MATLAB ヘルプ センター
浮動小数点相対精度
d = eps
d = eps(x)
d = eps(datatype)
d = eps(like=p)
d = eps は 2-52 を返します。これは、1.0 から次に大きい倍精度数値までの距離です。
d
1.0
例
d = eps(x) は、abs(x) から、x と同じ精度をもち次に大きい浮動小数点数までの、正の距離を返します。ここで、x のデータ型は single または double です。x の型が duration である場合、eps(x) は次に大きい duration の値を返します。コマンド eps(1.0) は eps と等価です。
x
abs(x)
single
double
duration
eps(x)
eps(1.0)
eps
d = eps(datatype) は、datatype で指定したデータ型 ("double" または "single") に従って eps を返します。構文 eps("double") (既定) は eps と等価で、eps("single") は eps(single(1.0)) と等価です。
datatype
"double"
"single"
eps("double")
eps("single")
eps(single(1.0))
d = eps(like=p) は、1.0 から、浮動小数点変数 p と同じ精度で、データ型、スパース性、実数/複素数の区別が p と同じである、次に大きい浮動小数点数までの正の距離を返します。
p
すべて折りたたむ
1.0 から次に大きい倍精度数値までの距離を返します。
d = 2.2204e-16
eps は eps(1.0) および eps("double") と等価です。
log2(eps) を計算します。
log2(eps)
d = log2(eps)
d = -52
基底 2 で、eps は 2^-52 と等しくなります。
2
2^-52
10.0 から次に大きい倍精度数値までの距離を返します。
10.0
d = eps(10.0)
d = 1.7764e-15
1.0 から次に大きい単精度数値までの距離を返します。
d = eps("single")
d = single 1.1921e-07
eps("single") は eps(single(1.0)) と等価です。
log2(eps("single")) を計算します。
log2(eps("single"))
d = log2(eps("single"))
d = single -23
基底 2 で、単精度の eps は 2^-23 と等しくなります。
2^-23
単精度表現の 10.0 から次に大きい単精度数値までの距離を返します。
d = eps(single(10.0))
d = single 9.5367e-07
1.0 から、データ型と実数/複素数の区別が既存の配列と同じである、次に大きな浮動小数点数までの距離を返します。
最初に、single データ型の複素数ベクトルを作成します。
p = single([0.12+2i -0.5i 3]);
1.0 から、次に大きい浮動小数点数までの距離を、p と同様の複素数であるスカラーとして返します。
d = single 1.1921e-07 +0.0000e+00i
10 行 10 列のスパース行列を作成します。
p = sparse(10,10,pi);
1.0 から、データ型とスパース性が p と同じである、次に大きな浮動小数点数までの距離を返します。出力は 1 行 1 列のスパース行列です。
d = sparse double (1,1) 2.2204e-16
入力配列。スカラー、ベクトル、行列または多次元配列として指定します。d のサイズは x と同じです。すべての x について、eps(x) = eps(-x) = eps(abs(x)) です。x が複素数である場合、d は次に大きい浮動小数点までの距離です。x が Inf または NaN の場合、eps(x) は NaN を返します。
eps(x) = eps(-x) = eps(abs(x))
Inf
NaN
データ型: double | single | duration 複素数のサポート: あり
出力データ型。"double" または "single" として指定します。
eps("double") は eps および eps(1.0) と等価です。
eps("single") は eps(single(1.0)) および single(2^-23) と等価です。
single(2^-23)
データ型: char
char
プロトタイプ。浮動小数点変数として指定します。
データ型: double | single 複素数のサポート: あり
出力配列。スカラー、ベクトル、行列または多次元配列として返されます。
すべて展開する
この関数は tall 配列を制限付きでサポートしています。
サポートされている構文は eps(x) と eps(like=p) です。基となる x と p のデータ型は浮動小数点型でなければなりません。
eps(like=p)
詳細については、tall 配列を参照してください。
使用上の注意および制限:
[Flush-to-Zero] モードが Simulink で有効になっている場合、MATLAB Function ブロックで eps(x) により返される可能性がある最も小さな値は realmin(class(x)) です。
[Flush-to-Zero]
realmin(class(x))
backgroundPool
ThreadPool
この関数はスレッドベースの環境を完全にサポートしています。詳細については、スレッドベースの環境での MATLAB 関数の実行を参照してください。
eps 関数は GPU 配列入力をサポートしますが、次の使用上の注意および制限があります。
詳細については、GPU での MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
詳細については、分散配列を使用した MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
R2006a より前に導入
single | double | isapprox | duration | realmax | realmin | intmax
isapprox
realmax
realmin
intmax
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