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coder.SingleConfig クラス

名前空間: coder

倍精度から単精度への変換構成オブジェクト

説明

coder.SingleConfig オブジェクトには、倍精度の MATLAB® コードを単精度の MATLAB コードに変換するために関数 convertToSingle が必要とする、コンフィギュレーション パラメーターが含まれています。-config オプションを使用して、このオブジェクトを関数 convertToSingle に渡します。

作成

scfg = coder.config('single') は、倍精度から単精度への変換用に coder.SingleConfig オブジェクトを作成します。

プロパティ

すべて展開する

生成された単精度ファイル名用に単一の変換プロセスで使用する接尾辞。文字ベクトルとして指定します。

比較プロット用にシミュレーション データ ログを有効にするオプション。true または false として指定します。比較プロットでは、単精度変換で発生した誤差をプロットします。

比較プロットで使用する関数の名前。文字ベクトルとして指定します。

比較プロットを有効にするには、LogIOForComparisonPlottingtrue に設定します。このオプションは PlotWithSimulationDataInspector よりも優先されます。

プロット関数は 3 つの入力を受け入れなければなりません。

  • 変数名およびそれを使用する関数名を格納する構造体。

  • 記録された浮動小数点の変数値を格納する cell 配列。

  • 固定小数点への変換後に記録された変数値を格納する cell 配列。

比較プロットにシミュレーション データ インスペクターを使用するオプション。true または false として指定します。

比較プロットを有効にするには、LogIOForComparisonPlotting を true に設定しなければなりません。PlotFunction オプションが PlotWithSimulationDataInspector よりも優先されます。

テスト ファイルの名前。文字ベクトルまたは文字ベクトルの cell 配列として指定します。少なくとも 1 つのテスト ファイルを指定します。

入力パラメーターのデータ型を明示的に指定しない場合、変換では最初のファイルを使用してそれらのデータ型を推測します。

生成された単精度コードを検証する数値テストを有効にするオプション。true または false として指定します。テスト ファイルによって単精度コードが実行されます。

メソッド

すべて展開する

すべて折りたたむ

coder.SingleConfig オブジェクトを作成します。

scfg = coder.config('single'); 

倍精度から単精度への変換オブジェクトのプロパティを設定します。テスト ファイルを指定します。この例では、テスト ファイルの名前は myfunction_test です。この変換プロセスでは、テスト ファイルを使用して入力データ型の推測およびシミュレーション範囲データの収集を行います。数値テストと比較プロットの生成を有効にします。

scfg.TestBenchName = 'myfunction_test';
scfg.TestNumerics = true;
scfg.LogIOForComparisonPlotting = true;

convertToSingle を実行します。-config オプションを使用して、使用する coder.SingleConfig オブジェクトを指定します。この例では、MATLAB 関数名は myfunction です。

convertToSingle -config scfg myfunction 

バージョン履歴

R2015b で導入