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倍精度配列
double
は MATLAB® の既定の数値データ型 (クラス) であり、ほとんどの計算タスクで十分な精度を提供します。数値変数は自動的に 64 ビット (8 バイト) の倍精度浮動小数点値として保存されます。以下に例を示します。
x = 10;
whos x
Name Size Bytes Class Attributes x 1x1 8 double
MATLAB では、倍精度に関する IEEE® 754 標準規格に従って、double
データ型が作成されます。double
型の負の数値の範囲は -1.79769 x 10308 ~ -2.22507 x 10-308、正の数値の範囲は 2.22507 x 10-308 ~ 1.79769 x 10308 です。
倍精度および単精度の浮動小数点値の詳細については、浮動小数点数を参照してください。
倍精度配列は、数値スカラーまたは数値配列を変数に代入するとき (A = [1 2 3; 4 5 6]
など) に、自動的に作成されます。変数 A
は double
型です。配列の作成および組み合わせの詳細については、行列の作成、連結、および拡張を参照してください。さらに、倍精度入力を使用する倍精度の変数および関数に対する演算では、通常は倍精度値 (+
や sin
など) が返されます。
single
や int8
など異なるデータ型の配列がある場合、関数 double
を使用してその配列を倍精度に変換することができます。これにより、より精度の高い配列が保存され、今後の計算に使用できます。
クラスを作成しているときに、そのクラスのオブジェクトを倍精度値に変換する意味がある場合は、double
をオーバーロードします。