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フローティング スコープおよびスコープ ビューアー タスク

このページの例では、フローティング スコープとスコープ ビューアーの一般的な手順を示します。

モデルへの Floating Scope ブロックの追加と信号の接続

Floating Scope ブロックを Simulink® ブロック ライブラリから追加するには、次のようにします。

  1. [シミュレーション] タブから、[ライブラリ ブラウザー] をクリックします。

  2. Simulink Sinks から、Floating Scope ブロックのコピーをモデルにドラッグします。

信号をフローティング スコープに接続するには、次のようにします。

  1. Floating Scope ブロックをダブルクリックします。

  2. [Scope] ウィンドウのツール バーの [スコープ] ペインで、[信号セレクター] をクリックします。

    Simulink エディターのキャンバスがグレー表示になり、スコープに接続する信号を対話的に選択できることを示します。

  3. スコープに接続する信号を選択します。複数の信号を選択するには、クリックしてドラッグします。

  4. [接続] ダイアログ ボックスで、接続する信号の横にあるチェック ボックスをオンにします。

    vdp model in connection mode connecting the scope to the x1 and x2 signals

  5. スコープに複数の表示領域 (サブプロット) がある場合は、[接続] ダイアログ ボックスの上部にあるドロップダウン リストから目的の表示領域を選択して信号を接続します。

  6. Simulink キャンバスの右上にある [X] をクリックします。

    これで信号がフローティング スコープに接続されます。シミュレーションを実行してプロットされた信号を確認します。

信号へのスコープ ビューアーの追加

  1. 表示する信号を選択します。

  2. [シミュレーション] タブの [準備] セクションで、[ビューアーの追加] をクリックします。

  3. [ビューアーの追加] ウィンドウで、ビューアーを選択します。たとえば、[スコープ] をクリックします。

既存のフローティング スコープまたはスコープ ビューアーへの信号の追加

信号を既存のフローティング スコープまたはスコープ ビューアーに接続します。

  1. Floating Scope ブロックまたは Scope Viewer アイコン をダブルクリックしてスコープを開きます。

  2. [スコープ] ペインで [信号セレクター] をクリックします。

    Simulink エディターのキャンバスがグレー表示になり、スコープに接続する信号を対話的に選択できることを示します。

  3. スコープに接続する信号を選択します。複数の信号を選択するには、クリックしてドラッグします。

  4. [接続] ダイアログ ボックスで、接続する信号の横にあるチェック ボックスをオンにします。

    vdp model in connection mode connecting the scope to the x1 and x2 signals

  5. スコープに複数の表示領域 (サブプロット) がある場合は、[接続] ダイアログ ボックスの上部にあるドロップダウン リストから目的の表示領域を選択して信号を接続します。

  6. Simulink キャンバスの右上にある [X] をクリックします。

    これで信号がスコープに接続されます。シミュレーションを実行してプロットされた信号を確認します。

フローティング スコープからのシミュレーション データの保存

この例では、Floating Scope ブロックを使用して信号を MATLAB® ワークスペースに保存する方法を説明します。同じ手順に従って、スコープ ビューアーからデータを保存できます。Scope または Time Scope ブロックのデータを保存するには、Scope ブロックを使用したシミュレーション データの保存を参照してください。

この例では、変更版の vdp モデルを使用します。この例では、フローティング スコープが x1 信号と x2 信号に接続されます。

フローティング スコープからの信号のログの設定

model = "vdpFloatingScope";
open_system(model);

  1. [Floating Scope] ウィンドウで、[スコープ][設定] を選択します。

  2. [ログ] で、[表示された信号のワークスペースへのログ/ログの解除] を選択します。このボタンをクリックすると、ログの記号がフローティング スコープに接続されている信号に配置されます。

  3. Simulink エディターの [モデル化] タブで、[モデル設定] をクリックします。

  4. [コンフィギュレーション プロパティ] ウィンドウで、[データのインポート/エクスポート] を選択します。

  5. [信号のログ] を設定します。このウィンドウからログ データの変数名を設定することもできます。既定の名前は logsout です。

保存されたシミュレーション データの使用

シミュレーションを実行します。

out = sim(model);

ワークスペースにログ記録されたすべてのシミュレーション データが out という名前の単一の Simulink.SimulationOutput オブジェクトとして返されます。ログに記録された信号は、既定の変数名 logsout をもつプロパティとして SimulationOutput オブジェクト内に保存されます。データにアクセスするには、ドット表記を使用します。

out.logsout
ans = 

Simulink.SimulationData.Dataset 'logsout' with 2 elements

                         Name  BlockPath           
                         ____  ___________________ 
    1  [1x1 Signal]      x1    vdpFloatingScope/x1
    2  [1x1 Signal]      x2    vdpFloatingScope/x2

  - Use braces { } to access, modify, or add elements using index.

MATLAB Figure でワークスペースからデータをプロットすることもできます。たとえば、x1 信号をプロットします。

x1 = out.logsout{1};
x1_data = x1.Values.Data;
x1_time = x1.Values.Time;
plot(x1_time,x1_data);

ビューアーの追加と管理

ビューアーおよびジェネレーター マネージャーを開きます。Simulink ツールストリップの [シミュレーション] タブの [準備] セクションで、[ビューアー マネージャー] を選択します。

追加したすべてのビューアーまたはジェネレーターは、ビューアーおよびジェネレーター マネージャーで確認できます。

Viewers and Generators Manager pane

  • ビューアーまたはジェネレーターを追加するには、[ビューアーまたはジェネレーターを追加します] Plus sign button をクリックしてビューアーを選択します。新しいビューアーおよびジェネレーターはどの信号にも接続されていません。

  • 信号を接続するには、ビューアーまたはジェネレーターをクリックして [信号の接続を変更] Signal selection button をクリックします。

  • ビューアーまたはジェネレーターを削除するには、[ビューアーまたはジェネレーターを削除します] Delete trash can button をクリックします。

参考

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