coder.config
コード生成構成オブジェクトを作成する
構文
説明
coder.config 関数を使用して、MEX コード生成、スタンドアロン コード生成、固定小数点変換、および単精度変換用の構成オブジェクトを作成します。構成オブジェクトのプロパティを変更して、可読性、パフォーマンス、ハードウェア要件、カスタム ライブラリの使用などのプロジェクトの要件に応じて生成されたコードをカスタマイズします。
は、MEX 関数を生成するときに config_obj = coder.configcodegen で使用する coder.MexCodeConfig コード生成構成オブジェクトを作成します。coder.MexCodeConfig オブジェクトは codegen コマンドの -config オプションで使用します。
は、MEX 関数またはスタンドアロン コード (スタティック ライブラリ、ダイナミック リンク ライブラリまたは実行可能プログラム) を生成するときに config_obj = coder.config(build_type)codegen で使用するコード生成構成オブジェクトを作成します。このコード生成構成オブジェクトは codegen コマンドの -config オプションで使用します。
は、config_obj = coder.config(build_type,'ecoder',ecoder_flag)ecoder_flag が true か false かに応じて coder.EmbeddedCodeConfig オブジェクトまたは coder.CodeConfig オブジェクトを作成します。build_type は 'lib'、'dll'、または 'exe' です。以下の機能を使用するには、フラグを true に設定します。
ソフトウェアインザループ (SIL) およびプロセッサインザループ (PIL) の実行によるコード検証。
コードのトレースまたは双方向のトレーサビリティ。
ハードウェア固有の最適化およびカスタム置換ライブラリ。
生成コードの外観をカスタマイズする。
MATLAB コードからのコード生成のための Embedded Coder 機能 (Embedded Coder)を参照してください。
は、config_obj = coder.config(numeric_conversion_type)codegen で使用する次の構成オブジェクトを作成します。
浮動小数点の MATLAB® コードから固定小数点の MATLAB コードまたは C/C++ コードを生成する場合は
coder.FixPtConfig。codegenコマンドの-float2fixedオプションで使用します。倍精度の MATLAB コードから単精度の MATLAB コードを生成する場合は
coder.SingleConfig(Fixed-Point Designer)。codegenコマンドの-double2singleオプションで使用します。
固定小数点の変換や単精度の変換には Fixed-Point Designer™ が必要です。
メモ
関数 coder.config を使用してコード構成オブジェクトを作成した後、そのプロパティをコマンド ラインからプログラムで変更するか、構成パラメーター ダイアログ ボックスを使用して対話的に変更できます。Specify Code Configuration Parameters Interactivelyを参照してください。
例
入力引数
出力引数
代替方法
関数 coder を使用して MATLAB Coder アプリを開き、MATLAB Coder プロジェクトを作成します。このアプリは、MATLAB ファイルの追加、入力パラメーターの定義およびビルド パラメーターの指定を行うためのユーザー インターフェイスを提供します。
バージョン履歴
R2011a で導入