sldiagviewer.createStage

診断メッセージを表示する段階を作成する

構文

myStage = sldiagviewer.createStage(StageName,ModelName=ModelNameValue)

説明

myStage = sldiagviewer.createStage(StageName,ModelName=ModelNameValue) は、StageName という名前の段階オブジェクトを作成します。引数 ModelNameValue は、診断が実行されるモデルの名前を指定します。Simulink^® モデルを読み込むか、シミュレートするか、ビルドすると、診断ビューアーに、"段階" と呼ばれるグループに分けてエラー、警告、および情報メッセージが表示されます。各段階には、単一の操作のすべての診断が含まれます。連続して操作を行うたびに新しい段階が生成されます。

• 段階を初期化するには、段階オブジェクトを作成します。

• 段階を終了するには、段階オブジェクトを閉じます。

• 現在の段階を終了せずに新しい段階オブジェクトを作成すると、新しい段階は現在の段階の子段階になります。

• 親段階オブジェクトを削除すると、診断ビューアーで親およびその子段階が閉じます。

例

診断メッセージを表示する段階の作成

sldiagviewer.createStage を使用して、診断メッセージを診断ビューアーに表示する段階を作成します。

モデル DiagnosticDemo を読み込みます。

model = "DiagnosticDemo";
load_system(model);

診断メッセージを表示する段階を作成します。

myStage = sldiagviewer.createStage("Analysis","ModelName",model);

段階を作成した後、Analysis 段階の診断ビューアーで次の Simulink® 操作の診断をレポートできます。詳細については、Diagnostic Viewerを参照してください。

入力引数

StageName — 段階の名前

文字ベクトル | string

段階の名前。文字ベクトルまたは string として指定します。

例: "Analysis"

データ型: char | string

ModelNameValue — モデルの名前またはハンドル

文字ベクトル | string

モデルの名前またはハンドル。文字ベクトルまたは string として指定します。

例: "DiagnosticDemo"

データ型: char | string

出力引数

myStage — 作成された段階のハンドル

段階オブジェクト

作成された段階のハンドル。段階オブジェクトとして返されます。

バージョン履歴

R2014a で導入

参考

ツール

• 診断ビューアー

トピック

• 診断メッセージのカスタマイズ
• プログラムによる診断メッセージのレポート