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coder.Summary のプロパティ

MATLAB コードからのコード生成の概要

coder.Summary のプロパティには、MATLAB® コードからのコード生成の概要が格納されます。この概要には、コード生成が成功したかどうか、コード生成の出力のパス、コード生成時にチェックアウトされたツールボックス ライセンス、ツールチェーン、ビルド構成などの情報が含まれます。coder.Summary のプロパティはすべて読み取り専用です。これらのプロパティのクエリにはドット表記を使用できます。

coder.Summary オブジェクトは直接は作成しません。コード生成レポートの情報を格納する coder.ReportInfo オブジェクトを生成すると、そのプロパティの 1 つとして coder.Summary オブジェクトが自動的に作成されます。詳細については、coder.ReportInfo のプロパティ およびコード生成レポートの情報へのプログラムによるアクセスを参照してください。

この プロパティ は読み取り専用です。

MATLAB コードからのコード生成のステータス。次の表のいずれかの値として指定されます。

説明
true

コード生成に成功しました。

false

コード生成に失敗しました。

データ型: logical

この プロパティ は読み取り専用です。

MATLAB コードからのコード生成の日時。文字ベクトルとして指定されます。

例: '28-Nov-2018 09:59:54'

データ型: char

この プロパティ は読み取り専用です。

生成ファイルのパス。文字ベクトルとして指定されます。

例: 'C:\coder\R2019a\Report Info Object\codegen\lib\foo\foo.lib'

データ型: char

この プロパティ は読み取り専用です。

MATLAB コードからのコード生成に使用されたプロセッサに関する情報。文字ベクトルとして指定されます。

例: 'Generic->MATLAB Host Computer'

データ型: char

この プロパティ は読み取り専用です。

MATLAB コードからのコード生成に使用された MATLAB Coder のバージョン。文字ベクトルとして指定されます。

例: 'MATLAB Coder 4.2 (R2019a)'

データ型: char

この プロパティ は読み取り専用です。

コード生成時にコード ジェネレーターが MATLAB コードからチェックアウトするツールボックス ライセンス。string ベクトルとして指定します。

例: ["statistics_toolbox" "wavelet_toolbox"]

メモ

MEX コードを生成する場合、これらのライセンスは MEX 関数の読み込み時に再度チェックアウトされます。

スタティック ライブラリまたはダイナミック リンク ライブラリを生成する場合、ツールボックス ライセンスはコード生成時にのみチェックアウトされます。コード ジェネレーターは、生成されたスタンドアロン コードにライセンスのチェックアウトを書き込みません。

データ型: string

この プロパティ は読み取り専用です。

MATLAB コードからのコード生成に使用されたツールチェーン。文字ベクトルとして指定されます。このプロパティはスタンドアロン コードを生成する場合にのみ表示されます。

データ型: char

この プロパティ は読み取り専用です。

MATLAB コードからのコード生成用に選択されたビルド構成。文字ベクトルとして指定されます。このプロパティはスタンドアロン コードを生成する場合にのみ表示されます。

例: 'Faster Builds'

データ型: char

バージョン履歴

R2019a で導入