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Stateflow.SigLoggingInfo

ステートとデータに対する信号のログのプロパティ

    説明

    Stateflow.SigLoggingInfo オブジェクトは、ステートまたはデータ オブジェクトに対する信号のログのプロパティを指定するために使用します。信号のログでは、シミュレーション中にステートの自己アクティビティまたはデータ オブジェクトの値が MATLAB® ワークスペースに保存されます。詳細については、ステートとデータのシミュレーション出力のログを参照してください。

    作成

    ステート、Atomic サブチャート、Simulink® ベースのステート、およびデータ オブジェクトには、それぞれに独自の Stateflow.SigLoggingInfo オブジェクトがあります。Stateflow.SigLoggingInfo オブジェクトにアクセスするには、Stateflow.StateStateflow.AtomicSubchartStateflow.SimulinkBasedState、または Stateflow.Data の各オブジェクトの LoggingInfo プロパティを使用します。

    プロパティ

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    Stateflow® API オブジェクトには、Stateflow エディターで設定した値に対応するプロパティがあります。プロパティにアクセスするかプロパティを変更するには、ドット表記を使用します。複数の API オブジェクトの複数のプロパティにアクセスするか、それらを変更するには、関数 get および関数 set をそれぞれ使用します。詳細については、Stateflow オブジェクトのプロパティの変更と関数の呼び出しを参照してください。

    ステートまたはデータ オブジェクトに対する信号のログを有効にするかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

    ログ データの量を制限するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティが true の場合、信号のログにおいて、Decimation プロパティで指定された間隔のサイズを使用してサンプルがスキップされます。詳細については、間引きを参照してください。

    間引き間隔。整数スカラーとして指定します。このプロパティは、DecimateData プロパティが true である場合にのみ適用されます。既定値は 2 で、これはチャートがサンプルを 1 つおきにログに記録することを意味します。

    ログに記録するデータ点の数を制限するかどうか。数値あるいは logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。このプロパティが true の場合、信号のログにおいて、MaxPoints プロパティで指定された値を使用してデータ点の数が制限されます。詳細については、データ点の制限を参照してください。

    ログに記録するデータ点の最大数。整数スカラーとして指定します。このプロパティは、LimitDataPoints プロパティが true である場合にのみ適用されます。既定値は 5000 で、これはチャートがシミュレーションで生成された最後の 5000 データ点のみをログに記録することを意味します。

    ステートまたはデータ オブジェクトのログの記録に使用する信号名のソース。次のいずれかの値として指定します。

    • "SignalName" — ステートまたはデータ オブジェクトの名前を使用します。

    • "Custom"LoggingName プロパティで指定されたカスタム信号名を使用します。

    詳細については、ログ名を参照してください。

    ステートまたはデータ オブジェクトのカスタム信号名。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、NameMode プロパティが "Custom" である場合にのみ適用されます。

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    Stateflow.Data オブジェクト xSigLoggingInfo オブジェクトにアクセスします。

    log = x.LoggingInfo;

    データ オブジェクトに対するログを有効にし、カスタム信号名を指定します。

    log.DataLogging = true;
    log.NameMode = "Custom";
    log.LoggingName = "My Data";

    バージョン履歴

    R2006a より前に導入