合成インターフェイス

信号やメッセージをグループ化してモデルのコンポーネントインターフェイスの複雑度を軽減

モデルの複雑度を軽減するには、個々の信号やメッセージをバスを使用した合成信号線にグループ化します。

バーチャルバスは、合成インターフェイスのほとんどのモデル化の要件を満たし、さまざまなタイプの信号を結合するための柔軟性を提供します。

モデル化手法の比較については、合成インターフェイスのガイドラインを参照してください。

ブロック

In Bus Element	外部端子から入力を選択
Out Bus Element	外部端子の出力を指定する

Demux	バーチャルベクトル信号の要素を抽出して出力
Mux	同じデータ型および実数/複素数の入力信号をバーチャルベクトルに結合する
Selector	ベクトル信号または行列信号、多次元信号からの入力要素を選択
Vector Concatenate	同じデータ型の入力ベクトルを反復処理のために連結
Matrix Concatenate	Concatenate input matrices of same data type for iterative processing

Bus to Vector	バーチャルバスをベクトルに変換
Signal Conversion	信号の値を変えることなく、信号を新しいタイプの信号に変換

Simulink.Bus.addElementToPort Add element to input bus element port (R2022b 以降)

`getNumLeafBusElements`	Number of leaf elements in `Simulink.Bus` object
`getLeafBusElements`	Leaf elements in `Simulink.Bus` object
`Simulink.Bus`	バスのプロパティを指定
`Simulink.BusElement`	バスの要素のプロパティの指定
`Simulink.Bus.cellToObject`	バス情報の cell 配列から `Simulink.Bus` オブジェクトを作成
`Simulink.Bus.createObject`	ブロックまたは MATLAB 構造体からの `Simulink.Bus` オブジェクトの作成
`Simulink.Bus.objectToCell`	`Simulink.Bus` オブジェクトからバス情報の cell 配列を作成する
`Simulink.Bus.save`	関数で `Simulink.Bus` オブジェクト定義を保存する

Simulink.Bus.createMATLABStruct バスと同じ階層構造と属性を使用する MATLAB 構造体を作成します。

Simulink.BlockDiagram.addBusToVector バスを Vector ブロックに追加してバーチャルバス信号をベクトル信号に変換

信号階層ビューアー	View signal hierarchy and trace signal to source or destination
型エディター	Create, modify, and manage types, such as bus objects

ルートの Outport ブロックの未定義のバスオブジェクト	参照モデルのルート Outport ブロックがバス出力のバスオブジェクトを指定していない場合に実行する診断アクション
要素名の不一致	バス要素名が対応するバス要素オブジェクト名と一致しない場合に実行する診断アクション
ベクトルとして扱われるバス信号	Diagnostic action to take when virtual bus is treated as vector
バス信号として扱われる非バス信号	Option to implicitly convert nonbus signals treated as buses into buses
バス選択を修復	Option to automatically repair broken selections caused by upstream bus hierarchy changes

合成インターフェイスのガイドライン

信号、メッセージ、または接続を結合してモデルの外観を簡略化する。
- ステップ 1: Explore Composite Interfaces
- ステップ 2: Compare Capabilities of Composite Interfaces
バス対応ブロック
バーチャルバス、非バーチャルバス、およびバス配列をサポートするブロックを特定します。

バーチャルバスへの信号またはメッセージのグループ化
バスを作成してブロック線図の線の数を減らす。
バス要素端子を使用したサブシステムインターフェイスとモデルインターフェイスの簡略化
モデルコンポーネントの入力または出力で複数の線をバスにグループ化する。
バス情報の表示
信号階層やバスがバーチャルか非バーチャルかなどの、バスについての情報を表示します。
自動バス変換の特定
Bus To Vector ブロックと Signal Conversion ブロックを非表示にするモデル化パターンを認識する。
Programmatically Create Bus Element Ports
Add blocks for bus element ports and specify element attributes using MATLAB^® functions.

バスオブジェクトでのバスプロパティの指定
バスのデータ型として指定する再利用可能なバス定義を作成する。
プログラムによる Simulink バスオブジェクトの作成
関数を使用して Simulink.Bus オブジェクトを他のオブジェクト、ブロック、または MATLAB データから作成する。

非バーチャルバスのバス配列へのグループ化
同じデータ型をもつ非バーチャルバスを 1 つの配列に統合することで、モデルを反復処理のために効率化する。
バス配列の操作
バス配列を使用して、信号の選択、信号への値の代入、反復処理の実行、信号のログ記録と読み込み、信号の初期化を行うように、モデルを設定します。
バス配列による非バーチャルバスの反復処理
バス配列を使用して同じデータ型の複数の非バーチャルバスに同じアルゴリズムを適用するようにモデルを更新する。