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Stateflow.Editor

チャートまたは状態遷移表のグラフィカル要素

    説明

    Stateflow.Editor オブジェクトは、Stateflow® のチャートまたは状態遷移表のグラフィカル要素にアクセスするために使用します。Stateflow.Editor オブジェクトを使用すると、Stateflow エディター ウィンドウの位置、サイズ、倍率レベルを制御できます。

    作成

    各チャートには独自の Stateflow.Editor オブジェクトがあります。チャートを作成すると、専用の Stateflow.Editor オブジェクトが自動的に作成されます。Stateflow.Editor オブジェクトにアクセスするには、チャートの Editor プロパティを使用します。たとえば、chStateflow.Chart オブジェクトまたは Stateflow.StateTransitionTableChart オブジェクトの場合は、次のように入力します。

    editor = ch.Editor;

    プロパティ

    すべて展開する

    Stateflow API オブジェクトには、Stateflow エディターで設定した値に対応するプロパティがあります。プロパティにアクセスするかプロパティを変更するには、ドット表記を使用します。複数の API オブジェクトの複数のプロパティにアクセスするか、それらを変更するには、関数 get および関数 set をそれぞれ使用します。詳細については、Stateflow オブジェクトのプロパティの変更と関数の呼び出しを参照してください。

    Stateflow エディター ウィンドウの位置とサイズ。[left top width height] 形式の 4 要素数値ベクトルとして指定します。

    エディターでのチャートまたは状態遷移表の倍率レベル。0.510 のスカラー値として指定します。値 1 は 100% の倍率に対応します。

    オブジェクト関数

    zoomInStateflow チャートの拡大表示
    zoomOutStateflow チャートの縮小表示

    すべて折りたたむ

    空でないチャート ch の倍率レベルを引き上げます。

    editor = ch.Editor;
    zoomIn(editor)

    チャートの最初の倍率レベルが 100% だった場合は、このコマンドによって 130% に引き上げられます。

    空でないチャート ch の倍率レベルを引き下げます。

    editor = ch.Editor;
    zoomOut(editor)

    チャートの最初の倍率レベルが 100% だった場合は、このコマンドによって 76.9% に引き下げられます。

    空でないチャート chZoomFactor プロパティを絶対倍率レベル 150% に設定します。

    editor = ch.Editor;
    editor.ZoomFactor = 1.5;

    バージョン履歴

    R2006a より前に導入