モデルコンフィギュレーションパラメーター: 診断

[診断] カテゴリには、代数ループなどのソルバーおよびソルバー設定に関連する問題が検出されたときの診断動作を構成するためのパラメーターが含まれます。

パラメーター	説明
Algebraic loop	モデルのコンパイル中に Simulink^® ソフトウェアによって代数ループが検出された場合に行う診断アクションを選択します。
Minimize algebraic loop	サブシステムの入力端子に直達があるために、その Atomic Subsystem または Model ブロックに疑似代数ループの最小化を実行できない場合に行う診断アクションを選択します。
Block priority violation	Simulink ソフトウェアでブロックの優先順位の仕様に関するエラーを検出したときに行う診断アクションを選択します。
Min step size violation	モデルに指定された最小ステップサイズより次のシミュレーションステップが小さいことが Simulink によって検出された場合に行う診断アクションを選択します。
Consecutive zero-crossings violation	連続的なゼロクロッシングの数が指定された最大値を超えていることが Simulink ソフトウェアによって検出されたときに行う診断アクションを選択します。
Automatic solver parameter selection	ソルバーパラメーター設定が Simulink ソフトウェアによって変更された場合に行う診断アクションを選択します。
State name clash	名前がモデル内の 1 つを超える状態で使われている場合に行う診断アクションを指定します。
Operating point restore interface checksum mismatch	OperatingPoint を読み込む前にインターフェイスのチェックサムがモデルのチェックサムと一致していることを確認するには、このチェックを使用します。

次のコンフィギュレーションパラメーターは [詳細設定パラメーター] セクションにあります。

パラメーター	説明
Allow symbolic dimension specification	Simulink が次元シンボルをモデル全体に伝播して、これらのシンボルを伝播された信号の次元内で保持するかどうかを指定します。
Allowed unit systems	モデルで許可されている単位系を指定します。
Units inconsistency messages	単位の不一致を警告として報告するかどうかを指定します。Simulink ソフトウェアが単位の不一致を検出したときに行う診断アクションを選択します。
Allow automatic unit conversions	モデルで自動単位変換を許可します。
Check undefined subsystem initial output	モデルに含まれている条件付き実行サブシステムにおいて、初期条件が定義されていない Outport ブロックが、指定された初期条件をもつブロックによって駆動されている場合に、警告を表示するかどうかを指定します。
Solver data inconsistency	連続サンプル時間をもつにもかかわらず、2 回以上実行したときの結果が一貫していない S-Function が Simulink によって検出された場合に行う診断アクションを選択します。
Ignored zero crossings	Simulink が無視されているゼロクロッシングを検知した場合に行う診断アクションを選択します。
Masked zero crossings	Simulink がマスクされているゼロクロッシングを検知した場合に行う診断アクションを選択します。
Block diagram contains disabled library links	無効化されたライブラリリンクを含むモデルを保存するときに行う診断アクションを選択します。
Block diagram contains parameterized library links	パラメーター付きのライブラリリンクを含むモデルを保存するときに行う診断アクションを選択します。
Initial state is array	初期状態が配列である場合のメッセージ動作。
Insufficient maximum identifier length	参照モデルについて、コンフィギュレーションパラメーター [識別子の最大の長さ] で指定された文字長がグローバル識別子をモデル間で一意にするのに十分でないときに行う診断アクションを指定します。
Combine output and update methods for code generation and simulation	1 つの関数に出力コードと更新コードがある場合に、シミュレーション実行順序をコード生成順序と強制的に同じにします。モデル化のパターンによっては、このパラメーターを設定すると、シミュレーションとコード生成の潜在的な不一致が回避されます。このパラメーターを設定すると、疑似代数ループが生じる場合があります。
Behavior when pregenerated library subsystem code is missing	関数インターフェイスをもつ再利用可能なライブラリサブシステムのインスタンスを含むモデルのコードを生成する際、事前生成されたライブラリコードをモデルで使用できない場合や事前生成されたライブラリコードが見つからない場合に警告またはエラーを表示するかどうかを指定します。
Behavior when a matching unit test for subsystem reference is missing	厳密なユニットテスト機能を使用してモデルでのサブシステム参照ブロックの使用について検証する際、一致するユニットテストシグネチャが見つからない場合に警告またはエラーを表示するかどうかを指定します。
FMU Import blocks	デバッグ実行モードが有効である場合、FMU バイナリは別のプロセスで実行されます。
Arithmetic operations in variant conditions	バリアント条件に算術演算が見つかった場合に実行する、診断アクションを指定します。
Variant condition mismatch at signal source and destination	生成コードに未使用の Simulink 変数が生じる原因となる、バリアント関連のモデル化の問題が発生したときに行う診断アクションを指定します。
Variant activation time inherited from Simulink.VariantControl	アクティベーションのタイミングが `[Simulink.VariantControl から継承]` に設定されたバリアントブロックに `Simulink.VariantControl` 型のバリアント制御変数がない場合に実行する診断アクションを指定します。
Variant configuration not used by top model	参照モデルのパブリッシュされたバリアントコンフィギュレーションのいずれかに対して最上位モデルで参照モデルを使用していないことをシミュレーション時またはバリアントマネージャーのアクティブ化時に Simulink で検出した場合に実行する診断アクションを指定します。

モデル コンフィギュレーション パラメーター: 診断

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