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TriangularDistribution

三角確率分布オブジェクト

説明

TriangularDistribution オブジェクトは、三角確率分布のパラメーターとモデルの説明から構成されます。

三角分布は、制限された標本データが使用できる場合にシミュレーションでよく使用されます。下限と上限はそれぞれ最小値と最大値を表し、ピークの位置は最頻値の推定を表します。

三角分布は、次のパラメーターを使用します。

パラメーター説明サポート
A下限AB
Bピークの位置ABC
C上限CB

作成

makedist を使用してパラメーター値を指定したオブジェクトにより、TriangularDistribution 確率分布を作成します。

プロパティ

すべて展開する

分布パラメーター

三角分布の下限。スカラー値として指定します。

データ型: single | double

三角分布のピークの位置。A 以上のスカラー値として指定します。

データ型: single | double

三角分布の上限。B 以上のスカラー値として指定します。

データ型: single | double

分布特性

この プロパティ は読み取り専用です。

分布の打ち切りについての論理フラグ。論理値を指定します。IsTruncated0 である場合、分布は打ち切られません。IsTruncated1 である場合、分布は打ち切られます。

データ型: logical

この プロパティ は読み取り専用です。

確率分布のパラメーターの個数。正の整数値を指定します。

データ型: double

この プロパティ は読み取り専用です。

分布パラメーター値。スカラー値のベクトルを指定します。

データ型: single | double

この プロパティ は読み取り専用です。

確率分布の打ち切り区間。打ち切りの上限と下限を含むスカラー値のベクトルを指定します。

データ型: single | double

その他のオブジェクト プロパティ

この プロパティ は読み取り専用です。

確率分布名。文字ベクトルを指定します。

データ型: char

この プロパティ は読み取り専用です。

分布パラメーターの説明。文字ベクトルの cell 配列を指定します。各セルに、1 つの分布パラメーターの簡単な説明が含まれます。

データ型: char

この プロパティ は読み取り専用です。

分布パラメーター名。文字ベクトルの cell 配列を指定します。

データ型: char

オブジェクト関数

cdf累積分布関数
icdf逆累積分布関数
iqr確率分布の四分位数間範囲
mean確率分布の平均
median確率分布の中央値
plot確率分布オブジェクトのプロット
pdf確率密度関数
random乱数
std確率分布の標準偏差
truncate確率分布オブジェクトの打ち切り
var確率分布の分散

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既定のパラメーター値を使用して三角分布オブジェクトを作成します。

pd = makedist('Triangular')
pd = 
  TriangularDistribution

A = 0, B = 0.5, C = 1

パラメーター値を指定して三角分布オブジェクトを作成します。

pd = makedist('Triangular','A',-2,'B',1,'C',5)
pd = 
  TriangularDistribution

A = -2, B = 1, C = 5

分布の平均値を計算します。

m = mean(pd)
m = 1.3333

バージョン履歴

R2013a で導入