truncate
確率分布オブジェクトの打ち切り
説明
例
確率分布を打ち切る
標準正規確率分布オブジェクトを作成します。
pd = makedist('Normal')
pd = NormalDistribution Normal distribution mu = 0 sigma = 1
下限が -2 で上限が 2 になるように分布を打ち切ります。
t = truncate(pd,-2,2)
t = NormalDistribution Normal distribution mu = 0 sigma = 1 Truncated to the interval [-2, 2]
元の分布と打ち切られた分布の確率密度関数をプロットして、視覚的に比較します。
x = linspace(-3,3,1000); figure plot(x,pdf(pd,x)) hold on plot(x,pdf(t,x),'LineStyle','--') legend('Normal','Truncated') hold off
打ち切られた分布から乱数を生成する
標準正規確率分布オブジェクトを作成します。
pd = makedist('Normal')
pd = NormalDistribution Normal distribution mu = 0 sigma = 1
分布を正の値に制限して分布を打ち切ります。下限を 0 に設定し、上限を無限大に設定します。
t = truncate(pd,0,inf)
t = NormalDistribution Normal distribution mu = 0 sigma = 1 Truncated to the interval [0, Inf]
打ち切られた分布から乱数を生成し、ヒストグラムで可視化します。
r = random(t,10000,1); histogram(r,100)
入力引数
pd
— 確率分布
確率分布オブジェクト
確率分布。次の表のいずれかの確率分布オブジェクトとして指定します。
lower
— 打ち切りの下限
スカラー値
打ち切りの下限。スカラー値として指定します。
データ型: single
| double
upper
— 打ち切りの上限
スカラー値
打ち切りの上限。スカラー値として指定します。
データ型: single
| double
出力引数
t
— 打ち切られた分布
確率分布オブジェクト
打ち切られた分布。確率分布オブジェクトとして返されます。t
の確率分布関数 (pdf) は、打ち切り区間の外部では 0 になります。打ち切り区間内では、t
の確率密度関数は pd
の確率密度関数と同じですが、pd
によりその区間に割り当てられた確率で除算されます。
t
のオブジェクト プロパティは、以下の例外を除き、pd
のオブジェクト プロパティと同じです。
t
のプロパティTruncation
には打ち切り区間が含まれる。t
のプロパティIsTruncated
は 1 である。t
のプロパティInputData
は空である。近似分布オブジェクトの場合、プロパティInputData
に分布の当てはめに使用されるデータが格納されます。打ち切られた分布オブジェクトには入力データは格納されません。
拡張機能
C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。
使用上の注意事項および制限事項:
入力引数
pd
は、ベータ分布、指数分布、極値分布、対数正規分布、正規分布、ワイブル分布の近似確率分布オブジェクトとなります。確率分布を関数fitdist
の標本データに当てはめることで、pd
を作成します。たとえば、確率分布オブジェクトのコードの生成を参照してください。打ち切られた確率分布オブジェクトをエントリポイント関数の入力引数にすることはできません。
cdf
、pdf
、mean
などのオブジェクト関数を使用して打ち切られた分布を評価するには、truncate
と、単一のエントリポイント関数内のこれらのオブジェクト関数 1 つ以上を呼び出します。
コード生成の詳細については、コード生成の紹介および一般的なコード生成のワークフローを参照してください。
GPU 配列
Parallel Computing Toolbox™ を使用してグラフィックス処理装置 (GPU) 上で実行することにより、コードを高速化します。
この関数は、GPU 配列を完全にサポートします。詳細は、GPU での MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
バージョン履歴
R2013a で導入
MATLAB コマンド
次の MATLAB コマンドに対応するリンクがクリックされました。
コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
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