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Simulink デバッガー

Simulink® デバッガーを使用して、特定のブロック、パラメーターまたは相互接続でのモデルの問題を調査

Simulink デバッガーによって一度に 1 つのメソッドのシミュレーションを実行し、各メソッドの実行結果を調べることができます。モデルのシミュレーションが進むにつれて、Simulink エディターにブロックの状態、ブロックの入出力およびブロック メソッド実行に関する情報を表示できます。これにより、特定のブロック、パラメーターまたは相互接続でのモデルの問題を突き止めることができます。

Simulink デバッガーを使用して、以下を実行できます。

  • 単一のメジャー タイム ステップの間に単一ブロックのダイナミクス (たとえば、出力や更新) を監視する

  • メジャー タイム ステップの実行中にシステムの状態を確認する

  • 単一のメジャー タイム ステップの間にソルバーのダイナミクスを観測する

Simulink デバッガーは、実行するすべてのデバッガー コマンドについてアクティブ (開始済み) でなければなりません。

また Simulink シミュレーション ステッパーによるデバッグをサポートしていることで、シミュレーション中に前後のステップに移動でき、データを表示して、システムの状態がいつ、どのように変化するかを検査できます。詳細は、シミュレーション ステッパーをモデル解析に利用する方法を参照してください。

関数

sldebugシミュレーションをデバッグ モードで開始

Simulink デバッガー コマンド

ashow代数ループを表示する
atrace代数ループのトレース レベルを設定する
bafter指定されたメソッドの後ろにブレークポイントを挿入する
break指定されたメソッドの前にブレークポイントを挿入する
bshow指定されたブロックを表示する
clearモデルからブレークポイントをクリアする
continueシミュレーションを続行する
dispシミュレーションが停止するときのブロックの I/O を表示する
ebreakソルバー エラー時のブレークポイントを有効または無効にする
elistシミュレーション時に実行される順序で、シミュレーション メソッドをリストする
emodeモデルの実行をアクセラレータ モードとノーマル モードの間で切り替える
etraceメソッドのトレース動作を有効または無効にする
helpデバッガー コマンドのヘルプを表示する
nanbreak非有限値での停止モードの設定または解除
nextモデルの実行リスト内の現在のレベルにある次のメソッドの開始部分までシミュレーションを進める
probeブロックの I/O および状態データ
quitシミュレーション デバッガーを停止する
rbreakソルバー リセットの前にシミュレーションを中断する
runシミュレーションを完全に最後まで実行する
slistモデル ブロックの並べ替えられたリストを表示する
states現在の状態値
status有効なデバッグ オプション
stepシミュレーションをメソッド 1 つ分以上進める
stimesモデルのサンプル時間
stopシミュレーションを中止する
straceソルバーのトレース レベルを設定する
systemsモデルの非バーチャル システムをリストする
tbreak時間ブレークポイントを設定またはクリアする
traceブロックを実行するたびにブロックの I/O を表示する
undispデバッガーの表示ポイント リストからブロックを削除する
untraceデバッガーのトレース ポイント リストからブロックを削除する
whereシミュレーション ループ内の現在のシミュレーション位置を表示する
xbreakステップサイズを制限する状態をデバッガーが検出したら実行を停止する
zcbreakサンプリングされていないゼロクロッシング イベントにおいて、シミュレーションを停止するかどうかを切り替える
zclistサンプリングされていないゼロクロッシングを含むブロックをリストする

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