非線形方程式系
非線形方程式系の逐次評価または並列評価による求解
多変数の非線形方程式 F(x) = 0 の解を求めます。問題ベースのアプローチで、スカラー方程式か線形方程式系、または F(x) = G(x) で表される方程式系を解くこともできます (ソルバーベースのアプローチの F(x) – G(x) = 0 と等価)。非線形方程式系の場合、ソルバーは方程式を解く問題を、F の要素の二乗和を最小化する最適化問題 min(∑Fi2(x)) に変換します。線形方程式とスカラー方程式では、求解アルゴリズムが異なります。方程式を解くためのアルゴリズムを参照してください。
最適化問題を解く前に、問題ベースかソルバーベースか、適切なアプローチを選択しなければなりません。詳細は、はじめに問題ベース アプローチまたはソルバーベース アプローチを選択を参照してください。
問題ベースのアプローチでは、問題変数を作成し、これらの変数について方程式を表します。実行する問題ベースの手順については、方程式を解くための問題ベースのワークフローを参照してください。結果として得られる問題を解くには、solve
を使用します。
目的関数の定義、適切なソルバーの選択を含め、実行するソルバーベースの手順については、ソルバーベースの最適化問題の設定を参照してください。
関数
ライブ エディター タスク
最適化 | ライブ エディターでの方程式の最適化または解決 |
オブジェクト
EquationProblem | 非線形方程式系 |
OptimizationEquality | 等式と等式制約 |
OptimizationExpression | 最適化変数に関する算術式または関数式 |
OptimizationVariable | 最適化用の変数 |
トピック
問題ベースの非線形方程式系
- 非線形方程式系の解法、問題ベース
問題ベースのアプローチを使用した非線形方程式系の求解。 - 非線形多項式系の解法、問題ベース
問題ベースのアプローチを使用して、多項方程式系を解きます。 - パラメーターの変化に応じた方程式の解の追跡
開始点として前回の解を使用し、一連の問題を解きます。 - 制約のある非線形方程式系、問題ベース
問題ベースのアプローチを使用して、制約のある非線形方程式系を解きます。
ソルバーベースの非線形方程式系
- ヤコビアンを使用した場合と使用しない場合の非線形系の解法
非線形方程式を解く際に導関数を使用します。 - ヤコビ スパース パターンを使用した非線形方程式の大規模系
既知の有限差分スパース パターンを使用して、非線形方程式系を解きます。 - ヤコビアンを使用した非線形方程式の大規模スパース系
利用可能な導関数がある非線形方程式系を解く例。 - 制約をもつ非線形システム
制約がある非線形方程式系を解く手法を学習します。
コード生成
- 非線形方程式解法のコード生成:背景
非線形方程式の系用の C コードを生成するための前提条件。 - fsolve のコード生成
非線形方程式の系を解くためのコード生成の例。 - リアルタイム アプリケーションの最適化コード生成
生成コードにおいてリアルタイム要件に対処する手法を紹介します。
並列計算
- Optimization Toolbox での並列計算とは
最適化に複数のプロセッサを使用します。 - Optimization Toolbox での並列計算の使用
勾配推定を並列で行います。 - 並列計算によるパフォーマンスの向上
最適化の高速化のための要因について調べます。
アルゴリズムとオプション
- 方程式を解くためのアルゴリズム
線形方程式系、1 変数の非線形方程式、n 変数の n 非線形方程式系を解きます。 - 最適化オプション リファレンス
最適化のオプションを紹介します。