plot
説明
plot(
は、確率分布オブジェクト pd
)pd
の確率密度関数 (pdf) をプロットします。pd
が確率分布をデータに当てはめて作成されている場合、pdf はデータのヒストグラムに重ね合わさって表示されます。
plot(___,
では、前の構文におけるいずれかの入力引数の組み合わせに加えて、1 つ以上の名前と値の引数を使用してオプションを指定します。たとえば、pdf ではなく累積分布関数 (cdf) をプロットするか確率プロットをプロットするかを指定できます。Name=Value
)
は、プロットされたグラフィックス オブジェクトのハンドルを返します。H
= plot(___)
例
正規分布のプロット
平均 0、標準偏差 1 の正規分布からランダムなデータ点を生成します。
rng("default") % Set the seed for reproducibility.
正規分布をデータに当てはめます。
normaldata = normrnd(0,1,100,1);
normalpd = fitdist(normaldata,"Normal")
normalpd = NormalDistribution Normal distribution mu = 0.123085 [-0.10756, 0.353731] sigma = 1.1624 [1.02059, 1.35033]
normalpd
は、データに当てはめた正規分布のパラメーター値およびデータを含む NormalDistribution
オブジェクトです。正規分布の pdf とデータのヒストグラムをプロットします。
plot(normalpd)
データに当てはめた正規分布の cdf と、データの cdf の階段状プロットをプロットします。
plot(normalpd,PlotType="cdf")
データに当てはめた正規分布の確率プロットを表示します。
plot(normalpd,PlotType="probability")
縦軸は、当てはめた確率分布の cdf が直線で表されるようにスケーリングされます。
多項分布プロット
確率が 0.1、0.2、0.4、0.2、0.1 である 5 つの結果をもつ多項分布を作成します。
multinomialpd = makedist("Multinomial",probabilities=[0.1 0.2 0.4 0.2 0.1])
multinomialpd = MultinomialDistribution Probabilities: 0.1000 0.2000 0.4000 0.2000 0.1000
多項分布の pdf をプロットします。
plot(multinomialpd)
プロットには、データの確率を表す Stem
オブジェクトが含まれています。
pdf を連続分布としてプロットします。
plot(multinomialpd,Discrete=0)
当てはめた多項分布の cdf を階段状プロットとしてプロットします。
plot(multinomialpd,PlotType="cdf")
cdf を連続分布としてプロットします。
plot(multinomialpd,PlotType="cdf",Discrete=0)
入力引数
pd
— 確率分布
確率分布オブジェクト
確率分布。次の表のいずれかの確率分布オブジェクトとして指定します。
ax
— プロットの座標軸
Axes
グラフィックス オブジェクト
プロットの座標軸。Axes
グラフィックス オブジェクトを指定します。入力引数 ax
または名前と値の引数 Parent
を使用して座標軸を指定しない場合、関数 plot
は現在の座標軸にプロットします。ただし、Axes
オブジェクトが存在しない場合は作成します。Axes
グラフィックス オブジェクトを作成する方法の詳細については、axes
と Axes のプロパティ を参照してください。
名前と値の引数
オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN
として指定します。ここで Name
は引数名、Value
は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後ろにする必要がありますが、ペアの順序は関係ありません。
例: Discrete=1,PlotType="cdf"
は、確率分布の累積分布関数 (cdf) を階段状プロットとしてプロットします。
PlotType
— プロット タイプ
"pdf"
(既定値) | "cdf"
| "probability"
確率分布のプロット タイプ。次のいずれかを指定します。
"pdf" | 確率密度関数 (pdf) をプロットします。pd がデータに当てはめられている場合、pdf はデータのヒストグラムに重ね合わさって表示されます。 |
"cdf" | 累積分布関数 (cdf) をプロットします。pd がデータに当てはめられている場合、cdf は経験的 cdf に重ね合わさって表示されます。 |
"probability" | データの cdf と当てはめた確率分布の cdf を使用して確率プロットを表示します。このオプションは、pd がパラメトリックでデータに当てはめられている場合のみ使用できます。 |
例: PlotType="probability"
データ型: char
| string
Discrete
— 離散関数としてプロットするためのインジケーター
1 (true)
| 0 (false)
離散関数としてプロットするためのインジケーター。1 (true)
または 0 (false)
を指定します。Discrete=0
を指定すると、pdf または cdf はライン プロットとして表示されます。Discrete=1
を指定すると、pdf はステム プロットとして表示され、cdf は階段状プロットとして表示されます。
Discrete
の既定値は、pd
が離散確率分布オブジェクトである場合は 1、pd
が連続確率分布オブジェクトである場合は 0 です。pd
が連続である場合、plot
は Discrete
にユーザーが指定した入力を無視し、連続関数をプロットします。
例: Discrete=0
データ型: logical
Parent
— プロットの座標軸
Axes
グラフィックス オブジェクト
プロットの座標軸。Axes
グラフィックス オブジェクトを指定します。入力引数 ax
または名前と値の引数 Parent
を使用して座標軸を指定しない場合、関数 plot
は現在の座標軸にプロットします。ただし、Axes
オブジェクトが存在しない場合は作成します。Axes
グラフィックス オブジェクトを作成する方法の詳細については、axes
と Axes のプロパティ を参照してください。
出力引数
H
— プロットされたグラフィックス オブジェクトのハンドル
Line
オブジェクト | Stem
オブジェクト | Stairs
オブジェクト | グラフィックス配列
プロットされたグラフィックス オブジェクトのハンドル。Line
オブジェクト、Stem
オブジェクト、Stairs
オブジェクト、またはグラフィックス配列として返されます。
PlotType
が"pdf"
または"cdf"
に設定されており、pd
がデータに当てはめられていない場合、H
は分布の pdf または cdf に対応する単一のハンドルです。PlotType
が"pdf"
または"cdf"
に設定されており、pd
がデータに当てはめられている場合、H
は 1 行 2 列のグラフィックス配列です。グラフィックス配列の最初のエントリは分布の pdf または cdf に対応し、2 番目のエントリはデータに対応します。PlotType
が"probability"
に設定されている場合、H
は、エントリがデータと分布に対応する 2 行 1 列のグラフィックス配列です。
以下の表は、分布が離散かどうか、pd
がデータに当てはめられているかどうか、および名前と値の引数 Discrete
と PlotType
に指定された値によって、返されるグラフィックス オブジェクトがどのように異なるかを示しています。
分布タイプ | データへの当てはめ | Discrete の値 | PlotType の値 | 返されるグラフィックス オブジェクト |
---|---|---|---|---|
離散 | なし | 1 | "pdf" | Stem |
"cdf" | Stairs | |||
0 | "pdf" | Line | ||
"cdf" | Line | |||
あり | 1 | "pdf" | [ | |
"cdf" | [ | |||
"probability" | [ | |||
0 | "pdf" | [ | ||
"cdf" | [ | |||
"probability" | [ | |||
連続 | なし | 0 | "pdf" | Line |
"cdf" | Line | |||
あり | 0 | "pdf" | [ | |
"cdf" | [ | |||
"probability" | [ |
バージョン履歴
R2022b で導入
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