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immultiply

2 つのイメージの乗算、またはイメージと定数の乗算

説明

Z = immultiply(X,Y) は、配列 X 内の各要素を配列 Y 内の対応する要素で掛け、出力配列 Z の対応する要素に積を返します。

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グレースケール イメージをワークスペースに読み取った後、uint8 に変換します。

I = imread('moon.tif');
I16 = uint16(I);

イメージを自乗します。immultiply では、乗算を行う前にイメージのクラスを uint8 から uint16 に変換して、結果が切り捨てられないようにしていることに注意してください。

J = immultiply(I16,I16);

元のイメージと処理後のイメージを表示します。

imshow(I)

figure
imshow(J)

イメージをワークスペースに読み取ります。

I = imread('moon.tif');

イメージの各値を定数係数 0.5 でスケーリングします。

J = immultiply(I,0.5);

元のイメージと処理後のイメージを表示します。

imshow(I)

figure
imshow(J)

入力引数

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1 番目の配列。任意の次元の数値配列または logical 配列として指定します。

X に乗算する 2 番目の配列。数値スカラー、数値配列、または logical 配列として指定します。

  • X が数値である場合、Y のサイズとクラスは次の値のいずれかになります。

    • Y のサイズとクラスは X と同じになります。

    • Y のサイズは X と同じで、クラスは logical になります。

    • Ydouble 型のスカラーです。

  • X が logical である場合、YX と同じサイズでなければなりませんが、Y は任意のクラスになります。

出力引数

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積。数値配列として返されます。

  • X が数値の場合、ZX と同じサイズ、クラスになります。

  • X が logical である場合、ZY とサイズとクラスが同じになります。

immultiply は、Z の各要素を倍精度浮動小数点で個別に計算します。X または Y が整数配列の場合、整数型の範囲を超える Z の要素は切り捨てられ、小数部の値は丸められます。

ヒント

  • XY が、同じサイズとクラスの数値配列である場合、immultiply の代わりに式 X.*Y を使用できます。

バージョン履歴

R2006a より前に導入