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drawnow
Figure を更新してコールバックを処理する
構文
説明
drawnow
は Figure を更新し、保留中のコールバックをすべて処理します。graphics オブジェクトを変更して、すぐに更新内容を画面に表示するには、このコマンドを使用します。
drawnow limitrate
は、更新回数を 20 フレーム/秒に制限します。前回の更新から 50 ms 以内の場合、あるいは前の変更によりグラフィックス レンダラーがビジー状態になっている場合、drawnow
は新規の更新を破棄します。ループ内で graphics オブジェクトを更新していて個々の更新を画面に表示する必要がない場合に、このコマンドを使用します。更新をスキップすることにより、高速アニメーションを作成できます。保留中のコールバックが処理されるので、アニメーション中に Figure を操作できます。
drawnow nocallbacks
は、次の完全な drawnow
コマンドまで、ButtonDownFcn
コールバックなどのコールバックを延期します。コードへのコールバックの割り込みを防ぐには、このオプションを使用します。コールバックの延期により、マウス クリックや Figure のサイズ変更などの Figure の操作が一時的に無効になります。コールバックの延期は、アニメーションの速度に影響しません。
drawnow limitrate nocallbacks
は、更新回数を 20 フレーム/秒に制限し、レンダラーがビジー状態の場合は更新をスキップします。この構文はコールバックのコードへの割り込みも防ぎます。これにより、Figure の操作が一時的に無効になります。
drawnow update
はレンダラーがビジー状態の場合に更新をスキップし、コールバックを延期します。この構文は推奨されません。代わりに limitrate
オプションを使用してください。
drawnow expose
は Figure を更新しますが、コールバックは延期します。この構文は推奨されません。代わりに nocallbacks
オプションを使用してください。
例
詳細
ヒント
nocallbacks
オプションは常に、割り込みコールバックをキューに追加します。割り込みコールバックを破棄する場合は、代わりにInterruptible
およびBusyAction
のプロパティを使用します。
バージョン履歴
R2006a より前に導入