Stateflow データの単位の指定
入出力データの単位
Simulink® モデルの Stateflow® チャートは、データ入出力のプロパティとして物理単位の指定をサポートします。チャート、状態遷移表または真理値表で入出力データに [単位 (m、m/s^2、N*m など)] パラメーターを使用して単位を指定できます。フィールドで入力を開始すると、このパラメーターによって、Simulink でサポートされる単位の一致入力候補が示されます。既定では、このプロパティは対応する入出力端子の Simulink 信号から単位を継承する設定になっています。出力データで [データを信号オブジェクトに関連付ける] プロパティを選択すると、単位は指定できません。この場合、出力データには、出力端子に接続されている Simulink 信号と同じ単位の種類が割り当てられます。
モデルの Simulink 行に単位を表示するには、[デバッグ] タブで、[情報のオーバーレイ] 、 [端子の単位] を選択します。
整合性のチェック
Stateflow は、Simulink の信号線の単位と、Stateflow ブロックの対応する入出力データに対する単位設定との整合性をチェックします。単位が一致しない場合、Stateflow ではモデルの更新時に警告が表示されます。
Stateflow の単位の制限
単位プロパティの設定は、Stateflow ブロックの実行に影響しません。Stateflow は、入出力に接続されている対応する Simulink 信号線との整合性のみをチェックします。Stateflow ブロック内の割り当ての整合性はチェックしません。たとえば、Stateflow は、単位が ft
に設定されている入力が、単位が m
に設定されている出力に割り当てられていても警告しません。Stateflow は単位変換を行いません。
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