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スペクトル アナライザー

周波数スペクトルを表示

  • Spectrum Analyzer block

ライブラリ:
DSP System Toolbox / Sinks
DSP System Toolbox HDL Support / Sinks

説明

Spectrum Analyzer ブロック (以降、スコープと呼ぶ) は、信号の周波数スペクトルを表示します。

ノーマルまたはアクセラレータ シミュレーション モードで実行中のモデルで Spectrum Analyzer ブロックを使用することができます。ラピッド アクセラレータまたはエクスターナル シミュレーション モードで実行中のモデルでも、いくらか制限はありますが、Spectrum Analyzer ブロックを使用することができます。

すべてのサブシステムおよび条件付きサブシステム内で Spectrum Analyzer ブロックを使用できます。"条件付きサブシステム" は Enabled Subsystem、Triggered Subsystem、Enabled and Triggered Subsystem および Function-Call Subsystem を含みます。詳細は、条件付き実行サブシステムの概要 (Simulink)を参照してください。

測定

  • カーソル — 垂直および水平カーソルを使用して信号値を測定します。

  • ピークの検出 — 最大値を検出し、それらが発生する x 軸の値を表示します。

  • チャネル測定 — 専有帯域幅または隣接チャネル電力比 (ACPR) を測定します。

  • 歪みの測定 — 高調波歪みと相互変調歪みを測定します。

  • CCDF 測定 — 相補累積分布関数を測定します。CCDF 測定は、信号の瞬時電力が平均電力より指定されたレベル上回る確率を示します。

  • スペクトル マスク — スペクトルの限界を可視化し、スペクトルの値を仕様値と比較します。

プログラム制御

SpectrumAnalyzerConfiguration オブジェクトにより、コマンド ラインでスペクトル アナライザーの設定および設定の表示を行うことができます。

端子

入力

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可視化する信号を接続します。最大で 96 個の入力端子を持つことができます。入力信号には次の特性があります。

  • 信号領域 — 周波数または時間信号

  • タイプ — 離散 (サンプルベースおよびフレームベース)。

  • データ型 — Simulink でサポートされる任意のデータ型。Simulink でサポートされているデータ型 (Simulink)を参照してください。

  • 次元 — 1 次元 (ベクトル)、2 次元 (行列)、または多次元 (配列)。入力には固定数のチャネルがなければなりません。信号の次元 (Simulink)および信号の次元の決定 (Simulink)を参照してください。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | fixed point
複素数のサポート: あり

パラメーター

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スペクトル設定

[スペクトル設定] ペインはスペクトル アナライザー ウィンドウの右側に表示されます。これらの設定でスペクトルの計算方法を制御します。スペクトル設定を表示するには、Spectrum Analyzer のメニューで [ビュー][スペクトル設定] を選択するか、ツール バーの ボタンを使用します。

メイン オプション

可視化する入力信号の領域。時間領域信号を可視化する場合、信号は Method パラメーターで指定するアルゴリズムに基づいて周波数スペクトルに変換されます。

プログラムでの使用

InputDomain を参照してください。

パワー — スペクトル アナライザーはパワー スペクトルを表示します。

パワー密度 — スペクトル アナライザーはパワー スペクトル密度を表示します。パワー スペクトル密度は、1 Hz の帯域幅に正規化されたスペクトルの振幅です。

RMS — スペクトル アナライザーは平方根平均二乗スペクトルを表示します。

調整可能: Yes

依存関係

このパラメーターを使用するには、[入力領域][時間] に設定します。

プログラムでの使用

SpectrumType を参照してください。

スペクトル — スペクトル アナライザーはスペクトルを表示します。

スペクトログラム — スペクトル アナライザーは時間の経過と共に周波数成分を表示するスペクトログラムを表示します。最新のスペクトログラムの更新は表示領域の一番下に示され、時間は表示領域の下から上にスクロールします。

スペクトルとスペクトログラム — スペクトル アナライザーはスペクトルとスペクトログラムの両方を表示します。

調整可能: Yes

プログラムでの使用

ViewType を参照してください。

入力信号のサンプル レート (ヘルツ単位)。次のいずれかとして指定します。

  • [継承]。入力信号と同じサンプル レートを使用します。

  • 正のスカラー。指定するサンプル レートは、入力信号のサンプル レートの少なくとも 2 倍でなければなりません。そうでない場合、エイリアシングによって信号の可視化で予期しない動作が引き起こされる可能性があります。

プログラムでの使用

SampleRate を参照してください。

スペクトル推定法として [Welch] または [フィルター バンク] を選択します。この 2 つのスペクトル推定アルゴリズムの詳細については、アルゴリズムを参照してください。

調整可能: No

依存関係

このパラメーターを使用するには、[入力領域][時間] に設定します。

プログラムでの使用

Method を参照してください。

ナイキスト周波数範囲全体でスペクトルを計算およびプロットするには、このチェック ボックスをオンにします。

調整可能: Yes

依存関係

このパラメーターを使用するには、[入力領域][時間] に設定します。

プログラムでの使用

FrequencySpan を参照してください。

Hz 単位で周波数スパンを指定します。中心周波数の周辺の周波数スパンを定義するには、このパラメーターと [CF (Hz)] パラメーターを一緒に使用します。このパラメーターでは、スペクトル アナライザー ウィンドウの周波数軸に表示される値の範囲を定義します。

調整可能: Yes

依存関係

このパラメーターを使用するには、以下が必要です。

  • [入力領域][時間] に設定する。

  • [全周波数スパン] チェック ボックスをオフにする。

  • [スパン (Hz)/Fstart (Hz)] ドロップダウンを [スパン (Hz)] に設定する。

プログラムでの使用

FrequencySpan および Span を参照してください。

Hz 単位で中心周波数を指定します。中心周波数の周辺の周波数スパンを定義するには、このパラメーターと [スパン (Hz)] パラメーターを一緒に使用します。このパラメーターでは、スペクトル アナライザー ウィンドウの周波数軸の中点に表示される値を定義します。

調整可能: Yes

依存関係

このパラメーターを使用するには、以下が必要です。

  • [入力領域][時間] に設定する。

  • [全周波数スパン] チェック ボックスをオフにする。

  • [スパン (Hz)/Fstart (Hz)] ドロップダウンを [スパン (Hz)] に設定する。

プログラムでの使用

CenterFrequency を参照してください。

Hz 単位で周波数の開始点を指定します。周波数の開始点と周波数の終了点を使用して周波数軸の値の範囲を定義するには、このパラメーターと [Fstop (Hz)] パラメーターを一緒に使用します。このパラメーターでは、スペクトル アナライザー ウィンドウの周波数軸の左端に表示される値を定義します。

調整可能: Yes

依存関係

このパラメーターを使用するには、以下が必要です。

  • [入力領域][時間] に設定する。

  • [全周波数スパン] チェック ボックスをオフにする。

  • [スパン (Hz)/FStart (Hz)] ドロップダウンを [FStart (Hz)] に設定する。

プログラムでの使用

StartFrequency を参照してください。

Hz 単位で周波数の終了点を指定します。周波数軸の値の範囲を定義するには、このパラメーターと [Fstart (Hz)] パラメーターを一緒に使用します。このパラメーターでは、スペクトル アナライザー ウィンドウの周波数軸の右端に表示される値を定義します。

調整可能: Yes

依存関係

このパラメーターを使用するには、以下が必要です。

  • [入力領域][時間] に設定する。

  • [全周波数スパン] チェック ボックスをオフにする。

  • [スパン (Hz)/FStart (Hz)] ドロップダウンを [Fstart (Hz)] に設定する。

プログラムでの使用

StopFrequency を参照してください。

表示の x 軸を決定する周波数ベクトルを設定します。

  • 自動 — 周波数ベクトルは入力の長さから計算されます。周波数ベクトルを参照してください。

  • 入力端子 — 選択すると、ブロック上に周波数ベクトル入力の入力端子が表示されます。

  • カスタム ベクトル — 周波数ベクトルとしてカスタム ベクトルを入力します。カスタム ベクトルの長さは、入力信号のフレーム サイズと等しくなければなりません。

調整可能: No

依存関係

このパラメーターを使用するには、[入力領域][周波数] に設定します。

プログラムでの使用

FrequencyVector を参照してください。

Hz 単位の分解能帯域幅。このパラメーターでは、分解できる最小の正の周波数を定義します。既定の設定では、このパラメーターは [自動] に設定されています。この場合、Spectrum Analyzer は適切な値を特定し、指定された周波数スパンに 1024 の RBW 間隔が必ず存在するようにします。

このパラメーターを数値に設定する場合は、指定した周波数スパンに少なくとも 2 つの RBW 間隔が存在できる値でなければなりません。つまり、周波数スパン全体と RBW の比率が 2 より大きくならなければなりません。

spanRBW>2

周波数入力の場合にのみ、入力端子を使用して RBW 値を設定できます。

調整可能: Yes

依存関係

このパラメーターを使用するには、次のいずれかを設定します。

  • [入力領域][時間] に設定し、[RBW (Hz)/ウィンドウの長さ/周波数帯域の数] ドロップダウンを [RBW (Hz)] に設定する。

  • [入力領域][周波数] に設定する。

プログラムでの使用

RBW を参照してください。

周波数領域入力の単位を選択します。このプロパティによって、[単位] プロパティで異なる表示単位を選択した場合にスペクトル アナライザーは周波数データをスケーリングできます。

調整可能: No

依存関係

このオプションは、[入力領域][周波数] に設定されている場合にのみ使用できます。

プログラムでの使用

InputUnits を参照してください。

ウィンドウの長さ (サンプル数)。周波数分解能の制御とスペクトル推定の計算に使用されるウィンドウの長さ。ウィンドウの長さは 2 より大きい整数でなければなりません。

依存関係

このパラメーターを使用するには、次を設定します。

  • [Method][Welch] に設定する。

  • [RBW (Hz)/ウィンドウの長さ/周波数帯域の数] ドロップダウンを [ウィンドウの長さ] に設定する

依存関係

このパラメーターを使用するには、[入力領域][時間] に設定します。

プログラムでの使用

WindowLength を参照してください。

周波数帯域の数を制御するための高速フーリエ変換 (FFT) の長さを指定します。値が [自動] の場合、Spectrum Analyzer はフレーム サイズ全体を使用してスペクトルを推定します。周波数帯域の数を指定した場合、入力バッファーのサイズを設定します。

依存関係

このパラメーターを使用するには、次を設定します。

  • [メソッド][フィルター バンク] に設定する

  • [RBW (Hz)/ウィンドウの長さ/周波数帯域の数] ドロップダウンを [周波数帯域の数] に設定する

プログラムでの使用

FFTLength を参照してください。

各周波数帯域のフィルター タップまたはフィルター係数の数を指定します。この数値は正の偶数の整数でなければなりません。この値は、ポリフェーズ分岐あたりのフィルター係数の数に対応しています。フィルター係数の合計数は Taps Per Band + FFT Length に等しくなります。

依存関係

このパラメーターを使用するには、[RBW (Hz)/ウィンドウの長さ/周波数帯域の数] ドロップダウンを [周波数帯域の数] に設定しなければなりません。

プログラムでの使用

NumTapsPerBand を参照してください。

Spectrum Analyzer がスペクトル推定を計算するために使用する FFT 長を指定します。使用可能なオプションは [自動] または正の整数です。

[NFFT] の値は [ウィンドウの長さ] パラメーターの値以上でなければなりません。既定の設定では、[NFFT][自動] に設定されている場合、Spectrum Analyzer は [NFFT][ウィンドウの長さ] の値に等しくなるように設定します。RBW モードの場合は、指定された RBW 値を使用して、ウィンドウの長さと等しい FFT 長が計算されます。

このパラメーターが正の整数に設定されている場合、このパラメーターは関数 fftn パラメーターと同じになります。

依存関係

このパラメーターを使用するには、[RBW (Hz)/ウィンドウの長さ/周波数帯域の数] ドロップダウンを [ウィンドウの長さ] に設定しなければなりません。

プログラムでの使用

FFTLength を参照してください。

この パラメーター は読み取り専用です。

1 つのスペクトルの更新を計算するために必要な入力サンプルの数。このパラメーターは変更できません。情報提供の目的でのみ Spectrum Analyzer に表示されます。このパラメーターは [RBW (Hz)/ウィンドウの長さ/周波数帯域の数] に直接関連付けられます。

指定した分解能帯域幅を得るのに十分なサンプルが入力に含まれていない場合、Spectrum Analyzer はディスプレイにメッセージを表示します。

スペクトログラム設定

スペクトログラムの設定が適用される信号チャネルを選択します。

依存関係

このオプションを使用するには、[ビュー][スペクトログラム] または [スペクトルとスペクトログラム] に設定します。

プログラムでの使用

SpectrogramChannel を参照してください。

時間分解能は、スペクトログラム ラインの計算に使用されるデータ量 (秒単位) です。達成可能な最小分解能は、単一のスペクトル推定の計算に必要な時間です。ツールヒントには、現在の設定に基づく達成可能な最小分解能が表示されます。

時間分解能の値は、周波数分解能法、RBW の設定および時間分解能の設定に基づいて決定されます。

メソッド周波数分解能の方法周波数分解能の設定時間分解能の設定結果として得られる時間分解能 (秒単位)
ウェルチまたはフィルター バンクRBW (Hz)自動自動1/RBW
ウェルチまたはフィルター バンクRBW (Hz)自動手動入力時間分解能
ウェルチまたはフィルター バンクRBW (Hz)手動入力自動1/RBW
ウェルチまたはフィルター バンクRBW (Hz)手動入力手動入力達成可能な最小時間分解能である 1/RBW 以上でなければなりません。いくつかのスペクトル推定が 1 つのスペクトログラム ラインにまとめられ、目的の時間分解能が得られます。1/RBW の整数倍でない時間分解能の値を得るには内挿が使用されます。
ウェルチウィンドウの長さ自動1/RBW
ウェルチウィンドウの長さ手動入力達成可能な最小時間分解能以上でなければなりません。いくつかのスペクトル推定が 1 つのスペクトログラム ラインにまとめられ、目的の時間分解能が得られます。1/RBW の整数倍でない時間分解能の値を得るには内挿が使用されます。
フィルター バンク周波数帯域の数自動1/RBW
フィルター バンク周波数帯域の数手動入力達成可能な最小時間分解能である 1/RBW 以上でなければなりません。

調整可能: Yes

依存関係

このオプションを使用するには、[ビュー][スペクトログラム] または [スペクトルとスペクトログラム] に設定します。

プログラムでの使用

TimeResolution を参照してください。

Spectrum Analyzer がスペクトログラムを表示する時間範囲 (秒単位で指定)。時間範囲は目的のスペクトル線数と時間分解能の積です。ツールヒントには、現在の設定に基づく最小許容時間範囲が表示されます。時間範囲が [自動] に設定されている場合、100 のスペクトル線が使用されます。

調整可能: Yes

依存関係

このオプションを使用するには、[ビュー][スペクトログラム] または [スペクトルとスペクトログラム] に設定します。

プログラムでの使用

TimeSpan を参照してください。

ウィンドウ オプション

このパラメーターでは、バッファーされた現在と直前のデータ セグメント間のオーバーラップ量を定義します。オーバーラップにより、スペクトル推定の計算に使用されるウィンドウ セグメントが作成されます。この値は 0 以上 100 未満でなければなりません。

調整可能: Yes

プログラムでの使用

OverlapPercent を参照してください。

スペクトルに適用されるウィンドウ処理法。ウィンドウ処理は、スペクトル推定におけるサイドローブの影響を制御するために使用されます。指定したウィンドウは、分解能帯域幅を得るために必要なウィンドウの長さと更新ごとに必要なサンプル数に影響します。ウィンドウ処理の詳細については、ウィンドウを参照してください。

調整可能: Yes

プログラムでの使用

Window を参照してください。

サイドローブの減衰 (dB 単位)。値は 45 以上でなければなりません。

依存関係

このパラメーターは、[ウィンドウ] パラメーターを [チェビシェフ] または [カイザー] に設定した場合にのみ適用されます。

プログラムでの使用

SidelobeAttenuation を参照してください。

この パラメーター は読み取り専用です。

ウィンドウの正規化された有効ノイズ帯域幅。このパラメーターは変更できません。情報提供の目的でのみ表示されます。このパラメーターは、ウィンドウのノイズ パフォーマンスの測定値です。この値は、同じピーク電力ゲインをもつ同じノイズ パワーを累積する箱型フィルターの幅です。

箱型ウィンドウの NENBW 値は最小の 1 です。その他すべてのウィンドウの NENBW 値はそれより大きくなります。たとえば、ハン ウィンドウの NENBW 値は約 1.5 です。

トレース オプション

スペクトルの単位。使用可能な値は、タイプ, TypeタイプTypeパラメーターの値によって異なります。

調整可能: Yes

プログラムでの使用

SpectrumUnits を参照してください。

デシベル フル スケール (dBFS) の単位に使用されるフル スケール。既定の設定では、Spectrum Analyzer はスペクトルのスケール全体を使用します。dBFS のフル スケールに対して正の実数スカラーを指定します。

調整可能: Yes

依存関係

このパラメーターを有効にするには、次のように設定します。

  • [入力領域][時間] に設定する。

  • [単位][dBFS] に設定する。

プログラムでの使用

FullScale を参照してください。

平滑化法を指定します。

  • 指数 — サンプルの加重平均。Forgetting factor プロパティを使用して重み付け忘却係数を指定します。

  • ランニング — 最後の n 個のサンプルのランニング平均。Averages プロパティを使用して n を指定します。

プログラムでの使用

AveragingMethod を参照してください。

スペクトル平均の数を正の整数として指定します。Spectrum Analyzer は、最後の N 個のパワー スペクトル推定のランニング平均を計算することで現在のパワー スペクトル推定を計算します。このパラメーターでは、スペクトル平均の数 N を定義します。

依存関係

このパラメーターは次の場合にのみ適用されます。

  • [ビュー][スペクトル] または [スペクトルとスペクトログラム]

  • [平均化方法][ランニング]

プログラムでの使用

SpectralAverages を参照してください。

指数の重み付けの値を 0 より大きい 1 以下のスカラー値として指定します。

依存関係

このパラメーターは [平均化方法][指数] の場合にのみ適用されます。

プログラムでの使用

ForgettingFactor を参照してください。

Spectrum Analyzer が電力値の計算で基準として使用する参照負荷 (Ω 単位)。

プログラムでの使用

ReferenceLoad を参照してください。

周波数軸に対して線形または対数スケールを選択します。周波数スパンに負の周波数値が含まれている場合、対数オプションを選択できません。

プログラムでの使用

FrequencyScale を参照してください。

スペクトル全体に適用される定数周波数オフセットまたは複数の入力に対して各スペクトルに適用される周波数のベクトル。オフセット パラメーターはスペクトル アナライザー ウィンドウの周波数軸の値に追加されます。このパラメーターはスペクトルの計算には使用されません。[スパン (Hz)] パラメーターと [CF (Hz)] パラメーターを設定する際はこのパラメーターを考慮して、周波数スパンが必ずナイキスト周波数範囲に収まるようにしなければなりません。

依存関係

このパラメーターを使用するには、[入力領域][時間] に設定します。

プログラムでの使用

MaskFrequencyOffset を参照してください。

このチェック ボックスがオンになっている場合、Spectrum Analyzer はパワー スペクトルまたはパワー スペクトル密度を計算し、プロットします。Spectrum Analyzer は、複数のスペクトル推定を平均化することで平滑化処理を実行します。

依存関係

このチェック ボックスをオフにするには、まず [Max hold trace] パラメーターまたは [Min hold trace] パラメーターのいずれかを選択しなければなりません。このパラメーターは、[ビュー][スペクトル] または [スペクトルとスペクトログラム] の場合にのみ適用されます。

プログラムでの使用

PlotNormalTrace を参照してください。

このチェック ボックスをオンにすると、Spectrum Analyzer が取得したすべての推定の最大スペクトル値をプロットできるようになります。

依存関係

このパラメーターは、[ビュー][スペクトル] または [スペクトルとスペクトログラム] の場合にのみ適用されます。

プログラムでの使用

PlotMaxHoldTrace を参照してください。

このチェック ボックスをオンにすると、Spectrum Analyzer が取得したすべての推定の最小スペクトル値をプロットできるようになります。

依存関係

このパラメーターは、[ビュー][スペクトル] または [スペクトルとスペクトログラム] の場合にのみ適用されます。

プログラムでの使用

PlotMinHoldTrace を参照してください。

このチェック ボックスをオンにすると、両側スペクトル ビューが有効になります。このビューでは、正と負の両方の周波数が表示されます。このチェック ボックスをオフにすると、Spectrum Analyzer は正の周波数のみの片側スペクトルを表示します。スペクトル アナライザーでは、入力信号が複素数値の場合はこのパラメーターが選択されていなければなりません。

プログラムでの使用

PlotAsTwoSidedSpectrum を参照してください。

コンフィギュレーション プロパティ

[コンフィギュレーション プロパティ] ダイアログ ボックスでは、スペクトル アナライザーの視覚的な側面を制御します。[コンフィギュレーション プロパティ] を開くには、Spectrum Analyzer のメニューで [ビュー][コンフィギュレーション プロパティ] を選択するか、ツール バーのドロップダウンで ボタンを選択します。

表示タイトルを指定します。「%<SignalLabel>」と入力し、Simulink モデルで信号ラベルを座標軸のタイトルとして使用します。

調整可能: Yes

プログラムでの使用

Title を参照してください。

信号の凡例を表示します。凡例にリストされている名前はモデルから取得した信号名です。複数のチャネルをもつ信号の場合、信号名の後ろにチャネル インデックスが追加されます。連続信号には名前の前に直線があり、離散信号には階段状の線があります。

表示する信号を凡例から制御できます。この制御は、[スタイル] パラメーターでの可視性の変更と等価です。スコープの凡例で、信号名をクリックするとそのスコープ内の信号が非表示になります。信号を表示する場合は、信号名を再度クリックします。信号を 1 つのみ表示する場合は信号名を右クリックします。これにより、他のすべての信号が非表示になります。すべての信号を表示するには ESC キーを押します。

メモ

凡例には信号が最初の 20 個のみ表示されます。追加の信号を凡例から表示または制御することはできません。

依存関係

このパラメーターを有効にするには、[ビュー][スペクトル] または [スペクトルとスペクトログラム] に設定します。

プログラムでの使用

ShowLegend を参照してください。

Spectrum Analyzer で内部グリッド線を表示します。

プログラムでの使用

ShowGrid を参照してください。

y 軸の最小値を指定します。

プログラムでの使用

YLimits を参照してください。

y 軸の最大値を指定します。

プログラムでの使用

YLimits を参照してください。

信号の単位を表示するには、(%<SignalUnits>) をラベルに追加します。シミュレーションの開始時に、Simulink は (%SignalUnits) を信号に関連付けられた単位で置き換えます。たとえば、単位が m/s の速度信号の場合、次のように入力します。

Velocity (%<SignalUnits>)

プログラムでの使用

YLabel を参照してください。

スペクトログラムのカラーマップを選択するか、カラーマップの 3 列の行列式を入力します。カラーマップの詳細については、colormap を参照してください。

調整可能: Yes

依存関係

このパラメーターを使用するには、[ビュー][スペクトログラム] または [スペクトルとスペクトログラム] に設定します。

スペクトログラムの色の最小値の信号強度を指定します。

調整可能: Yes

依存関係

このパラメーターを使用するには、[ビュー][スペクトログラム] または [スペクトルとスペクトログラム] に設定します。

プログラムでの使用

ColorLimits を参照してください。

スペクトログラムの色の最大値の信号強度を指定します。

調整可能: Yes

依存関係

このパラメーターを使用するには、[ビュー][スペクトログラム] または [スペクトルとスペクトログラム] に設定します。

プログラムでの使用

ColorLimits を参照してください。

スタイル

[スタイル] ダイアログ ボックスではスペクトル アナライザーの表示方法を制御します。スタイル プロパティを開くには、Spectrum Analyzer のメニューで [ビュー][スタイル] を選択するか、ツール バーのドロップダウンで ボタンを選択します。

スコープの Figure の背景に適用する色を指定します。

[ライン] または [ステム] のどちらのプロットを表示するかを指定します。

プログラムでの使用

PlotType を参照してください。

座標軸の背景に適用する色を指定します。

表示/非表示、ラインのプロパティおよびマーカーのプロパティを変更するチャネルを指定します。

選択したチャネルを表示するかどうかを指定します。このチェック ボックスをオフすると、ラインが非表示になります。スコープの凡例を使用して信号の可視性を変更することもできます。

選択したチャネルのラインのスタイル、幅および色を指定します。

選択したチャネルのデータ点の表示に使用するマークを指定します。このパラメーターは、プロットの 'Marker' プロパティとほぼ同等です。ドロップダウンから任意のマーカー記号を選択できます。

座標軸のスケーリング

[座標軸のスケーリング] ダイアログ ボックスでは、スペクトル アナライザーの座標軸の範囲を制御します。座標軸スケーリングのプロパティを開くには、Spectrum Analyzer のメニューで [ツール][座標軸のスケーリング][座標軸スケーリングのプロパティ] を選択します。

スコープによる Y 軸の自動スケーリングのタイミングを指定します。スペクトログラムが表示される場合は、スコープによる色軸の自動スケーリングのタイミングを指定します。既定の設定では、このパラメーターは [自動] に設定され、スコープは座標軸または色のスケーリング時に Y 軸の範囲を縮小しません。以下のオプションのいずれかを選択します。

  • 自動 — シミュレーションの実行中および実行後に、スコープが必要に応じて座標軸または色をスケーリングします。このオプションを選択すると、[Y 軸範囲を縮小させない] または [色の範囲を縮小させない] が表示されます。

  • 手動 — このオプションを選択すると、スコープは座標軸または色を自動的にスケーリングしません。以下のいずれかの方法で、座標軸または色を手動でスケーリングできます。

    • [ツール][スケーリングのプロパティ] を選択します。

    • ツール バーの座標軸の範囲指定ボタンのいずれかを押します。

    • スコープ Figure がアクティブ ウィンドウのときは Ctrl+A を押します。

  • N 回の更新後 — このオプションを選択すると、指定した回数更新された後にスコープが座標軸または色をスケーリングします。このオプションは、周波数信号の値が短時間ですぐに定常状態に到達する場合に、便利でより効率的です。このオプションを選択すると [更新回数] エディット ボックスが表示され、スケーリング前に待機する更新回数を変更できます。

調整可能: Yes

プログラムでの使用

AxesScaling を参照してください。

このパラメーターを選択すると、座標軸のスケーリング処理中に Y 軸の拡大が可能になります。スペクトログラムが表示される場合は、このパラメーターを選択すると、座標軸のスケーリング処理中に色の範囲の拡大が可能になります。このチェック ボックスをオフにすると、座標軸のスケーリング処理中に y 軸または色の範囲の縮小が可能になります。

依存関係

このパラメーターは、[軸のスケーリング] パラメーターまたは [色のスケーリング] パラメーターに対して [自動] を選択した場合のみ表示されます。[座標軸のスケーリング] または [色のスケーリング] パラメーターが [手動] または [N 回の更新後] に設定されている場合は、y 軸または色の範囲を縮小できます。

座標軸のスケーリングをトリガーする更新回数を正の整数で指定します。スペクトログラムが表示される場合は、このパラメーターは色軸のスケーリングをトリガーする更新回数を指定します。

調整可能: Yes

依存関係

このパラメーターは、[座標軸のスケーリング/色のスケーリング][N 回の更新後] に設定した場合にのみ表示されます。

プログラムでの使用

AxesScalingNumUpdates を参照してください。

このチェック ボックスをオンにすると、シミュレーションが停止したときに座標軸がスケーリングされます。スペクトログラムが表示される場合は、このチェック ボックスを選択すると、シミュレーションが停止したときに色の範囲がスケーリングされます。y 軸は常にスケーリングされます。x 軸の範囲は、[X 軸の範囲をスケール] チェック ボックスがオンのときのみスケーリングされます。

座標軸のスケーリング時にスコープがデータの表示に使用する座標軸の割合をパーセントで設定します。スペクトログラムが表示される場合は、カラーマップの電力値範囲の割合を設定します。有効な値は 1 ~ 100 です。たとえば、このパラメーターを 100 に設定すると、スコープにより座標軸の範囲がスケーリングされ、座標軸の範囲全体をデータが使用するようになります。このパラメーターを 30 に設定すると、スコープにより y 軸または色の範囲が拡大され、座標軸の範囲の 30% のみをデータが使用するようになります。

調整可能: Yes

スコープで座標軸をスケーリングするときに座標軸に対してデータを整列させる位置を指定します。スペクトログラムが表示される場合は、スコープで色の範囲をスケーリングするときに軸に対してデータを整列させる位置を指定します。CCDF 測定を使用している場合、X 軸も構成可能です。

調整可能: Yes

ブロックの特性

データ型

Boolean | double | enumerated | fixed point | integer | single

直達

いいえ

多次元信号

はい

可変サイズの信号

はい

ゼロクロッシング検出

いいえ

アルゴリズム

すべて展開する

拡張機能

バージョン履歴

R2014b で導入