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sldiagviewer.reportSimulationMetadataDiagnostics

診断ビューアーを使用して Simulink.SimulationOutput オブジェクトのエラーと警告を表示

説明

sldiagviewer.reportSimulationMetadataDiagnostics(simOut) は、Simulink.SimulationOutput オブジェクト simOut に保存されたエラーと警告を診断ビューアーを使用して表示します。

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関数 sldiagviewer.reportSimulationMetadataDiagnostics を使用すると、Simulink.SimulationOutput オブジェクトで取得されたエラーと警告のメッセージを診断ビューアーを使用して表示できます。

Simulink.SimulationInput オブジェクトを作成してモデル ex_sldemo_bounce のシミュレーションを構成します。

mdl = "ex_sldemo_bounce";
simin = Simulink.SimulationInput(mdl);

Initial Velocity ブロックの "Value" パラメーターの値を未定義の変数 z として指定して、シミュレーション用にモデルでエラーを発生させます。

blk = mdl + "/Initial Velocity";
simin = setBlockParameter(simin,blk,"Value","z");

エラーによってスクリプトの実行が中断されないように、SimulationInput オブジェクトで CaptureErrors パラメーターを有効にします。CaptureErrors パラメーターを有効にすると、シミュレーション中に発生するエラーと警告が SimulationOutput オブジェクトで取得され、コマンド ウィンドウやスクリプトで報告されません。

simin = setModelParameter(simin,CaptureErrors="on");

モデルのシミュレーションを実行します。シミュレーションを実行するために、sim 関数は Simulink エディターでモデルを開くことなくモデルを読み込みます。

out = sim(simin);

関数 sldiagviewer.reportSimulationMetadataDiagnostics を使用して、シミュレーションからの警告とエラーのメッセージを診断ビューアーに表示します。

sldiagviewer.reportSimulationMetadataDiagnostics(out)

入力引数

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エラーと警告を含むシミュレーション出力。Simulink.SimulationOutput オブジェクトとして指定します。

バージョン履歴

R2020b で導入