異常検出
Statistics and Machine Learning Toolbox™ には、ラベル付けされていない多変量の標本データ向けの異常検出機能がいくつか用意されています。1 クラス サポート ベクター マシン (SVM) やロバスト ランダム カット フォレストのアルゴリズムを使用してストリーミング データの異常も検出できます (Incremental Anomaly Detection Overviewを参照)。異常検出機能では、モデルに学習させるかパラメーターを学習することで外れ値 (学習データの異常) を検出します。新規性の検出 (汚染されていない学習データで新規のデータの異常を検出) では、汚染されていない学習データ (外れ値がないデータ) でモデルに学習させるかパラメーターを学習し、学習させたモデルまたは学習したパラメーターを使用して新規のデータの異常を検出します。詳細については、教師なし異常検出を参照してください。
標準の点と異常のラベルが付いた学習データがある場合は、バイナリ分類モデルに学習させて、オブジェクト関数 resubPredict
と predict
をそれぞれ使用して学習データと新規のデータの異常を検出できます。サポートされる分類特徴のリストについては、分類を参照してください。
ツールボックスには、分類モデル、回帰モデル、またはクラスタリング モデルに学習させた後に適用できるモデル固有の異常検出機能も用意されています。詳細については、モデル固有の異常検出を参照してください。
関数
オブジェクト
IsolationForest | 異常検出用の孤立森 (R2021b 以降) |
RobustRandomCutForest | 異常検出用のロバスト ランダム カット フォレスト モデル (R2023a 以降) |
LocalOutlierFactor | 異常検出用の局所外れ値因子モデル (R2022b 以降) |
OneClassSVM | 異常検出用の 1 クラス サポート ベクター マシン (SVM) (R2022b 以降) |
トピック
- 教師なし異常検出
孤立森、ロバスト ランダム カット フォレスト、局所外れ値因子、1 クラス SVM、およびマハラノビス距離を使用して異常を検出する。
- Incremental Anomaly Detection Overview
Discover fundamental concepts about incremental anomaly detection in streaming data.
- Configure Model for Incremental Anomaly Detection
Prepare a model for incremental anomaly detection and fitting on a data stream.
- 孤立森による異常検出
孤立森 (孤立木のアンサンブル) を使用して異常を正常な点から分離することで異常を検出する。
- モデル固有の異常検出
分類モデル、回帰モデル、またはクラスタリング モデルに学習させた後に、モデル固有の異常検出機能を使用して異常を検出する。
- 産業機械と製造工程の条件モデルの作成
分類学習器アプリを使用してバイナリ分類モデルに学習させて、産業製造機械から収集されたセンサー データの異常を検出する。
- 異常検出用のコード生成
学習済みの孤立森モデルまたは 1 クラス SVM を使用してデータ内の異常を検出する単精度のコードを生成する。
関連情報
- 3 軸振動データを使用した産業機械での異常検出 (Predictive Maintenance Toolbox)