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診断
モデルの診断の表示、診断チェックの設定とカスタマイズ、診断ビューアーのレイアウトの説明
Simulink® では、モデルで Simulink 操作の実行中に特定の条件が検出された場合、診断メッセージが表示されます。診断メッセージはエラー、情報または警告のカテゴリーで取得されます。
診断メッセージは、プログラムによる操作で発生する場合は MATLAB® コマンド ウィンドウに表示され、Simulink ユーザー インターフェイスの操作中に発生する場合は診断ビューアーに表示されます。たとえば、MATLAB コマンド プロンプトから関数 sim
を使用してモデルをシミュレートする場合、診断メッセージはコマンド ウィンドウに表示されます。しかし、シミュレーションを Simulink ツールストリップから実行すると、診断メッセージは診断ビューアーに表示されます。
診断メッセージはカスタマイズできます。また、ソフトウェアがチェックする条件をカスタマイズしてエラーまたは警告のどちらかを生成することもできます。
モデルの診断は診断ビューアー ユーザー インターフェイスに表示されます。診断ビューアーの詳細については、診断ビューアーを参照してください。
また特定の信号の条件をチェックするために、Model Verification ブロックをモデルに追加することもできます。Model Verification の詳細については、モデル アドバイザー チェックの実行にリストされているトピックを参照してください。
関数
sldiagnostics | Simulink システムの診断情報を表示する |
Simulink.restoreDiagnostic | 特定のブロック、サブシステム、またはモデルに対する診断の警告を元に戻す |
Simulink.suppressDiagnostic | 特定のブロックからの診断を非表示にする |
Simulink.getSuppressedDiagnostics | ブロック、サブシステム、またはモデルに関連付けられた Simulink.SuppressedDiagnostic オブジェクトを返します。 |
Simulink.BlockDiagram.getChecksum | モデルのチェックサムを返す |
Simulink.SubSystem.getChecksum | 非バーチャル サブシステムのチェックサムを返す |
modeladvisor | モデル アドバイザーを開く |
sldebug | Simulink モデルのシミュレーション デバッグ セッションを開始 |
addterms | モデル内の接続されていない端子にターミネータを追加 |
sldiagviewer.createStage | 診断メッセージを表示する段階を作成する |
sldiagviewer.reportError | 診断ビューアーでエラー メッセージをレポート |
sldiagviewer.reportInfo | 診断ビューアーで情報メッセージをレポート |
sldiagviewer.reportWarning | 診断ビューアーで警告メッセージをレポート |
sldiagviewer.diary | 診断メッセージおよびビルド情報のログをファイルに記録する |
sldiagviewer.reportSimulationMetadataDiagnostics | 診断ビューアーを使用して Simulink.SimulationOutput オブジェクトのエラーと警告を表示 (R2020b 以降) |
クラス
Simulink.SuppressedDiagnostic | 指定されたブロックからの診断メッセージを非表示にする |
sldiagviewer | 診断ビューアーで診断メッセージを生成、表示および記録する |
アプリ
パラメーター量子化アドバイザー | Inspect numerical issues related to parameter quantization (R2022b 以降) |
ツール
診断ビューアー | View and diagnose errors and warnings generated by Simulink models |
モデル設定
チェック
トピック
診断ビューアー
- エラーと警告の系統的診断
エラーと警告を系統的に特定し検索する。 - プログラムによる診断メッセージのレポート
関数sldiagviewer
を使用して、診断メッセージを生成、表示、記録する。 - プログラムによる診断メッセージの非表示
プログラムによる診断メッセージの非表示および復元。 - 診断メッセージのカスタマイズ
エラー メッセージをカスタマイズして、テキストおよびハイパーリンクを表示する。 - MSLException オブジェクトを使用した Simulink のエラー処理
Simulink では、MSLException
オブジェクトを使用して例外をスローすることでエラーを報告できます。