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Chart
有限ステート マシンで制御ロジックを実装

ライブラリ:
Stateflow
説明
Chart ブロックは、有限ステート マシンをグラフィカルに表現します。Stateflow® チャートでは、ステートと遷移によって順序モーダル ロジック システムの基本構成ブロックが形成されます。ステートは動作モードに対応し、遷移はある動作モードから別の動作モードに至るシステムの経路を表します。詳細については、Model a Finite State Machineを参照してください。
Stateflow チャートで制御ロジックを実装するには、MATLAB® または C をアクション言語として使用できます。詳細については、アクション言語構文としての MATLAB と C の相違点を参照してください。
例
アクティブ ステート出力の組み込みによる Stateflow チャートの簡略化
アクティブ ステート データを使用すると、チャート階層との相関性が高いデータを維持する必要がないため、一部の Stateflow® チャートの設計を簡略化することができます。この例では、その方法を示します。アクティブ ステート データを有効にすると、Stateflow は、Simulink® への出力端子を介して、またはチャート内のローカル データとして、ステート アクティビティを報告します。この例では、アクティブ ステートの出力データを追加することにより、Stateflow チャートの設計を簡略化する方法を説明します。詳細については、アクティブ ステート データによるステート アクティビティの監視を参照してください。
端子
入力
[シンボル] ペインを使用して Stateflow チャートで入力データを作成すると、Stateflow により Chart ブロックに対応する入力端子が作成されます。
データ型: single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
| Boolean
| fixed point
| enumerated
| bus
| string
出力
[シンボル] ペインを使用して Stateflow チャートで出力データを作成すると、Stateflow により Chart ブロックに対応する出力端子が作成されます。
データ型: single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
| Boolean
| fixed point
| enumerated
| bus
| string
パラメーター
ブロック パラメーターを対話的に編集するには、プロパティ インスペクターを使用します。Simulink® ツールストリップの [シミュレーション] タブの [準備] ギャラリーで [プロパティ インスペクター] を選択します。
メモ
チャートには Subsystem (Simulink) ブロック パラメーターもあり、これらのパラメーターにアクセスするには、チャートを右クリックして [ブロック パラメーター (Subsystem)] をクリックします。ただし、これらのパラメーターを更新することは推奨されません。
Stateflow チャートを更新または起動する方法。[継承]
、[離散]
、または [連続]
として指定します。
継承
Simulink モデルからの入力によって、シミュレーション中にチャートを起動するタイミングが決定されます。
チャートの入力イベントを定義した場合、トリガー端子に接続されている Simulink ブロックからの信号によってチャートがトリガーされます。Simulink 信号は、
[立ち上がり]
、[立ち下がり]
、または[両方]
(立ち上がりと立ち下がり) か、[関数呼び出し]
に応答するものになります。詳細については、入力イベントの送信による Stateflow チャートのアクティブ化を参照してください。入力イベントを定義していない場合、Stateflow チャートは暗黙的に Simulink モデルからのトリガーを継承します。これらの暗黙的なイベントは、入力をチャートに渡す Simulink 信号の離散サンプル時間または連続サンプル時間です。データ入力を定義している場合、チャートは最速のデータ入力のレートで起動します。チャートのデータ入力を定義していない場合は、チャートは親サブシステムの実行動作の定義に従って起動します。
離散
Stateflow チャートは、Simulink モデルが [サンプル時間] チャート プロパティで指定した一定の時間間隔で暗黙的イベントを生成すると起動します。Simulink モデルの他のブロックは、サンプル時間が異なる場合があります。
連続
Stateflow チャートがそのステートを更新するのはメジャー タイム ステップ中のみで、出力およびローカル連続変数はメジャー タイム ステップ中とマイナー タイム ステップ中に計算されます。チャートはゼロクロッシングを登録でき、ステートの変化が発生するたびに、Simulink モデルによる Stateflow チャートのサンプリングを許可します。Stateflow チャートは、ローカル連続変数の導関数を計算します。詳細については、Stateflow の連続時間モデルを参照してください。
プログラムでの使用
チャートのパラメーター値をプログラムで設定するには、チャートの Stateflow.Chart
オブジェクトにアクセスし、ドット表記を使用してオブジェクト プロパティを変更します。
パラメーター: | ChartUpdate |
値: | "INHERITED" (既定値) | "CONTINUOUS" | "DISCRETE" |
シミュレーション中にチャートが起動する時間間隔を指定します。既定値は、チャートが Simulink からサンプル時間を継承することを示します。サンプル時間の指定の詳細については、サンプル時間の指定 (Simulink)を参照してください。
Subsystem ブロック パラメーターの [サンプル時間] パラメーターは使用しないでください。代わりに、プロパティ インスペクターを使用してください。
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[更新方法] を [離散]
に設定します。
プログラムでの使用
チャートのパラメーター値をプログラムで設定するには、チャートの Stateflow.Chart
オブジェクトにアクセスし、ドット表記を使用してオブジェクト プロパティを変更します。
パラメーター: | SampleTime |
値: | "-1" (既定値) | string scalar | character vector |
データ型: | string | char |
チャート内のステート遷移でゼロクロッシング検出を有効にするかどうか。詳細については、Stateflow の連続時間モデルを参照してください。
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[更新方法] を [連続]
に設定します。
プログラムでの使用
チャートのパラメーター値をプログラムで設定するには、チャートの Stateflow.Chart
オブジェクトにアクセスし、ドット表記を使用してオブジェクト プロパティを変更します。
パラメーター: | EnableZeroCrossings |
値: | true or 1 (既定値) | false or 0 |
データ型: | logical |
チャート内のステート アクションおよび遷移アクションでビット演算を使用するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[アクション言語] を [C]
に設定します。
プログラムでの使用
チャートのパラメーター値をプログラムで設定するには、チャートの Stateflow.Chart
オブジェクトにアクセスし、ドット表記を使用してオブジェクト プロパティを変更します。
パラメーター: | EnableBitOps |
値: | false or 0 (既定値) | true or 1 |
データ型: | logical |
チャートのアクティブ ステート データの出力端子を作成するかどうか。詳細については、アクティブ ステート データによるステート アクティビティの監視を参照してください。
依存関係
このパラメーターを有効にするには、Stateflow ステート、状態遷移表、または Atomic サブチャートを作成します。
プログラムでの使用
チャートのパラメーター値をプログラムで設定するには、チャートの Stateflow.Chart
オブジェクトにアクセスし、ドット表記を使用してオブジェクト プロパティを変更します。
パラメーター: | HasOutputData |
値: | false or 0 (既定値) | true or 1 |
データ型: | logical |
アクティブ ステートの出力データに対する監視モード。詳細については、アクティブ ステート データによるステート アクティビティの監視を参照してください。
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[監視する出力の作成] を有効にします。
プログラムでの使用
チャートのパラメーター値をプログラムで設定するには、チャートの Stateflow.Chart
オブジェクトにアクセスし、ドット表記を使用してオブジェクト プロパティを変更します。
パラメーター: | OutputMonitoringMode |
値: | "ChildActivity" (既定値) | "LeafStateActivity" |
状態遷移表のアクティブ ステート データ オブジェクトの名前。
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[監視する出力の作成] を有効にします。
プログラムでの使用
チャートのパラメーター値をプログラムで設定するには、チャートの Stateflow.Chart
オブジェクトにアクセスし、ドット表記を使用してオブジェクト プロパティを変更します。
パラメーター: | OutputPortName |
値: | "ChartMode" (既定値) | string scalar | character vector |
データ型: | string | char |
状態遷移表のアクティブ ステート データ オブジェクトの名前。
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[監視する出力の作成] を有効にします。
プログラムでの使用
チャートのパラメーター値をプログラムで設定するには、チャートの Stateflow.Chart
オブジェクトにアクセスし、ドット表記を使用してオブジェクト プロパティを変更します。
パラメーター: | EnumTypeName |
値: | "ChartModeType" (既定値) | string scalar | character vector |
データ型: | string | char |
アクティブ ステート データの出力の列挙データ型を手動で定義するかどうか。詳細については、ステート アクティビティの列挙型の定義を参照してください。
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[監視する出力の作成] を有効にします。
プログラムでの使用
チャートのパラメーター値をプログラムで設定するには、チャートの Stateflow.Chart
オブジェクトにアクセスし、ドット表記を使用してオブジェクト プロパティを変更します。
パラメーター: | DoNotAutogenerateEnum |
値: | false or 0 (既定値) | true or 1 |
データ型: | logical |
詳細設定
最初の入力イベントに際してではなく、時間 0 でチャートのステート構成を初期化するかどうか。詳細については、チャートの初期化実行を参照してください。
プログラムでの使用
チャートのパラメーター値をプログラムで設定するには、チャートの Stateflow.Chart
オブジェクトにアクセスし、ドット表記を使用してオブジェクト プロパティを変更します。
パラメーター: | ExecuteAtInitialization |
値: | false or 0 (既定値) | true or 1 |
データ型: | logical |
チャート内のデータが整数オーバーフローで飽和するかどうか。このパラメーターをオフにすると、チャート内のデータは整数オーバーフローでラップします。詳細については、チャート データの整数オーバーフローと列挙オーバーフローの処理を参照してください。
プログラムでの使用
チャートのパラメーター値をプログラムで設定するには、チャートの Stateflow.Chart
オブジェクトにアクセスし、ドット表記を使用してオブジェクト プロパティを変更します。
パラメーター: | SaturateOnIntegerOverflow |
値: | true or 1 (既定値) | false or 0 |
データ型: | logical |
チャートが起動するたびに出力データを初期化するかどうか。
このパラメーターをオンにすると、時間 0 だけでなく、チャートが起動するたびにチャートの出力値がリセットされます。関数呼び出し、エッジ トリガー、または時間刻みでチャートがトリガーされるたびに、チャートの出力値はリセットされます。出力データ オブジェクトの初期値を設定した場合、出力はその値にリセットされます。それ以外の場合、出力はゼロにリセットされます。このパラメーターは、以下の目的がある場合に選択します。
チャートが実行されるたびに、すべての出力が定義されるようにする
出力のラッチを回避する (つまり、以前の実行時に計算された出力値を回避する)。
すべてのチャート出力に有効な初期値を指定する
詳細については、初期値を参照してください。
プログラムでの使用
チャートのパラメーター値をプログラムで設定するには、チャートの Stateflow.Chart
オブジェクトにアクセスし、ドット表記を使用してオブジェクト プロパティを変更します。
パラメーター: | InitializeOutput |
値: | true or 1 (既定値) | false or 0 |
データ型: | logical |
チャートが可変サイズ データをサポートするかどうか。詳細については、Stateflow チャートでの可変サイズ データの宣言を参照してください。
プログラムでの使用
チャートのパラメーター値をプログラムで設定するには、チャートの Stateflow.Chart
オブジェクトにアクセスし、ドット表記を使用してオブジェクト プロパティを変更します。
パラメーター: | SupportVariableSizing |
値: | true or 1 (既定値) | false or 0 |
データ型: | logical |
チャートレベルの関数を Simulink モデル内の他のブロックにエクスポートするかどうか。詳細については、再利用のための Stateflow 関数のエクスポートを参照してください。
依存関係
このパラメーターを有効にするには、関数をチャートに追加します。
プログラムでの使用
チャートのパラメーター値をプログラムで設定するには、チャートの Stateflow.Chart
オブジェクトにアクセスし、ドット表記を使用してオブジェクト プロパティを変更します。
パラメーター: | ExportChartFunctions |
値: | false or 0 (既定値) | true or 1 |
データ型: | logical |
チャートからエクスポートされる関数が Simulink モデル内でグローバルに可視であるかどうか。このプロパティが有効な場合、モデル全体のブロックで、チャートからエクスポートされる関数を修飾表記を使用せずに呼び出すことができます。
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[チャート レベルの関数をエクスポート] を有効にします。
プログラムでの使用
チャートのパラメーター値をプログラムで設定するには、チャートの Stateflow.Chart
オブジェクトにアクセスし、ドット表記を使用してオブジェクト プロパティを変更します。
パラメーター: | AllowGlobalAccessToExportedFunctions |
値: | false or 0 (既定値) | true or 1 |
データ型: | logical |
チャートのスーパー ステップのセマンティクスを有効にするかどうか。安定したステートに達するまで、タイム ステップごとにチャートで複数の遷移が可能になるようにするには、このパラメーターを選択します。このオプションは、チャート プロパティ [更新方法] を [Continuous]
に設定している場合は使用できません。詳細については、スーパー ステップのセマンティクスを参照してください。
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[更新方法] を [離散]
に設定します。
プログラムでの使用
チャートのパラメーター値をプログラムで設定するには、チャートの Stateflow.Chart
オブジェクトにアクセスし、ドット表記を使用してオブジェクト プロパティを変更します。
パラメーター: | EnableNonTerminalStates |
値: | false or 0 (既定値) | true or 1 |
データ型: | logical |
1 つのスーパー ステップで実行できる遷移の最大回数。詳細については、スーパー ステップのセマンティクスを参照してください。
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[スーパー ステップのセマンティクスを有効にする] を有効にします。
プログラムでの使用
チャートのパラメーター値をプログラムで設定するには、チャートの Stateflow.Chart
オブジェクトにアクセスし、ドット表記を使用してオブジェクト プロパティを変更します。
パラメーター: | NonTerminalMaxCounts |
値: | 1000 (既定値) | positive integer |
データ型: | single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 |
スーパー ステップが 1 つのスーパー ステップにおける遷移の最大回数を超過した場合に Stateflow によって実行されるアクション。詳細については、スーパー ステップのセマンティクスを参照してください。
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[スーパー ステップのセマンティクスを有効にする] を有効にします。
プログラムでの使用
チャートのパラメーター値をプログラムで設定するには、チャートの Stateflow.Chart
オブジェクトにアクセスし、ドット表記を使用してオブジェクト プロパティを変更します。
パラメーター: | NonTerminalUnstableBehavior |
値: | "Proceed" (既定値) | "Throw Error" |
R2022b 以降
チャートが長さ 1 の次元をもつ非スカラー データを固定サイズとして扱うかどうか。このパラメーターをオンにすると、[可変サイズ] データ プロパティを有効にしたかどうかに関係なく、チャートは少なくとも 1 つの次元の長さが 1 である非スカラー データを固定サイズとして扱います。このパラメーターをオフにすると、チャートは [可変サイズ] プロパティが有効になっている非スカラー データを可変サイズとして扱います。
プログラムでの使用
チャートのパラメーター値をプログラムで設定するには、チャートの Stateflow.Chart
オブジェクトにアクセスし、ドット表記を使用してオブジェクト プロパティを変更します。
パラメーター: | TreatDimensionOfLengthOneAsFixedSize |
値: | true or 1 (既定値) | false or 0 |
データ型: | logical |
シミュレーション時とコード生成時に Stateflow が解析するブロック バリアントを指定します。選択したオプションに基づいて、Stateflow は、生成されたコードに、アクティブな選択肢のみ、またはアクティブな選択肢と非アクティブな選択肢の両方が含まれていなければならないかを決定します。
ブロック線図の更新時にすべての選択肢を解析
— このオプションを選択すると、Stateflow は、アクティブな選択肢と非アクティブな選択肢の両方について信号の属性の非互換性を解析し、アクティブな選択肢についてのみコードを生成します。コードのコンパイル
— このオプションを選択すると、Stateflow は、バリアント遷移のアクティブな選択肢と非アクティブな選択肢の両方を解析し、アクティブな選択肢と非アクティブな選択肢の両方についてコードを生成します。選択肢は、生成されたコードをコンパイルする際に条件付きでコンパイルされる C プリプロセッサ条件付きステートメント #if と #endif で囲まれます。
プログラムでの使用
チャートのパラメーター値をプログラムで設定するには、チャートの Stateflow.Chart
オブジェクトにアクセスし、ドット表記を使用してオブジェクト プロパティを変更します。
パラメーター: | VariantActivationTime |
値: | "update diagram analyze all choices" (既定値) | "code compile" |
チャートのプログラミングに使用するアクション言語。MATLAB
または C
として指定します。詳細については、アクション言語構文としての MATLAB と C の相違点を参照してください。
プログラムでの使用
チャートのパラメーター値をプログラムで設定するには、チャートの Stateflow.Chart
オブジェクトにアクセスし、ドット表記を使用してオブジェクト プロパティを変更します。
パラメーター: | ActionLanguage |
値: | "MATLAB" (既定値) | "C" |
チャートによって実装されるステート マシンのセマンティクス。Classic
、Mealy
、または Moore
として指定します。詳細については、Mealy マシンと Moore マシンの概要を参照してください。
プログラムでの使用
チャートのパラメーター値をプログラムで設定するには、チャートの Stateflow.Chart
オブジェクトにアクセスし、ドット表記を使用してオブジェクト プロパティを変更します。
パラメーター: | StateMachineType |
値: | "Classic" (既定値) | "Mealy" | "Moore" |
固定小数点プロパティ
Fixed-Point Designer™ fi
オブジェクトとして扱う、継承された Simulink 信号。次のいずれかの値として指定します。
Fixed-point
— チャートはすべての固定小数点入力をfi
オブジェクトとして扱います。Fixed-point & Integer
— チャートはすべての固定小数点および整数の入力をfi
オブジェクトとして扱います。
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[アクション言語] を [MATLAB]
に設定します。
プログラムでの使用
チャートのパラメーター値をプログラムで設定するには、チャートの Stateflow.Chart
オブジェクトにアクセスし、ドット表記を使用してオブジェクト プロパティを変更します。
パラメーター: | TreatAsFi |
値: | "Fixed-point" (既定値) | "Fixed-point & Integer" |
チャートの既定の fimath
プロパティ。次のいずれかの値として指定します。
Same as MATLAB
— チャートは、現在の既定のfimath
オブジェクトと同じfimath
オブジェクト プロパティを使用します。テキスト ボックスが淡色表示され、現在のグローバルfimath
オブジェクトが読み取り専用で表示されます。Specify other
— 次の 2 つのうちいずれかの方法により、テキスト ボックスで独自のfimath
オブジェクトを指定します。fimath
オブジェクトをテキスト ボックス内で作成する。fimath
オブジェクトを MATLAB またはモデル ワークスペース内で作成して、その変数名をテキスト ボックスに入力する。このオプションを使用し、モデルを他者と共有する場合は、変数をモデル ワークスペースで定義します。
詳細については、fimath オブジェクトの作成 (Fixed-Point Designer)を参照してください。
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[アクション言語] を [MATLAB]
に設定します。
プログラムでの使用
チャートのパラメーター値をプログラムで設定するには、チャートの Stateflow.Chart
オブジェクトにアクセスし、ドット表記を使用してオブジェクト プロパティを変更します。
パラメーター: | EmlDefaultFimath |
値: | "Same as MATLAB Default" (既定値) | "Other:UserSpecified" |
拡張機能
C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。
HDL Coder™ には、HDL の実装および合成されたロジックに影響する追加の構成オプションがあります。
このブロックには既定の HDL アーキテクチャが 1 つあります。
HDL コードにアクティブ ステートを示す出力端子を生成するには、チャートの [プロパティ] ウィンドウで [監視する出力の作成] を選択します。出力は列挙データ型です。アクティブ ステート出力の組み込みによる Stateflow チャートの簡略化を参照してください。
チャートの出力を 1 シミュレーション サイクル遅延させる出力レジスタを挿入するには、[OutputPipeline] (HDL Coder) ブロック プロパティを使用します。
ClockDrivenOutput | 組み合わせ論理によって出力が駆動されるのを防止し、クロック信号およびステートが変化したときに即時に出力が更新されるようにするには、クロック駆動の出力を有効にします。既定の設定は |
ConstMultiplierOptimization | 正準符号付き桁数 (CSD) または因数分解された CSD による最適化。既定の設定は |
ConstrainedOutputPipeline | 既存の遅延を設計内で移動することで、出力に配置されるレジスタの数。分散型パイプラインではこれらのレジスタは再分散されません。既定の設定は |
DistributedPipelining | パイプライン レジスタの分散、あるいはレジスタのリタイミング。既定の設定は |
GuardIndexVariables | 配列インデックスを条件付きステートメントからホイストするかどうかを指定します。RAM マッピング、ループ ストリーミング、共有などの特定の最適化を有効にすると、式が配列インデックスから移動します。式の一時変数が作成されるため、シミュレーション中にインデックスが範囲外になるエラーが発生する可能性があります。既定の設定は |
InputPipeline | 生成されたコードに挿入する入力パイプライン ステージ数。分散型パイプラインと制約付き出力パイプラインでは、これらのレジスタを移動できます。既定の設定は |
InstantiateFunctions | 各関数について VHDL® |
LoopOptimization | ループの展開またはストリーム、または最適化なし。既定の設定は |
MapPersistentVarsToRAM | 永続配列を RAM にマッピング。既定の設定は |
OutputPipeline | 生成されたコードに挿入する出力パイプライン ステージ数。分散型パイプラインと制約付き出力パイプラインでは、これらのレジスタを移動できます。既定の設定は |
ResetType | リセット ロジックの生成を抑制。既定値は |
SharingFactor | 単一の共有リソースにマッピングされる、機能的に等価なリソースの数。既定の設定は 0 です。リソース共有 (HDL Coder)も参照してください。 |
このブロックは、速度と面積を最適化するために次の HDL 最適化に使用されます。
速度と面積の最適化
最適化 | 説明 |
---|---|
分散型パイプライン方式 (HDL Coder) | "分散型パイプライン方式"、つまりレジスタのリタイミングとは、設計の既存の遅延を移動して、機能的動作を維持しながらクリティカル パスを低減する速度の最適化です。 |
リソース共有 (HDL Coder) | "リソース共有" とは、HDL Coder によって行われる面積の最適化の 1 つです。機能的に等価な複数のリソースが特定され、単一のリソースに置き換えられます。 |
HDL Coder での遅延の均衡化の理解 (HDL Coder) | 最適化やブロック実装のオプションによってモデルのクリティカル パスに遅延が導入された場合、"遅延の均衡化" によって特定のパスで新しい遅延が導入されたことが検出されると、他のパスに同じ遅延が挿入されます。 |
クロックレート パイプライン (HDL Coder) | "クロックレート パイプライン" は、他の速度と面積の最適化でクロック レートでのレイテンシを導入できるようにする HDL Coder の最適化フレームワークです。 |
適応パイプライン (HDL Coder) | "適応パイプライン" 最適化では、設計内のブロックにパイプライン レジスタを挿入して、ブロックとレジスタのパターンまたは組み合わせを作成することにより、達成可能なクロック周波数を向上し、FPGA ボード上の使用面積を削減できます。 |
クリティカル パスの推定 (HDL Coder) | クリティカル パスの可能性が最も高いパスを設計内で簡単に特定するには、"クリティカル パスの推定" を使用します。クリティカル パスの推定は、クリティカル パスを検出する反復的プロセスを高速化します。クリティカル パスの推定で特徴付けられるブロックについては、特徴付けられるブロック (HDL Coder)を参照してください。 |
このブロックは、複素数信号のコード生成をサポートしています。
チャートの使用に関する制限の詳細については、Stateflow HDL コード生成の紹介 (HDL Coder)を参照してください。
最適化を適用する場合、このブロックには以下の制限があります。
[ステート マシン タイプ] プロパティが
[Moore]
に設定されている Stateflow チャートでは、HDL 最適化はサポートされません。Trigger 端子をもつ Stateflow チャートでは、HDL 最適化はサポートされません。
UseExternalDefinition | 生成コード内でブロック定義を抑制。既定の設定は |
固定小数点の変換
Fixed-Point Designer™ を使用して固定小数点システムの設計とシミュレーションを行います。
バージョン履歴
R2006a より前に導入将来のリリースでは、プロパティ [ユーザー指定のステート/遷移実行順序] は削除される予定です。このプロパティは、C をアクション言語として使用するチャートにのみ適用されます。
このプロパティを有効にした場合、チャートは、作成した順序で遷移とパラレル ステートを実行します。実行順序は手作業で指定することもできます。
このプロパティを無効にした場合、チャートは、物理的な位置で定義された暗黙的な順序に従って遷移とパラレル ステートを実行します。
遷移は以下に従って実行されます。
各遷移の親の階層レベル。
遷移のラベル。次の順序で実行されます。
イベントと条件を伴うラベル。
イベントを伴うラベル。
条件を伴うラベル。
ラベルなし。
遷移元の角度表面位置。時計回りの位置が最小となる遷移が、最高の優先順位をもちます。たとえば、2 時の位置の遷移は、4 時の位置の遷移よりも高い優先順位をもちます。遷移元の位置が 12 時の遷移は、優先順位が最低になります。
パラレル ステートは次の順序で実行されます。
上から下へ。
左から右へ。
暗黙的に順序付けされたチャートの互換性を確実に維持するには、[ユーザー指定のステート/遷移実行順序] プロパティを有効にします。
チャートを状態遷移表に変換するには、関数 convertToSTT
を使用します。
新しいプロパティ 長さ 1 の次元を固定サイズとして扱う を使用すると、少なくとも 1 つの次元の長さが 1 である場合にチャートが非スカラー データをどのように扱うかを指定できます。R2023a より前は、[可変サイズ] データ プロパティを有効にしたかどうかに関係なく、チャートは少なくとも 1 つの次元の長さが 1 である非スカラー データを固定サイズとして扱っていました。
MATLAB Command
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