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ColorBar のプロパティ
カラーバーの外観と動作
ColorBar
プロパティは、ColorBar
オブジェクトの外観と動作を制御します。プロパティの値を変更することによって、カラーバーの特定の要素を変更できます。ドット表記を使用して、特定のオブジェクトとプロパティを参照します。
c = colorbar; w = c.LineWidth; c.LineWidth = 1.5;
目盛りとラベル
Ticks
— 目盛りの位置
単調増加する数値のベクトル
目盛りの位置。単調増加する数値のベクトルとして指定します。値と値の間は等間隔にする必要はありません。目盛りを表示しない場合は、このプロパティを空のベクトル []
に設定します。
例: [-1,0,1,2,3,4,5]
データ型: single
| double
TicksMode
— Ticks
の選択モード
'auto'
(既定値) | 'manual'
Ticks
の選択モード。次の値のいずれかとして指定します。
'auto'
— 目盛り値を自動で選択します。'manual'
— 目盛り値を手動で指定します。目盛り値を指定するには、Ticks
プロパティを設定します。
TickLabels
— 目盛りラベル
文字ベクトルの cell 配列 | string 配列 | 数値配列 | 文字ベクトル | categorical 配列
目盛りラベル。文字ベクトルの cell 配列、string 配列、数値配列、文字ベクトルまたは categorical 配列として指定します。既定では、カラー バーには目盛りと数値のラベルが付けられます。ラベルを指定する場合、指定したラベルの数が目盛りの数よりも少ないと、MATLAB® ではそれらのラベルが繰り返し使用されます。
このプロパティを categorical 配列として指定した場合、MATLAB はカテゴリではなく、配列内の値を使用します。
例: {'cold','warm','hot'}
TickLabelsMode
— TickLabels
の選択モード
'auto'
(既定値) | 'manual'
TickLabels
の選択モード。次の値のいずれかとして指定します。
'auto'
— 目盛りラベルを自動で選択します。'manual'
— 目盛りラベルを手動で指定します。目盛りラベルを指定するには、TickLabels
プロパティを設定します。
TickLabelInterpreter
— 目盛りラベル インタープリター
'tex'
(既定値) | 'latex'
| 'none'
目盛りラベル インタープリター。次の値のいずれかとして指定します。
'tex'
— TeX マークアップのサブセットを使用してラベルを解釈します。'latex'
— LaTeX マークアップのサブセットを使用してラベルを解釈します。目盛りラベルを指定するときには、cell 配列の各要素をドル記号で囲みます。'none'
— リテラル文字を表示します。
TeX マークアップ
MATLAB では、既定で TeX マークアップのサブセットをサポートしています。TeX マークアップを使用して、上付き文字や下付き文字の追加、テキストのタイプや色の変更、ラベルへの特殊文字の挿入を行うことができます。
修飾子の効果はテキストの末尾まで適用されます。上付き文字と下付き文字は例外であり、次の 1 文字または中かっこで囲まれた文字にのみ適用されます。インタープリターを 'tex'
に設定した場合にサポートされる修飾子は次のとおりです。
修飾子 | 説明 | 例 |
---|---|---|
^{ } | 上付き文字 | 'text^{superscript}' |
_{ } | 下付き文字 | 'text_{subscript}' |
\bf | 太字フォント | '\bf text' |
\it | イタリック フォント | '\it text' |
\sl | 斜体フォント (通常はイタリック フォントと同じ) | '\sl text' |
\rm | 標準フォント | '\rm text' |
\fontname{ | フォント名 — をフォント ファミリの名前に置き換えます。これは他の修飾子と組み合わせて使用できます。 | '\fontname{Courier} text' |
\fontsize{ | フォント サイズ — をポイント単位の数値スカラーに置き換えます。 | '\fontsize{15} text' |
\color{ | フォントの色 — を、red 、green 、yellow 、magenta 、blue 、black 、white 、gray 、darkGreen 、orange 、lightBlue の色のいずれかに置き換えます。 | '\color{magenta} text' |
\color[rgb]{specifier} | フォントのカスタムの色 — を RGB 3 成分に置き換えます。 | '\color[rgb]{0,0.5,0.5} text' |
次の表に、'tex'
インタープリターでサポートされる特殊文字を示します。
文字列 | 記号 | 文字列 | 記号 | 文字列 | 記号 |
---|---|---|---|---|---|
| α |
| υ |
| ~ |
| ∠ |
| ϕ |
| ≤ |
|
|
| χ |
| ∞ |
| β |
| ψ |
| ♣ |
| γ |
| ω |
| ♦ |
| δ |
| Γ |
| ♥ |
| ϵ |
| Δ |
| ♠ |
| ζ |
| Θ |
| ↔ |
| η |
| Λ |
| ← |
| θ |
| Ξ |
| ⇐ |
| ϑ |
| Π |
| ↑ |
| ι |
| Σ |
| → |
| κ |
| ϒ |
| ⇒ |
| λ |
| Φ |
| ↓ |
| µ |
| Ψ |
| º |
| ν |
| Ω |
| ± |
| ξ |
| ∀ |
| ≥ |
| π |
| ∃ |
| ∝ |
| ρ |
| ∍ |
| ∂ |
| σ |
| ≅ |
| • |
| ς |
| ≈ |
| ÷ |
| τ |
| ℜ |
| ≠ |
| ≡ |
| ⊕ |
| ℵ |
| ℑ |
| ∪ |
| ℘ |
| ⊗ |
| ⊆ |
| ∅ |
| ∩ |
| ∈ |
| ⊇ |
| ⊃ |
| ⌈ |
| ⊂ |
| ∫ |
| · |
| ο |
| ⌋ |
| ¬ |
| ∇ |
| ⌊ |
| x |
| ... |
| ⊥ |
| √ |
| ´ |
| ∧ |
| ϖ |
| ∅ |
| ⌉ |
| 〉 |
| | |
| ∨ |
| 〈 |
| © |
LaTeX マークアップ
LaTeX マークアップを使用するには、TickLabelInterpreter
プロパティを 'latex'
に設定します。ラベルをドル記号で囲みます。たとえば、インライン モードでは '$\int_1^{20} x^2 dx$'
、表示モードでは '$$\int_1^{20} x^2 dx$$'
を使用します。
テキストは LaTeX の既定のフォント スタイルで表示され、FontName
、FontWeight
、FontAngle
のプロパティは無視されます。フォント スタイルを変更するには、テキスト内で LaTeX マークアップを使用します。LaTeX インタープリターで使用できるテキストの最大サイズは 1200 文字です。複数行のテキストの場合、テキストの最大サイズは 1 行につき 10 文字ほど文字数が少なくなります。
TeX および LaTeX の使用例については、チャートのテキスト内のギリシャ文字と特殊文字を参照してください。LaTeX システムの詳細については、LaTeX プロジェクトの Web サイト (https://www.latex-project.org/) を参照してください。
Limits
— 目盛りの最大値と最小値
2 要素ベクトル
目盛りの最大値と最小値。2 要素ベクトルとして指定します。2 番目の要素は最初の要素よりも大きくなければなりません。
例: [0 1]
データ型: single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
LimitsMode
— 範囲の選択モード
'auto'
(既定値) | 'manual'
範囲の選択モード。次の値のいずれかとして指定します。
'auto'
— 範囲を自動で選択します。'manual'
— 手動で指定した範囲を使用します。範囲を指定するには、Limits
プロパティを設定します。
Label
— ラベル
text オブジェクト
カラーバーと共に表示されるラベル。text オブジェクトとして返されます。この text オブジェクトには、ラベルの外観および表示するテキストを制御するプロパティがあります。text オブジェクトにアクセスするには、Label
プロパティを使用します。次に例を示します。
c = colorbar; c.Label
ans = Text with properties: String: '' FontSize: 10 FontWeight: 'normal' FontName: 'Helvetica' Color: [0.1500 0.1500 0.1500] HorizontalAlignment: 'left' Position: [0 0 0] Units: 'data' Show all properties
ラベルの追加または変更を行うには、text オブジェクトの String
プロパティを、たとえば次のように設定します。
c.Label.String = 'Label Text Goes Here';
フォント スタイルや色などのラベルの外観を変更するには、他のテキスト プロパティを設定します。たとえば、次のコードはフォント サイズを変更します。
c.Label.FontSize = 12;
オプションの完全な一覧については、Text のプロパティ を参照してください。
Direction
— カラー スケールの向き
'normal'
(既定値) | 'reverse'
カラー スケールの向き。次の値のいずれかとして指定します。
'normal'
— カラーマップとラベルを、垂直なカラー バーの場合は下から上の順に昇順で表示し、水平なカラー バーの場合は左から右の順に昇順で表示します。'reverse'
— カラーマップとラベルを垂直なカラー バーの場合は下から上の順に降順で表示し、水平なカラー バーの場合は左から右の順に降順で表示します。
TickLength
— 目盛りの長さ
0.01
(既定値) | スカラー
目盛りの長さ。スカラーとして指定します。目盛りの長さをカラーバーの軸の長さに対する割合として指定します。
例: 0.05
データ型: single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
TickDirection
— 目盛りの方向
'in'
(既定値) | 'out'
目盛りの方向。次の値のいずれかとして指定します。
値 | 説明 | 結果 |
---|---|---|
'in' | カラーバーのボックスの内側に目盛りを表示します。 |
|
'out' | カラーバーのボックスの外側に目盛りを表示します。 |
|
フォント
FontName
— フォント名
サポートされているフォント名 | "FixedWidth"
フォント名。サポートされているフォント名または "FixedWidth"
として指定します。テキストを正しく表示し印刷するには、システムでサポートされているフォントを選択しなければなりません。既定のフォントは、オペレーティング システムとロケールによって異なります。
どのロケールでもテキストが整って見える固定幅のフォントを使用するには、"FixedWidth"
を使用します。固定幅フォントは、ルートの FixedWidthFontName
プロパティによって決まります。ルートの FixedWidthFontName
プロパティを設定すると、表示内容が新しいフォントを使用して直ちに更新されます。
FontSize
— フォント サイズ
ゼロより大きいスカラー値
フォント サイズ。ポイント単位のゼロより大きいスカラー値として指定します。既定のフォント サイズは、特定のオペレーティング システムとロケールによって異なります。
座標軸のフォント サイズを変更すると、カラー バーのフォント サイズは MATLAB によって自動的に座標軸のフォント サイズの 90% に設定されます。カラー バーのフォント サイズを手動で設定した場合は、座標軸のフォント サイズを変更してもカラー バーのフォントは影響を受けません。
FontAngle
— 文字の傾斜
'normal'
(既定値) | 'italic'
文字の傾斜。'normal'
または 'italic'
として指定します。
すべてのフォントに両方のフォント スタイルがあるとは限りません。そのため、イタリック フォントを指定しても標準フォントと変わらない場合があります。
FontWeight
— 文字の太さ
'normal'
(既定値) | 'bold'
文字の太さ。'normal'
または 'bold'
として指定します。
MATLAB ではフォントは、FontWeight
プロパティを使用して、ユーザーのシステムで使用可能なフォントから選択します。すべてのフォントに太字があるとは限りません。そのため、太字フォントを指定しても標準フォントの太さと変わらない場合があります。
位置
Location
— 座標軸に対する相対的な位置
'eastoutside'
(既定値) | 'north'
| 'south'
| 'east'
| 'west'
| 'northoutside'
| ...
座標軸を基準にした位置。次の表にリストされた値のいずれかとして指定します。
値 | 結果の位置 | 結果の向き |
---|---|---|
'north' | 座標軸内の上部 | 水平 |
'south' | 座標軸内の下部 | 水平 |
'east' | 座標軸内の右側 | 垂直 |
'west' | 座標軸内の左側 | 垂直 |
'northoutside' | 座標軸の上 | 水平 |
'southoutside' | 座標軸の下 | 水平 |
'eastoutside' | 座標軸の右 (既定) | 垂直 |
'westoutside' | 座標軸の左 | 垂直 |
'manual' | Position プロパティに依存 | 垂直 |
'layout' | タイル表示チャート レイアウト内のタイル。カラー バーを別のタイルに移動するには、カラー バーの Layout プロパティを設定します。 | タイルの形状によって異なる |
この表の位置以外にカラー バーを表示するには、Position
プロパティを使用してカスタムの位置を指定します。Position
プロパティを設定すると、MATLAB で Location
プロパティが 'manual'
に設定されます。Location
プロパティが 'manual'
に設定されている場合、関連付けられている座標軸のサイズはカラー バーに合わせて変更されません。
AxisLocation
— 軸の位置
'out'
(既定値) | 'in'
軸の位置。次の値のいずれかとして指定します。このプロパティを使用して、目盛り、目盛りラベルおよびカラーバー ラベルの位置を指定します。
'out'
— 目盛りとラベルをカラーバーの Figure の境界側に表示します。これは既定値です。'in'
— 目盛りとラベルをカラーバーの Figure の中心側に表示します。
AxisLocationMode
— AxisLocation
の選択モード
'auto'
(既定値) | 'manual'
AxisLocation
の選択モード。次の値のいずれかとして指定します。
'auto'
— 位置を自動で選択します。'manual'
— 手動で指定した位置を使用します。位置を指定するには、AxisLocation
プロパティを設定します。
Position
— カスタムの位置とサイズ
4 要素ベクトル
カスタムの位置とサイズ。[left, bottom, width, height]
の形式の 4 要素ベクトルとして指定します。left
要素と bottom
要素で、Figure の左下隅からカラーバーの左下隅までの距離を指定します。width
要素と height
要素で、カラーバーの大きさを指定します。位置の単位は Units
プロパティで定義されます。
Position
プロパティを指定すると、MATLAB によって Location
プロパティが 'manual'
に変更されます。Location
プロパティが 'manual'
の場合、関連付けられている座標軸のサイズはカラーバーに合わせて変更されません。
例: [0.1 0.1 0.3 0.7]
メモ
親コンテナーが TiledChartLayout
オブジェクトの場合、このプロパティを設定しても効果はありません。
Units
— 位置の単位
'normalized'
(既定値) | 'inches'
| 'centimeters'
| 'characters'
| 'points'
| 'pixels'
位置の単位。次の表のいずれかの値を指定します。
Units | 説明 |
---|---|
'normalized' (既定) | 親コンテナー (通常は Figure) を基準に正規化されます。Figure の左下隅が (0,0) にマップされ、右上隅が (1,1) にマップされます。 |
'inches' | インチ。 |
'centimeters' | センチメートル。 |
'characters' | 既定のシステム フォントの文字サイズを基準にします。
|
'points' | ポイント。1 ポイントは 1/72 インチです。 |
'pixels' | ピクセル。
|
すべての単位は、親コンテナーの左下隅から測定されます。
このプロパティは、Position
プロパティなどの他のプロパティに影響を与えます。単位を変更した場合、既定値を前提としている他の関数に影響を及ぼさないように、計算終了後に単位を元の既定値に戻してください。
オブジェクトの作成時に Position
プロパティと Units
プロパティを Name,Value
のペアとして指定する場合は、指定する順序が重要です。たとえば、特定の単位で位置を設定するには、Position
プロパティの前に Units
プロパティを設定しなければなりません。
Layout
— レイアウト オプション
空の LayoutOptions
配列 (既定値) | TiledChartLayoutOptions
オブジェクト
レイアウト オプション。TiledChartLayoutOptions
オブジェクトとして指定します。このプロパティはカラーバーがタイル表示チャート レイアウトにある場合に役立ちます。
タイル表示チャート レイアウトのグリッド内にカラーバーを配置するには、Tile
プロパティを TiledChartLayoutOptions
オブジェクトに設定します。たとえば、3 行 3 列のタイル表示チャート レイアウトについて考えます。レイアウトの中央にタイルのグリッドがあり、外側のエッジに沿って 4 つのタイルがあります。実際には、グリッドは非表示であり、座標軸またはその他のオブジェクトが入力されるまで、外側のタイルは領域を占有しません。
次のコードはカラーバー cb
をグリッドの 3 番目のタイルに配置します。
cb.Layout.Tile = 3;
カラーバーを周囲のいずれかのタイルに配置するには、Tile
プロパティを 'north'
、'south'
、'east'
、または 'west'
として指定します。たとえば、値を 'east'
に設定すると、タイル内のカラーバーはグリッドの右側のタイルに配置されます。
cb.Layout.Tile = 'east';
カラーバーがタイル表示チャート レイアウトの子ではない場合 (たとえば、Figure の子である場合)、このプロパティは空で、効果はありません。
色とスタイル
Color
— 目盛り、テキスト、ボックスの外枠の色
[0 0 0]
(既定値) | RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 'r'
| 'g'
| 'b'
| ...
目盛り、テキスト、およびボックスの外枠の色。RGB 3 成分、16 進数カラー コード、色名、または省略名として指定します。
カスタム色を使用する場合は、RGB 3 成分または 16 進数カラー コードを指定します。
RGB 3 成分は、色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 成分の行ベクトルです。強度値は
[0,1]
の範囲でなければなりません。たとえば[0.4 0.6 0.7]
のようになります。16 進数カラー コードは、ハッシュ記号 (
#
) で始まり、3 桁または 6 桁の0
からF
までの範囲の 16 進数が続く string スカラーまたは文字ベクトルです。この値は大文字と小文字を区別しません。したがって、カラー コード"#FF8800"
、"#ff8800"
、"#F80"
、および"#f80"
は等価です。
あるいは、名前を使用して一部の一般的な色を指定できます。次の表に、名前の付いた色オプション、等価の RGB 3 成分、および 16 進数カラー コードを示します。
色名 | 省略名 | RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
---|---|---|---|---|
"red" | "r" | [1 0 0] | "#FF0000" | |
"green" | "g" | [0 1 0] | "#00FF00" | |
"blue" | "b" | [0 0 1] | "#0000FF" | |
"cyan" | "c" | [0 1 1] | "#00FFFF" | |
"magenta" | "m" | [1 0 1] | "#FF00FF" | |
"yellow" | "y" | [1 1 0] | "#FFFF00" | |
"black" | "k" | [0 0 0] | "#000000" | |
"white" | "w" | [1 1 1] | "#FFFFFF" | |
"none" | 該当なし | 該当なし | 該当なし | 色なし |
MATLAB の多くのタイプのプロットで使用されている既定の色の RGB 3 成分および 16 進数カラー コードを次に示します。
RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
---|---|---|
[0 0.4470 0.7410] | "#0072BD" | |
[0.8500 0.3250 0.0980] | "#D95319" | |
[0.9290 0.6940 0.1250] | "#EDB120" | |
[0.4940 0.1840 0.5560] | "#7E2F8E" | |
[0.4660 0.6740 0.1880] | "#77AC30" | |
[0.3010 0.7450 0.9330] | "#4DBEEE" | |
[0.6350 0.0780 0.1840] | "#A2142F" |
例: [0 1 0]
例: 'green'
例: '#00FF00'
Box
— ボックスの外枠
'on'
(既定値) | on/off logical 値
ボックスの外枠。'on'
または 'off'
、もしくは数値または logical 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。'on'
の値は true
と等価であり、'off'
は false
と等価です。したがって、このプロパティの値を logical 値として使用できます。値は matlab.lang.OnOffSwitchState
型の on/off logical 値として格納されます。
'on'
— カラーバーのボックスの外枠を表示します。'off'
— カラーバーのボックスの外枠を表示しません。
LineWidth
— ボックスの外枠の幅
0.5
(既定値) | 正の値
ボックスの外枠の幅。ポイント単位の正の値として指定します。1 ポイントは 1/72 インチです。
例: 1.5
対話機能
Visible
— 可視性の状態
"on"
(既定値) | on/off logical 値
可視性の状態。"on"
または "off"
、もしくは数値または logical 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。"on"
の値は true
と等価であり、"off"
は false
と等価です。したがって、このプロパティの値を logical 値として使用できます。値は matlab.lang.OnOffSwitchState
型の on/off logical 値として格納されます。
"on"
— オブジェクトを表示します。"off"
— オブジェクトを削除せずに非表示にします。非表示のオブジェクトのプロパティには引き続きアクセスできます。
ContextMenu
— コンテキスト メニュー
ContextMenu
オブジェクト
コンテキスト メニュー。ContextMenu
オブジェクトとして指定します。このプロパティは、オブジェクトを右クリックしたときにコンテキスト メニューを表示するために使用します。関数 uicontextmenu
を使用して、コンテキスト メニューを作成します。
メモ
PickableParts
プロパティが 'none'
に設定されている場合または HitTest
プロパティが 'off'
に設定されている場合には、このコンテキスト メニューは表示されません。
Selected
— 選択状態
'off'
(既定値) | on/off logical 値
選択状態。'on'
または 'off'
、もしくは数値または logical 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。'on'
の値は true と等価であり、'off'
は false
と等価です。したがって、このプロパティの値を logical 値として使用できます。値は matlab.lang.OnOffSwitchState
型の on/off logical 値として格納されます。
'on'
— 選択されています。プロット編集モードでオブジェクトをクリックした場合、MATLAB はSelected
プロパティを'on'
に設定します。SelectionHighlight
プロパティも'on'
に設定されている場合、MATLAB はオブジェクトの周囲に選択ハンドルを表示します。'off'
— 選択されていません。
SelectionHighlight
— 選択ハンドルの表示
'on'
(既定値) | on/off logical 値
選択時の選択ハンドルの表示。'on'
または 'off'
、もしくは数値または logical 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。'on'
の値は true と等価であり、'off'
は false
と等価です。したがって、このプロパティの値を logical 値として使用できます。値は matlab.lang.OnOffSwitchState
型の on/off logical 値として格納されます。
'on'
—Selected
プロパティが'on'
に設定されているときに選択ハンドルを表示します。'off'
—Selected
プロパティが'on'
に設定されている場合でも選択ハンドルを表示しません。
コールバック
ButtonDownFcn
— マウスクリック コールバック
''
(既定値) | 関数ハンドル | cell 配列 | 文字ベクトル
マウスクリック コールバック。次の値のいずれかとして指定します。
関数ハンドル
関数ハンドルと追加の引数を含む cell 配列
ベース ワークスペース内で評価される有効な MATLAB コマンドまたは MATLAB 関数の文字ベクトル (非推奨)
このプロパティは、オブジェクトをクリックしたときにコードを実行するために使用します。関数ハンドルを使用してこのプロパティを指定した場合、MATLAB はコールバックを実行するときに次の 2 つの引数をコールバック関数に渡します。
クリックしたオブジェクト — コールバック関数内から、クリックしたオブジェクトのプロパティにアクセスします。
イベント データ — 空の引数です。この引数が使用されないことを示すために、関数定義の中でこの引数をチルダ文字 (
~
) に置換します。
関数ハンドルを使用してコールバック関数を定義する方法についての詳細は、グラフィックス オブジェクトのコールバックの作成を参照してください。
メモ
PickableParts
プロパティが 'none'
に設定されている場合または HitTest
プロパティが 'off'
に設定されている場合には、このコールバックは実行されません。
CreateFcn
— 作成関数
''
(既定値) | 関数ハンドル | cell 配列 | 文字ベクトル
オブジェクト作成関数。次の値のいずれかとして指定します。
関数ハンドル。
最初の要素が関数ハンドルである cell 配列。cell 配列内のその後の要素はコールバック関数に渡される引数です。
有効な MATLAB 式を含む文字ベクトル (非推奨)。MATLAB は、この式をベース ワークスペースで評価します。
コールバックを関数ハンドル、cell 配列、または文字ベクトルとして指定する方法の詳細については、グラフィックス オブジェクトのコールバックの作成を参照してください。
このプロパティは、MATLAB がオブジェクトを作成するときに実行されるコールバック関数を指定します。MATLAB は CreateFcn
コールバックを実行する前に、すべてのプロパティ値を初期化します。CreateFcn
プロパティを指定しない場合、MATLAB は既定の作成関数を実行します。
既存のコンポーネントに CreateFcn
プロパティを設定しても効果はありません。
このプロパティを関数ハンドルまたは cell 配列として指定した場合、コールバック関数の最初の引数を使用して、作成中のオブジェクトにアクセスできます。それ以外の場合は、関数 gcbo
を使用してオブジェクトにアクセスします。
DeleteFcn
— 削除関数
''
(既定値) | 関数ハンドル | cell 配列 | 文字ベクトル
オブジェクト削除関数。次の値のいずれかとして指定します。
関数ハンドル。
最初の要素が関数ハンドルである cell 配列。cell 配列内のその後の要素はコールバック関数に渡される引数です。
有効な MATLAB 式を含む文字ベクトル (非推奨)。MATLAB は、この式をベース ワークスペースで評価します。
コールバックを関数ハンドル、cell 配列、または文字ベクトルとして指定する方法の詳細については、グラフィックス オブジェクトのコールバックの作成を参照してください。
このプロパティは、MATLAB がオブジェクトを削除するときに実行されるコールバック関数を指定します。MATLAB は、オブジェクトのプロパティを破棄する前に DeleteFcn
コールバックを実行します。DeleteFcn
プロパティを指定しない場合、MATLAB は既定の削除関数を実行します。
このプロパティを関数ハンドルまたは cell 配列として指定した場合、コールバック関数の最初の引数を使用して、削除されるオブジェクトにアクセスできます。それ以外の場合は、関数 gcbo
を使用してオブジェクトにアクセスします。
コールバック実行制御
Interruptible
— コールバックの割り込み
'off'
(既定値) | on/off logical 値
コールバックの割り込み。'on'
または 'off'
、もしくは数値または logical 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。'on'
の値は true と等価であり、'off'
は false
と等価です。したがって、このプロパティの値を logical 値として使用できます。値は matlab.lang.OnOffSwitchState
型の on/off logical 値として格納されます。
このプロパティは実行中のコールバックが割り込み可能かどうかを決定します。次の 2 つのコールバックの状態について考慮する必要があります。
"実行中" コールバックは、現在実行しているコールバックです。
"割り込み" コールバックは、実行中のコールバックに割り込もうとするコールバックです。
MATLAB がコールバックを呼び出すたびに、そのコールバックは実行中のコールバックに割り込もうとします。実行中のコールバックを所有するオブジェクトの Interruptible
プロパティが、割り込みを許可するかどうかを決定します。Interruptible
プロパティは次の 2 つの値をとることができます。
値が
'on'
の場合、他のコールバックがオブジェクトのコールバックに割り込むことができます。割り込みは、drawnow
、figure
、uifigure
、getframe
、waitfor
、pause
コマンドなどの、MATLAB が次にキューを処理するポイントで発生します。実行中のコールバックにこれらのいずれかのコマンドが含まれている場合、MATLAB はそのポイントでコールバックの実行を停止し、割り込みコールバックを実行します。割り込みコールバックが完了すると、MATLAB は実行中だったコールバックの実行を再開します。
実行中のコールバックにこれらのコマンドが含まれていない場合、MATLAB はそのコールバックの実行を割り込みなしで完了します。
値が
'off'
の場合、割り込みの試行はすべてブロックされます。割り込みコールバックを所有するオブジェクトのBusyAction
プロパティが、その割り込みコールバックを破棄するかキューに入れるかを決定します。
BusyAction
— コールバック キューイング
'queue'
(既定値) | 'cancel'
コールバック キューイング。'queue'
または 'cancel'
として指定します。BusyAction
プロパティは MATLAB による割り込みコールバックの実行の処理方法を決定します。次の 2 つのコールバックの状態について考慮する必要があります。
"実行中" コールバックは、現在実行しているコールバックです。
"割り込み" コールバックは、実行中のコールバックに割り込もうとするコールバックです。
BusyAction
プロパティによってコールバック キューイングの動作が決まるのは、次の両方の条件を満たす場合のみです。
これらの条件に当てはまる場合、割り込みコールバックを所有するオブジェクトの BusyAction
プロパティに応じて MATLAB による割り込みコールバックの処理方法が決まります。BusyAction
プロパティは次の値を取ることができます。
'queue'
— 割り込みコールバックをキューに入れ、実行中のコールバックが終了した後に処理されるようにします。'cancel'
— 割り込みコールバックを実行しません。
PickableParts
— マウス クリック キャプチャ機能
'visible'
(既定値) | 'none'
マウス クリック キャプチャ機能。次の値の 1 つとして指定します。
'visible'
— 表示されている場合にのみマウス クリックをキャプチャします。Visible
プロパティは、'on'
に設定しなければなりません。ColorBar
オブジェクトがクリックに応答するか、先祖がクリックに応答するかは、HitTest
プロパティが決定します。'none'
— マウス クリックをキャプチャしません。ColorBar
オブジェクトをクリックすると、Figure ウィンドウの現在のビュー内でその後ろにあるオブジェクトにクリックが渡されます。ColorBar
オブジェクトのHitTest
プロパティの効果はありません。
HitTest
— キャプチャしたマウス クリックへの応答
'on'
(既定値) | on/off logical 値
キャプチャしたマウス クリックへの応答。'on'
または 'off'
、もしくは数値または logical 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。'on'
の値は true と等価であり、'off'
は false
と等価です。したがって、このプロパティの値を logical 値として使用できます。値は matlab.lang.OnOffSwitchState
型の on/off logical 値として格納されます。
'on'
—ColorBar
オブジェクトのButtonDownFcn
コールバックをトリガーします。ContextMenu
プロパティが定義されている場合は、コンテキスト メニューを呼び出します。'off'
—ColorBar
オブジェクトの先祖のうち、次のいずれかの条件を満たす最も近い先祖のコールバックをトリガーします。HitTest
プロパティが'on'
に設定されているPickableParts
プロパティが、先祖によるマウス クリックのキャプチャを有効にする値に設定されている
メモ
PickableParts
プロパティは、ColorBar
オブジェクトがマウス クリックをキャプチャできるかどうかを決定します。キャプチャできない場合、HitTest
プロパティは無効です。
BeingDeleted
— 削除状態
on/off logical 値
この プロパティ は読み取り専用です。
削除状態。matlab.lang.OnOffSwitchState
型の on/off logical 値として返されます。
MATLAB は、DeleteFcn
コールバックが実行を開始すると、BeingDeleted
プロパティを 'on'
に設定します。コンポーネント オブジェクトが存在しなくなるまで BeingDeleted
プロパティは 'on'
に設定されたままです。
クエリや変更の前にオブジェクトが削除されようとしていないか確認するために BeingDeleted
プロパティの値をチェックします。
親/子
Parent
— 親コンテナー
Figure
オブジェクト | Panel
オブジェクト | Tab
オブジェクト | TiledChartLayout
オブジェクト
親コンテナー。Figure
オブジェクト、Panel
オブジェクト、Tab
オブジェクト、または TiledChartLayout
オブジェクトとして指定します。
ColorBar
オブジェクトの親は、関連付けられている座標軸と同じ親でなければなりません。関連付けられている座標軸の親を変更すると、同じ親を使用するように ColorBar
オブジェクトが自動的に更新されます。
Children
— 子
空の GraphicsPlaceholder
配列
このオブジェクトには子がありません。このプロパティは設定できません。
HandleVisibility
— オブジェクト ハンドルの可視性
"on"
(既定値) | "off"
| "callback"
親の Children
プロパティ内でのオブジェクト ハンドルの可視性。次の値のいずれかとして指定します。
"on"
— オブジェクト ハンドルは常に表示されます。"off"
— オブジェクト ハンドルは常に非表示です。このオプションは、他の関数による意図しない変更を防止するために役立ちます。HandleVisibility
を"off"
に設定すると、その関数の実行中にハンドルが一時的に非表示になります。"callback"
— オブジェクト ハンドルはコールバック内から、あるいはコールバックにより呼び出される関数から参照できます。しかし、コマンド ラインから呼び出される関数からは参照できません。このオプションを使用すると、コマンド ラインからのオブジェクトへのアクセスがブロックされますが、コールバック関数からのアクセスは許可されます。
オブジェクトが親の Children
プロパティ内にリストされない場合、オブジェクト階層の検索またはハンドル プロパティのクエリによってオブジェクト ハンドルを取得する関数は、そのオブジェクト ハンドルを返しません。こうした関数の例としては、関数 get
、findobj
、gca
、gcf
、gco
、newplot
、cla
、clf
、および close
などが挙げられます。
非表示のオブジェクト ハンドルは有効なままです。ルートの ShowHiddenHandles
プロパティを "on"
に設定すると、HandleVisibility
プロパティの設定にかかわらず、すべてのオブジェクト ハンドルがリストされます。
識別子
Type
— グラフィックス オブジェクトのタイプ
'colorbar'
この プロパティ は読み取り専用です。
グラフィックス オブジェクトのタイプ。'colorbar'
として返されます。
このプロパティを使用して階層内のオブジェクトを検出します。たとえば、関数 findobj
を使用して特定の Type
プロパティ値をもつオブジェクトを検索できます。
Tag
— オブジェクト識別子
''
(既定値) | 文字ベクトル | string スカラー
オブジェクト識別子。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。オブジェクトの識別子として機能する一意の Tag
値を指定できます。コードの他の部分からオブジェクトにアクセスする必要がある場合、関数 findobj
を使用して Tag
値に基づいてオブジェクトを検索できます。
UserData
— ユーザー データ
[]
(既定値) | 配列
ユーザー データ。任意の MATLAB 配列として指定します。たとえば、スカラー、ベクトル、行列、cell 配列、文字配列、table、または構造体を指定できます。このプロパティを使用して、任意のデータをオブジェクトに保存します。
App Designer を使用している場合は、UserData
プロパティを使用する代わりに、アプリでパブリック プロパティまたはプライベート プロパティを作成してデータを共有します。詳細については、App Designer アプリ内でのデータの共有を参照してください。
バージョン履歴
R2014b で導入R2020a: UIContextMenu
プロパティは非推奨
UIContextMenu
プロパティの設定や取得は推奨されていません。代わりに、ContextMenu
プロパティを使用してください。これは、UIContextMenu
プロパティと同じタイプの入力を受け入れ、同じように動作します。
UIContextMenu
プロパティを削除する予定はありませんが、関数 set
、get
、または properties
を ColorBar
オブジェクトで呼び出す際にリストされなくなりました。
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