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シミュレーション中のデータの表示
シミュレーション中の信号の可視化と測定、およびモデルのデバッグや設計の検証には、Simulink® のスコープとビューアーを使用します。Scope ブロックに信号を接続できるほか、信号線を接続せずに Floating Scope and Scope Viewer をモデルに追加することもできます。シミュレーション結果を使用して、設計を検証して反復します。詳細は、スコープによるモデルのプロトタイプ作成とモデルのデバッグを参照してください。
スコープでは、測定の設定を使用して、スコープ ウィンドウで表示している信号のさまざまな特性を測定できます。たとえば、カーソルを使用した信号値の測定、信号の統計の計算、ピーク値の検出、バイレベル測定 (信号の遷移、オーバーシュート、アンダーシュート、サイクルなど) の表示が可能なほか、特定のイベントの発生時に反復信号を同期して表示を一時停止するトリガーを設定することもできます。
スコープ コンテナーを使用すると、Simulink モデルの複数のスコープを単一のウィンドウにドックできます。コンテナーには、信号の可視化やスコープの設定の管理に使用できる便利なインターフェイスが用意されています。
Record ブロックを使用して、シミュレーション データをワークスペース、ファイル、またはその両方に表示および記録することもできます。シミュレーション データ インスペクターを使用して、データとシミュレーション結果を検査および比較し、モデルの設計を検証して反復できます。

ブロック
Scope | シミュレーション中に生成される信号を表示 |
Floating Scope and Scope Viewer | 信号線を使用せずにシミュレーション中に生成される信号を表示 |
Record | ワークスペース、ファイル、またはその両方のデータを表示およびログ記録する (R2021a 以降) |
オブジェクト
TimeScopeConfiguration | Scope ブロックの外観と動作を制御 |
ツール
シミュレーション データ インスペクター | データとシミュレーション結果を検査および比較し、モデルの設計を検証して反復します。 |
トピック
- シミュレーション データの可視化方法の決定
モデル化およびシミュレーションの各タスクに対して、最適な可視化手法を選択する。
- Scope ブロックの一般的なタスク
ログ データ、スコープ イメージの共有、および表示操作を含む一般的なスコープ タスクの手順。
- View Values of Parameters Set as Variables
Evaluate parameters defined as variables or variable expressions while editing a model and during simulation.
- フローティング スコープおよびスコープ ビューアー タスク
頻繁に実行する Floating Scope ブロックおよびスコープ ビューアー タスクの手順。
- プログラムによる Scope ブロックの制御
この例では、プログラミング スクリプトを使用してスコープを制御する方法を説明します。
- Sample Time with Scope Blocks
Understand sample time inheritance when using the Scope and Time Scope blocks.
- Scope ブロックとスコープ ビューアーの概要
シミュレーション結果をグラフィックス表示する方法に関する選択肢。
- スコープによるモデルのプロトタイプ作成とモデルのデバッグ
スコープとスコープ測定を使用したモデルのプロトタイプ作成とデバッグ
- ビューアーおよびジェネレーター マネージャー
ブロックのない信号の生成および可視化。
- ソース ブロックのない信号の生成
シグナル ジェネレーターの付加、変更および削除の手順。
- View Streaming Data in the Simulation Data Inspector
Control the time axis, display scaling, and display offset while data is streaming in the Simulation Data Inspector.
- トリガーを使用したデータ ストリーミングの表示の制御
シミュレーション データ インスペクターでトリガーを使用して、プロットの表示が更新されて新しいデータが表示されるタイミングを制御する。
- シミュレーション中の MATLAB 関数でのデータへのアクセス
処理および可視化のために、シミュレーション中の信号データを MATLAB® コールバック関数にストリームします。