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Scatter のプロパティ

散布図の外観と動作

Scatter プロパティは Scatter オブジェクトの外観と動作を制御します。プロパティの値を変更することによって、散布図の特定の要素を変更できます。プロパティのクエリと設定にはドット表記を使用します。

s = scatter(1:10,1:10);
m = s.Marker;
s.Marker = '*';

マーカー

すべて展開する

マーカー記号。次の表に挙げるオプションのいずれかとして指定します。

マーカー説明結果のマーカー
"o"

Sample of circle marker

"+"プラス記号

Sample of plus sign marker

"*"アスタリスク

Sample of asterisk marker

"."

Sample of point marker

"x"十字

Sample of cross marker

"_"水平線

Sample of horizontal line marker

"|"垂直線

Sample of vertical line marker

"square"正方形

Sample of square marker

"diamond"菱形

Sample of diamond marker

"^"上向き三角形

Sample of upward-pointing triangle marker

"v"下向き三角形

Sample of downward-pointing triangle marker

">"右向き三角形

Sample of right-pointing triangle marker

"<"左向き三角形

Sample of left-pointing triangle marker

"pentagram"星形五角形

Sample of pentagram marker

"hexagram"星形六角形

Sample of hexagram marker

"none"マーカーなし該当なし

マーカー エッジの幅。ポイント単位の正の値として指定します。

例: 0.75

マーカーの輪郭の色。"flat"、RGB 3 成分、16 進数カラー コード、色名、または省略名として指定します。既定値 "flat" では、CData プロパティからの色が使用されます。

カスタム色を使用する場合は、RGB 3 成分または 16 進数カラー コードを指定します。

  • RGB 3 成分は、色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 成分の行ベクトルです。強度値は [0,1] の範囲でなければなりません。たとえば [0.4 0.6 0.7] のようになります。

  • 16 進数カラー コードは、ハッシュ記号 (#) で始まり、3 桁または 6 桁の 0 から F までの範囲の 16 進数が続く string スカラーまたは文字ベクトルです。この値は大文字と小文字を区別しません。したがって、カラー コード "#FF8800""#ff8800""#F80"、および "#f80" は等価です。

あるいは、名前を使用して一部の一般的な色を指定できます。次の表に、名前の付いた色オプション、等価の RGB 3 成分、および 16 進数カラー コードを示します。

色名省略名RGB 3 成分16 進数カラー コード外観
"red""r"[1 0 0]"#FF0000"

Sample of the color red

"green""g"[0 1 0]"#00FF00"

Sample of the color green

"blue""b"[0 0 1]"#0000FF"

Sample of the color blue

"cyan" "c"[0 1 1]"#00FFFF"

Sample of the color cyan

"magenta""m"[1 0 1]"#FF00FF"

Sample of the color magenta

"yellow""y"[1 1 0]"#FFFF00"

Sample of the color yellow

"black""k"[0 0 0]"#000000"

Sample of the color black

"white""w"[1 1 1]"#FFFFFF"

Sample of the color white

"none"該当なし該当なし該当なし色なし

MATLAB® の多くのタイプのプロットで使用されている既定の色の RGB 3 成分および 16 進数カラー コードを次に示します。

RGB 3 成分16 進数カラー コード外観
[0 0.4470 0.7410]"#0072BD"

Sample of RGB triplet [0 0.4470 0.7410], which appears as dark blue

[0.8500 0.3250 0.0980]"#D95319"

Sample of RGB triplet [0.8500 0.3250 0.0980], which appears as dark orange

[0.9290 0.6940 0.1250]"#EDB120"

Sample of RGB triplet [0.9290 0.6940 0.1250], which appears as dark yellow

[0.4940 0.1840 0.5560]"#7E2F8E"

Sample of RGB triplet [0.4940 0.1840 0.5560], which appears as dark purple

[0.4660 0.6740 0.1880]"#77AC30"

Sample of RGB triplet [0.4660 0.6740 0.1880], which appears as medium green

[0.3010 0.7450 0.9330]"#4DBEEE"

Sample of RGB triplet [0.3010 0.7450 0.9330], which appears as light blue

[0.6350 0.0780 0.1840]"#A2142F"

Sample of RGB triplet [0.6350 0.0780 0.1840], which appears as dark red

例: [0.5 0.5 0.5]

例: "blue"

例: "#D2F9A7"

マーカーの塗りつぶし色。"flat""auto"、RGB 3 成分、16 進数カラー コード、色名、または省略名として指定します。"flat" オプションでは CData 値が使用されます。"auto" オプションでは、座標軸の Color プロパティと同じ色が使用されます。

カスタム色を使用する場合は、RGB 3 成分または 16 進数カラー コードを指定します。

  • RGB 3 成分は、色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 成分の行ベクトルです。強度値は [0,1] の範囲でなければなりません。たとえば [0.4 0.6 0.7] のようになります。

  • 16 進数カラー コードは、ハッシュ記号 (#) で始まり、3 桁または 6 桁の 0 から F までの範囲の 16 進数が続く string スカラーまたは文字ベクトルです。この値は大文字と小文字を区別しません。したがって、カラー コード "#FF8800""#ff8800""#F80"、および "#f80" は等価です。

あるいは、名前を使用して一部の一般的な色を指定できます。次の表に、名前の付いた色オプション、等価の RGB 3 成分、および 16 進数カラー コードを示します。

色名省略名RGB 3 成分16 進数カラー コード外観
"red""r"[1 0 0]"#FF0000"

Sample of the color red

"green""g"[0 1 0]"#00FF00"

Sample of the color green

"blue""b"[0 0 1]"#0000FF"

Sample of the color blue

"cyan" "c"[0 1 1]"#00FFFF"

Sample of the color cyan

"magenta""m"[1 0 1]"#FF00FF"

Sample of the color magenta

"yellow""y"[1 1 0]"#FFFF00"

Sample of the color yellow

"black""k"[0 0 0]"#000000"

Sample of the color black

"white""w"[1 1 1]"#FFFFFF"

Sample of the color white

"none"該当なし該当なし該当なし色なし

MATLAB の多くのタイプのプロットで使用されている既定の色の RGB 3 成分および 16 進数カラー コードを次に示します。

RGB 3 成分16 進数カラー コード外観
[0 0.4470 0.7410]"#0072BD"

Sample of RGB triplet [0 0.4470 0.7410], which appears as dark blue

[0.8500 0.3250 0.0980]"#D95319"

Sample of RGB triplet [0.8500 0.3250 0.0980], which appears as dark orange

[0.9290 0.6940 0.1250]"#EDB120"

Sample of RGB triplet [0.9290 0.6940 0.1250], which appears as dark yellow

[0.4940 0.1840 0.5560]"#7E2F8E"

Sample of RGB triplet [0.4940 0.1840 0.5560], which appears as dark purple

[0.4660 0.6740 0.1880]"#77AC30"

Sample of RGB triplet [0.4660 0.6740 0.1880], which appears as medium green

[0.3010 0.7450 0.9330]"#4DBEEE"

Sample of RGB triplet [0.3010 0.7450 0.9330], which appears as light blue

[0.6350 0.0780 0.1840]"#A2142F"

Sample of RGB triplet [0.6350 0.0780 0.1840], which appears as dark red

例: [0.3 0.2 0.1]

例: "green"

例: "#D2F9A7"

マーカーのエッジの透明度。[0,1] の範囲のスカラーまたは 'flat' として指定します。値 1 は不透明、値 0 は完全な透明を表します。0 と 1 の間の値は半透明です。

プロット内の点ごとにエッジの透明度を異なる値に設定するには、AlphaData プロパティを XData プロパティと同じサイズのベクトルに設定し、MarkerEdgeAlpha プロパティを 'flat' に設定します。

マーカーの面の透明度。[0,1] の範囲のスカラーまたは 'flat' として指定します。値 1 は不透明、値 0 は完全な透明を表します。0 と 1 の間の値は半透明です。

プロット内の点ごとにマーカー面の透明度を異なる値に設定するには、AlphaData プロパティを XData プロパティと同じサイズのベクトルに設定し、MarkerFaceAlpha プロパティを 'flat' に設定します。

プロットされた各点の透明度データ。XData プロパティと同じサイズの配列として指定します。値を指定した後、MarkerFaceAlpha プロパティと MarkerEdgeAlpha プロパティを設定して透明度のタイプを制御します。MarkerFaceAlpha プロパティと MarkerEdgeAlpha プロパティの両方がスカラー値に設定されている場合、Scatter オブジェクトは AlphaData の値を使用しません。

AlphaDataMapping プロパティによって、Scatter オブジェクトが AlphaData プロパティの値をどのように解釈するかが決まります。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | logical

AlphaData プロパティの設定方法を制御します。次のいずれかの値として指定します。

  • 'auto' — MATLAB によって AlphaData プロパティの値が制御されます。値は次のいずれかになります。

    • AlphaData プロパティの既定値。

    • table 変数の値。SourceTable プロパティが table を指定し、AlphaVariable プロパティが変数を指定します。SourceTable プロパティまたは AlphaVariable プロパティが空の場合は、既定の AlphaData 値が使用されます。

  • 'manual'AlphaData プロパティは直接設定され、自動的には更新されません。

AlphaData の値の解釈。次の値のいずれかとして指定します。

  • 'none' — 値を透明度値として解釈します。1 以上の値は完全に不透明に、0 以下の値は完全に透明に、0 と 1 の間の値は半透明になります。

  • 'scaled' — 値を Figure の alphamap にマッピングします。座標軸のアルファ値の範囲の最小値と最大値によって、alphamap の最初と最後の要素にマッピングされる AlphaData の値が決まります。たとえば、アルファ値の範囲が [3 5] の場合、3 以下の値は alphamap の最初の要素にマッピングされます。5 以上の値は alphamap の最後の要素にマッピングされます。座標軸の ALim プロパティにはアルファ値の範囲が含まれています。Figure の Alphamap プロパティには alphamap が含まれています。

  • 'direct' — Figure の alphamap のインデックスとして値を解釈します。小数部分の値は、最近傍値の小さい方の整数に丸められます。

    • 値が double 型または single 型の場合、1 以下の値は alphamap の最初の要素にマッピングされます。alphamap の長さ以上の値は、alphamap の最後の要素にマッピングされます。

    • 値が整数型の場合、0 以下の値は alphamap の最初の要素にマッピングされます。alphamap の長さ以上の値は、alphamap の最後の要素 (または整数型の最大値まで) にマッピングされます。整数型は uint8uint16uint32uint64int8int16int32int64 です。

    • 値が logical 型の場合、0 の値は alphamap の最初の要素に、1 の値は alphamap の 2 番目の要素にマッピングされます。

色とサイズのデータ

すべて展開する

マーカーの色。次の値のいずれかとして指定します。

  • RGB 3 成分 — プロットのすべてのマーカーに同じ色を使用します。RGB 3 成分は、色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 成分の行ベクトルです。強度値は [0,1] の範囲でなければなりません。たとえば [0.5 0.6 0.7] のようになります。

  • RGB 3 成分から成る 3 列の行列 — プロットのマーカーごとに異なる色を使用します。行列の各行で色を 1 つずつ定義します。行数はマーカーの数と等しくなければなりません。

  • ベクトル — プロットのマーカーごとに異なる色を使用します。CDataXData と同じ長さのベクトルとして指定します。ベクトルの値を現在のカラーマップの色に線形にマッピングします。

例: [1 0 0; 0 1 0; 0 0 1]

CData プロパティの設定方法を制御します。次のいずれかの値として指定します。

  • 'auto' — MATLAB によって CData プロパティの値が制御されます。値は次のいずれかになります。

    • 座標軸の ColorOrder プロパティに含まれる色のいずれか。MATLAB は、Scatter オブジェクトの SeiesIndex と座標軸の ColorOrder を使用して色を選択します。これは既定の動作です。

    • table 変数の値。SourceTable プロパティが table を指定し、ColorVariable プロパティが変数を指定します。これらのプロパティのどちらかが空の場合、カラー データは座標軸の ColorOrder プロパティから取得されます。

  • 'manual' — ユーザーがプロット関数を呼び出すときに色を指定するか、プロット後に Scatter オブジェクトの CData プロパティを設定することにより、CData プロパティ値を手動で制御します。

CData にリンクされている変数。MATLAB ワークスペースの変数を含む文字ベクトルまたは string として指定します。MATLAB はベース ワークスペース内の変数を評価して CData を生成します。

既定ではリンクされている変数がないため、この値は空の文字ベクトルです。変数をリンクしても MATLAB は CData の値をすぐに更新しません。データ値の更新を強制するには、関数 refreshdata を使用します。

メモ

1 つのデータ ソース プロパティを異なる次元のデータを含む変数に変更すると、すべてのデータ ソース プロパティを適切な値に変更するまでは、関数が警告を生成し、グラフが描画されない可能性があります。

シリーズ インデックス。正の整数または "none" として指定します。このプロパティは、Scatter オブジェクトのマーカーの色を、他のオブジェクトの色と一致するよう再割り当てするのに役立ちます。既定では、SeriesIndex プロパティは、オブジェクトの作成順序に対応する数字であり、1 から始まります。

MATLAB は、この数値を使用して、プロット関数を呼び出すときに色を割り当てるインデックスを計算します。インデックスは座標軸の ColorOrder プロパティに格納されている配列の行を参照します。マーカーの色は、Scatter オブジェクトの SeriesIndex の値を変更したとき、または座標軸の ColorOrder プロパティを変更したときに変わります。

SeriesIndex の値が "none" の場合は、インデックス方式に参加しない中間色に対応します。 (R2023b 以降)

手動の色割り当てにより SeriesIndex の動作をオーバーライドする方法

マーカーの塗りつぶし色を手動で制御するには、以下のいずれかの方法を使用します。

  • すべてのマーカーに 1 つの色 — MarkerFaceColor プロパティを、色名、RGB 3 成分、または 16 進数カラー コードに設定します。

  • すべてのマーカーに異なる色 — MarkerFaceColor プロパティを "flat" に設定します。次に CData プロパティを RGB 3 成分、RGB 3 成分の行列、またはカラーマップ インデックスのベクトルに設定します。

マーカーのエッジの色を手動で制御する場合も、MarkerEdgeColor プロパティをカラー値または "flat" に設定する場合以外は同様に機能します。

オブジェクトの色を手動で設定すると、MATLAB はそのオブジェクトの色の自動選択を無効にし、SeriesIndex プロパティの値に関係なく色を保持できるようにします。CDataMode プロパティは、CData の色が手動で (ユーザーにより) 設定されているか、自動的に設定されているかを示します。値 "manual" は手動選択を示し、値 "auto" は自動選択を示します。

色の自動選択は、次の操作のいずれかを実行すると無効になります。

  • MarkerFaceColor または MarkerEdgeColor"flat" 以外の値に設定する。

  • CData をカラー値に手動で設定する。

自動選択を再度有効にするには、MarkerFaceColorMarkerEdgeColor、または両方のプロパティを "flat" に設定します。CDataMode プロパティを "auto" に設定し、SeriesIndex プロパティを正の整数に設定します。

場合によっては、MATLAB は SeriesIndex 値を 0 に設定し、色の自動選択も無効にします。

マーカーのサイズ。次のいずれかの形式で指定します。

  • スカラー — すべてのマーカーに同じサイズを使用します。

  • ベクトル — マーカーごとに異なるサイズを使用します。SizeDataXData と同じ長さのベクトルとして指定します。

値はポイント単位で指定します。1 ポイントは 1/72 インチです。大きさが 1 平方インチのマーカーを指定するには、値 72^2 を使用します。

例: 50

SizeData プロパティの設定方法を制御します。次のいずれかの値として指定します。

  • 'auto' — MATLAB によって SizeData プロパティの値が制御されます。値は次のいずれかになります。

    • SizeData プロパティの既定値。

    • table 変数の値。SourceTable プロパティが table を指定し、SizeVariable プロパティが変数を指定します。SourceTable プロパティまたは SizeVariable プロパティが空の場合は、既定の SizeData 値が使用されます。

  • 'manual'SizeData プロパティを直接設定します。変更されません。

SizeData にリンクされている変数。MATLAB ワークスペースの変数を含む文字ベクトルまたは string として指定します。MATLAB はベース ワークスペース内の変数を評価して SizeData を生成します。

既定ではリンクされている変数がないため、この値は空の文字ベクトルです。変数をリンクしても MATLAB は SizeData の値を更新しません。データ値の更新を強制するには、関数 refreshdata を使用します。

メモ

1 つのデータ ソース プロパティを異なる次元のデータを含む変数に変更すると、すべてのデータ ソース プロパティを適切な値に変更するまでは、関数が警告を生成し、グラフが描画されない可能性があります。

直交座標データ

すべて展開する

x 値。スカラーまたはベクトルとして指定します。散布図に XData の各値に対応する個々のマーカーが表示されます。

プロット関数への入力引数 x"x" 値を設定します。XDataYData は同じ長さでなければなりません。

例: [1 2 4 2 6]

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | categorical | datetime | duration

XData プロパティの設定方法を制御します。次のいずれかの値として指定します。

  • 'auto'XData プロパティは、SourceTable プロパティと XVariable プロパティに基づいて自動的に更新されます。これは、直交座標散布図プロット関数のいずれか (scatterscatter3 など) に table を渡す場合に当てはまります。

  • 'manual'XData プロパティは直接設定され、自動的には更新されません。これは、直交座標散布図プロット関数のいずれかに座標値をベクトルまたは行列として渡す場合に当てはまります。

XData にリンクされている変数。MATLAB ワークスペースの変数名を含む文字ベクトルまたは string として指定します。MATLAB はベース ワークスペース内の変数を評価して XData を生成します。

既定ではリンクされている変数はないため、この値は空の文字ベクトル '' です。変数をリンクしても MATLAB は XData の値をすぐに更新しません。データ値の更新を強制するには、関数 refreshdata を使用します。

メモ

1 つのデータ ソース プロパティを異なる次元のデータを含む変数に変更すると、すべてのデータ ソース プロパティを適切な値に変更するまでは、関数が警告を生成し、グラフが描画されない可能性があります。

例: 'x'

y 値。スカラーまたはベクトルとして指定します。散布図に YData の各値に対応する個々のマーカーが表示されます。

プロット関数への入力引数 y"y" 値を設定します。XDataYData は同じ長さでなければなりません。

例: [1 3 3 4 6]

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | categorical | datetime | duration

YData プロパティの設定方法を制御します。次のいずれかの値として指定します。

  • 'auto'YData プロパティは、SourceTable プロパティと YVariable プロパティに基づいて自動的に更新されます。これは、直交座標散布図プロット関数のいずれか (scatterscatter3 など) に table を渡す場合に当てはまります。

  • 'manual'YData プロパティは直接設定され、自動的には更新されません。これは、直交座標散布図プロット関数のいずれかに座標値をベクトルまたは行列として渡す場合に当てはまります。

YData にリンクされている変数。MATLAB ワークスペースの変数名を含む文字ベクトルまたは string として指定します。MATLAB はベース ワークスペース内の変数を評価して YData を生成します。

既定ではリンクされている変数はないため、この値は空の文字ベクトル '' です。変数をリンクしても MATLAB は YData の値をすぐに更新しません。データ値の更新を強制するには、関数 refreshdata を使用します。

メモ

1 つのデータ ソース プロパティを異なる次元のデータを含む変数に変更すると、すべてのデータ ソース プロパティを適切な値に変更するまでは、関数が警告を生成し、グラフが描画されない可能性があります。

例: 'y'

z 値。スカラーまたはベクトルとして指定します。

  • 2 次元散布図の場合、ZData は既定で空になります。

  • 3 次元散布図の場合、"z" 値はプロット関数の入力引数 z で設定します。XDataYDataZData は同じ長さでなければなりません。

例: [1 2 2 1 0]

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | categorical | datetime | duration

ZData プロパティの設定方法を制御します。次のいずれかの値として指定します。

  • 'auto'ZData プロパティは、SourceTable プロパティと ZVariable プロパティに基づいて自動的に更新されます。これは、直交座標散布図プロット関数のいずれか (scatterscatter3 など) に table を渡す場合に当てはまります。

  • 'manual'ZData プロパティは直接設定され、自動的には更新されません。これは、直交座標散布図プロット関数のいずれかに座標値をベクトルまたは行列として渡す場合に当てはまります。

ZData にリンクされている変数。MATLAB ワークスペースの変数名を含む文字ベクトルまたは string として指定します。MATLAB はベース ワークスペース内の変数を評価して ZData を生成します。

既定ではリンクされている変数はないため、この値は空の文字ベクトル '' です。変数をリンクしても MATLAB は ZData の値をすぐに更新しません。データ値の更新を強制するには、関数 refreshdata を使用します。

メモ

1 つのデータ ソース プロパティを異なる次元のデータを含む変数に変更すると、すべてのデータ ソース プロパティを適切な値に変更するまでは、関数が警告を生成し、グラフが描画されない可能性があります。

例: 'z'

x 次元に沿ったジッターのタイプ (点の間隔)。次のいずれかの値として指定します。

  • 'none' — 点を微変動しない。

  • 'density' — 2 次元のチャートについて、y のカーネル密度推定を使用して点を微変動する。3 次元のチャートで 2 つの次元についてこのオプションを指定すると、点は 3 つ目の次元のカーネル密度推定に基づいて微変動します。たとえば、XJitterYJitter'density' に設定すると、z のカーネル密度推定が使用されます。

  • 'rand' — 一様分布で点をランダムに微変動する。

  • 'randn' — 正規分布で点をランダムに微変動する。

x 次元に沿ったジッター (点の間のオフセット) の最大量。データ単位での非負のスカラー値として指定します。

たとえば、隣接する点を結ぶ最短距離の 90% にジッター幅を設定するには、x の一意の値を結ぶ最短距離を取り、0.9 でスケーリングします。

XJitterWidth = 0.9 * min(diff(unique(x)));

y 次元に沿ったジッターのタイプ (点の間隔)。次のいずれかの値として指定します。

  • 'none' — 点を微変動しない。

  • 'density' — 2 次元のチャートについて、x のカーネル密度推定を使用して点を微変動する。3 次元のチャートで 2 つの次元についてこのオプションを指定すると、点は 3 つ目の次元のカーネル密度推定に基づいて微変動します。たとえば、XJitterYJitter'density' に設定すると、z のカーネル密度推定が使用されます。

  • 'rand' — 一様分布で点をランダムに微変動する。

  • 'randn' — 正規分布で点をランダムに微変動する。

y 次元に沿ったジッター (点の間のオフセット) の最大量。データ単位での非負のスカラー値として指定します。

たとえば、隣接する点を結ぶ最短距離の 90% にジッター幅を設定するには、y の一意の値を結ぶ最短距離を取り、0.9 でスケーリングします。

YJitterWidth = 0.9 * min(diff(unique(y)));

z 次元に沿ったジッターのタイプ (点の間隔)。次のいずれかの値として指定します。

  • 'none' — 点を微変動しない。

  • 'density' — y のカーネル密度推定を使用して点を微変動する。または、追加の 1 つの次元についてこのオプションを指定すると、点は 3 つ目の次元のカーネル密度推定に基づいて微変動します。たとえば、YJitterZJitter'density' に設定すると、x のカーネル密度推定が使用されます。

  • 'rand' — 一様分布で点をランダムに微変動する。

  • 'randn' — 正規分布で点をランダムに微変動する。

データ単位での z 次元に沿ったジッター (点の間のオフセット) の最大量。非負のスカラー値として指定します。

たとえば、隣接する点を結ぶ最短距離の 90% にジッター幅を設定するには、z の一意の値を結ぶ最短距離を取り、0.9 でスケーリングします。

ZJitterWidth = 0.9 * min(diff(unique(z)));

極座標データ

すべて展開する

半径の値。ベクトルとして指定します。ThetaDataRData は同じ長さのベクトルでなければなりません。

このプロパティは極座標軸に対してのみ適用されます。

RData プロパティの設定方法を制御します。次のいずれかの値として指定します。

  • 'auto'RData プロパティは、SourceTable プロパティと RVariable プロパティに基づいて自動的に更新されます。これは、関数 polarscatter または関数 scatter に table を渡す場合に当てはまります。

  • 'manual'RData プロパティは直接設定され、自動的には更新されません。これは、関数 polarscatter または関数 scatter に座標値をベクトルまたは行列として渡す場合に当てはまります。

RData にリンクされている変数。MATLAB ワークスペースの変数名を含む文字ベクトルまたは string として指定します。MATLAB はベース ワークスペース内の変数を評価して RData を生成します。

既定ではリンクされている変数はないため、この値は空の文字ベクトル '' です。変数をリンクしても MATLAB は RData の値をすぐに更新しません。データ値の更新を強制するには、関数 refreshdata を使用します。

メモ

1 つのデータ ソース プロパティを異なる次元のデータを含む変数に変更すると、すべてのデータ ソース プロパティを適切な値に変更するまでは、関数が警告を生成し、グラフが描画されない可能性があります。

このプロパティは極座標軸に対してのみ適用されます。

角度の値。ベクトルとして指定します。ThetaDataRData は同じ長さのベクトルでなければなりません。

このプロパティは極座標軸に対してのみ適用されます。

ThetaData プロパティの設定方法を制御します。次のいずれかの値として指定します。

  • 'auto'ThetaData プロパティは、SourceTable プロパティと ThetaVariable プロパティに基づいて自動的に更新されます。これは、関数 polarscatter または関数 scatter に table を渡す場合に当てはまります。

  • 'manual'ThetaData プロパティは直接設定され、自動的には更新されません。これは、関数 polarscatter または関数 scatter に座標値をベクトルまたは行列として渡す場合に当てはまります。

ThetaData にリンクされている変数。MATLAB ワークスペースの変数名を含む文字ベクトルまたは string として指定します。MATLAB はベース ワークスペース内の変数を評価して RData を生成します。

既定ではリンクされている変数はないため、この値は空の文字ベクトル '' です。変数をリンクしても MATLAB は ThetaData の値をすぐに更新しません。データ値の更新を強制するには、関数 refreshdata を使用します。

メモ

1 つのデータ ソース プロパティを異なる次元のデータを含む変数に変更すると、すべてのデータ ソース プロパティを適切な値に変更するまでは、関数が警告を生成し、グラフが描画されない可能性があります。

このプロパティは極座標軸に対してのみ適用されます。

地理座標データ

すべて展開する

緯度の値。ベクトルとして指定します。LatitudeDataLongitudeData は同じ長さのベクトルでなければなりません。

このプロパティは地理座標軸にのみ適用されます。

LatitudeData プロパティの設定方法を制御します。次のいずれかの値として指定します。

  • 'auto'LatitudeData プロパティは、SourceTable プロパティと LatitudeVariable プロパティに基づいて自動的に更新されます。これは、プロット関数に table を渡す場合に当てはまります。

  • 'manual'LatitudeData プロパティは直接設定され、自動的には更新されません。これは、プロット関数に座標値をベクトルまたは行列として渡す場合に当てはまります。

このプロパティは地理座標軸にのみ適用されます。

LatitudeData にリンクされている変数。MATLAB ワークスペースの変数名を含む文字ベクトルまたは string として指定します。MATLAB はベース ワークスペース内の変数を評価して RData を生成します。

既定ではリンクされている変数はないため、この値は空の文字ベクトル '' です。変数をリンクしても MATLAB は LatitudeData の値をすぐに更新しません。データ値の更新を強制するには、関数 refreshdata を使用します。

メモ

1 つのデータ ソース プロパティを異なる次元のデータを含む変数に変更すると、すべてのデータ ソース プロパティを適切な値に変更するまでは、関数が警告を生成し、グラフが描画されない可能性があります。

このプロパティは地理座標軸にのみ適用されます。

経度の値。ベクトルとして指定します。LongitudeDataLatitudeData は同じ長さのベクトルでなければなりません。

このプロパティは地理座標軸にのみ適用されます。

LongitudeData プロパティの設定方法を制御します。次のいずれかの値として指定します。

  • 'auto'LongitudeData プロパティは、SourceTable プロパティと LongitudeVariable プロパティに基づいて自動的に更新されます。これは、プロット関数に table を渡す場合に当てはまります。

  • 'manual'LongitudeData プロパティは直接設定され、自動的には更新されません。これは、プロット関数に座標値をベクトルまたは行列として渡す場合に当てはまります。

このプロパティは地理座標軸にのみ適用されます。

LongitudeData にリンクされている変数。MATLAB ワークスペースの変数名を含む文字ベクトルまたは string として指定します。MATLAB はベース ワークスペース内の変数を評価して RData を生成します。

既定ではリンクされている変数はないため、この値は空の文字ベクトル '' です。変数をリンクしても MATLAB は LatitudeData の値をすぐに更新しません。データ値の更新を強制するには、関数 refreshdata を使用します。

メモ

1 つのデータ ソース プロパティを異なる次元のデータを含む変数に変更すると、すべてのデータ ソース プロパティを適切な値に変更するまでは、関数が警告を生成し、グラフが描画されない可能性があります。

このプロパティは地理座標軸にのみ適用されます。

table データ "(R2021b 以降)"

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プロットするデータを含むソース table。このプロパティは table または timetable として指定します。

x 座標を含む table 変数。次の表のインデックス方式のいずれかを使用して指定します。指定する変数には、数値、categorical 値、datetime 値、または duration 値を含めることができます。このプロパティを設定すると、MATLAB は XData プロパティを更新します。

次の表に、table 変数の指定に使用できるさまざまなインデックス方式を示します。

インデックス方式

変数名:

  • string スカラーまたは文字ベクトル。

  • pattern オブジェクト。pattern オブジェクトは 1 つの変数のみを参照しなければなりません。

  • "A" または 'A'A という名前の変数

  • "Var"+digitsPattern(1)"Var" の後に数字 1 桁が続く名前の変数

変数インデックス:

  • table 内の変数の位置を参照するインデックス番号。

  • logical ベクトル。通常、このベクトルの長さは変数の数と同じですが、末尾の 0 値や false 値は省略できます。

  • 3 — table の 3 番目の変数

  • [false false true] — 3 番目の変数

変数の型:

  • 指定したタイプの table 変数を選択する vartype 添字。添字は 1 つの変数のみを参照しなければなりません。

  • vartype("double") — double 値を含んでいる変数

y 座標を含む table 変数。次の表のインデックス方式のいずれかを使用して指定します。指定する変数には、数値、categorical 値、datetime 値、または duration 値を含めることができます。このプロパティを設定すると、MATLAB は YData プロパティを更新します。

次の表に、table 変数の指定に使用できるさまざまなインデックス方式を示します。

インデックス方式

変数名:

  • string スカラーまたは文字ベクトル。

  • pattern オブジェクト。pattern オブジェクトは 1 つの変数のみを参照しなければなりません。

  • "A" または 'A'A という名前の変数

  • "Var"+digitsPattern(1)"Var" の後に数字 1 桁が続く名前の変数

変数インデックス:

  • table 内の変数の位置を参照するインデックス番号。

  • logical ベクトル。通常、このベクトルの長さは変数の数と同じですが、末尾の 0 値や false 値は省略できます。

  • 3 — table の 3 番目の変数

  • [false false true] — 3 番目の変数

変数の型:

  • 指定したタイプの table 変数を選択する vartype 添字。添字は 1 つの変数のみを参照しなければなりません。

  • vartype("double") — double 値を含んでいる変数

z 座標を含む table 変数。次の表のインデックス方式のいずれかを使用して指定します。指定する変数には、数値、categorical 値、datetime 値、または duration 値を含めることができます。このプロパティを設定すると、MATLAB は ZData プロパティを更新します。

次の表に、table 変数の指定に使用できるさまざまなインデックス方式を示します。

インデックス方式

変数名:

  • string スカラーまたは文字ベクトル。

  • pattern オブジェクト。pattern オブジェクトは 1 つの変数のみを参照しなければなりません。

  • "A" または 'A'A という名前の変数

  • "Var"+digitsPattern(1)"Var" の後に数字 1 桁が続く名前の変数

変数インデックス:

  • table 内の変数の位置を参照するインデックス番号。

  • logical ベクトル。通常、このベクトルの長さは変数の数と同じですが、末尾の 0 値や false 値は省略できます。

  • 3 — table の 3 番目の変数

  • [false false true] — 3 番目の変数

変数の型:

  • 指定したタイプの table 変数を選択する vartype 添字。添字は 1 つの変数のみを参照しなければなりません。

  • vartype("double") — double 値を含んでいる変数

極座標プロットの半径の値を含む table 変数。次の表のインデックス方式のいずれかを使用して指定します。指定する変数には、任意の型の数値を含めることができます。このプロパティを設定すると、MATLAB は RData プロパティを更新します。このプロパティは極座標軸に対してのみ適用されます。

次に、table 変数の指定に使用できるさまざまなインデックス方式のリストを示します。

インデックス方式

変数名:

  • string スカラーまたは文字ベクトル。

  • pattern オブジェクト。pattern オブジェクトは 1 つの変数のみを参照しなければなりません。

  • "A" または 'A'A という名前の変数

  • "Var"+digitsPattern(1)"Var" の後に数字 1 桁が続く名前の変数

変数インデックス:

  • table 内の変数の位置を参照するインデックス番号。

  • logical ベクトル。通常、このベクトルの長さは変数の数と同じですが、末尾の 0 値や false 値は省略できます。

  • 3 — table の 3 番目の変数

  • [false false true] — 3 番目の変数

変数の型:

  • 指定したタイプの table 変数を選択する vartype 添字。添字は 1 つの変数のみを参照しなければなりません。

  • vartype("double") — double 値を含んでいる変数

極座標プロットの角度の値を含む table 変数。次の表のインデックス方式のいずれかを使用して指定します。指定する変数には、任意の型の数値を含めることができます。このプロパティを設定すると、MATLAB は ThetaData プロパティを更新します。このプロパティは極座標軸に対してのみ適用されます。

次に、table 変数の指定に使用できるさまざまなインデックス方式のリストを示します。

インデックス方式

変数名:

  • string スカラーまたは文字ベクトル。

  • pattern オブジェクト。pattern オブジェクトは 1 つの変数のみを参照しなければなりません。

  • "A" または 'A'A という名前の変数

  • "Var"+digitsPattern(1)"Var" の後に数字 1 桁が続く名前の変数

変数インデックス:

  • table 内の変数の位置を参照するインデックス番号。

  • logical ベクトル。通常、このベクトルの長さは変数の数と同じですが、末尾の 0 値や false 値は省略できます。

  • 3 — table の 3 番目の変数

  • [false false true] — 3 番目の変数

変数の型:

  • 指定したタイプの table 変数を選択する vartype 添字。添字は 1 つの変数のみを参照しなければなりません。

  • vartype("double") — double 値を含んでいる変数

地理プロットの緯度の値を含む table 変数。次の表のインデックス方式のいずれかを使用して指定します。このプロパティを設定すると、MATLAB は LatitudeData プロパティを更新します。このプロパティは地理座標軸にのみ適用されます。

次に、table 変数の指定に使用できるさまざまなインデックス方式のリストを示します。

インデックス方式

変数名:

  • string スカラーまたは文字ベクトル。

  • pattern オブジェクト。pattern オブジェクトは 1 つの変数のみを参照しなければなりません。

  • "A" または 'A'A という名前の変数

  • "Var"+digitsPattern(1)"Var" の後に数字 1 桁が続く名前の変数

変数インデックス:

  • table 内の変数の位置を参照するインデックス番号。

  • logical ベクトル。通常、このベクトルの長さは変数の数と同じですが、末尾の 0 値や false 値は省略できます。

  • 3 — table の 3 番目の変数

  • [false false true] — 3 番目の変数

変数の型:

  • 指定したタイプの table 変数を選択する vartype 添字。添字は 1 つの変数のみを参照しなければなりません。

  • vartype("double") — double 値を含んでいる変数

地理プロットの経度の値を含む table 変数。次の表のインデックス方式のいずれかを使用して指定します。このプロパティを設定すると、MATLAB は LongitudeData プロパティを更新します。このプロパティは地理座標軸にのみ適用されます。

次に、table 変数の指定に使用できるさまざまなインデックス方式のリストを示します。

インデックス方式

変数名:

  • string スカラーまたは文字ベクトル。

  • pattern オブジェクト。pattern オブジェクトは 1 つの変数のみを参照しなければなりません。

  • "A" または 'A'A という名前の変数

  • "Var"+digitsPattern(1)"Var" の後に数字 1 桁が続く名前の変数

変数インデックス:

  • table 内の変数の位置を参照するインデックス番号。

  • logical ベクトル。通常、このベクトルの長さは変数の数と同じですが、末尾の 0 値や false 値は省略できます。

  • 3 — table の 3 番目の変数

  • [false false true] — 3 番目の変数

変数の型:

  • 指定したタイプの table 変数を選択する vartype 添字。添字は 1 つの変数のみを参照しなければなりません。

  • vartype("double") — double 値を含んでいる変数

マーカーのサイズのデータを含む table 変数。ソース table の変数インデックスとして指定します。

table インデックスの指定

以下のいずれかのインデックス方式を使用して、目的の変数を指定します。

インデックス方式

変数名:

  • string スカラーまたは文字ベクトル。

  • pattern オブジェクト。pattern オブジェクトは 1 つの変数のみを参照しなければなりません。

  • "A" または 'A'A という名前の変数

  • "Var"+digitsPattern(1)"Var" の後に数字 1 桁が続く名前の変数

変数インデックス:

  • table 内の変数の位置を参照するインデックス番号。

  • logical ベクトル。通常、このベクトルの長さは変数の数と同じですが、末尾の 0 値や false 値は省略できます。

  • 3 — table の 3 番目の変数

  • [false false true] — 3 番目の変数

変数の型:

  • 指定したタイプの table 変数を選択する vartype 添字。添字は 1 つの変数のみを参照しなければなりません。

  • vartype("double") — double 値を含んでいる変数

サイズ データの指定

指定する変数には、任意の数値型を含めることができます。SizeVariable プロパティを設定すると、MATLAB は SizeData プロパティを更新します。

カラー データを含む table 変数。ソース table の変数インデックスとして指定します。

table インデックスの指定

以下のいずれかのインデックス方式を使用して、目的の変数を指定します。

インデックス方式

変数名:

  • string スカラーまたは文字ベクトル。

  • pattern オブジェクト。pattern オブジェクトは 1 つの変数のみを参照しなければなりません。

  • "A" または 'A'A という名前の変数

  • "Var"+digitsPattern(1)"Var" の後に数字 1 桁が続く名前の変数

変数インデックス:

  • table 内の変数の位置を参照するインデックス番号。

  • logical ベクトル。通常、このベクトルの長さは変数の数と同じですが、末尾の 0 値や false 値は省略できます。

  • 3 — table の 3 番目の変数

  • [false false true] — 3 番目の変数

変数の型:

  • 指定したタイプの table 変数を選択する vartype 添字。添字は 1 つの変数のみを参照しなければなりません。

  • vartype("double") — double 値を含んでいる変数

カラー データの指定

ColorVariable プロパティを指定して、マーカーの色を制御します。MarkerFaceColor プロパティが "flat" に設定されている場合は、変数のデータによってマーカーの塗りつぶし色を制御します。MarkerEdgeColor"flat" に設定されている場合は、このデータによってマーカーの輪郭の色も制御できます。

指定する table 変数には、任意の数値型の値を含めることができます。値は、次のいずれかの形式にできます。

  • 現在のカラーマップに線形にマッピングされる数値の列。

  • RGB 3 成分の 3 列配列。RGB 3 成分は、各値が特定の色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 要素ベクトルです。強度値は [0,1] の範囲でなければなりません。たとえば、[0.5 0.7 1] では薄い青の色調が指定されます。

ColorVariable プロパティを設定すると、MATLAB は CData プロパティを更新します。

透明度のデータを含む table 変数。ソース table の変数インデックスとして指定します。

table インデックスの指定

以下のいずれかのインデックス方式を使用して、目的の変数を指定します。

インデックス方式

変数名:

  • string スカラーまたは文字ベクトル。

  • pattern オブジェクト。pattern オブジェクトは 1 つの変数のみを参照しなければなりません。

  • "A" または 'A'A という名前の変数

  • "Var"+digitsPattern(1)"Var" の後に数字 1 桁が続く名前の変数

変数インデックス:

  • table 内の変数の位置を参照するインデックス番号。

  • logical ベクトル。通常、このベクトルの長さは変数の数と同じですが、末尾の 0 値や false 値は省略できます。

  • 3 — table の 3 番目の変数

  • [false false true] — 3 番目の変数

変数の型:

  • 指定したタイプの table 変数を選択する vartype 添字。添字は 1 つの変数のみを参照しなければなりません。

  • vartype("double") — double 値を含んでいる変数

透明度のデータの指定

指定する変数のデータによってマーカーの透明度が制御されます。値が小さいほど透明度が高く、値が大きいほど不透明度が高くなります。値は任意の数値型にすることができます。

AlphaVariable プロパティを設定した後、MarkerFaceAlpha プロパティと MarkerEdgeAlpha プロパティを設定して透明度のタイプを制御します。MarkerFaceAlpha プロパティと MarkerEdgeAlpha プロパティの両方がスカラー値に設定されている場合、scatter オブジェクトは table のデータを使用しません。

このプロパティを設定すると、MATLAB は AlphaData プロパティを更新します。

凡例

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凡例ラベル。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。legend コマンドを呼び出すまで、凡例は表示されません。テキストを指定しない場合、legend'dataN' 形式を使用してラベルを設定します。

凡例にオブジェクトを含めるかどうか。Annotation オブジェクトとして指定します。Annotation オブジェクトの基となる IconDisplayStyle プロパティを次のいずれかの値に設定します。

  • "on" — 凡例にオブジェクトを含めます (既定)。

  • "off" — 凡例にオブジェクトを含めません。

たとえば、obj という Scatter オブジェクトを凡例から除外するには、IconDisplayStyle プロパティを "off" に設定します。

obj.Annotation.LegendInformation.IconDisplayStyle = "off";

あるいは、関数 legend を使用して、凡例内の項目を制御することもできます。最初の入力引数を、含めるグラフィックス オブジェクトのベクトルとして指定します。最初の入力引数に既存のグラフィックス オブジェクトを指定しない場合、それは凡例に表示されません。ただし、凡例が作成された後に座標軸に追加されたグラフィックス オブジェクトは凡例には表示されません。追加の項目を避けるには、すべてのプロットを作成した後に凡例を作成することを考慮してください。

対話機能

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可視性の状態。"on" または "off"、もしくは数値または logical 1 (true) または 0 (false) として指定します。"on" の値は true と等価であり、"off"false と等価です。したがって、このプロパティの値を logical 値として使用できます。値は matlab.lang.OnOffSwitchState 型の on/off logical 値として格納されます。

  • "on" — オブジェクトを表示します。

  • "off" — オブジェクトを削除せずに非表示にします。非表示のオブジェクトのプロパティには引き続きアクセスできます。

データ ヒントの内容。DataTipTemplate オブジェクトとして指定します。基となる DataTipTemplate オブジェクトのプロパティを変更することにより、データ ヒントに表示される内容を制御できます。プロパティの一覧については、DataTipTemplate のプロパティ を参照してください。

データ ヒントの変更の例については、カスタム データ ヒントの作成を参照してください。

メモ

DataTipTemplate オブジェクトは findobj または findall によって返されず、copyobj によってコピーされません。

コンテキスト メニュー。ContextMenu オブジェクトとして指定します。このプロパティは、オブジェクトを右クリックしたときにコンテキスト メニューを表示するために使用します。関数 uicontextmenu を使用して、コンテキスト メニューを作成します。

メモ

PickableParts プロパティが 'none' に設定されている場合または HitTest プロパティが 'off' に設定されている場合には、このコンテキスト メニューは表示されません。

選択状態。'on' または 'off'、もしくは数値または logical 1 (true) または 0 (false) として指定します。'on' の値は true と等価であり、'off'false と等価です。したがって、このプロパティの値を logical 値として使用できます。値は matlab.lang.OnOffSwitchState 型の on/off logical 値として格納されます。

  • 'on' — 選択されています。プロット編集モードでオブジェクトをクリックした場合、MATLAB は Selected プロパティを 'on' に設定します。SelectionHighlight プロパティも 'on' に設定されている場合、MATLAB はオブジェクトの周囲に選択ハンドルを表示します。

  • 'off' — 選択されていません。

選択時の選択ハンドルの表示。'on' または 'off'、もしくは数値または logical 1 (true) または 0 (false) として指定します。'on' の値は true と等価であり、'off'false と等価です。したがって、このプロパティの値を logical 値として使用できます。値は matlab.lang.OnOffSwitchState 型の on/off logical 値として格納されます。

  • 'on'Selected プロパティが 'on' に設定されているときに選択ハンドルを表示します。

  • 'off'Selected プロパティが 'on' に設定されている場合でも選択ハンドルを表示しません。

座標軸の範囲でのオブジェクトのクリップ。'on' または 'off'、もしくは数値または logical 1 (true) または 0 (false) として指定します。'on' の値は true と等価であり、'off'false と等価です。したがって、このプロパティの値を logical 値として使用できます。値は matlab.lang.OnOffSwitchState 型の on/off logical 値として格納されます。

  • 'on' の値は座標軸の範囲外になるオブジェクトの部分をクリップします。

  • 'off' の値は座標軸の範囲外に表示される部分があってもオブジェクト全体を表示します。プロットの作成、hold on の設定、座標軸のスケーリングの固定を行ってから、元のプロットよりも大きくなるようにオブジェクトを作成した場合、オブジェクトの一部が座標軸の範囲の外に表示されることがあります。

オブジェクトを含む座標軸の Clipping プロパティは 'on' に設定しなければなりません。そうしない場合、このプロパティの効果はありません。クリップ動作の詳細については、座標軸の Clipping プロパティを参照してください。

コールバック

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マウスクリック コールバック。次の値のいずれかとして指定します。

  • 関数ハンドル

  • 関数ハンドルと追加の引数を含む cell 配列

  • ベース ワークスペース内で評価される有効な MATLAB コマンドまたは MATLAB 関数の文字ベクトル (非推奨)

このプロパティは、オブジェクトをクリックしたときにコードを実行するために使用します。関数ハンドルを使用してこのプロパティを指定した場合、MATLAB はコールバックを実行するときに次の 2 つの引数をコールバック関数に渡します。

  • クリックしたオブジェクト — コールバック関数内から、クリックしたオブジェクトのプロパティにアクセスします。

  • イベント データ — 空の引数です。この引数が使用されないことを示すために、関数定義の中でこの引数をチルダ文字 (~) に置換します。

関数ハンドルを使用してコールバック関数を定義する方法についての詳細は、グラフィックス オブジェクトのコールバックの作成を参照してください。

メモ

PickableParts プロパティが 'none' に設定されている場合または HitTest プロパティが 'off' に設定されている場合には、このコールバックは実行されません。

オブジェクト作成関数。次の値のいずれかとして指定します。

  • 関数ハンドル。

  • 最初の要素が関数ハンドルである cell 配列。cell 配列内のその後の要素はコールバック関数に渡される引数です。

  • 有効な MATLAB 式を含む文字ベクトル (非推奨)。MATLAB は、この式をベース ワークスペースで評価します。

コールバックを関数ハンドル、cell 配列、または文字ベクトルとして指定する方法の詳細については、グラフィックス オブジェクトのコールバックの作成を参照してください。

このプロパティは、MATLAB がオブジェクトを作成するときに実行されるコールバック関数を指定します。MATLAB は CreateFcn コールバックを実行する前に、すべてのプロパティ値を初期化します。CreateFcn プロパティを指定しない場合、MATLAB は既定の作成関数を実行します。

既存のコンポーネントに CreateFcn プロパティを設定しても効果はありません。

このプロパティを関数ハンドルまたは cell 配列として指定した場合、コールバック関数の最初の引数を使用して、作成中のオブジェクトにアクセスできます。それ以外の場合は、関数 gcbo を使用してオブジェクトにアクセスします。

オブジェクト削除関数。次の値のいずれかとして指定します。

  • 関数ハンドル。

  • 最初の要素が関数ハンドルである cell 配列。cell 配列内のその後の要素はコールバック関数に渡される引数です。

  • 有効な MATLAB 式を含む文字ベクトル (非推奨)。MATLAB は、この式をベース ワークスペースで評価します。

コールバックを関数ハンドル、cell 配列、または文字ベクトルとして指定する方法の詳細については、グラフィックス オブジェクトのコールバックの作成を参照してください。

このプロパティは、MATLAB がオブジェクトを削除するときに実行されるコールバック関数を指定します。MATLAB は、オブジェクトのプロパティを破棄する前に DeleteFcn コールバックを実行します。DeleteFcn プロパティを指定しない場合、MATLAB は既定の削除関数を実行します。

このプロパティを関数ハンドルまたは cell 配列として指定した場合、コールバック関数の最初の引数を使用して、削除されるオブジェクトにアクセスできます。それ以外の場合は、関数 gcbo を使用してオブジェクトにアクセスします。

コールバック実行制御

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コールバックの割り込み。'on' または 'off'、もしくは数値または logical 1 (true) または 0 (false) として指定します。'on' の値は true と等価であり、'off'false と等価です。したがって、このプロパティの値を logical 値として使用できます。値は matlab.lang.OnOffSwitchState 型の on/off logical 値として格納されます。

このプロパティは実行中のコールバックが割り込み可能かどうかを決定します。次の 2 つのコールバックの状態について考慮する必要があります。

  • "実行中" コールバックは、現在実行しているコールバックです。

  • "割り込み" コールバックは、実行中のコールバックに割り込もうとするコールバックです。

MATLAB は、コールバック キューを処理するコマンドを実行するたびにコールバックの割り込み動作を判別します。これらのコマンドには、drawnowfigureuifiguregetframewaitforpause があります。

実行中コールバックにこれらのコマンドが含まれていない場合、割り込みは発生しません。MATLAB は、実行中コールバックの実行を先に終了させ、その後に割り込みコールバックを実行します。

実行中コールバックにこれらのいずれかのコマンドが含まれている場合、実行中コールバックを所有するオブジェクトの Interruptible プロパティに応じて割り込みが発生するかどうかが決まります。

  • Interruptible の値が 'off' の場合、割り込みは発生しません。代わりに、割り込みコールバックを所有するオブジェクトの BusyAction プロパティに応じて、割り込みコールバックが破棄されるかコールバック キューに追加されるかが決まります。

  • Interruptible の値が 'on' の場合、割り込みが発生します。MATLAB は、コールバック キューの次回処理時に、実行中コールバックの実行を停止し、割り込みコールバックを実行します。割り込みコールバックが完了した後、MATLAB は実行中だったコールバックの実行を再開します。

メモ

コールバックの割り込みと実行は、以下の状況では動作が異なります。

  • 割り込みコールバックが DeleteFcnCloseRequestFcn または SizeChangedFcn コールバックの場合、Interruptible プロパティの値にかかわらず割り込みが発生します。

  • 実行中のコールバックが関数 waitfor を現在実行している場合、Interruptible プロパティの値にかかわらず割り込みが発生します。

  • 割り込みコールバックが Timer オブジェクトで所有されている場合、Interruptible プロパティの値にかかわらずスケジュールに従ってコールバックが実行されます。

メモ

MATLAB は、割り込みが発生したときにプロパティの状態や表示を保存しません。たとえば、gca コマンドや gcf コマンドから返されたオブジェクトは、別のコールバックを実行するときに変更されている可能性があります。

コールバック キューイング。'queue' または 'cancel' として指定します。BusyAction プロパティは MATLAB による割り込みコールバックの実行の処理方法を決定します。次の 2 つのコールバックの状態について考慮する必要があります。

  • "実行中" コールバックは、現在実行しているコールバックです。

  • "割り込み" コールバックは、実行中のコールバックに割り込もうとするコールバックです。

BusyAction プロパティによってコールバック キューイングの動作が決まるのは、次の両方の条件を満たす場合のみです。

  • 実行中コールバックに drawnowfigureuifiguregetframewaitforpause などのコールバック キューを処理するコマンドが含まれている。

  • 実行中コールバックを所有するオブジェクトの Interruptible プロパティの値が 'off' である。

これらの条件に当てはまる場合、割り込みコールバックを所有するオブジェクトの BusyAction プロパティに応じて MATLAB による割り込みコールバックの処理方法が決まります。BusyAction プロパティは次の値を取ることができます。

  • 'queue' — 割り込みコールバックをキューに入れ、実行中のコールバックが終了した後に処理されるようにします。

  • 'cancel' — 割り込みコールバックを実行しません。

マウス クリック キャプチャ機能。次の値の 1 つとして指定します。

  • 'visible' — 表示されている場合にマウス クリックをキャプチャします。Visible プロパティが 'on' に設定されていなければならず、Scatter オブジェクトの色が定義されている部分をクリックしなければなりません。関連付けられている色のプロパティが 'none' に設定されている部分をクリックすることはできません。プロットにマーカーが含まれている場合は、エッジまたは塗りつぶしのいずれかに色が定義されている場合にマーカー全体がクリック可能になります。Scatter オブジェクトがクリックに応答するか、先祖がクリックに応答するかは、HitTest プロパティが決定します。

  • 'none' — マウス クリックをキャプチャしません。Scatter オブジェクトをクリックすると、Figure ウィンドウの現在のビュー内でその下にあるオブジェクトにクリックが渡されます。Scatter オブジェクトの HitTest プロパティの効果はありません。

キャプチャしたマウス クリックへの応答。'on' または 'off'、もしくは数値または logical 1 (true) または 0 (false) として指定します。'on' の値は true と等価であり、'off'false と等価です。したがって、このプロパティの値を logical 値として使用できます。値は matlab.lang.OnOffSwitchState 型の on/off logical 値として格納されます。

  • 'on'Scatter オブジェクトの ButtonDownFcn コールバックをトリガーします。ContextMenu プロパティが定義されている場合は、コンテキスト メニューを呼び出します。

  • 'off'Scatter オブジェクトの先祖のうち、次のいずれかの条件を満たす最も近い先祖のコールバックをトリガーします。

    • HitTest プロパティが 'on' に設定されている

    • PickableParts プロパティが、先祖によるマウス クリックのキャプチャを有効にする値に設定されている

メモ

PickableParts プロパティは、Scatter オブジェクトがマウス クリックをキャプチャできるかどうかを決定します。キャプチャできない場合、HitTest プロパティは無効です。

この プロパティ は読み取り専用です。

削除状態。matlab.lang.OnOffSwitchState 型の on/off logical 値として返されます。

MATLAB は、DeleteFcn コールバックが実行を開始すると、BeingDeleted プロパティを 'on' に設定します。コンポーネント オブジェクトが存在しなくなるまで BeingDeleted プロパティは 'on' に設定されたままです。

クエリや変更の前にオブジェクトが削除されようとしていないか確認するために BeingDeleted プロパティの値をチェックします。

親/子

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親。AxesPolarAxesGroup または Transform オブジェクトとして指定します。

子。空の GraphicsPlaceholder 配列、または DataTip オブジェクト配列として返されます。このプロパティを使用して、チャートにプロットされるデータ ヒントのリストを表示します。

Children プロパティを使用して子の追加や削除を行うことはできません。このリストに子を追加するには、DataTip オブジェクトの Parent プロパティをチャート オブジェクトに設定します。

親の Children プロパティ内でのオブジェクト ハンドルの可視性。次の値のいずれかとして指定します。

  • "on" — オブジェクト ハンドルは常に表示されます。

  • "off" — オブジェクト ハンドルは常に非表示です。このオプションは、他の関数による意図しない変更を防止するために役立ちます。HandleVisibility"off" に設定すると、その関数の実行中にハンドルが一時的に非表示になります。

  • "callback" — オブジェクト ハンドルはコールバック内から、あるいはコールバックにより呼び出される関数から参照できます。しかし、コマンド ラインから呼び出される関数からは参照できません。このオプションを使用すると、コマンド ラインからのオブジェクトへのアクセスがブロックされますが、コールバック関数からのアクセスは許可されます。

オブジェクトが親の Children プロパティ内にリストされない場合、オブジェクト階層の検索またはハンドル プロパティのクエリによってオブジェクト ハンドルを取得する関数は、そのオブジェクト ハンドルを返しません。こうした関数の例としては、関数 getfindobjgcagcfgconewplotclaclf、および close などが挙げられます。

非表示のオブジェクト ハンドルは有効なままです。ルートの ShowHiddenHandles プロパティを "on" に設定すると、HandleVisibility プロパティの設定にかかわらず、すべてのオブジェクト ハンドルがリストされます。

識別子

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この プロパティ は読み取り専用です。

グラフィックス オブジェクトのタイプ。'scatter' として返されます。プロット階層内にある特定のタイプのすべてのオブジェクトを検出するためにこのプロパティを使用できます。たとえば findobj を使用してタイプを検索します。

オブジェクト識別子。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。オブジェクトの識別子として機能する一意の Tag 値を指定できます。コードの他の部分からオブジェクトにアクセスする必要がある場合、関数 findobj を使用して Tag 値に基づいてオブジェクトを検索できます。

ユーザー データ。任意の MATLAB 配列として指定します。たとえば、スカラー、ベクトル、行列、cell 配列、文字配列、table、または構造体を指定できます。このプロパティを使用して、任意のデータをオブジェクトに保存します。

App Designer を使用している場合は、UserData プロパティを使用する代わりに、アプリでパブリック プロパティまたはプライベート プロパティを作成してデータを共有します。詳細については、App Designer アプリ内でのデータの共有を参照してください。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

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