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addFunctionReplacement

クラス: coder.SingleConfig
名前空間: coder

単精度の変換中に倍精度関数を単精度関数で置き換える

構文

addFunctionReplacement(doubleFn,singleFn)

説明

addFunctionReplacement(doubleFn,singleFn)coder.SingleConfig オブジェクト内の関数の置き換えを指定します。倍精度から単精度への変換中に、指定の倍精度関数は、変換プロセスによって指定の単精度関数に置き換えられます。単精度関数は、倍精度関数と同じフォルダー内か、MATLAB® パス上になければなりません。置換関数で呼び出されるローカル関数に一意の名前を指定することをお勧めします。置換関数でローカル関数を呼び出す場合は、別の置換関数ファイル内で使用されているローカル関数と、そのローカル関数を同じ名前にしないでください。

入力引数

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文字列として指定される倍精度関数の名前。

文字列として指定される単精度関数の名前。

すべて展開する

以下を仮定します。

  • 関数 myfunc はローカル関数 myadd を呼び出します。

  • テスト関数 mytestmyfunc を呼び出します。

  • myadd の呼び出しを単精度関数 single_myadd で置き換えます。

coder.SingleConfig オブジェクト scfg を既定の設定で作成します。

scfg = coder.config('single');

テストするファイル名を設定します。この例では、テスト ファイル関数名は mytest です。

scfg.TestBenchName = 'mytest';

倍精度関数 myadd を単精度関数 single_myadd で置き換えるように指定します。

scfg.addFunctionReplacement('myadd', 'single_myadd');

倍精度の MATLAB 関数 myfunc を単精度の MATLAB 関数に変換します。

convertToSingle -config scfg myfunc

倍精度から単精度への変換によって、myadd のインスタンスが single_myadd で置き換わります。

バージョン履歴

R2015b で導入