多次元配列としてのイメージ シーケンスの使用
イメージ シーケンスを表す多次元配列の作成
多次元配列は、イメージ シーケンスを表示および処理するための便利な手段です。イメージ シーケンスの個々のイメージを連結することにより、多次元配列を作成します。各イメージは同じサイズでなければならず、同じ数のカラー チャネルをもっていなければなりません。インデックス付きイメージのシーケンスを格納する場合、各イメージは同じカラーマップを使用しなければなりません。
2 次元グレースケール イメージ、バイナリ イメージ、またはインデックス付きイメージのシーケンスがある場合、3 番目の次元でイメージを連結し、サイズが m x n x p の 3 次元配列を作成します。p 個の各イメージのサイズが m 行 n 列です。
2 次元 RGB イメージのシーケンスがある場合、4 番目の次元に沿ってイメージを連結し、サイズが m x n x 3 x p の 4 次元配列を作成します。p 個のイメージのサイズが m x n x 3 です。
次の図は、3 次元配列の平面として連結される 2 次元イメージを示しています。
関数 cat
を使用して、個々のイメージを連結します。たとえば、次のコードは、4 番目の次元に沿って RGB イメージのグループを連結します。
A = cat(4,A1,A2,A3,A4,A5)
メモ
一部の関数は、"マルチフレーム" 配列と呼ばれる特定の種類の多次元配列を使用します。マルチフレーム配列では、イメージに含まれるカラー チャネルの数に関係なく、4 番目の次元に沿ってイメージが連結されます。グレースケール イメージ、バイナリ イメージ、またはインデックス付きイメージのマルチフレーム配列のサイズは、m x n x 1 x p です。グレースケール イメージのマルチフレーム配列を他のツールボックス関数で使用するために 3 次元配列に変換する必要がある場合は、関数 squeeze
を使用して大きさが 1 の次元を削除できます。
イメージ シーケンスの表示
イメージ シーケンスを表示するには、いくつかの方法があります。一度に 1 フレームずつ表示するには、イメージ ビューアー アプリまたは関数 imshow
を使用します。イメージ シーケンス内のすべてのフレームを同時に表示するには、関数 montage
を使用します。
イメージ シーケンスをアニメーション化したり、シーケンス内でナビゲーションを提供したりするには、ビデオ ビューアー アプリを使用します。ビデオ ビューアー アプリの再生制御を使用すると、シーケンス内のフレーム間をナビゲートできます。
イメージ シーケンスの処理
ツールボックス関数の多くは、多次元配列に使用できます。そのため、イメージ シーケンスにも使用できます。たとえば、多次元配列を関数 imwarp
に渡した場合、同じ 2 次元変換が、より高い次元に沿ってすべての 2 次元平面に適用されます。
ただし、多次元配列を受け入れる一部のツールボックス関数は、既定の設定では m × n × p 配列または m × n × 3 × p 配列をイメージ シーケンスとして解釈しません。イメージ シーケンスにこれらの関数を使用するには、特定の構文を使用しなければなりません。また、他の制限が設定されることにも注意してください。以下の表に、イメージ シーケンスをサポートする一般的なツールボックス関数の一覧を示します。
関数 | イメージ シーケンスの次元 | イメージ シーケンスに使用する場合のガイドライン |
---|---|---|
m × n × p のみ | 2 次元連結性には | |
m × n × p または |
| |
m × n × p または |
| |
m × n × p または |
| |
m × n × p のみ |
| |
m × n × p または | イメージ シーケンスのサイズは同じでなければなりません。 | |
m × n × p または | イメージ シーケンスのサイズは同じでなければなりません。スカラーをイメージ シーケンスに追加することはできません。 | |
m × n × p のみ |
| |
m × n × p のみ |
| |
m × n × p のみ |
| |
m × n × p または | イメージ シーケンスのサイズは同じでなければなりません。 | |
m × n × p のみ |
| |
m × n × p のみ | 2 次元連結性には | |
m × n × p のみ | 2 次元連結性には | |
m × n × p または | グレースケール イメージの場合、 | |
m × n × p のみ | 2 次元連結性には | |
m × n × p のみ | 2 次元連結性には | |
m × n × p または | イメージ シーケンスのサイズは同じでなければなりません。 | |
m × n × p または | イメージ シーケンスのサイズは同じでなければなりません。 | |
m × n × p のみ |
| |
m × n × p のみ | 2 次元連結性には | |
m × n × p のみ | 2 次元連結性には | |
m × n × p または | イメージ シーケンスのサイズは同じでなければなりません。 | |
m × n × p のみ |
| |
imwarp | m × n × p または |
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m × n × p または |
| |
m × n × p のみ |
| |
m × n × p のみ |
| |
m × n × p のみ | 2 次元連結性には |