imregionalmin
局所的な最小値
説明
例
シンプルなサンプル イメージの局所的な最小値の検出
いくつかの局所的な最小値をもつシンプルなサンプル配列を作成します。
A = 10*ones(10,10); A(2:4,2:4) = 3; A(6:8,6:8) = 8
A = 10×10
10 10 10 10 10 10 10 10 10 10
10 3 3 3 10 10 10 10 10 10
10 3 3 3 10 10 10 10 10 10
10 3 3 3 10 10 10 10 10 10
10 10 10 10 10 10 10 10 10 10
10 10 10 10 10 8 8 8 10 10
10 10 10 10 10 8 8 8 10 10
10 10 10 10 10 8 8 8 10 10
10 10 10 10 10 10 10 10 10 10
10 10 10 10 10 10 10 10 10 10
局所的な最小値を計算します。関数は入力イメージと同じサイズのバイナリ イメージを出力します。この中で値 1
をもつピクセルは局所的な最小値を表しています。imregionalmin
は他のすべてのピクセルを 0
に設定します。
regmin = imregionalmin(A)
regmin = 10x10 logical array
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
0 1 1 1 0 0 0 0 0 0
0 1 1 1 0 0 0 0 0 0
0 1 1 1 0 0 0 0 0 0
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
0 0 0 0 0 1 1 1 0 0
0 0 0 0 0 1 1 1 0 0
0 0 0 0 0 1 1 1 0 0
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
入力引数
I
— グレースケール イメージ
数値配列
グレースケール イメージ。任意の次元の数値配列として指定します。
例: I = imread('cameraman.tif');
データ型: single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
| logical
conn
— ピクセルの連結性
4
| 8
| 6
| 18
| 26
| 0
と 1
から成る 3 x 3 x ... x 3 の行列
ピクセルの連結性。次の表のいずれかの値を指定します。既定の連結性は 2 次元イメージでは 8
、3 次元イメージでは 26
です。
値 | 意味 | |
---|---|---|
2 次元連結性 | ||
| ピクセルのエッジの部分が接触している場合、ピクセルは連結されます。ピクセルの近傍は水平方向または垂直方向に隣接するピクセルです。 |
現在のピクセルを灰色で示します。 |
| ピクセルのエッジまたはコーナーが接触している場合、ピクセルは連結されます。ピクセルの近傍は水平方向、垂直方向または対角方向に隣接するピクセルです。 |
現在のピクセルを灰色で示します。 |
3 次元連結性 | ||
| 面が接触している場合、ピクセルは連結されます。ピクセルの近傍は次のように隣接するピクセルです。
|
現在のピクセルを灰色で示します。 |
| 面またはエッジが接触している場合、ピクセルは連結されます。ピクセルの近傍は次のように隣接するピクセルです。
|
現在のピクセルは立方体の中心です。 |
| 面、エッジまたはコーナーが接触している場合、ピクセルは連結されます。ピクセルの近傍は次のように隣接するピクセルです。
|
現在のピクセルは立方体の中心です。 |
高次元の場合、imregionalmin
は既定値 conndef(ndims(I),'maximal')
を使用します。
連結性は、0
と 1
から成る 3 × 3 × ... × 3 行列を指定し、任意の次元に対してより一般的に定義することもできます。1
の値を持つ要素は、conn
の中心要素に対する近傍の位置を定義します。conn
は、その中心要素に関して対称でなければなりません。詳細については、カスタム連結性の定義を参照してください。
データ型: single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
出力引数
拡張機能
C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。
使用上の注意および制限:
imregionalmin
では C コードの生成がサポートされています (MATLAB® Coder™ が必要)。汎用のMATLAB Host Computer
ターゲット プラットフォームを選択した場合、プリコンパイルされたプラットフォーム固有の共有ライブラリを使用するコードが、imregionalmin
によって生成されます。共有ライブラリを使用するとパフォーマンスの最適化は維持されますが、コードを生成できるターゲット プラットフォームが限定されます。詳細については、Image Processing Toolbox でサポートされているコード生成のタイプを参照してください。コードを生成する際、オプションの 2 番目の入力引数
conn
はコンパイル時の定数でなければなりません。
スレッドベースの環境
MATLAB® の backgroundPool
を使用してバックグラウンドでコードを実行するか、Parallel Computing Toolbox™ の ThreadPool
を使用してコードを高速化します。
この関数は、スレッドベースの環境を完全にサポートします。詳細については、スレッドベースの環境での MATLAB 関数の実行を参照してください。
GPU 配列
Parallel Computing Toolbox™ を使用してグラフィックス処理装置 (GPU) 上で実行することにより、コードを高速化します。
バージョン履歴
R2006a より前に導入R2022b: スレッドベース環境のサポート
imregionalmin
は、スレッドベースの環境をサポートするようになりました。
参考
conndef
| imextendedmin
| imhmin
| imimposemin
| imreconstruct
| imregionalmax
MATLAB コマンド
次の MATLAB コマンドに対応するリンクがクリックされました。
コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
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