OnOffSwitchState
クラスを使用すると、列挙型メンバーを文字ベクトルまたは string と連結することにより、テキスト表現を構成できます。たとえば、Power
という名前のオブジェクト プロパティに OnOffSwitchState
クラスの列挙型メンバーが含まれている場合、文字ベクトルとプロパティ値をもつ文字配列を形成することができます。
a = SystemState;
a.Power = true;
['The power switch is currently ' a.Power]
ans =
'The power switch is currently on'
通常、文字ベクトルまたは string を列挙型メンバーと連結して配列を形成する場合、MATLAB® はテキストを列挙型メンバーのクラスに変換しようと試みます。一方、OnOffSwitchState
クラスは、クラスで定義された列挙型メンバーにテキストが対応しない場合に列挙型メンバーとテキストの連結を可能にする、特化した動作を定義します。このような場合、MATLAB はテキストと同じ型の配列を作成します。
以下は、MATLAB が文字ベクトルまたは string を OnOffSwitchState
クラスの列挙型メンバーと連結する際に適用する規則です。
すべての配列要素が OnOffSwitchState
列挙型メンバーまたは文字ベクトルである場合、列挙型メンバーはすべて char
の等価表現に変換される。結果の配列の型は char
です。
すべての配列要素が OnOffSwitchState
列挙型メンバーまたは string である場合、列挙型メンバーはすべて string
の等価表現に変換される。結果の配列の型は string
です。
すべての配列要素が OnOffSwitchState
列挙型メンバー、string、または文字ベクトルである場合、列挙型メンバーと文字ベクトルはすべて string
の等価表現に変換される。結果の配列の型は string
です。
それ以外の場合はいずれも、通常の連結規則が適用される。詳細については、異なるクラスのオブジェクトの連結を参照してください。