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数値型
MATLAB® の数値クラスには、符号付き整数、符号なし整数、単精度浮動小数点数、倍精度浮動小数点数が含まれています。既定の設定により、MATLAB ではすべての数値が倍精度浮動小数点として格納されます (既定の型と精度を変更することはできません)。任意の数値または数値配列を、整数あるいは単精度浮動小数点として格納するように選択することができます。整数および単精度配列に格納するほうが、倍精度よりもメモリを効率良く使用できます。
すべての数値型でインデックス演算、変形演算、数学演算などの基本的な配列演算がサポートされています。
関数
トピック
- 浮動小数点数
MATLAB では、浮動小数点数が倍精度または単精度のいずれかの形式で表わされます。既定の設定は倍精度です。
- 単精度数学
この例では、単精度データを使用して線形代数と演算を実行する方法を示します。
- 整数
MATLAB では、整数データの保存に対し 1、2、4、8 バイトがサポートされています。データが収まる最小の整数型を使用すると、メモリの消費量およびプログラムの実行時間を削減できます。
- 整数演算
この例では、信号とイメージを表す整数データに対して演算を実行する方法を示します。
- 複素数の作成
複素数を作成します。複素数は、実数部と虚数部で構成されています。
- 無限大と NaN
MATLAB では、特殊な値
inf
を使用して無限大を表現し、"非数 (Not a Number)" を意味する特殊な値NaN
を使用して、実数でも複素数でもない値を表現します。 - 数値クラスの識別
変数のデータ型は、次のいずれかのコマンドを使用して確認できます。
- 数値の表示形式
関数
format
を使用するか [基本設定] を設定して、数値の表示を制御する。 - 異なる整数型の組み合わせ
異なる整数型 (たとえば、符号付きと符号なし、あるいは 8 ビット整数と 16 ビット整数など) を組み合わせて 1 つの行列にする場合、結果の行列のすべての要素に一番左の要素のデータ型が設定されます。
- 整数データと整数以外のデータの組み合わせ
整数を
double
、single
またはlogical
のクラスと組み合わせる場合、結果の行列のすべての要素に一番左の整数のデータ型が設定されます。 - 空行列
空行列の要素を使用して行列を作成する場合、結果の行列で空行列は無視されます。
- 連結の例
この例では、異なるデータ型を連結する方法を示します。
- 16 進数値と 2 進数値
16 進数値と 2 進数値をリテラルまたはテキストのいずれかとして指定。16 進数リテラルと 2 進数リテラルは整数として保存されます。16 進数値と 2 進数値を表すテキストから数値への変換、および数値からテキスト表現への変換が可能です。