コード検証
生成コードの動作検証、トレーサビリティ、コード生成レポート
コードの生成後、検証目的でソース コードと出力結果を検査します。コード生成レポートは、生成された C/C++ ソース ファイル、生成されたデータ型およびその他のコードの洞察を検証するための対話型のインターフェイスを提供します。レポート情報オブジェクトを使用して、コード生成レポートからの情報のサブセットにプログラムによりアクセスします。生成された MEX コードの出力を元の MATLAB® コードに対してテストしたり、MATLAB ユニット テスト クラスに基づいてカスタム テストを作成できます。コード生成中に発生するエラーに対して警告する実行時エラー チェックの生成を選択できます。
関数
codegen | MATLAB コードから C/C++ コードを生成する |
coder.config | MATLAB Coder コード生成構成オブジェクトを作成する |
coder.ignoreConst | 関数の特殊化の式における定数値の使用の防止 |
coder.ignoreSize | 定数サイズの式を対象とした関数の特殊化がコード ジェネレーターにより作成されるのを回避する |
coder.mfunctionname | Name of calling function or method (R2021b 以降) |
coder.runTest | MATLAB 関数の呼び出しを MEX 関数の呼び出しで置き換えてテストを実行する |
getLineColumn | コード生成に関連する MATLAB コードの最初と最後の位置の特定 |
クラス
coder.HardwareImplementation | MATLAB コードから C/C++ コードを生成するためのハードウェア固有の構成パラメーター |
オブジェクト
coder.CodeConfig | MATLAB コードから C/C++ コードを生成するための構成パラメーター |
coder.EmbeddedCodeConfig | Embedded Coder で MATLAB コードから C/C++ コードを生成するための構成パラメーター |
coder.MexCodeConfig | MATLAB からの MEX 関数生成用構成パラメーター |
プロパティ
coder.BuildLog のプロパティ | コード生成時に生成されたビルド ログ |
coder.CodeFile のプロパティ | コード生成に関連する、テキストを含むファイルの記述 |
coder.File のプロパティ | コード生成に関連する、テキストを含まないファイルの記述 |
coder.Function のプロパティ | コード生成に使用された MATLAB 関数の記述 |
coder.Message のプロパティ | コード生成の準備状態の解析時またはコード生成時に生成されたメッセージの記述 |
coder.Method のプロパティ | コード生成に使用された MATLAB クラスのメソッドの記述 |
coder.ReportInfo のプロパティ | コード生成レポートの情報 |
coder.Summary のプロパティ | MATLAB コードからのコード生成の概要 |
トピック
コード生成レポート
- コード生成レポート
コード生成結果の表示。 - MATLAB ソース コードへの生成された C/C++ コードのトレース
トレーサビリティ タグの生成。 - コード生成レポートの情報へのプログラムによるアクセス
入力ファイル、生成ファイル、エラー メッセージなどのコード生成に関する情報に、レポート情報オブジェクトを使用してアクセスします。
生成されたコードのテスト
- MATLAB コードから生成されるコードのテスト
生成されたコードの数値的動作を検証する。 - MATLAB Coder アプリでの MEX 関数の検証
元の MATLAB 関数の実行結果を MEX 関数の実行結果と比較します。 - コマンド ラインでの MEX 関数の検証
coder.runTest
オプションまたはcodegen
-test
オプションを使用して MEX 関数をテストします。 - MATLAB Coder による生成されたコードのユニット テスト
生成されたコードで MATLAB ユニット テストを実行します。 - MATLAB Coder を使用した外部 C コードのユニット テスト
外部 C コードを統合する生成されたコード上で MATLAB ユニット テストを実行します。
ランタイム エラーの検出
- 実行時エラーを検出および報告するスタンドアロン C/C++ コードの生成
範囲外の配列インデックスなどの実行時エラーを検出して報告するスタンドアロンのライブラリと実行可能ファイルを生成する。
トラブルシューティング
- 生成されたコード内での重複関数の回避
生成されたコード内での重複関数の発生を軽減。 - 実行時スタック オーバーフロー
最大スタック使用量パラメーターの値を設定します。