バスと同じ階層構造と属性を使用する MATLAB 構造体を作成します。
同じモデルに対して関数 Simulink.Bus.createMATLABStruct
を繰り返し使用する場合は (スクリプト内のループなど)、モデルの複数コンパイルを回避するとパフォーマンスを向上できます。速度を向上させるには、関数を複数回使用する前にモデルをコンパイル状態にします。たとえば、vdp
モデルをコンパイル状態にするには、次のコマンドを使用します。
vdp([],[],[],'compile')
MATLAB 構造体の作成後に、次のコマンドを使用してコンパイルを終了します。
vdp([],[],[],'term')
次のいずれかの方法を使用して、バス エディターを使用して関数 Simulink.Bus.createMATLABStruct
を実行できます。
[ファイル] 、 [MATLAB 構造体の作成] メニュー項目を選択します。
完全な MATLAB 構造体を作成する Bus
オブジェクトを選択します。その後、ツール バーで [MATLAB 構造体の作成] ボタン をクリックします。
この MATLAB 構造体を MATLAB エディターで編集して、この構造体の値を作成したり更新したりするためのコードを評価できます。
関数 Simulink.Bus.createMATLABStruct
を使用して、参照モデルの出力の初期値を指定できます。詳細は、「モデル参照によるデータ管理の詳細ワークフロー」例の「参照モデル: バス出力の初期値の設定」の節を参照してください。