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Stateflow.MachineDebug

Stateflow マシンのチャートに対するデバッガーのプロパティ

    説明

    Stateflow.MachineDebug オブジェクトは、Stateflow® マシンのチャートに対するデバッガーのプロパティを指定するために使用します。

    作成

    Stateflow マシンには、それぞれに独自の Stateflow.MachineDebug オブジェクトがあります。Stateflow.MachineDebug オブジェクトにアクセスするには、Stateflow.Machine オブジェクトの Debug プロパティを使用します。

    プロパティ

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    Stateflow API オブジェクトには、Stateflow エディターで設定した値に対応するプロパティがあります。プロパティにアクセスするかプロパティを変更するには、ドット表記を使用します。複数の API オブジェクトの複数のプロパティにアクセスするか、それらを変更するには、関数 get および関数 set をそれぞれ使用します。詳細については、Stateflow オブジェクトのプロパティの変更と関数の呼び出しを参照してください。

    マシンのチャートに対するアニメーションのプロパティ。次のプロパティをもつ Stateflow.MachineAnimation オブジェクトとして指定します。

    • Enabled — シミュレーション時にマシンのチャートをアニメーション化するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティを無効にすることは、[デバッグ] タブの [アニメーション速度] ドロップダウン リストで [なし] を選択することと等価です。

    • Delay — マシンの各遷移セグメントを強調表示するためにチャートのアニメーションで使用する遅延。スカラーとして指定します。これらの値は [デバッグ] タブの [アニメーション速度] ドロップダウン リストの設定と対応します。

      遅延の値アニメーション速度
      0.5低速
      0.2中速
      0高速
      -1超高速

    • MaintainHighlighting — シミュレーションの終了後にマシンのアクティブ ステートの強調表示を維持するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

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    Stateflow.Machine オブジェクト machineStateflow.MachineDebug オブジェクトと Stateflow.MachineAnimation オブジェクトにアクセスします。

    debug = machine.Debug;
    animation = debug.Animation;

    アニメーションを有効にし、遅延を -1 に設定します。

    animation.Enabled = true;
    animation.Delay = -1;

    バージョン履歴

    R2006a より前に導入