティ名アクセス説明
ArrowSizeRW

遷移先における遷移の矢印のサイズ。スカラーとして指定します。遷移先を変更すると、このプロパティは、新しい遷移先の ArrowSize プロパティの値にリセットされます。

ChartRO

遷移を含むチャート。Stateflow.Chart オブジェクトとして指定します。

CommentTextRW

遷移に追加するコメント テキスト。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、IsExplicitlyCommented プロパティが true である場合にのみ適用されます。Stateflow エディターで、遷移上のコメント バッジ をポイントすると、テキストがツールヒントとして表示されます。IsExplicitlyCommented プロパティを false に設定すると、CommentText の値は "" に戻ります。

ConditionRO

遷移条件。文字ベクトルとして指定します。このプロパティの値は、遷移の LabelString プロパティによって異なります。詳細については、ステートと遷移のラベルのプログラムによる指定を参照してください。

ConditionActionRO

遷移条件アクション。文字ベクトルとして指定します。このプロパティの値は、遷移の LabelString プロパティによって異なります。詳細については、ステートと遷移のラベルのプログラムによる指定を参照してください。

DebugRW

遷移に対するデバッガーのプロパティ。次のプロパティをもつ Stateflow.TransDebug オブジェクトとして指定します。

  • Breakpoints.WhenTestedWhen Transition is Tested ブレークポイントを設定するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

  • Breakpoints.WhenValidWhen Transition is Valid ブレークポイントを設定するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

詳細については、チャートのデバッグのためのブレークポイントの設定を参照してください。

DescriptionRW

遷移の説明。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

DestinationRW

遷移先。空の配列か、次のいずれかのタイプの Stateflow API オブジェクトとして指定します。

DestinationEndPointRW

遷移先における遷移の端点の位置。チャートの左上隅を基準とする座標からなる 2 要素数値ベクトル [x y] として指定します。

DestinationOClockRW

遷移先における遷移の端点の場所。時計回りの位置を示す 0 ~ 12 のスカラーとして指定します。

DocumentRW

遷移のドキュメント リンク。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

ExecutionOrderRW

遷移元がアクティブなときの遷移の実行順序。整数スカラーとして指定します。このプロパティは、遷移を含むチャートの UserSpecifiedStateTransitionExecutionOrder プロパティが true である場合にのみ適用されます。詳細については、遷移の評価順序を参照してください。

FontSizeRW

遷移ラベルのフォント サイズ。スカラーとして指定します。遷移を含むチャートの TransitionFont.Size プロパティが、このプロパティの初期値を設定します。

IdRO

一意の識別子。整数スカラーとして指定します。SSIdNumber とは異なり、このプロパティの値は新しい MATLAB セッションを開始するたびに再割り当てされ、オブジェクトが削除されるとリサイクルされる場合があります。

IsCommentedRO

遷移をコメントアウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。IsExplicitlyCommented または IsImplicitlyCommentedtrue の場合、このプロパティは true になります。

IsExplicitlyCommentedRW

遷移をコメント アウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティを true に設定することは、遷移を右クリックして [コメント アウト] を選択することと等価です。詳細については、Stateflow チャート内のオブジェクトのコメントアウトを参照してください。

IsImplicitlyCommentedRO

遷移を暗黙的にコメント アウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。遷移を含むオブジェクトを明示的にコメントアウトするか、その遷移元または遷移先をコメントアウトすると、その遷移は暗黙的にコメントアウトされます。遷移が Atomic サブチャートまたは Atomic ボックスに含まれている場合、明示的にコメント化されたオブジェクトもその Atomic サブチャートまたは Atomic ボックスに含まれていない限り、このプロパティは false になります。

IsVariantRW

遷移がバリアント遷移であるかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。詳細については、バリアント条件を使用したインジケーター ランプ調光器の制御を参照してください。

LabelPositionRW

遷移ラベルの位置とサイズ。[left top width height] 形式の 4 要素数値ベクトルとして指定します。

LabelStringRW

遷移のラベル。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。詳細については、ステートと遷移のラベルのプログラムによる指定を参照してください。

MachineRO

遷移を含むマシン。Stateflow.Machine オブジェクトとして指定します。

MidPointRW

遷移の中間点の位置。チャートの左上隅を基準とする座標の 2 要素数値ベクトル [x y] として指定します。

PathRO

モデルの階層構造における遷移の親の場所。文字ベクトルとして指定します。

SSIdNumberRO

セッションに依存しない識別子。整数スカラーとして指定します。このプロパティを使用して、遷移をモデル内の他のオブジェクトと区別します。

SourceRW

遷移元。空の配列か、次のいずれかのタイプの Stateflow API オブジェクトとして指定します。

SourceEndPointRW

遷移元における遷移の端点の位置。チャートの左上隅を基準とする座標からなる 2 要素数値ベクトル [x y] として指定します。

SourceOClockRW

遷移元における遷移の端点の場所。時計回りの位置を示す 0 ~ 12 のスカラーとして指定します。

SubviewerRO

遷移のサブビューアー。Stateflow.ChartStateflow.StateStateflow.BoxStateflow.Function のいずれかのオブジェクトとして指定します。サブビューアーは、遷移をグラフィカルに表示できるチャートまたはサブチャートです。

TagRW

遷移のユーザー定義のタグ。任意の型のデータとして指定します。

TransitionActionRO

遷移アクション。文字ベクトルとして指定します。このプロパティの値は、遷移の LabelString プロパティによって異なります。詳細については、ステートと遷移のラベルのプログラムによる指定を参照してください。

TriggerRO

遷移トリガー。文字ベクトルとして指定します。このプロパティの値は、遷移の LabelString プロパティによって異なります。詳細については、ステートと遷移のラベルのプログラムによる指定を参照してください。

Stateflow.TruthTable

表形式で組み合わせ論理設計を実装する真理値表関数を作成するには、Stateflow.TruthTable オブジェクトを使用します。真理値表関数を使用して、故障検出と管理、およびモード切り替えの論理判定をモデル化できます。詳細については、真理値表を使用して組み合わせ論理をモデル化を参照してください。

プロパティ名アクセス説明
ActionTableRW

真理値表のアクション テーブル。文字ベクトルの cell 配列として指定します。

BadIntersectionRO

真理値表がボックス、ステート、または関数とグラフィカルに交差するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

ChartRO

真理値表を含むチャート。Stateflow.Chart オブジェクトとして指定します。

CommentTextRW

真理値表に追加するコメント テキスト。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、IsExplicitlyCommented プロパティが true である場合にのみ適用されます。Stateflow エディターで、真理値表上のコメント バッジ をポイントすると、テキストがツールヒントとして表示されます。IsExplicitlyCommented プロパティを false に設定すると、CommentText の値は "" に戻ります。

ConditionTableRW

真理値表の条件テーブル。文字ベクトルの cell 配列として指定します。

DebugRW

真理値表に対するデバッガーのプロパティ。次のプロパティをもつ Stateflow.FunctionDebug オブジェクトとして指定します。

  • Breakpoints.OnDuringDuring Function Call ブレークポイントを設定するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

このプロパティは、真理値表の Language プロパティと、真理値表を含むチャートの ActionLanguage プロパティがいずれも "C" である場合にのみ適用されます。詳細については、チャートのデバッグのためのブレークポイントの設定を参照してください。

DescriptionRW

真理値表の説明。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

DocumentRW

真理値表のドキュメント リンク。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

EmlDefaultFimathRW

真理値表の既定の fimath プロパティ。次のいずれかの値として指定します。

  • "Same as MATLAB Default" — 現在の既定の fimath オブジェクトと同じ fimath プロパティを使用します。

  • "Other:UserSpecified"InputFimath プロパティを使用して既定の fimath オブジェクトを指定します。

このプロパティは、真理値表の Language プロパティが "MATLAB" であり、真理値表を含むチャートの ActionLanguage プロパティが "C" である場合にのみ適用されます。

FontSizeRW

真理値表のラベルのフォント サイズ。スカラーとして指定します。真理値表を含むチャートの StateFont.Size プロパティが、このプロパティの初期値を設定します。

IdRO

一意の識別子。整数スカラーとして指定します。SSIdNumber とは異なり、このプロパティの値は新しい MATLAB セッションを開始するたびに再割り当てされ、オブジェクトが削除されるとリサイクルされる場合があります。

InlineOptionRW

生成コード内での真理値表の外観。次のいずれかの値として指定します。

  • "Auto" — 内部計算により、生成コード内の真理値表の外観が決まります。

  • "Function" — 真理値表は別個の C 関数として実装されます。

  • "Inline" — 真理値表に対する呼び出しがコードで置き換えられます。ただし、真理値表が再帰の一部でない場合に限ります。

詳細については、ステート関数の生成コード内インライン化 (Simulink Coder)を参照してください。

InputFimathRW

既定の fimath オブジェクト。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。真理値表の EmlDefaultFimath プロパティが "Other:UserSpecified" である場合、このプロパティを使用して次のことが可能です。

  • fimath オブジェクトを構成する式を入力。

  • fimath オブジェクトの変数名を MATLAB またはモデル ワークスペースに入力。

このプロパティは、真理値表の Language プロパティが "MATLAB" であり、真理値表を含むチャートの ActionLanguage プロパティが "C" である場合にのみ適用されます。

IsCommentedRO

真理値表をコメントアウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。IsExplicitlyCommented または IsImplicitlyCommentedtrue の場合、このプロパティは true になります。

IsExplicitlyCommentedRW

真理値表をコメント アウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティを true に設定することは、真理値表を右クリックして [コメント アウト] を選択することと等価です。詳細については、Stateflow チャート内のオブジェクトのコメントアウトを参照してください。

IsImplicitlyCommentedRO

真理値表を暗黙的にコメント アウトするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。真理値表を含むオブジェクトを明示的にコメントアウトすると、その真理値表は暗黙的にコメントアウトされます。真理値表が Atomic サブチャートまたは Atomic ボックスに含まれている場合、明示的にコメント化されたオブジェクトもその Atomic サブチャートまたは Atomic ボックスに含まれていない限り、このプロパティは false になります。

LabelStringRW

真理値表のラベル。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

LanguageRW

真理値表のプログラミングに使用されるアクション言語。"MATLAB" または "C" として指定します。オプション "C" は、C をアクション言語として使用するチャート内の真理値表でのみサポートされます。詳細については、アクション言語構文としての MATLAB と C の相違点を参照してください。

MachineRO

真理値表を含むマシン。Stateflow.Machine オブジェクトとして指定します。

NameRW

真理値表の名前。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

OverSpecDiagnosticRW

真理値表が過剰指定されているときの診断アクションのレベル。"Error""Warning"、または "None" として指定します。詳細については、真理値表の過剰指定と過少指定の修正を参照してください。

PathRO

モデルの階層構造における真理値表の親の場所。文字ベクトルとして指定します。

PositionRW

真理値表の位置とサイズ。[left top width height] 形式の 4 要素数値ベクトルとして指定します。

SSIdNumberRO

セッションに依存しない識別子。整数スカラーとして指定します。このプロパティを使用して、真理値表をモデル内の他のオブジェクトと区別します。

SaturateOnIntegerOverflowRW

真理値表内のデータが整数オーバーフローで飽和するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティが無効な場合、真理値表内のデータは整数オーバーフローでラップします。このプロパティは、真理値表の Language プロパティが "MATLAB" であり、真理値表を含むチャートの ActionLanguage プロパティが "C" である場合にのみ適用されます。詳細については、チャート データの整数オーバーフローの処理を参照してください。

SubviewerRO

真理値表のサブビューアー。Stateflow.ChartStateflow.StateStateflow.BoxStateflow.Function のいずれかのオブジェクトとして指定します。サブビューアーは、真理値表をグラフィカルに表示できるチャートまたはサブチャートです。

TagRW

真理値表のユーザー定義のタグ。任意の型のデータとして指定します。

UnderSpecDiagnosticRW

真理値表が過少指定されているときの診断アクションのレベル。"Error""Warning"、または "None" として指定します。詳細については、真理値表の過剰指定と過少指定の修正を参照してください。

Stateflow.TruthTableChart

表形式で組み合わせ論理設計を実装するには、Stateflow.TruthTableChart オブジェクトを使用します。Truth Table ブロックを使用して、故障検出と管理、およびモード切り替えの論理判定をモデル化できます。詳細については、真理値表を使用して組み合わせ論理をモデル化を参照してください。

プロパティ名アクセス説明
ActionTableRW

真理値表のアクション テーブル。文字ベクトルの cell 配列として指定します。

ChartUpdateRW

真理値表のアクティブ化方法。"CONTINUOUS""DISCRETE"、または "INHERITED" として指定します。詳細については、更新方法を参照してください。

ConditionTableRW

真理値表の条件テーブル。文字ベクトルの cell 配列として指定します。

DescriptionRW

真理値表の説明。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

DirtyRW

真理値表が開かれたか保存された後に変更されたかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

DocumentRW

真理値表のドキュメント リンク。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

EmlDefaultFimathRW

真理値表の既定の fimath プロパティ。次のいずれかの値として指定します。

  • "Same as MATLAB Default" — 現在の既定の fimath オブジェクトと同じ fimath プロパティを使用します。

  • "Other:UserSpecified"InputFimath プロパティを使用して既定の fimath オブジェクトを指定します。

IcedRO

真理値表がロックされているかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティはプロパティ Locked と等価ですが、シミュレーション中の真理値表の変更を防止するために内部で使用されます。

IdRO

一意の識別子。整数スカラーとして指定します。このプロパティを使用して、真理値表をモデル内の他のオブジェクトと区別します。このプロパティの値は、新しい MATLAB セッションを開始するたびに再割り当てされ、オブジェクトが削除されるとリサイクルされる場合があります。

InputFimathRW

既定の fimath オブジェクト。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。真理値表の EmlDefaultFimath プロパティが "Other:UserSpecified" である場合、このプロパティを使用して次のことが可能です。

  • fimath オブジェクトを構成する式を入力。

  • fimath オブジェクトの変数名を MATLAB またはモデル ワークスペースに入力。

LockedRW

真理値表がロックされているかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。真理値表内の変更を防止するには、このプロパティを有効にします。

MachineRO

真理値表を含むマシン。Stateflow.Machine オブジェクトとして指定します。

NameRW

真理値表の名前。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

OverSpecDiagnosticRW

真理値表が過剰指定されているときの診断アクションのレベル。"Error""Warning"、または "None" として指定します。詳細については、真理値表の過剰指定と過少指定の修正を参照してください。

PathRO

モデルの階層構造における真理値表の場所。文字ベクトルとして指定します。

SampleTimeRW

真理値表のアクティブ化のサンプル時間。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、真理値表の ChartUpdate プロパティが "DISCRETE" である場合にのみ適用されます。

SaturateOnIntegerOverflowRW

真理値表内のデータが整数オーバーフローで飽和するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティが無効な場合、真理値表内のデータは整数オーバーフローでラップします。詳細については、チャート データの整数オーバーフローの処理を参照してください。

SupportVariableSizingRW

真理値表が可変サイズ データをサポートするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。詳細については、Stateflow チャートでの可変サイズ データの宣言を参照してください。

TagRW

真理値表のユーザー定義のタグ。任意の型のデータとして指定します。

TreatAsFiRW

Fixed-Point Designer fi オブジェクトとして扱う、継承された Simulink 信号。次のいずれかの値として指定します。

  • "Fixed-point" — 真理値表はすべての固定小数点入力を fi オブジェクトとして扱います。

  • "Fixed-point & Integer" — 真理値表はすべての固定小数点および整数の入力を fi オブジェクトとして扱います。

UnderSpecDiagnosticRW

真理値表が過少指定されているときの診断アクションのレベル。"Error""Warning"、または "None" として指定します。詳細については、真理値表の過剰指定と過少指定の修正を参照してください。

参考

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